アパレルECとは?業界の課題と成功させるポイントを紹介
2024.10.31
更新日: 2024.12.9
ネットショップの立ち上げを考えるとき、重要なのがどのプラットフォームを選ぶかという点です。
さまざまなプラットフォームがリリースされているなか、シンプルな操作性と強力な機能を兼ね備えた「Shopify(ショッピファイ)」は、初心者から上級者まで幅広い層のユーザーに支持されています。
Shopifyは世界中で利用され、企業規模に関わらず利用できることも魅力的で、Shopify内のアプリを活用することで利便性を上げながら自由にカスタムできることも人気の理由です。
この記事では、Shopifyの基本概要から特徴、メリット・デメリット、他のプラットフォームとの違い、開設手順まで詳しく解説していきます。
目次
まずはShopifyの概要と特徴について紹介します。
Shopifyは、2006年にカナダで設立されたECプラットフォームで、初心者から上級者まで誰でも簡単にオンラインショップを立ち上げ、運営できる統合的なサービスです。
Shopifyを利用すれば、商品管理や注文管理、顧客対応、販売促進、さらには決済までを一つのシステムで行うことができ、特別なIT知識がなくてもスムーズに始められます。
Shopifyは機能性や利便性の高さとと優れた拡張性や自由度からから、世界中の販売者から選ばれています。
Shopifyが支持される理由は、その柔軟性の高さにあります。
Shopifyのテーマストアには豊富なテンプレートが揃っており、簡単にデザインをカスタマイズできるため、ブランドの個性を打ち出しやすいのが特徴です。
また、Shopifyは公式アプリストアで多様なアプリを提供しており、ショップ運営に必要な機能やツールを自由に追加できます。
例えば、売上分析や在庫管理、顧客対応の自動化、メールマーケティング支援といった機能は、ビジネスの成長に合わせて最適な組み合わせで使用可能です。
さらに、Shopifyは多言語・多通貨に対応しており、グローバル展開を意識した企業にも選ばれています。
ここからはShopifyを利用するメリットについて紹介します。
メリットの多いShopifyの魅力を感じていただけますと幸いです。
Shopifyの管理画面はシンプルでわかりやすく、初心者でも簡単にネットショップを構築できます。
商品登録やページ作成もドラッグ&ドロップの操作で行え、HTMLやCSSといった専門知識がなくても編集が可能です。
「カナダで設立されたプラットフォーム」と聞くと、言語について不安を感じてしまいますが、日本語マニュアルやヘルプセンターも充実しており、初心者にとっても安心して始められるプラットフォームです。
Shopifyでは、数千を超えるアプリと多様なテンプレートが用意されています。
アプリを活用すれば、顧客関係管理(CRM)や広告管理、SEO対策、在庫追跡など、あらゆる分野の業務効率化が可能です。
また、テンプレートも無料から有料まで幅広く揃い、業種やターゲット顧客に合わせて自由にデザインを変更できます。
これにより、自分の理想とする販売のやり方や、そのブランドに適したショップデザインを作り上げることが可能です。
Shopifyは多言語・多通貨対応を標準で備えており、世界中の顧客にリーチできるのが大きな強みです。
地域ごとに異なる言語や通貨での販売ができるため、国際的なビジネス展開を視野に入れている場合には大変有利です。
さらに、国ごとの税率設定や配送ルールも簡単に設定できるため、国内外の販売もスムーズに進められます。
関連記事:ShopifyとBASEを徹底比較!おすすめのネットショップはどっち?
ここからは、Shopifyを利用するデメリットについて紹介します。
メリットだけでなく、デメリットも確認してから利用を検討してくださいね。
ほかのECプラットフォームは無料プランがあるものが多いですが、Shopifyは無料プランがなく、月額料金が必要です。(無料トライアルはあり)
Shopifyの月額プランには「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」といった複数の選択肢があり、それぞれに提供される機能やサポートが異なります。
また、先述したアプリは有料のものが多く、アプリを活用して機能を拡張したり、自由なカスタマイズを求める場合、月額料金とは別にアプリの追加費用が発生することもあるため、総合的な費用は割高になる可能性があります。
Shopifyはカナダ発のプラットフォームであるため、主に英語を基調とした設計がなされており、日本語向けのサポートがやや限られている場合もあります。
やはり日本発のECプラットフォームに比べると、言語の面で少々劣っている面はあります。
そのため、日本語のマニュアルやヘルプページなども用意されていますが、不安に感じる方も多いかもしれません。
まれに詳細なマニュアルやヘルプセンターの情報が英語で提供されることもあるため、日本語サポートが必要な場合には注意が必要です。
これまでShopifyの特徴やメリット・デメリットについて紹介してきましたが、他のECプラットフォームと比べるとどんな違いがあるのでしょうか?
ここからは、同様のECプラットフォーム「BASE」と「STORES」と比較して紹介していきます。
初心者にとって、Shopifyの操作性は簡単ですが、BASEやSTORESもさらにシンプルで無料プランが用意されているため、低コストで始めたい方には向いているでしょう。
ノーコードでページ作成も可能なので、サイト構築に不安を感じている方にも向いています。
費用の面でも、BASEやSTORESは月額料金がかからず、販売ごとに販売手数料を支払うため、小規模なショップ運営を気軽に始められます。
一方で、Shopifyの拡張機能やテーマの豊富さは、ビジネスの規模が大きくなるにつれてその真価を発揮するため、初心者でも成長志向があったり、デザインや機能性にこだわりたい方に向いているといえます。
関連記事:BASEとは?初心者でも簡単にできるネットショップ開設方法を紹介
上級者や専門的なカスタマイズを求めるユーザーにとっては、Shopifyが有利です。
ShopifyはAPI連携も可能で、外部システムとつなげたり、カスタムコードを埋め込んで独自の機能を追加することもできます。
また、豊富なアプリと専門的なサポートが用意されているため、プロフェッショナルなショップ運営や大規模なECサイトに最適です。
関連記事:STORES(ストアーズ)とは?出店方法やメリット・デメリットまで徹底解説!
Shopifyの特徴やメリットデメリットを確認したところで、早速Shopifyでショップ開設を進めていきましょう。
ここかからはShopifyでのネットショップ開設手順について紹介していきます。
Shopify公式サイトにアクセスし、まずは無料トライアルを利用してアカウントを作成します。
登録後、ショップ名や事業形態を入力し、基本設定を行います。
ここでは通貨や言語の設定もできるため、国内外の顧客に対応したショップづくりの準備が整います。
アカウント作成後、次はショップのデザインを決定します。
管理画面内「オンラインストア」から「テーマ」を選択すると、ショップのデザインを選ぶことができます。
テーマを取り扱っているテーマストアには無料および有料テーマが多く揃っており、業種やターゲット顧客に合ったデザインを選択できます。
テーマを選んだあと「カスタマイズ」を選択すると、選んだテーマのHTMLやCSSを編集することができ、さらに細かくカスタマイズ可能です。
テーマとHTML、CSSを上手く活用することで、ブランドの個性を際立たせるショップデザインが実現します。
ページのカスタマイズができたら、早速商品を登録していきましょう。
管理画面左側「商品管理」から「商品を追加」を選択すると、商品の説明、写真、価格、バリエーション(サイズ・色など)を入力することができます。
写真は高品質なものを使用することが推奨されており、複数の画像を用意することで、顧客が商品の詳細を理解しやすくなります。
また、商品が多い場合にはカテゴリー分けをして、顧客が目的の商品を見つけやすいようにすると利便性が向上するでしょう。
商品情報を入力し終わったら「販売チャネル」を選択、ステータスを「公開中」にして保存するだけで、商品の登録は完了です。
Shopifyは、ネットショップを本格的に運営したいと考えている方にとって、信頼性と機能性の高いプラットフォームです。初心者でも使いやすく、上級者が求める高度なカスタマイズや拡張も可能であるため、成長志向のあるビジネスに最適です。この記事を参考に、あなたもShopifyを活用して成功するネットショップを立ち上げましょう。
もしShopifyでのショップ開設に不安がある場合、ピュアフラットにサポートを依頼することで、スムーズな開設と運営が可能です。
ピュアフラットはShopifyはもちろん、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング等の大手ECモールなど、ネットの販売に特化したコンサル会社です。
これからShopifyでネットショップ開設を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、現在Shopifyで販売しているが売上に伸び悩んでいる方、広告運用などにお困りの方は、無料の店舗診断も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Shopifyのトライアル期間はどのくらいありますか?
無料トライアル期間は3日とされています。3日のトライアルにクレジットカード等の登録は不要なので、安心してお使いいただけます。
ShopifyでECサイトを構築するにはどのくらいの期間がかかりますか?
平均的に1~2ヶ月、運用テストに半月程度かかり、合わせ1.5~2.5ヶ月ほどで構築することができます。
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。