更新日:2023.10.12
Amazonは、各種ECモールの中でもトップクラスの売上・シェアを誇るECモールです。
国内だけでなく国外への出品も可能で、日頃から多くの顧客がAmazonを利用しています。
今回は、Amazonのメリットやデメリットを他のECモールと比較しながら紹介していきます。
Amazonへの出品を検討している方は本記事を参考にして、Amazonへの出品を進めていきましょう。
Amazonマーケットプレイスは、出品者にとって多くのメリットがあります。
ここからは、Amazonマーケットプレイスの特徴や、Amazonで商品販売をするためのメリットを紹介します。
Amazonでの出品を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Amazonは世界的に有名なECモールであり、数多くのユーザーが日頃からAmazon内で商品を探しています。
Amazonユーザーは世界中に多く存在しており、ECモールの中でも集客が比較的容易で、新規顧客を獲得しやすい特徴があります。
また、Amazon Prime会員であれば送料が無料になったり、注文翌日の配達が可能になったりとさまざまなメリットがあるので、「今すぐ商品が欲しい」「Amazonで定期的に商品を購入したい」などの需要に応えることができ、そのような条件を求めた顧客を集客しやすくなります。
Amazon以外の他のECモールでは、販売を始める際に自分が出品する店舗をモール内に作成する必要があります。
店舗をモール上に作成するためにはブランディングやコンセプトメイク、店舗ページのデザインや装飾などさまざまな準備が必要になります。
しかし、Amazonでは「商品を出品する」という手続きを行うだけで、出品者のアカウントがあればすぐに商品を出品できます。
そのため、他のモールに必要な出店作業を省くことができ、個人や少ない商品数でも手軽に始めることができます。
Amazonには、FBA(フルフィルメント by Amazon)という出品者向けの物流サービスが存在します。
FBAでは、商品の保管、発送、カスタマーサポートをAmazon側に委託することができるので、小規模からでも販売を始めやすい点がメリットと言えます。
FBAを利用する出品者は対象の商品をAmazonの指定する倉庫に送付します。
それらの商品はAmazon側が保管をし、出品者が注文を受けた場合にAmazon側が顧客に対しての発送業務を行います。
在庫管理や配送業務は、ネット上でものを販売する際にどうしても発生する業務です。
しかし、Amazonに出品してFBAサービスを利用すれば商品の管理や発送の手間を省くことができ、一人での出品やリソース不足の企業であっても気軽に販売することができます。
Amazoには「Amazonグローバルセリング」というサービスがあります。
Amazon グローバルセリングは、日本からでも海外のAmazonマーケットプレイスで商品を出品し、販売するためのサービスです。
現在、Amazonは世界16以上の国にマーケットプレイスを展開しており、グローバルセリングに登録すれば、16カ国すべてでの出品が可能となります。
そのため、Amazonに出品することで日本国外への販路を開拓することができ、売上向上を見込めます。
これまでAmazonに出品するメリットを紹介してきましたが、Amazonマーケットプレイスにはいくつかのデメリットも存在します。
ここからは、Amazonに出品するデメリットを紹介します。
これからAmazonへの出品を考えている方は、デメリットも視野に入れて検討を進めましょう。
Amazonのモール内には多くの出品者が存在し、自分が出品したい商品同様の商品を提供する競合が多く存在します。
先述したとおり、Amazonは出品方式での販売であり、商品さえあれば誰でも簡単に販売を始めることができます。
さらに、Amazon内で出品をしていても自分の店舗を持つことがないため、自分の店舗のファンやリピーターを作ることがどうしても難しくなります。
そのため、自分が出品している商品と同様の商品が多く出品されている場合、価格競争が起こり得ます。
Amazon内での価格競争の激化の中で商品を差別化し、価格競争に打ち勝つためには、戦略的なアプローチが必要になります。
Amazonを利用したことがある方ならご理解いただけるかと思いますが、商品を購入して「どこで買った?」と聞かれたとき、「Amazonで買った」という意識が強くなります。
Amazonは出品方式での販売が基本です。
そのため、Amazon内では自分のショップを持つことができず、ショップごとの独自性を持つことが難しくなります。
それに比べると、楽天などのECモールは出店型なので、各ショップが独自のスタイルやブランディングを全面に出すことができます。
Amazon内で独自性を出すことが難しくなっている結果、顧客は自分が購入した商品に関しても「商品名やメーカー名 < Amazon」という感覚が強くなってしまいます。
楽天や他のECモールでは、出品や販促のサポートを専任コンサルタント担当者がつくことがあります。
しかし、Amazonの場合は専任コンサルタントがつくことはありません。
そのため、ECサイトの運用が初めての方、ECモールでの出品が初めての方にとっては少々ハードルが高いといえます。
Amazonに出品する際には、以下3つの手数料が発生します。
これまでは、Amazonのメリットやデメリットを紹介してきましたが、他のモールのメリット・デメリットはどうなのでしょうか?
ここからは、Amazon以外のモール出品のメリット・デメリットを比較しながら紹介します。
楽天市場とは楽天グループが運営する約4万店が出品するECモールで、Amazon同様に本や食品、日用品、家電などさまざな商品を購入することができます。
ここからは、Amazonと楽天市場のメリット・デメリットを比較していきます。
日本国内での知名度が高く、顧客楽天ID数は1億以上となっています。(2023年6月時点)
そのため、楽天IDを持つ幅広い顧客層にアプローチすることができます。
Amazonと違い、楽天市場は出店方式のため、専用のショップページを作成することができ、ブランドを強調したり独自性を出すことができます。
また、「楽天スーパーセール」など大型セールやキャンペーンを定期的に開催しており、その期間中はさらに集客力が強まります。
楽天市場に出店すると専任コンサルタントもつくので、気軽に相談できる相手がいることもメリットの一つでしょう。
楽天市場の最も大きなデメリットは、他モールに比べて出店料が高い点です。
Amazonは小口出品・大口出品によって初期費用の変動がありますが、出品時に必要な費用は大口出品の場合のみ発生する月額料金4,900円となります。
しかし、楽天市場の場合は、小口・大口に関わらず、初期費用60,000円がかかり、それと別途で月額料金などが発生します。
そのため、初期費用の面だけ考えると、Amazonの方が出品へのハードルは低いと言えます。
Yahoo!ショッピングはヤフーが運営するオンラインショッピングモールです。
2022年10月より、「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」の二つのモールが統合され、新Yahoo!ショッピングとして生まれ変わりました。
ここからは、AmazonとYahoo!ショッピングのメリット・デメリットを比較します。
Yahoo!ショッピングの大きなメリットは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」で決済すると5%のポイントが貯まる点です。
PayPayを日頃から利用している顧客や、PayPayポイントを貯めている顧客からすると、Yahoo!ショッピングは最も使いやすいECモールといえるでしょう。
また、 Yahoo!ショッピングはAmazonとは違い出店方式になっているので、ブランディングを大切にしたいショップや独自性を演出したいショップに適しています。
さらに、Yahoo!ショッピングは初期費用・月額システム利用料・売上ロイヤリティが無料なので、初期費用を抑えて出店方式で販売したい方にとってメリットが大きいと言えます。
Yahoo!ショッピングの大きなデメリットは、売買制約時の手数料が高い点が挙げられます。
初期費用は月額費用は無料となっていますが、売買制約額の約5~6%が手数料として差し引かれてしまします。
また、Yahoo!ショッピング内には競合が非常に多く、その中で売上を上げるには定期的に有料広告を打つ必要があるとの声もあります。
有料広告を打ったとしても売上が必ず上がる保証はないので、モール出店初心者にはデメリットが大きいでしょう。
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Amazonでの商品販売には正確な知識とノウハウが不可欠です。Amazonで販売する上で生じる課題も、適切なAmazon運営のノウハウを持っていれば克服可能です。
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今回は、Amazon出品のメリットやデメリットについて紹介しました。
Amazonは出品方式で初期費用を抑えながら手軽に出品ができますが、Amazon内で売上を上げるためには多くの競合と戦う必要があります。
今回紹介した他モールとのメリット・デメリットを比較して、Amazonへの出品を改めて検討してみてくださいね。
ここからは、Amazon出品時のよくある質問を紹介します。
Amazon出品の初期費用は?
Amazon出品の初期費用は無料です。Amazonには、「大口出品」と「小口出品」という2つの出品方法が用意されており、大口出品の場合は月額料4,900円が発生します。
Amazonの決済方法は?
Amazonは各種クレジットカード(Visa,Mastercard,American Express,Diner’s Club,JCB,銀聯)、Amazonギフトカード、コンビニ払い、ATM払い、ネットバンキング払い、電子マネーでの決済が可能です。