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Amazonの出品方法は?法人・個人向けに初心者でも分かりやすく解説!

更新日: 2024.4.17

カテゴリ:  Amazon

Amazonの出品方法は?法人・個人向けに初心者でも分かりやすく解説!

「Amazonに出品したいのだけれど、具体的な方法が分からない」

「アカウント登録から出品手順、注意事項まですべてまとまった情報はどこかにないだろうか」

このように考えている方は多いのではないでしょうか。

 

Amazonに自社商品を出品することには、多くのメリットがあります。自社サイトで販売する方法に比べて集客コストが低いことや、配送作業をすべて任せられるシステムが整っていることなどが挙げられます。

 

しかし、アカウントを作成し実際に出品するまでには、やや複雑なプロセスが存在します。一つひとつは難しいものではありませんが、Amazon独自のやり方も含まれているため、各方法を細かくチェックする必要があるのです。

 

本記事は、Amazonに商品を出品する方法を解説します。最後まで読むことで、アカウント作成から商品を発送するまでの流れを、一通り把握できるでしょう。

 

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Amazonで商品を出品するまでの流れ

Amazonで商品を出品するまでの流れ

Amazonで商品を出品するまでの流れをざっくり並べると、以上のようになります。

 
やや複雑な作業となりますが、入力フォームなどはきちんと整備されており、解説を読めば迷うことはありません。以下で説明する手順をしっかり頭に入れておきましょう。

出品用アカウントを作成する

まずは出品用アカウントを作成することから始まります。Amazonで通常の買い物をしている方は、自分はすでにアカウントを持っていると考えるかもしれません。しかし、Amazonでは買い物をするためのアカウントと、出品用のアカウントが異なります。

 

購入用のアカウントを持っていたとしても、それとは別に出品用のアカウントを作成しなければいけません。出品用アカウントの作成は、Amazon公式サイトから行います。

 

アカウント作成の際には、本人確認の手続きを経なければいけません。本人確認に必要な書類は、以下の通りです。

項目 詳細
有効期限内の顔写真入りの身分証明書(右のいずれか1つ)
  • パスポート
  • 運転免許証
180日以内に発行された各種取引明細書(右のいずれか1つ)
  • クレジットカードの利用明細書
  • インターネットバンキングの取引明細
  • 預金通帳の取引明細書
  • 残高証明書
メールアドレス GmailやYahoo!メールでも問題なし
電話番号 携帯電話番号でも問題なし
銀行口座 売上金を受け取る口座

また、正確な住所・氏名やパスワードなども入力する必要があります。すべての入力が終わると、Amazon側で審査が行われます。出品者として問題ないか確認するプロセスです。

 

提出した本人確認書類や、入力した内容に間違いがなければ、3営業日ほどで完了します。審査が終われば、出品用のアカウントが無事に作成されます。

プロフィールを設定する

Amazon出品用のアカウントが登録できたら、次に出品者プロフィールを設定します。出品者プロフィールとは、商品を売買するのに必要な支払い方法や、特定商取引法に関する情報のことです。

 

特定商取引法とは、消費者を守るための法律です。「特商法」と呼ばれることもあります。インターネットで商品を販売するときは、特定商取引法に基づいて、販売元の情報を売り手に分かりやすく伝える必要があるのです。

 

SNSなどのプロフィールとは異なり、好き勝手なフォーマットで設定することはできません。特定商取引法に基づく表示は、以下のようなものです。

項目 具体的な内容
販売業者名 法人であれば会社名を、個人であれば本名や屋号を入力します。
住所 事業を行う住所を入力します。法人なら会社の所在地を設定しましょう。
運営責任者 出品業務における責任者の名前を入力します。法人の場合、必ずしも法人の代表者である必要はありません。
店舗名 Amazonで公開する店舗名を入力します。なお、第三者の商標は使用できません。
電話番号 顧客から問い合わせがあった場合に使用する電話番号を入力します。顧客から見て「お問い合わせはこちら」という名目で記載される電話番号です。

参考:特定商取引法(特商法)及びその他の法令に基づく表示

 

記載漏れや違反があった場合にはアカウント停止の恐れもあるため、しっかりと記載することを心がけましょう。

 

ほかにもプロフィール設定においては、支払い情報も決めておく必要があります。Amazonで売上が立ったり、反対にAmazonに対して保管料などを支払ったりするときに必要となる口座情報などです。

 

以下のような情報を設定する必要があります。

項目 内容
銀行口座 売上金を受け取る銀行口座を設定します。
クレジットカード情報 Amazonの月額費用や広告費を支払うためのクレジットカード情報を設定します。
支払い方法の設定 顧客の支払い方法を設定します。デフォルトではクレジットカード決済のみですが、コンビニ払いや代金引換も追加できます。

なお、2つある出品方法のうち「小口出品」を選んだ場合には、コンビニ決済の設定ができません。

続いて、配送に関する設定を行います。以下のような情報が必要です。

項目 内容
返送先住所 顧客から返品があった場合に使用する住所です。通常は事業所や自宅の住所を設定します
配送設定 自己発送する場合において、配送料を地域別に設定します。ただし、Amazonの倉庫であるFBAを利用する場合は不要です。
お届け日時の設定 商品別に「いつ届けるか」を設定します。

最後に、各種許認可情報を設定します。自分の業種に応じて入力しましょう。

  • 古物商許可証番号営業許可
  • 医薬品販売業許可証番号
  • 通信販売酒類小売業許可証番号
  • 酒類小売業許可証番号
  • 高度管理医療機器販売業許可証番号

出品したい商品を掲載する

出品者プロフィールが設定できたら、実際に出品する商品を登録していきます。出品する商品が「型番商品」か「オリジナル商品」かによって、登録方法が異なることに注意が必要です。

 

型番商品とは、ほかのメーカーなどによって作られた、すでにこの世に存在する商品のことです。オリジナル商品以外はすべて型番商品となります。

 

型番商品を掲載する場合には、商品名やJANコード、型番を入力してAmazon内を検索してみましょう。すでに商品ページが存在する(誰かが商品ページを作成した)場合には、同一の商品ページに相乗り出品が可能です。

 

相乗り出品をするのであれば、自分で商品ページを作る必要がないため、登録作業は非常に簡単です。

一方でオリジナル商品をAmazonに出品する場合には、独自のJANコードや商品名、説明文などを入力し申請を行う必要があります。まだ存在しない商品ページを作成する必要があるため、型番商品を掲載するときと比べて手間はかかるでしょう。

 

オリジナル商品にJANコードがない場合には、サポートセンターに問い合わせてください。製品コード免除の許可を受けられます。

購入されたら商品を出荷する

出品した商品が購入されたら、直ちに顧客のもとに商品を出荷します。

 

Amazonに出品した商品を発送する手段は2つあります。自己発送と、FBAを利用した発送です。自己発送は文字通り自社が管理する倉庫などから発送する方法を指します。一方、FBAを利用した発送とは、Amazon独自の倉庫であるFBA(フルフィルメント・バイ・Amazon)に保管されている商品を出荷する方法のことです。

 

自己発送の場合、商品出荷の手順は以下のようになります。

  1. Amazonのセラーセントラルへログインする
  2. 画面左にある注文管理から「未出荷」を選択する
  3. 出荷する商品の納品書を印刷する
  4. 納品書の上部にあるラベルを商品に貼付し、商品と納品書を梱包する
  5. 梱包した商品を配送業者へ持ち込む、あるいは集荷してもらって商品を発送する
  6. 「出荷通知を送信」をクリックする
  7. 出荷日や発送方法、トラッキング番号などを入力し「出荷通知を送信」をクリックする

一方でFBAから商品を発送する場合には、以下のような手順を踏みます。

  1. Amazonのセラーセントラルへログインする
  2. 「在庫管理」をクリックする
  3. 登録済みの商品一覧の中から、発送する商品にチェックを入れる
  4. 「納品手続きに進む」をクリックする
  5. 「危険物情報を追加」において項目を入力する必要がある場合は入力する
  6. 「保存して次へ進む」をクリックする
  7. 納品プランと梱包タイプを選択し「続ける」をクリックする
  8. 納品する数量を入力し「続ける」をクリックする
  9. ラベル貼付の項目で「出品者で行う」あるいは「Amazonで行う」を選択(Amazonで行う場合は有料)
  10. 「ラベルを印刷する」を選択しクリック、PDFファイルを開く
  11. PDFファイルの内容に問題がなければプリンターで印刷する
  12. 商品ラベルを印刷し、商品にラベルを貼付する
  13. ラベルを貼ったら段ボールへ梱包し「続ける」を選択、納品先を確認後「承認して次へ」をクリックする
  14. 「納品作業を続ける」をクリックする
  15. 配送業者と配送方法、輸送箱数を選択し項目を入力する
  16. 印刷用紙の項目で「空白の長方形ラベル」を選択し「配送ラベルを印刷」をクリック、PDFファイルを開く
  17. PDFファイルの内容に問題なければプリンターで印刷する
  18. 「クリックすると納品が完了します」を選択する
  19. 配送ラベルを貼付した段ボールを配送業者へ持ち込む、あるいは集荷してもらって商品を発送する

Amazonの出品にかかる費用

Amazonの出品にかかる費用

Amazonで商品を出品するにあたっては、Amazon特有の費用がかかります。具体的には以上のような費用です。

 

設定や商品ごとに大きく異なる部分も大きいので、事前にしっかり把握しておくことが大切です。自社商品にどれくらいの費用がかかるのかを把握していないと、想定していた利益が出ない恐れがあります。

 

以下の解説を参考にして、自社商品をいくらに設定したとき、どれくらいの利益が出るのかを掴んでおきましょう。

 

参考:料金プラン、配送手数料、料金シミュレーター | Amazon出品サービスの料金

月間登録料・基本成約料

Amazonで商品を出品する手段としては、アカウント作成時に設定する「大口出品」「小口出品」の2種類があります。文字通り、大口出品は大量の商品を出品するのに向いており、小口出品は反対の特徴を備えています。

 

大口出品と小口出品は、月額費用のかかり方が根本から異なるため、違いをしっかり理解しておくことが重要です。具体的には以下のような違いがあります。

項目 大口出品 小口出品
月間登録料 4,900円 無料
基本成約料 無料 100円/回

大口出品は、1ヶ月間まったく注文が入らなくても4,900円を支払う必要があります。一方の小口出品は、注文ごとに成約料を取る仕組みであるため、何も売れなければAmazonに支払う費用も発生しません。

 

単純計算で、月に50個以上の商品を販売するのであれば、大口出品のほうが費用がかからないことになります。

 

また本項の趣旨から少し離れますが、大口出品のほうがショッピングカートを獲得しやすいという特徴も覚えておくべきです。

 

「カートを獲得する」とは、1つの商品ページに複数の業者が相乗りしている状態において、最もクリックされやすい位置に自社商品が表示されることを指します。カート獲得は大口出品に優先的に回されるため、小口出品では厳しいと理解しておきましょう。

販売手数料

販売手数料とは、商品が1つ売れるごとにAmazonに支払わねばならない手数料のことです。大口出品・小口出品のいずれであっても、1つ売れるごとに支払うルールは変わりません。

 

商品のカテゴリーごとに数字が異なっており、正確な利益率を計算するには、自社商品のカテゴリーがどのような設定になっているかを把握しておく必要があります。

 

販売手数料は以下の表のように設定されています。

カテゴリー 販売手数料の割合 最低販売手数料
15% なし
DVD 15% なし
ビデオ 15% なし
カメラ 8% 30円
パソコン・周辺機器 8% 30円
Amazonデバイス用アクセサリー 45% 30円
楽器・オーディオ 10% 30円
ドラッグストア ・1商品の売上合計が1,500円以下の場合は8%
・1商品の売上合計が1,500円超の場合は10%
30円
ビューティー ・1商品の売上合計が1,500円以下の場合は8%
・1商品の売上合計が1,500円超の場合は10%
30円
スポーツ&アウトドア 10% 30円
カー&バイク用品 10% 30円
おもちゃ&ホビー 10% 30円
TVゲーム 15% なし
PCソフト 15% なし
ペット用品 ・1商品の売上合計が1,500円以下の場合は8%
・1商品の売上合計が1,500円超の場合は15%
30円
文房具・オフィス用品 15% 30円
ホーム&キッチン 15% 30円
生活・キッチン家電 10% 30円
浄水器・整水器 10% 30円
大型家電 8% 30円
DIY・工具 15% 30円
産業・研究開発用品 15% 30円
食品&飲料 ・1商品の売上合計が1,500円以下の場合は8%
・1商品の売上合計が1,500円超の場合は10%
なし
腕時計 15% 30円
ジュエリー ・1商品の売上合計が10,000円以下の場合は10%
・1商品の売上合計が10,000円を超える部分は6%
30円
ベビー&マタニティ ・1商品の売上合計が1,500円以下の場合は8%
・1商品の売上合計が1,500円超の場合は15%
30円
服&ファッション小物 ・1商品の売上合計が3,000円以下の場合は12%
・1商品の売上合計が3,000円を超える部分は8%
30円
シューズ&バック ・1商品の売上合計が7,500円以下の場合は12%
・1商品の売上合計が7,500円を超える部分は6%
30円
その他のカテゴリー 15% 30円

カテゴリーごとの販売手数料

本やCDといったメディア商品を販売する場合には、前項の販売手数料に加えて、カテゴリー別の手数料を支払わなければいけません。

 

具体的な金額は以下のように設定されています(日本国内の設定)。

商品タイプ カテゴリー別手数料
80円
ミュージック 140円
DVD 140円
ビデオ(VHS) 140円

カテゴリーごとの販売手数料や仕組みは、大口出品でも小口出品でも変わりません。1つ商品が売れるごとに課されます。

配送料

配送料とは文字通り、商品を購入者に届けるために必要な送料のことです。自社発送の場合と、FBAを利用した場合とで分けて考える必要があります。

 

〈自社発送の場合〉

自社発送の場合は、大口出品プランの出品者は独自の配送料を設定できます。ただし本、ミュージック、ビデオ、DVD商品に限り、以下の金額がかかります。

商品タイプ カテゴリー別手数料
262円
ミュージック 356円
ビデオ 398円
DVD 356円

また、小口出品者の場合は、以下の金額がかかります。

商品タイプ カテゴリー別手数料
262円
CD、レコード 356円
ビデオ 398円
DVD 356円
TVゲーム 356円
PCソフト&コンピューターゲーム 356円
おもちゃ&ホビー 524円
ドラッグストア 524円
ベビー&マタニティ 524円
その他のカテゴリー 472円+53円(1kgあたり)

〈FBAを利用した場合〉

FBAを利用して販売する場合、配送手数料は商品の大きさと重量によって異なります。「小型」「標準」「大型」「特大」の4種類があり、それぞれ以下の手数料が設定されています。

 

【小型】

大きさが25cm×18cm×2.0cm以下、重さが250g以下で288円です。

 

【標準】

寸法 発送重量 配送代行手数料
35cm×30cm×3.3cm以内 1kg以内 318円
40cm以内 2kg以内 434円
50cm以内 465円
60cm以内 485円
80cm以内 5kg以内 514円
100cm以内 9kg以内 603円

【大型】

寸法 発送重量 発送代行手数料
60cm以下 2kg以下 589円
80cm以下 5kg以下 712円
100cm以下 10kg以下 815円
120cm以下 15kg以下 975円
140cm以下 20kg以下 1,020円
160cm以下 25kg以下 1,100円
180cm以下 30kg以下 1,532円
200cm以下 40kg以下 1,756円

【特大】

寸法 発送重量 発送代行手数料
200cm以下 50kg以内 2,755円
220cm以下 3,573円
240cm以下 4,996円
260cm以下 5,625円

その他の手数料

FBAにおいて在庫を長期保管する場合や、商品を返送してもらう場合などにも、別途手数料がかかります。以下のようなものが挙げられます。

項目 内容 手数料
大量出品手数料 メディア以外の商品を大量出品しているにもかかわらず、12ヶ月販売実績がない場合に発生する 商品1点につき月額0.05円
長期在庫保管手数料 FBAの保管期間が365日を超えた場合に発生する 10cm×10cm×10cmあたり17.773円
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Amazonで商品を出品するメリット

Amazonに商品を出品するメリットとしては、主に以下の5つが挙げられます。

  • 海外向けに商品を販売できる
  • 個人でも法人でも出品できる
  • FBA納品代行が利用できる
  • 楽天市場よりも出店費用が安い
  • 売上金の入金が早い

いずれもAmazonならではのものであり、ほかのECサイトより優れている点といえるでしょう。順番に見ていきます。

海外向けに商品を販売できる

Amazonは世界的に認知度が高く、さまざまな国の人々が自由に注文できる仕組みになっています。

 

日本のAmazonサイトは「amazon.co.jp」であり、アメリカのAmazonサイトは「amazon.com」です。しかし、日本のAmazonサイトに掲載されている商品を、海外在住のAmazonユーザーが購入することも可能となっています。

 

したがって、日本のAmazonサイトに商品を出品することは、それだけで世界中の顧客を相手に商品を販売していることになります。

 

また、日本の企業や個人事業主だからといって、必ずしも日本のAmazonサイトに出品しなければならないわけではありません。日本やアメリカだけでなくイギリス、ドイツといった国にもAmazonのサイトはあり、各国の出品用アカウントを取得して、現地サイトで商品を出品することも可能です。

個人でも法人でも出品できる

楽天市場は個人の副業として出店する行為を禁止していますが、Amazonであれば出店できます。比較的自由に出品できるのは大きなメリットといえるでしょう。

 

ただし出品の際には出品用アカウントを取得する必要があり、アカウント取得のためには身分を明らかにしなければいけません。個人の場合は本名や屋号、法人の場合は登記簿謄本の用意と13桁の法人番号を提出することが求められます。

FBA納品代行が利用できる

Amazonは巨大な倉庫をいくつも抱えています。FBA(フルフィルメント・バイ・Amazon)と呼ばれており、出品者は誰でもFBAを利用可能です。

 

FBAに商品を納品することで、商品販売に必要な作業をAmazonに依頼できます。具体的には以下のような作業から解放されます。

  • 在庫管理
  • 商品の梱包
  • 商品の発送

特に、人的リソースに余裕のない中小企業や個人事業主にとっては、FBAの利用は大きなメリットを生み出すでしょう。例えば、工場に依頼して作った商品を直接FBAに納品することで、商品を一度も自分で抱えることなく販売することも可能です。

楽天市場よりも出店費用が安い

例えば楽天市場に出店する場合、出店費用で毎月10万円ほどかかることもあり得ます。しかしAmazonであれば、大口出品でも月額4,900円です。

 

商品をたくさん売りたい企業にとって、Amazonを選んだほうが出品手数料を抑えられます。

売上金の入金が早い

Amazonは、14日ごとに売上が入金されます。一般的なECサイトの売上金の入金サイクルが「月末締め、翌月末入金」であることと比べると、非常にスピーディーであるといえるでしょう。資金繰りが苦しいときに助けられることもあるはずです。

 

Amazonの入金サイクルは、FBAを利用しているか否か、大口出品か小口出品かといったことは関係ありません。また、振込手数料についてはAmazonの負担です。

 

参考:支払金の受け取り|Amazon

Amazonで商品を出品する際の注意点

Amazonで商品を出品することには多くのメリットがありますが、デメリットがないわけではありません。以下のような点に注意する必要があります。

  • 価格競争が起きやすい
  • 独自性を出すのが難しい
  • 販売手数料が高い
  • 出品禁止・制限商品がある

それぞれ解説します。

価格競争が起きやすい

Amazonは非常に出品しやすいECサイトです。あまりコストをかけずに誰でも出品できるのが大きな魅力となっています。

 

しかし、誰でも出品できるということは、ライバルが多いということでもあります。似たような商品を誰もが出品できる結果として、価格競争が起こりやすくなります。自社店舗を持たないシステムであるためファンやリピーターを作ることが難しく、価格面で勝負せざるを得ない場面が多くなるからです。

 

価格競争に巻き込まれないためには、商品をしっかり差別化するなど、戦略的なアプローチが求められます。

独自性を出すのが難しい

Amazonはほかの多くのECサイトと違い、自社のページを構築しない仕組みになっています。ユーザーは商品を購入するにあたって「〇〇のショップで購入する」といった意識を持ちません。「Amazonで購入する」という意識で商品を注文します。

 

したがって、自社の独自性をアピールすることが非常に難しいといえます。

 

楽天市場であれば、サイトのデザインを比較的自由に編集できるため、ショップのイメージを全面に打ち出すことは難しくありません。独自性を出すことの難しさは、Amazonならではの課題であるといえるでしょう。

販売手数料が高い

Amazonは出品用アカウントを作成し商品を出品するまでは、非常に低コストなECサイトです。しかし、商品を販売するにあたっては、それなりの販売手数料を支払わなければいけません。手数料が意外に高いこともあり得るので、注意が必要です。

 

自社発送であれFBA発送であれ、商品が1つ売れるごとに、カテゴリーごとに定められた販売手数料が発生します。細かな規定がありますが、おおむね8~45%に設定されています。

 

また、FBAを利用する場合には、FBA配送代行手数料についても考えなければいけません。

 

上記の手数料は、事前にしっかりとシミュレーションしておく必要があります。販売手数料を差し引いたら思っていた以上に利益が出なかった、という事態も珍しくはないからです。

出品禁止・制限商品がある

Amazonでは、自分の売りたい商品をなんでも出品できるわけではありません。Amazonでは、偽ブランドの商品や盗作商品の出品を防ぐために、出品制限を設定しています。ユーザーを守るためであり、Amazonの信頼を維持するのに重要な対策です。特に実績の少ない出品者は、制限をかけられやすいので注意が必要です。

 

また、当然ながら未承認または無承認無許可医薬部外品・化粧品や危険ドラッグといった違法性が疑われる商品も出品できません。

Amazonの運用でお困りならピュアフラットにご相談を

Amazonは、法人でも個人でも出品できるECサイトです。しかし、出品用アカウントを作成し、実際に商品を販売するまでは、一部煩雑手続きが必要になります。

 

また、出品したからといって必ずしも思うように売れるわけではありません。Amazonで成功するにはAmazon特有のノウハウが必要であり、初心者が競合他社を出し抜いて売上を伸ばすのは、簡単なことではないのが現実です。

 

Amazonを使ったビジネスでお困りの方は、ぜひピュアフラットまでお問い合わせください。

ピュアフラットでは、Amazon特化のコンサルティングサービスを行っています。商品を出品する初期のフェーズから、集客し売上を伸ばすフェーズまで、トータルでお客様をサポートします。初回相談は無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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