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ShopifyとBASEを徹底比較!おすすめのネットショップはどっち?

更新日: 2024.12.9

カテゴリ:  ECサイト

ShopifyとBASEを徹底比較!おすすめのネットショップはどっち?

ECサイトを開設するにあたり、作業効率を高めたい場合はプラットフォームの利用を強くお勧めします。
昨今日本ではShopifyとBASEの需要は高まっており、利用することでサイト運営に成功している企業もあります。

 

しかし、「比較したいけど詳細がわからない」
「自社に適したプラットフォームはどれだろう」という方も多いでしょう。

 

本記事は、ShopifyとBASEの料金面や使える機能などを紹介します。最後まで読むことで、自社に適したプラットフォームが選べるようになるため、ぜひ参考にしてください。

ShopifyとBASEの特徴とは?

ShopifyとBASEの特徴とは?

ここでは、ShopifyとBASEの特徴について解説していきます。

この2社は、現在需要が高まってきており、目的などによっておすすめとなる機能が異なるプラットフォームです。

それぞれの違いを理解して、自社が目指すECサイト作りができるようにしましょう。

 

 

以下のでは、ECサイトの作り方について解説しているので、参考にしてください。

関連記事:ECサイトを立ち上げたい方必見!ECサイトの作り方とおすすめの出店先

Shopifyの特徴

Shopifyとは、カナダの企業が提供しているECサイトのプラットフォームです。2017年に日本法人が作られ、現在は175カ国の100万ショップ以上で導入されています。

 

Shopifyは19カ国語対応しており、カスタマイズ性にも優れているため、ワールドワイドなECサイト作りにおすすめです。

BASEの特徴

BASEは、テレビのCMでも流されるなど、日本国内での認知度が高いプラットフォームです。必要な機能を備えており、操作がシンプルになっているため、始めるまでの準備期間がそれほど必要ありません。

 

また、年会費や月額料金が0円ということから、コスト的な面からみても気軽に始められるようになっています。

ShopifyとBASEの料金比較

ここでは、ShopifyとBASEの初期費用と月額費用の比較を行います。

Shopify BASE
初期費用 0円 0円

初期費用は2社とも0円でお手軽に始められるようになっています。

以下の記事では、ECサイト構築にかかる費用の相場について解説しているので、参考にしてください。

 

関連記事:ECサイトを構築する費用相場は?ECサイト構築の手順と必要なこと

月額利用料金の比較

ここでは、ShopifyとBASEの月額利用料金の比較を行います。

Shopify BASE
月額費用
  • ベーシック:4,850円
  • スタンダード:13,500円
  • プレミアム:58,500円
  • Shopify Plus:2,500or0.4%

(米$)

  • スタンダードプラン:0円
  • グロースプラン:16,580円

Shopifyは4つのプランから選べるようになっており、使える機能に応じて金額が高くなるシステムです。

BASEは、スタンダードプランは0円となっており、初めて機能を利用する方向けの内容となっています。売り上げが上がってきたり、操作感になれてきたりした方は、グロースプランに登録しさまざまなサービスを利用しましょう。

各種手数料の比較

ここでは、各種手数料の比較を行います。

Shopify BASE
決済手数料 3.25~3.9%
  • スタンダードプラン:3.6%
  • グロースプラン:2.9%

※商品が売れたとき

取引手数料 0.6~2% 3%
入金手数料 0円
  • 2万円未満:750円
  • 2万円以上:250円
入金サイクル 毎週金曜日 振込申請から10営業日

Shopifyの決済手数料に幅があるのは、使用するクレジットカードの種類やプランによって異なるためです。

手数料が低いカードは日本のオンラインクレジットカードで、手数料が高いカードは海外のオンラインクレジットカードとなります。プランのグレードが上がるにつれて手数料が安くなっていく仕組みです。

BASEもShopify同様、プランのグレードが上がるにつれて手数料が安くなります。

料金面を判断基準に取り入れると、売り上げが10万円以上見込めるのであればShopifyがおすすめです。

入金サイクルを自由なタイミングで調整したい方は、BASEを選択してもいいでしょう。

ShopifyとBASEの機能比較

ここでは、ShopifyとBASEの機能を以下の項目で比較していきます。

  • サイト構築機能
  • 集客機能
  • 販促機能
  • 決済方法

利用するにあたって、コストに見合った機能が備わっているかどうかは重要な項目です。一つずつ解説していくので、参考にしてください。

サイト構築機能

ShopifyとBASEのサイト構築機能は、以下のような違いがあります。

Shopify BASE
テンプレート 80種類以上
  • 無料:22種類
  • 有料:80種類以上
商品登録数 無制限 無制限

ShopifyとBASEのテンプレート数や商品登録数に、それほど大きな違いはありません。

BASEの有料版では、デザインを買い取りとなるため追加料金がかからなくなっています。クリエイターによってデザインされたものを使用するため、好きなものを選ぶだけで始められます。無料版では、1から好きなようにデザインの制限なくテーマの作成が可能です。

ShopifyもBASEと同様、すでにデザインされたテーマをそのまま使用できます。カスタマイズする場合は、HTMLやLiquidの追加や、テーマコードの編集などの作業が必要です。

集客機能

ShopifyとBASEの集客機能は、以下のような違いがあります。

Shopify BASE
SNS連携
  • Facebook
  • Instagram
  • X
  • LINE公式
  • TikTok
  • Pinterest
  • Facebook
  • Instagram
  • X
  • LINE公式
  • TikTok
  • Ameba
販売チャネル
  • Google
  • Messenger
  • 楽天市場
  • Shopアプリ
  • Linkpop
  • カスタムストアフロント
  • 実店舗販売
  • 卸売販売
  • Google
  • YouTube
  • note

ShopifyとBASEともに、SNS連携でユーザーが多いFacebookやInstagram、Xに対応しています。スマートフォンからのアクセスを見越した戦略を考えている方は、チェックしておきたい項目です。

SEO対策では、メタディスクリプションを2社とも設定できるようになっています。タイトルタグも設定できるため、GoogleやYahoo!で上位表示を狙う場合は、ぜひ設定しておきましょう。

販促機能

ShopifyとBASEの販促機能は、以下のような違いがあります。

Shopify BASE
共通した機能
  • 値引き
  • クーポン
  • 再入荷通知
  • デジタルコンテンツ販売
  • 年齢制限
  • 外貨表記
  • 海外発送
異なる機能
  • かご落ち防止
  • 多言語対応(19カ国後対応)
  • 多言語対応(英語)

販促機能は2社とも共通する項目が多く、大きな違いはありません。

Shopifyのかご落ち防止機能は、購入に至らなかった商品を購入につなげる機能です。一定期間経つと、ユーザーに対してメールが配信されるようになっています。

以下の記事では、ECサイトが売れない理由とその対策方法について解説しているので、参考にしてください。

 

関連記事:ECサイトで全く売れない方必読!理由と原因、対策方法を徹底解説

決済方法

ShopifyとBASEの決済方法は、以下の通りです。

Shopify BASE
決済方法
  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • Pay easy決済
  • 銀行振込
  • 代引き決済
  • shop pay
  • KOMOJU
  • PayPal
  • GMO PAYMENT GATEWAY
  • paidy
  • SB Payment Service
  • NP後払い atone
  • DGFT
  • Epsilon by GMO
  • PAYGENT
  • smartpay
  • NP掛け払い
  • Paid
  • あと払いpayID
  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • Pay-easy
  • キャリア決済
  • 銀行振込(三井住友銀行)
  • Amazon Pay
  • Pay Pal

共通した決済方法はあるものの、Shopifyは世界的にも利用しやすいサービスであるため、方法が多めとなっています。

ShopifyとBASEのメリット・デメリット

ShopifyとBASEのメリット・デメリットについて紹介します。

Shopifyのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
  • 手数料が低い
  • アプリによってカスタマイズできる
  • 越境ECが可能
  • ランニングコストがかかる
  • 詳細設定にはHTMLやCSSの知識が必要

Shopifyのメリット・デメリット

Shopifyのメリットは、以下の通りです。

メリット 詳細
手数料が低い Shopifyは、取引手数料と入金手数料がかかりません。
アプリによってカスタマイズできる デザインされたテーマに対して、8,000を超えるアプリから利用することで、自社の戦略に適したサイト作りができるでしょう。
越境ECが可能 Shopifyは多言語対応や決済方法の豊富さから、越境ECの壁を超えやすくなっています。

Shopifyのデメリットは、以下の通りです。

デメリット 詳細
ランニングコストがかかる Shopifyはそれぞれのプランで、月額費用がかかります。
詳細設定にはHTMLやCSSの知識が必要 Shopifyは、サイトのデザインを詳細に設定できますが、その場合はHTMLやCSSの知識が必要となります。これらの知識を持ち合わせていなければ、詳細設定をあきらめるか、外部へ委託の検討が必要となります。

Shopifyは、サイトのデザインを詳細に設定できますが、その場合はHTMLやCSSの知識が必要となります。これらの知識を持ち合わせていなければ、詳細設定をあきらめるか、外部へ委託の検討が必要となります。

BASEのメリット・デメリット

BASEのメリットは、以下の通りです。

メリット 詳細
ランニングコストがほとんどかからない BASEは、ほとんどのサービスを無料で利用できるため、気軽にサイトの開設ができます。
マルイベースマーケットが利用可能 マルイベースマーケットは、マルイに自社の商品をおけるようになるサービスで、販路拡大に活用するといいでしょう。

BASEのデメリットは、以下の通りです。

デメリット 詳細
決済手数料と取引手数料が高い BASEは、商品が売れたときにかかる決済手数料と取引手数料が高めに設定されています。
デザインをあまりカスタマイズできない BASEは、もともとデザインされたテーマをそのまま使用していくため、サイトに独自性を求めている方には向いていないかもしれません。

BASEは、もともとデザインされたテーマをそのまま使用していくため、サイトに独自性を求めている方には向いていないかもしれません。

それぞれのおすすめのケース

それぞれのおすすめのケース

ここまでShopifyとBASEの特徴やメリット・デメリットを比較してきましたが、知れば知るほどどちらを選べばいいかわからなくなってしまう方もいるでしょう。

ここからは、ShopifyとBASEどちらが適しているのか、おすすめのケースを紹介します。

Shopifyがおすすめのケース

Shopifyは、月額料金がかかることもあり、ある程度売り上げの実績があるショップにおすすめです。また、多言語対応やデザイン性の豊富さから、越境ECを検討する場合もおすすめとなります。

必要な知識を習得し、ランニングコストを確保したうえで海外にチャレンジしてみましょう。

BASEがおすすめのケース

BASEは日本になじみのサービスであるため、日本でECサイトを運営していくのであればおすすめです。サポート体制は、国内であれば対応しやすくなっています。

ランニングコストが比較的かからず、専門的な知識も必要ないため、初めてECサイトを開設するときなどにおすすめとなっています。

まとめ

Shopifyは、海外進出向けのサービスで、ある程度の売り上げが見込める場合に取り入れるといいでしょう。より売り上げを出していくのであれば、サイトのデザインを個別にカスタマイズするなどの工夫も必要です。

BASEは、国内出店向けのサービスで、操作感のしやすさやサポート体制が整っているため、ECサイト初心者でも安心して利用できます。ランニングコストはほとんどかからないため、コスト面を気にするのであればおすすめです。

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ピュアフラットでは、EC運営代行業務も承っております。「便利な機能をうまく使いこなしたいけど導入までのハードルが高い」「どのような準備が必要なのかわからない」

このような悩みをお持ちの方は、お気軽にピュアフラットまでご相談ください。

 

また、現在BASEやShopifyで運用していて売上に悩んでいる方、サイトの移行を検討している方には無料店舗診断も用意しております。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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ShopifyとBASEに関するよくある質問

  • Shopifyは日本で何店舗導入されていますか?

  • Shopifyはカナダ発のECプラットフォームで、2017年から日本に参入しました。Store Leadsの調査によると、2023年8月時点でShopifyの国内で導入されている店舗数は30,376店舗といわれています。 業界別に見ていくと、アパレル業界が最も多く、次に食品・飲料業界へ導入されています。低コストで本格的なECサイト運営ができることから、今後も国内における導入数は増加していくでしょう。

  • BASEがもっとも活用されている地域はどこですか?

  • BASEは国内で160万以上のショップが、開設のために利用しており、現在もその数を増やしています。BASEが行った2021年10月31日時点での、ネットショップ開設割合の都道府県別の調査では以下のような順位となりました。 1位:東京都 2位:沖縄県 3位:大阪府 4位:京都府 5位:福岡県 TOP5以外にも、人口順位に対するネットショップ開設割合の順位は、奈良県、山梨県、和歌山県が上昇しており、今後もより活発になっていくと予想されます。

監修者情報

監修者情報

柴田 達郎

株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。

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