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Amazonへの出品手数料はどれくらい? 種類別に徹底解説!

更新日: 2024.4.18

カテゴリ:  Amazon

Amazonへの出品手数料はどれくらい? 種類別に徹底解説!

店舗販売に際して賃料や管理費がかかるのと同じく、Amazonでの販売にも相応のコストが掛かります。

しかし、どれくらい費用がかかるのか、はっきりと理解できていない方も意外と多いのではないでしょうか。

そこで、Amazonの出品手数料について解説します。
 

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Amazon出品時にかかる手数料の種類と計算方法

はじめに、Amazon出品時にかかる手数料の種類と計算方法を理解しましょう。

Amazon手数料は3種類

Amazonでの出品に関連する手数料は主に3種類に分けられます。

  • 出品プランに応じた手数料
  • 販売にかかる手数料
  • FBA(Fulfillment by Amazon)の利用手数料

 

ご自身が選ぶ出品プラン、販売される商品の種類、そしてFBAサービスの使用の有無によって、売上に対する手数料の比率は異なります。

 

Amazonの手数料体系が初めての方には少し複雑に感じられるかもしれませんので、こちらでAmazonの手数料に関する基本的な構造をご紹介いたします。

 

Amazon出品時にかかる手数料の計算式

Amazonで商品を出品する際には、「基本料金」と「販売手数料」、「FBA手数料」があり、それぞれの合計で出品時の手数料が決まります。

 

【出品時手数料の計算式】
出品時の手数料=基本料金+販売手数料+FBA手数料

 

まず、「基本料金」に関しては、携帯電話の料金プランを選ぶようなイメージです。

携帯電話の場合と同様に、自分の利用状況に合わせてプランを選択しますよね。

 

たとえば、電話をよく使う方は通話料がお得なプランを、そうでない方は基本料金が低いプランを選ぶことが多いです。

Amazonの場合、「大口出品プラン」と「小口出品プラン」という二つの選択肢があり、どちらかを選ぶことになります。これが「基本料金」の部分です。

 

次に、「販売手数料」ですが、これは商品が売れた時に発生する料金です。

この手数料は、売る商品のカテゴリーによって異なります。

 

例えば、Amazonや楽天市場を見ると、様々な商品カテゴリーがありますよね。シューズやバッグ、大型家電、パソコンとその周辺機器、ペット用品など、それぞれのカテゴリーごとに手数料率が設定されています。

 

最後にFBA手数料です。
FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略で、商品の保管・梱包・出荷・クレーム対応などをAmazonに委託できるサービスをあらわします。

Amazonへの出品者が商品を指定の倉庫に送ることで、上記の全ての作業を代行して対応してもらえる分、追加で手数料が生じるサービスですね。

 

以上がAmazon出品時にかかる手数料の全体像になります。

販売手数料を確認する方法

Amazon出品時にかかる手数料のうち、販売手数料が最も確認しづらいですよね。

 

そのため、販売手数料の確認方法を紹介します。
確認方法は簡単で、Amazon公式ページにのっている販売手数料の料金表を確認し、計算するだけです。

 

>>Amazon販売手数料の料金表

【Amazon販売手数料の計算式】
Amazon販売手数料=販売料金×販売手数料の割合

 

上記計算式なので、販売手数料の割合を確認できれば簡単に計算できるでしょう。
 
▶︎Amazonの出店方法についてはこちら
 

Amazon 出品手数料はいくら?

出品手数料

 

はじめに、Amazonに出品し、商品を販売した場合、どのタイミングでどのような費用がかかるのか、その全体像をご説明します。

 

月間登録料と基本成約料

Amazonに出店する際の流れは下記のとおりです。

  1. Amazon出品用アカウントの登録
  2. 出品者プロフィールの設定
  3. 出品したい商品の登録

上記のうち、「3.出品したい商品の登録」において、最初の費用が発生します。

 

Amazonの出品の仕方には、「大口出品」と「小口出品」があり、それぞれ費用が異なります。

 

大口出品は、「月間登録料」として月額4,900円(税込)が発生します。

 

一方、小口出品は、「月間登録料」がかからない代わりに、商品が売れるたびに「基本成約料」として100円/個(税込)がかかります。

 

そのため、毎月50個以上の売上が見込める場合は、大口プランの方がお得になります。

 

また、大口プランの方が受けられるサービスも豊富です。

 

参照元:Amazon「出品プラン

出品プラン

Amazon出品用アカウントは、下記URLより登録可能です。

 

Amazon出品アカウント登録はこちらからできます。

販売手数料

また、上記の手数料とは別に、商品を販売する際には「販売手数料」という費用が発生します。

 

販売手数料は、商品の金額に対し、カテゴリ別に設定された割合が費用として発生します。(販売手数料では、大口出品と小口出品に差はありません。)

 

また、複数のカテゴリがある商品には、商品ごとの「最低販売手数料」が設定されており、出品者は、カテゴリ別の販売手数料か商品ごとの最低販売手数料のうち、高い方を支払うことになります。

 

カテゴリ別の販売手数料率は以下の表の通りです。

 

引用元:Amazon「Amazon出品サービスの手数料

カテゴリー 販売手数料 最低販売手数料
15% なし
CD・レコード 15% なし
DVD 15% なし
ビデオ 15% なし
エレクトロニクス(AV機器&携帯電話) 8% 30円
カメラ 8% 30円
パソコン・周辺機器 8% 30円
(エレクトロニクス、カメラ、パソコン)付属品1 10% 30円
Amazonデバイス用アクセサリ 45% 30円
楽器 10% 30円
ドラッグストア
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
30円
ビューティ2
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
30円
スポーツ&アウトドア 10% 30円
カー&バイク用品 10% 30円
おもちゃ&ホビー 10% 30円
TVゲーム3 15% なし
PCソフト 15% なし
ペット用品
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15%
30円
文房具・オフィス用品4 15% 30円
ホーム(インテリア・キッチン)5 15% 30円
ホーム(家具) 15% 30円
ホームアプライアンス 15% 30円
大型家電 8% 30円
DIY・工具 15% 30円
産業・研究開発用品 15% 30円
食品&飲料6
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
なし
腕時計
  • 15%
30円
ジュエリー
  • 1商品あたりの売上合計が10,000円以下の部分には商品代金の10%
  • 1商品あたりの売上合計が10,000円を超える部分は商品代金の6%
30円
ベビー&マタニティ 7
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15%
30円
服&ファッション小物
  • 1商品あたりの売上合計が3,000円以下の部分については、商品代金の12%
  • 1商品あたりの売上合計が3,000円を超える部分については商品代金の8%
30円
シューズ&バッグ
  • 1商品あたりの売上合計が7,500円以下の部分については、商品代金の12%
  • 1商品あたりの売上合計が7,500円を超える部分には、商品代金の6%
30円
その他のカテゴリー 15% 30円

 

カテゴリー別 成約料

また、本やCD、DVDなどのメディアを販売する場合、上記の販売手数料に加えて商品カテゴリ別の「成約料」が発生します。

 

また、販売する地域によっても金額が異なります。

 

引用元:Amazon「Amazon出品サービスの手数料

商品タイプ 販売手数料 日本 アジア 北米や中米など アフリカや南米
15% 80円 120円 300円 350円
ミュージック 15% 140円 250円 400円 450円
DVD 15% 140円 250円 400円 450円
ビデオ(VHS) 15% 140円 300円 500円 600円

 

大量出品手数料

さらに、商品を大量に出品する場合、追加の費用が発生します。

 

大量というのは、「200万点を超える場合」です。

 

この場合、200万点を超えた商品の数×0.05円が発生します。

 

たとえば、500万点を出品した場合は、

(500万点-200万点)×0.05円=15万円です。

 

FBA手数料

また、FBAを利用する場合には、追加でFBA手数料が発生します。

 

FBAとは、「Fulfillment By Amazon」の略で、受注した商品の梱包から発送、決済までをすべてAmazonが代行してくれるサービスのことです。

 

FBA手数料には、さらにいくつか種類があるので、一つひとつ解説します。

 

配送代行手数料

商品の配送にかかる手数料です。商品のサイズと重量に応じて、商品1点あたりの配送料が異なります。

 

以下は、Amazonが公表している配送代行手数料の一覧です。

 

引用元:Amazon「配送料

配送代行手数料

 

在庫保管手数料

Amazonフルフィルメントセンター(Amazonの倉庫)での在庫保管にかかる手数料です。

 

場所を取れば取るほど高くなるので、各荷物がどれだけスペースを使用するかによって手数料が変わります。

 

また、季節によっても手数料が異なるうえ、服やファッション小物、シューズ&バッグカテゴリーに属する商品は、他の商品と手数料が異なります。

 

以下は、Amazonが公表している在庫保管手数料の一覧です。

 

引用元:Amazon「配送料
配送料

 

FBA小型軽量商品プログラム

Amazonに出品する製品が小さい、あるいは軽い場合、「小型軽量商品プログラム」に登録することで、配送代行手数料がお得になります。

 

小型軽量商品プログラムに登録できるのは、下記の条件をすべて満たし、Amazonの裁量で承認された場合です。

 

・重量が1kg以下

・寸法が3.3cm×30.0cm×35.0cm以下

・価格が1,000円以下

・アダルト商品ではない

・FBA禁止商品ではない

・危険物ではない

・アルコール商品ではない

・温度管理が必要な商品でない

・中古品ではない

 

小型軽量商品プログラムを使った場合の配送代行手数料は下記の通りです。

 

引用元:「小型・軽量商品で ビジネスチャンスを広げよう
小型軽量商品プログラム

 

そのほかの手数料

上記でご紹介した以外にも、Amazonに出品する際に発生する費用がいくつかあります。

 

1つずつ解説します。

 

①FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料

 

一度FBAに保管してもらった商品を返送してもらいたい、または破棄してもらいたい場合に発生する手数料です。

 

販売保管手数料は、FBAに荷物を預けている限り、毎月発生してしまう費用なので、今後売れる見込みのない商品は戻してもらう、あるいは破棄してもらう方が費用がかからないことになります。

 

その引き上げや破棄の際に発生するのが、ここでご紹介している費用です。

 

商品のサイズ・重量に応じて、下記のように手数料が変わります。

 

引用元:Amazon「FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料
返送

②長期保管手数料

 

ある商品をFBAに保管している期間が270日を超えると、「在庫保管手数料」に加えて、「長期保管手数料」が発生します。

 

FBAでは、月に一度(毎月15日)に在庫チェックが実施され、その時点での日本のFBAでの在庫保管期間が270日を超えていると、商品1つにつき一定額が請求されます。

 

具体的な金額は下記の通りです。

 

引用元:Amazon「FBA長期在庫手数料
長期在庫手数料

③納品不備受領作業手数料

 

FBAでは、FBAでの商品の受領および保管を正確に行うため、梱包要件や配送・経路指定要件を定めています。

 

この要件が遵守されていない場合、Amazonでは、梱包やラベリング、手動での納品処理などの「納品不備受領作業」を実施してくれます。

 

ただし、この作業はAmazon側に負担がかかるうえ、在庫の納品処理の遅れや商品の販売に影響を及ぼす可能性があるため、納品不備受領作業が発生した場合には、別途手数料がかかることになります。

 

納品不備受領作業手数料は、下記の表の通り、不備の内容によって金額が異なります。

 

引用元:Amazon「納品不備受領作業

問題グループ 問題 問題発生率 コーチングレベルに基づく納品不備受領作業手数料
軽微 悪化 重大
ラベル未貼付_商品関連 商品ラベルがありません 商品レベル 51円 81円 81円
納品不備商品の梱包_商品関連 テープでの梱包 商品レベル 51円 81円 81円
納品不備商品の梱包_袋詰め ビニール袋での梱包 商品レベル 92円 102円 102円
納品不備商品の梱包_エアキャップ エアキャップでの梱包 商品レベル 92円 122円 122円

 

④商品ラベル貼付サービス

FBAでは、一定の条件を満たした商品であれば、Amazon側に商品ラベルの貼付を代行してもらうことが可能です。

 

Amazonに商品ラベルの貼付を代行してもらった場合には、商品1点ごとに手数料を支払うことになります。

 

商品ラベル貼付サービスを受けられる商品の条件は、下記の通りです。

 

・特大型に分類されていないこと

・すべてのコンディションを満たせること

・FBA禁止商品やFBAのポリシーで制限された商品、または高額商品でないこと

・スキャン可能なバーコード(GCID、UPC、EAN、JAN、ISBN)が1つ使用されているこ

 

と、および、パッケージに記載されているすべての他のバーコードが隠されていること

 

商品ラベル貼付サービスの手数料は以下の通りです。

 

引用元:Amazon「商品ラベル貼付サービス

商品サイズ区分 商品あたりの商品ラベル貼付サービスの手数料
FBA小型軽量商品 10円
小型/標準サイズ 20円
大型 51円

 

上記の手数料には10%の消費税が含まれます。

 

⑤FBA梱包サービス

FBAを利用して販売する商品では、商品の梱包をAmazonに代行してもらうことができます。

 

FBA梱包サービスを受けるために商品が満たすべき条件は以下の通りです。

 

・商品のサイズが小型、標準、大型のいずれかであること。(特大型は利用不可)

・コンディションが「可」であること(新品、中古品、コレクター品、再生品)。

・商品にスキャン可能なバーコード(ISBN、UPC、EAN、JAN)がついていること。

・バーコードに破れや汚れがなく、何かに覆われていて読めない状態でもないこと。

 

また、FBA梱包サービスの手数料は下記の通り決められています。

 

引用元:Amazon「FBA梱包サービス
梱包サービス

 

⑥クーポン償還手数料

商品販売に際してクーポンを発行している場合、1回の引き換えにつき税抜き60円の手数料が発生します。

 

クーポンを発行する際は、この償還手数料のことも考慮に入れるように注意が必要です。

 

⑦代引き手数料チャージバック

商品のユーザーが代引きにより商品を受け取る場合は、ユーザーがAmazonに代引き手数料を支払います。

 

しかし、ペイメント上は代引き手数料が出店者側に請求されてしまうため、これを打ち消すために計上されます。

 

⑧配送料チャージバック

代引き手数料と同じく、配送料もユーザーがAmazonに支払いますが、ペイメント上は配送料が計上されてしまうので、それを打ち消すために、配送料チャージバックが計上されます。

Amazonの手数料は楽天市場・Yahoo!と比べて高いの?

Amazonの手数料についてご紹介しましたが、中には楽天市場やYahoo!ショッピングで出品するかAmazonで出品するかを悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
他にも、すでに楽天市場やYahoo!ショッピングで出品していて、Amazonでも出品しようと考えている方もいるでしょう。
 
結論から言うと、Amazonの手数料は楽天市場やYahoo!ショッピングと比べると高くなります。
というのも、Amazonは初期費用が安く抑えられても、商品が売れるたびにたくさんの手数料が加算されるためです。
 

手数料で比較すると、Yahoo!ショッピングは初期費用や毎月の固定費、売上ロイヤルティが無料なので、3つの中では一番安いです。
ですが、手数料が安い分出品する店舗数は圧倒的に多く、売上を伸ばしにくいデメリットもあります。
 
Amazonは手数料が高い分、楽天市場とYahoo!ショッピングと比べて下記のようなサポートが充実しています。

  1. 商品登録などの細かな作業を委託できる
  2. 在庫管理やクレーム対応を委託できる
  3. 在庫スペースの確保や返品対応に追われる心配がない

 
このように、Amazonは手数料が高くても多くのサポートが利用できるため作業の効率化を図ることができます。
そのため、Amazonの手数料が高くても利用するメリットは十分にあるでしょう。

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Amazonを使うメリット

Amazonを使うメリット

ここまで、Amazonで出品し、販売するうえで必要な費用についてご説明しました。

 

改めてみると、あらゆるタイミングでさまざまな費用が発生しています。

 

しかも、一つひとつの商品にかかる費用はわずかでも、Amazonの出品者は数多くの商品を扱っているので、その費用は莫大なものになります。

 

では、ここまで多くの費用を支払ってでも、世の中の多くの企業がAmazonを使うメリットは何なのでしょうか。

 

ここからは、Amazonを使うメリットについてご紹介します。

 

出品作業を効率化できる

Amazonで出品することのメリット1つ目は、出品作業の効率化です。

 

他サイトであれば、商品一つひとつを登録していく必要がありますが、Amazonの大口出品であれば、一括で商品登録が可能なため、商品登録作業を効率化することができます。

 

Amazonブランドで出品できる

また、Amazonで出品しているというだけで売上が上がりやすくなるメリットがあります。

 

Amazonは、世界中で多くのユーザーが使っているというだけではありません。

 

Amazon FBAの導入などにより、「すぐ届く」というイメージを浸透させたこともあり、

 

・Amazonで出品している製品に悪いものはない

・Amazonで出品しているお店は信頼できる

 

など、Amazonで出品していることそれ自体が1つのステータスになりえます。

 

初期投資を抑えられる

Amazonで出品することのメリット3つ目は、初期投資の安さです。

 

Amazonに出品すると、さまざまな手数料が発生することになりますが、その大半は、「商品を倉庫に預けたとき」「商品を発送するとき」「成約したとき」など、売上が上がった後に発生する費用です。

 

売上が上がる前に支払う費用は、月額登録料くらいなので、初期投資を抑えて出店することが可能です。

 

どの企業にとっても、売上が見込めない状態での初期投資はリスクです。

 

リスクを最小限に抑えて出店できるハードルの低さも、Amazonに出品するメリットだと言えるでしょう。

 

 
▶︎Amazonのデメリットについてはこちら
 

Amazonに商品を出品(出店)する方法4ステップ!登録から販売までの流れを解説

次にAmazonへ商品を出品・出店する方法を登録から販売までの流れを含めて解説します。

  1. Amazon出品用アカウントの登録・審査
  2. 出品用アカウントの初期設定
  3. 出品する商品の登録
  4. 注文を受けた商品を発送

それでは、ひとつずつ説明していきます。

1.Amazon出品用アカウントの登録・審査

Amazonで出品を始めるには、出品者としての基本情報を最初に記入する必要があります。

 

次に、身分を証明するための本人確認書類を提出、最終段階でクレジットカード情報を入力し、登録手続きが完了します。

このプロセス自体はスムーズに進めば、約15分ほどで終わるでしょう。

 

身分証明には、運転免許証やパスポートが必要ですが、顔写真がついたマイナンバーカードは使用できないのでご注意ください。

 

加えて、過去半年以内に発行された取引明細書を1枚提出する必要があります。
取引明細書として利用できるものは、以下のようなものです。

  • 銀行の預金通帳
  • 残高証明書
  • クレジットカードの利用明細書
  • インターネットバンキングの利用明細書

 

審査については、書類提出後、約3営業日で完了することが一般的です。
Amazonの出品に関する審査は、楽天市場などの他のプラットフォームに比べて比較的シンプルで、手続きが簡単な傾向がありますよ。

 

2.出品用アカウントの初期設定

出品用アカウントを取得した後は、「セラーセントラル」と呼ばれる販売管理画面にアクセスし、初期設定をします。

 

ここでは、代金引換やギフトとしての注文受付の可否、さらには配送料の設定など、販売に必要な詳細設定をすることになります。

3.出品する商品の登録

Amazonで既に他の方によって出品されている商品を扱いたい場合は、商品名で検索し、ご自身が持っている在庫量や設定したい商品の価格を入力することで、簡単に出品手続きを完了させることができます。

また、Amazonにまだ登録されていない商品については、JANコード(商品識別番号)、商品の写真、そして商品説明を入力することにより、商品の登録が可能です。

 

4.注文を受けた商品を発送

商品を発送する際には、Amazonが提供するサービスを活用し、商品の発送からお客様対応、そして売上金の管理までをAmazonにお任せすることができます。

このサービスを使えば、商品の配送から代金回収に至るまでのプロセスをAmazonが一手に引き受けてくれるため、販売者様は手間をかけずに、安心してビジネスを展開することができます。

 

以上が、Amazonに商品を出品(出店)する方法4ステップです。商品登録から販売・発送まで簡単にできるので、是非試してください。

 

 

Amazonで出品するときの注意点

最後に、Amazonで出品するときの注意点を3つご紹介します。
 

  1. Amazon出品禁止商品がある
  2. 出品制限がかかる場合がある
  3. 出品方法を大口か小口か判断する

Amazonで出品する前に、よく読んで参考にしてくださいね。

Amazon出品禁止商品がある

Amazonでは、どのような商品でも出品してもいいわけではありません。
Amazonで出品禁止商品を誤って出品してしまうと、販売停止などのペナルティが課せられるため注意が必要です。
 
そこで、Amazonの出品禁止商品の一部を下記にご紹介します。
 

  1. 酒類
  2. 医薬部外品、化粧品の小分け商品
  3. タバコ、タバコ関連商品
  4. ナイフ、銃、銃の部品
  5. 宗教サービス、スピリチュアルサービス
  6. 抗放射線製品
  7. クーポンサイト
  8. 暗号通貨
  9. Kindle以外の無料の電子書籍
  10. 違法薬物、大麻など

このように、Amazonで出品禁止とされる商品は多岐にわたります。
出品準備を始めてしまってからでは遅いので、準備を始める前の段階で確認しておくといいでしょう。

出品制限がかかる場合がある

Amazonには、出品禁止商品だけではなく出品制限がかかる商品もあります。
出品禁止商品とは違い、特定の認定基準をクリアすれば出品することができます。
 
では、Amazonの出品制限がかかる商品にはどのようなものがあるのか下記にご紹介しますね。
 

  1. アパレル系ブランド
  2. スポーツ用品ブランド
  3. 子供用品・おもちゃのブランド
  4. 家電系ブランド
  5. ビューティー系ブランド

これらの中の一定のブランドは、必要書類を添えてAmazonに出品許可申請を行い、認められなければ出品できません。
さらに、販売実績が少ない出品者は出品制限がかかりやすいので、まずは販売実績を積んでいくことも大切なポイントになります。

出品方法を大口出品か小口出品か判断する

Amazonの出品方法には「大口出品」と「小口出品」の2種類があります。
それぞれ手数料が異なるため、月に商品がどれだけ売れるかによって、これらの出品方法も慎重に選択しなければなりません。
 
大口出品は、月額登録料4,900円(税込)がかかりますが、代わりに小口出品は売れるたびに基本制約料がかかるので、どちらの出品方法が損しないかを考え判断しましょう。
 
さらに、大口出品と小口出品は手数料だけでなく、受けられるサービスも異なります。
そのため、中には大口出品を選ぶ方が手数料が高くついても、受けられるサービスが魅力的なためあえて大口出品を選ぶ出品者もいるでしょう。

Amazonの手数料がかからないように出品する方法はあるの?

Amazonで出品するとき、多くの手数料が発生するためなるべく手数料を抑えたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、手数料を安く抑える方法を3つご紹介します。
 

  1. 単価が低くサイズが大きい商品は出品しない
  2. カテゴリー成約料のかからない商品を選ぶ
  3. 売上が伸びるまではFBAを利用しない

順番に解説していきます。

①単価が低くサイズが大きい商品は出品しない

Amazonで出品する時、サイズや重量によって配送手数料が変わります。
そのため、商品の単価のわりに配送手数料が高いとその分売上金額も少なくなってしまいます。
 
また、AmazonのFBAを利用する場合、サイズが大きい商品が多いほど在庫保管手数料も高くなってしまうため注意が必要です。
手数料を安く済ませたい場合は、単価が低くてサイズの大きい商品やあまり売れないサイズの大きい商品は出品を避けると良いでしょう。

②カテゴリー成約料のかからない商品を選ぶ

Amazonは、販売手数料に加えてカテゴリー別に成約手数料がかかります。
カテゴリー成約料のかかる商品は下記になります。

  1. ミュージック
  2. DVD
  3. ビデオ

これらの商品は、販売手数料と別で成約手数料が発生するので手数料を抑えたい方は出品を避けると良いでしょう。

③売上が伸びるまではFBAを利用しない

AmazonのFBAは、出品者にとって在庫管理や梱包、発送までしてくれる便利なサービスではありますが、多くの手数料がかかります。
FBAでかかる手数料は下記の通りです。

  1. 配送代行手数料
  2. 在庫保管手数料
  3. 長期保管手数料

FBAを利用せずに、自社で出品作業を全て行うとその分の手数料が大幅に削減できます。
そのため、売上数もまだ少ない出品して間もない頃は、FBAを利用せず自身で出品作業を行い、売上が伸び始めた頃にFBAの利用を始めると良いでしょう。

 

 
▶︎ Amazonの出品規約についてはこちら
 

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Amazon出品にかかる費用と、Amazonを使うことのメリットについてお伝えしました。

 

Amazonに出品すると多くの費用が発生しますが、費用を払うことで享受できるメリットがあったり、自社で対応すれば支払う必要のない費用があったりと、活用の仕方はさまざまです。

 

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Amazon出品手数料に関するよくある質問

  • Amazonの出品手数料はいくらですか?

  • 出品するだけなら、大口出品プランの、月間登録料4,900円か、小口出品プランの基本成約料100円/個のみです。 ただし、商品が売れるたびに別途販売手数料がかかったり、大量出品したり、FBAを利用したりした場合には追加費用が発生するなど、状況に応じて費用は変動します。

  • FBA手数料に含まれるものは?

  • FBAには、たとえば以下の費用が含まれます。 ・配送代行手数料 ・在庫保管手数料 ・在庫の返送/所有権の放棄手数料 ・長期保管手数料 ・納品不備受領作業手数料 ・商品ラベル貼付サービス手数料 ・FBA梱包準備手数料 ・クーポン償還手数料

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