Amazon管理画面セラーセントラルの利用方法とは?事前準備から登録方法まで解説
2024.11.25
更新日: 2024.12.9
「Amazonに商品を出品してみたいけれど、複雑そうでよく分からない……」
「商品を売れやすくするには、どんな工夫をすればいいのだろう?」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
Amazonは日本において最大級のECサイトです。インターネットを通じて商品を販売するのであれば、Amazonを利用することも検討したほうがいいでしょう。
しかし、Amazonには特有のルールが存在するため、まったくのゼロから目標通りに売上を伸ばすのはとても難しいことです。商品名や画像に関する規則など、細かいルールをしっかり把握しなければいけません。
本記事では、Amazonに商品登録をする段階から、出品の具体的な手順までの流れを詳しく解説します。さらに、売れるための画像作りや商品名のポイントといった細かな部分に関しても、詳しく紹介します。
目次
Amazonの特徴として、ページがショップ単位ではなく商品単位で構成されていることが挙げられます。出品者は基本的に自分のショップを持たず、商品単体をユーザーに訴求していく形になります。
Amazonで商品登録をするにあたって用意されている手段は、以上の2つです。
参考:1商品ずつの商品登録|Amazon出品大学
新規出品とは、現時点でまだAmazonに出品されていない商品を登録する方法です。まったくゼロの状態から商品ページを作成することになるため、以下のような作業を自力で行う必要があります。
新規出品できるのは「大口出品」でアカウントを作った方のみです。「小口出品」でアカウントを作った方は新規出品ができないので注意してください。
新規出品のメリットとデメリットは、それぞれ以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
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相乗り出品とは、すでにAmazon内に登録されている商品を出品する場合に選ぶ方法です。ほかの出品者が作成した商品ページに、自分も乗っかる形をとるため、相乗り出品と呼ばれています。
相乗り出品のメリットデメリットは、それぞれ以下の通りです。
メリット |
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デメリット |
|
相乗り出品は、最初の登録は楽だけれども、競争が起こるため売上を立てることが難しいです。Amazonにおいて大きな利益を上げたいのであれば、他社が販売していない新規の商品を出品したほうがよいでしょう。
相乗り出品について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:Amazonの相乗り出品とは?相乗り出品で売上を上げる方法まで解説!
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで
一気通貫でマルっと代行・サポートいたします。 下記よりお気軽にご相談ください。
Amazonに商品を登録するには、以下の2つの情報が必須となります。
以下で順番に解説します。
JANコードとは、Japanese Article Numberを略したものです。国内で流通している商品のほとんどに割り当てられている、共通の商品管理コードのことです。
Amazonにおいては、基本的にはJANコードを持った商品しか登録できません。したがって、まずは取り扱う商品に関してJANコードを取得する必要があります。JANコードは「一般財団法人流通システム開発センター」に申請することで得られます。
ただし例外的に、JANコードがない商品であっても「コード免除申請」をすることで、ブランド情報のみで登録できるようになります。また、ジュエリーカテゴリーの商品は、製品コードがなくても出品可能です。
参考:製品コード免除の申請方法|Amazon出品大学
メーカー型番とは、製造元部品番号のことです。メーカーがそれぞれの商品に付与している型番や品番、製品番号などのことを指します。
通常は商品に印字されているため、判別するのに苦労はかからないでしょう。分からない場合にはメーカーに問い合わせましょう。
Amazonに商品を登録する際には、基本的にメーカー型番を入力しなければいけません。商品ページを登録する際に記入する項目の中に、メーカー型番も含まれています。
参考:1商品ずつの商品登録|Amazon出品大学
Amazonで新規出品を登録する手順は、それほどややこしいものではありませんが、作業工程の数は少なくありません。以下で詳しく解説します。
参考:1商品ずつの商品登録|Amazon出品大学
まずは「seller central」にログインします。seller centralは商品の出品に限らず、運用に関するさまざまな手続きを行うページであるため、操作には慣れておきましょう。
以下の手順で商品の情報を入力しましょう。
1)出品する商品が既にAmazon内にあるか、再度確認します。「Amazonのカタログから商品を検索する」の下のボックスに、出品したい商品の名前、製品コードなどを入力しましょう。検索して商品が見つからなければ、新規で商品を作成することになります。
2)商品のカテゴリーを選択し、商品の「識別情報」を入力します。主に以下の情報が必要です。
3)次に「画像」を登録します。メイン画像とサブ画像を入力しましょう。
4)次に「説明」を登録します。箇条書きで端的に商品の詳細を書きましょう。
5)次に「商品の詳細」を登録します。「検索キーワード」にはユーザーが検索しそうなキーワードを入力しましょう。
6)商品にサイズや色など、バリエーションのある場合は「バリエーション」タブで設定します。「バリエーションを登録」にて、事前にオプションを入力しましょう。これで商品の登録は完了です。
Amazon内に、すでに商品ページが存在する商品を出品する場合は、相乗り出品を選びます。新規出品に比べると、商品情報についての項目を埋める必要がないため、手間はかかりません。以下で必要な作業を順に解説します。
まずはseller centralにログインし、出品したい商品を検索します。商品の名前、製品コードなどを入力して、商品があるか確認しましょう。
検索結果に該当商品が出たら「出品する」をクリックします。
相乗りするべき商品ページが見つかったら、以下のような情報を登録していきます。
入力が終わったら「保存して終了」を押します。「ご登録の商品はAmazonに出品されました。」と表示されれば、作業完了です。
ほとんどの場面において、Amazonの商品登録は比較的容易に完結できます。しかし、いくつか注意すべき点があります。例えば以上の2点には注意が必要です。
取り扱う商品によっては、しっかり把握しないといけません。以下の解説を読んでしっかり把握しておいてください。
Amazonには、数多くの商品カテゴリーが用意されています。ほとんどは自由に選択できるものですが、一部のカテゴリーに商品を設定するには、出品許可申請を取らなければいけないことに注意が必要です。
出品の際に制限を解除してもらうために出品者が行うのが、出品許可申請です。以下に出品許可が必要なカテゴリーを抜粋します。
他社のブランド物を出品する場合には、卸業者の請求書を用意する必要があります。請求書がなければ出品許可が下りません。
ブランド物に出品制限が設けられる理由は、偽物の氾濫を防止することにあります。正規品を扱う卸業者から仕入れたという証明ができるようにしましょう。
Amazonに商品を出品する際には、どのような商品名でもよいわけではありません。いくつかの細かい条件が設定されており、すべてを満たす必要があります。
まず基本ルールとして、商品名は以下の形式で登録することが推奨されます。
さらに加えて、以下の5つのルールを守る必要もあります。
上記5つについて、以下で詳しく解説します。
参考:商品名のガイドライン|Amazon
参考:商品を登録|Amazon
商品名に、関連するキーワードを付け加える戦略があります。商品に関連するキーワードで検索したユーザーに対し、積極的に商品をアピールする手段として有効といわれています。
複数のキーワードを商品名に用いる場合には、必ず半角スペースで区切らなければいけません。全角スペースやカンマなどは許可されていないので、注意してください。
Amazonの商品名は、どの文字を全角にするか、半角にするかが明確に定められています。以下の3つの文字については、必ず半角を使用しなければいけません。
特にスペースに関しては、使用しているフォントによっては全角と半角を間違えやすいため、登録する前にきちんと確認しましょう。
Amazonに登録する商品名は、全角80文字以内に収められていなければいけません。
Amazonに商品を登録する際には、メインとなる商品名だけでなくメーカー名や型番なども記載することがよくあります。できるだけ具体的な情報をユーザーに示そうとすると、全角80文字の制限に意外と早く到達するので注意が必要です。
半角カタカナは「アイウエオ」などの文字のことですが、使用禁止です。カタカナを使う場合には全角でなければいけません。
特殊文字や機種依存文字とは、©や①などのことです。ディバイスによって見え方が異なる可能性があるため、Amazonにおいては商品名として使用することが許可されていません。
ただし、メーカー名やブランド名、商品名などの正式名称に上記が含まれる場合には、例外的に使用が許されています。
景表法(景品表示法)とは、一般消費者を保護する目的で制定された法律です。
不当な広告や表示を禁止したり、景品の提供などの制限をしたりすることで、消費者が正しく商品やサービスを選べることを目的としています。
景表法に違反する可能性があるキーワードも、使用禁止とされています。Amazonにおいて景表法に関連して禁止されている表現とは、例えば以下のようなものです。
なお、最上級の表現に関しては、客観的事実に基づく具体的根拠を提出できれば、許可されるケースもあります。
商品名をどのように設定するかによって、Amazonでの売れやすさは変わってきます。売れやすくなる商品名のポイントとしては、主に以下の2つが挙げられます。
もし、商品名について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せて参考にしてください。
関連記事:Amazonの商品名の決め方は?必要な要素やルールを解説
ビッグキーワードとは、検索回数が多いキーワードのことです。例えば「Tシャツ」がビッグキーワードであり、「おもしろTシャツ」などがスモールキーワードになります。
Amazonにおいて商品を検索上位に表示させたい場合、ビッグキーワードを商品名の左、つまり先頭に近い位置に寄せることが、効果的とされています。
Amazonの商品名には、特定の時期に狙いを定めたキーワードを入れられます。
季節や行事に関するキーワードを含めることで、季節ごとのイベントに合わせた商品を検索上位に表示させることが可能です。
例えば「母の日ギフト」「卒業式」「忘年会」「バレンタイン」などが挙げられます。
Amazonの商品ページには、商品の魅力を伝えるための画像を用いることが許されています。しかし、どのような画像でもOKというわけではなく、やはりここにもルールが存在することに注意が必要です。
メイン画像とサブ画像それぞれにルールがあるので、具体的に解説します。
参考:メイン画像・サブ画像について|Amazon出品大学
なお、商品画像について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:Amazon出品に欠かせない商品画像の設定ポイント!【出品者必見】
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで
一気通貫でマルっと代行・サポートいたします。 下記よりお気軽にご相談ください。
メイン画像とは、文字通り商品の顔となる代表的な画像のことです。商品ページにはメイン画像とサブ画像を合わせて、合計9枚掲載できます。メイン画像は検索結果などにも表示される最も重要な画像となります。
メイン画像には、以下のようなルールがあります。
サブ画像とは、商品についてより詳細に視覚的説明を加えるための画像のことです。合計8枚のサブ画像を登録でき、メイン画像に比べるとルールが少ないです。
サブ画像のルールは以下のようなものです。
メイン画像ではNGだった以下の項目が、サブ画像ではOKとなります。
より自由なレイアウトやデザインが許可されており、さまざまなアイディアで商品の魅力をユーザーに伝えることが可能となっています。
Amazonにおいては、商品画像の出来次第で売上が大きく変わってきます。Amazonで売りやすくなる画像のポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。
順番に解説します。
Amazonでは、商品1つにつき1つの動画をアップロードできます。商品の具体的な使い方などは、静止画よりも動画の方が伝えやすいため、有効に活用するべきです。
例えばホコリを取るクリーナーなどの場合には、動画を使って実際に埃を吸い取っている様子を紹介することで、性能をより分かりやすくアピールすることが可能となるでしょう。
商品を複数の角度から撮影することも、売上をアップさせるコツの1つです。ECサイトは実店舗と違って、商品を実際に手に取って選べません。
ユーザーは常に「自分のイメージと実際の商品が違うかもしれない」という不安を持っています。商品ページはその不安を拭うために、商品に関するリアリティのある情報を提供しなければいけません。
特に靴や服のような、デザインが重要な商品においては、さまざまな方向から撮影された画像をアップすると、魅力が伝わるでしょう。
商品画像を登録する際は、なるべく1,000px以上のサイズのものを使うようにしましょう。このサイズを超えた画像に関しては、ユーザーが画像を拡大して閲覧できるようになるからです。
商品画像を拡大してしっかり確かめたいと考えるユーザーは、購買意欲の高いユーザーであると推測されます。より詳細な商品情報を提供することで、購入への導線を強めることができ、売上アップに繋がるでしょう。
サブ画像で、商品を利用しているところを見せるのも効果的です。特に道具として使う商品に効果的でしょう。
利用しているところを見せることは、ユーザーに対して「自分が使っている姿」をイメージさせることでもあります。ユーザーがその商品を自分ごととして捉えることができて、購入に至る可能性が高まります。
ファッション系の商品であれば、サイズ感や使用感が分かるように見せ方を工夫するのもポイントです。
本記事ではAmazonの商品登録について解説しました。Amazonには商品登録だけでも細かなルールや特殊なノウハウが数多く存在します。まったくの初心者が戦う場所として厳しいものがあるのも事実です。
Amazonの商品登録でお悩みの方は、ぜひピュアフラットまでお問い合わせください。
ピュアフラットは、Amazonで自社商品を販売したいと考えている方に向けて、コンサルティングサービスを提供しています。
初めてAmazonに挑戦するという初心者の方でも着実に売上を伸ばせるよう、豊富なノウハウにもとづいてアドバイスします。
ご相談は無料となっておりますので、Amazonで成功したい方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
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