Amazon管理画面セラーセントラルの利用方法とは?事前準備から登録方法まで解説
2024.11.25
更新日: 2024.12.9
店舗販売に際して賃料や管理費がかかるのと同じく、Amazonでの販売にも相応のコストが掛かります。
しかし、どれくらい費用がかかるのか、はっきりと理解できていない方も意外に多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Amazonの出品手数料について解説します。
なお、弊社ではAmazonの新規出店ガイドを無料で提供しています。
これからAmazonに出店を考えている方にむけて、成果を最大化するためのポイントを解説しております。
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目次
はじめに、Amazon出品時にかかる手数料の種類と計算方法を理解しましょう。
Amazonでの出品に関連する手数料は主に3種類に分けられます。
ご自身が選ぶ出品プラン、販売される商品の種類、そしてFBAサービスの使用の有無によって、売上に対する手数料の比率は異なります。
Amazonの手数料体系が初めての方には少し複雑に感じられるかもしれませんので、こちらでAmazonの手数料に関する基本的な構造をご紹介いたします。
Amazonで商品を出品する際には、「基本料金」と「販売手数料」、「FBA手数料」があり、それぞれの合計で出品時の手数料が決まります。
【出品時手数料の計算式】
出品時の手数料=基本料金+販売手数料+FBA手数料
まず、「基本料金」に関しては、携帯電話の料金プランを選ぶようなイメージです。
携帯電話の場合と同様に、自分の利用状況に合わせてプランを選択しますよね。
たとえば、電話をよく使う方は通話料がお得なプランを、そうでない方は基本料金が低いプランを選ぶことが多いです。
Amazonの場合、「大口出品プラン」と「小口出品プラン」という二つの選択肢があり、どちらかを選ぶことになります。これが「基本料金」の部分です。
次に、「販売手数料」ですが、これは商品が売れた時に発生する料金です。
この手数料は、売る商品のカテゴリーによって異なります。
例えば、Amazonや楽天市場を見ると、様々な商品カテゴリーがありますよね。シューズやバッグ、大型家電、パソコンとその周辺機器、ペット用品など、それぞれのカテゴリーごとに手数料率が設定されています。
最後にFBA手数料です。
FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略で、商品の保管・梱包・出荷・クレーム対応などをAmazonに委託できるサービスをあらわします。
Amazonへの出品者が商品を指定の倉庫に送ることで、上記の全ての作業を代行して対応してもらえる分、追加で手数料が生じるサービスですね。
以上がAmazon出品時にかかる手数料の全体像になります。
Amazon出品時にかかる手数料のうち、販売手数料が最も確認しづらいですよね。
そのため、販売手数料の確認方法を紹介します。
確認方法は簡単で、Amazon公式ページにのっている販売手数料の料金表を確認し、計算するだけです。
【Amazon販売手数料の計算式】
Amazon販売手数料=販売料金×販売手数料の割合
上記計算式なので、販売手数料の割合を確認できれば簡単に計算できるでしょう。
▶︎Amazonの出店方法についてはこちら
はじめに、Amazonに出品し、商品を販売した場合、どのタイミングでどのような費用がかかるのか、その全体像をご説明します。
Amazonに出店する際の流れは下記のとおりです。
上記のうち、「3.出品したい商品の登録」において、最初の費用が発生します。
Amazonの出品の仕方には、「大口出品」と「小口出品」があり、それぞれ費用が異なります。
大口出品は、「月間登録料」として月額4,900円(税込)が発生します。
一方、小口出品は、「月間登録料」がかからない代わりに、商品が売れるたびに「基本成約料」として100円/個(税込)がかかります。
そのため、毎月50個以上の売上が見込める場合は、大口プランの方がお得になります。
また、大口プランの方が受けられるサービスも豊富です。
参照元:Amazon「出品プラン」
Amazon出品用アカウントは、下記URLより登録可能です。
販売手数料は、商品の金額に対して発生する費用です。カテゴリーごとにパーセンテージが決められています。カテゴリ別の販売手数料率は以下の表の通りです。
カテゴリー | 販売手数料(いずれも商品代金に対する割合) | 最低販売手数料 | |
---|---|---|---|
商品1点あたりの売上の合計が750円以下 | 商品1点あたりの売上の合計が750円以上 | ||
メディア – 本、DVD、ミュージック、PCソフト、ビデオ | 15% | 該当なし | |
エレクトロニクス | 5% | 8% | 30円 |
パソコン・周辺機器 | |||
家電アクセサリ | 5% | 10% | 30円 |
Amazonデバイス用アクセサリ | 45% | 30円 | |
楽器およびAV制作機器 | 5% | 10% | 30円 |
ドラッグストア | 5% | 8% ※1,500円を超える場合は商品代金の10% |
30円 |
ビューティ | |||
健康家電・理美容家電 | 5% | 10% | 30円 |
スポーツ&アウトドア | |||
カー&バイク用品 | |||
タイヤ | |||
おもちゃ&ホビー | |||
TVゲーム機本体 | 5% | 8% | 30円 |
TVゲーム&ゲーム用アクセサリ | 15% | 該当なし | |
ペット用品 | 5% | 8% ※1,500円を超える場合は商品代金の15% |
30円 |
文房具・オフィス用品 | 5% | 15% | 30円 |
ホーム&キッチン | 5% | 15% | 30円 |
ホーム&キッチン家電 | 5% | 10% | 30円 |
浄水器・整水器 | 5% | 10% | 30円 |
小型家電 | 5% | 8% | 30円 |
大型家電 | |||
家具 | 5% | 15% | 30円 |
マットレス | |||
DIY・工具 | |||
産業・研究開発用品 | |||
業務用医療用品 | 5% | 8% ※1,500円以下の場合は商品代金の8% |
30円 |
食品&飲料 | 5% | 8% ※1,500円以下の場合は商品代金の10% |
30円 |
ビール | 5% | 6.50% | 30円 |
腕時計 | 5% | 15% | 30円 |
ジュエリー | 5% | 10% ※10,000円までの部分は商品代金の10%、10,000円を超える部分は商品代金の6%。 |
30円 |
ベビー&マタニティ | 5% | 8% ※1,500円以下の場合は商品代金の15% |
30円 |
その他のカテゴリー | 5% | 15% | 30円 |
▼服&ファッション小物(商品1点あたりの売上の合計にかかるパーセンテージ)
750円以下 | 5% |
---|---|
751~2,500円 | 8% |
2,501~3,000円 | 12% |
3,001円以上 | 3,000円までは商品代金の12%、3,000円を超える部分には商品代金の8% |
▼アイウェア(商品1点あたりの売上の合計にかかるパーセンテージ)
750円以下 | 5% |
---|---|
751~3,000円 | 12% |
3,001円以上 | 3,000円までは商品代金の12%、3,000円を超える部分には商品代金の8% |
▼シューズ(商品1点あたりの売上の合計にかかるパーセンテージ)
750円以下 | 5% |
---|---|
751~7,500円 | 12% |
7,501円以上 | 7,500円までは商品代金の12%、7,500円を超える部分は商品代金の6%。 |
▼バックパック、ハンドバッグ、旅行かばん&トラベル用品(商品1点あたりの売上の合計にかかるパーセンテージ)
750円以下 | 5% |
---|---|
751~7,500円 | 12% |
7,501円以上 | 7,500円までは商品代金の12%、7,500円を超える部分は商品代金の6%。 |
また、本やCD、DVDなどのメディアを販売する場合、上記の販売手数料に加えて商品カテゴリ別の「成約料」が発生します。
また、販売する地域によっても金額が異なります。
引用元:Amazon「Amazon出品サービスの手数料」
商品タイプ | 販売手数料 | 日本 | アジア | 北米や中米など | アフリカや南米 |
本 | 15% | 80円 | 120円 | 300円 | 350円 |
ミュージック | 15% | 140円 | 250円 | 400円 | 450円 |
DVD | 15% | 140円 | 250円 | 400円 | 450円 |
ビデオ(VHS) | 15% | 140円 | 300円 | 500円 | 600円 |
さらに、商品を大量に出品する場合、追加の費用が発生します。
大量というのは、「200万点を超える場合」です。
この場合、200万点を超えた商品の数×0.05円が発生します。
たとえば、500万点を出品した場合は、
(500万点-200万点)×0.05円=15万円です。
また、FBAを利用する場合には、追加でFBA手数料が発生します。
FBAとは、「Fulfillment By Amazon」の略で、受注した商品の梱包から発送、決済までをすべてAmazonが代行してくれるサービスのことです。
FBA手数料には、さらにいくつか種類があるので、一つひとつ解説します。
FBAを使った場合、商品1点にかかる発送代行手数料は以下の通りです。
【小型】25cm×18cm×2.0cm以下、250g以下
価格が1,000円を超える場合 | 288円 |
---|---|
価格が1,000円を以下の場合 | 222円 |
【標準】
サイズ | 価格 | ||
---|---|---|---|
寸法 | 発送重量 | 1,000円を超える場合 | 1,000円以下の場合 |
35cm×30cm×3.3cm以内 | 1kg以内 | 318円 | 252円 |
20cm以内 | 2kg以内 | 413円 | 347円 |
30cm以内 | 434円 | 368円 | |
40cm以内 | 455円 | 389円 | |
50cm以内 | 465円 | 399円 | |
60cm以内 | 485円 | 419円 | |
80cm以内 | 5kg以内 | 514円 | 448円 |
100cm以内 | 9kg以内 | 603円 | 537円 |
【大型】
サイズ | 価格 | ||
---|---|---|---|
寸法 | 発送重量 | 1,000円を超える場合 | 1,000円以下の場合 |
60cm以下 | 2kg以下 | 589円 | 523円 |
80cm以下 | 5kg以下 | 712円 | 646円 |
100cm以下 | 10kg以下 | 815円 | 749円 |
120cm以下 | 15kg以下 | 975円 | 909円 |
140cm以下 | 20kg以下 | 1,020円 | 954円 |
160cm以下 | 25kg以下 | 1,100円 | 1,034円 |
180cm以下 | 30kg以下 | 1,532円 | 1,466円 |
200cm以下 | 40kg以下 | 1,756円 | 1,690円 |
【特大】
サイズ | 価格 | ||
---|---|---|---|
寸法 | 発送重量 | 1,000円を超える場合 | 1,000円以下の場合 |
200cm以下 | 50kg以内 | 2,755円 | 2,689円 |
220cm以下 | 3,573円 | 3,507円 | |
240cm以下 | 4,996円 | 4,430円 | |
260cm以下 | 5,625円 | 5,559円 |
FBA在庫保管手数料とは、商品の保管日数と体積に応じて発生する費用を指します。
【服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリー以外】
時期 | 小型・標準サイズ | 大型・特大型サイズ |
---|---|---|
1~9月 | 5.676円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
4.370円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
10~12月 | 10.087円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
7.760円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
【服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリー】
時期 | 小型・標準サイズ | 大型・特大型サイズ |
---|---|---|
1~9月 | 3.10円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
3.10円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
10~12月 | 5.50円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
5.50円 ×([商品サイズ(cm3)] / (10×10×10cm) ×[保管日数]/ [当月の日数] |
上記でご紹介した以外にも、Amazonに出品する際に発生する費用がいくつかあります。
1つずつ解説します。
返送/所有権の放棄には手数料がかかります。商品1点にかかる手数料は以下の通りです。
【小型・標準サイズ】
0~200g | 30円 |
---|---|
201~500g | 45円 |
501~1,000g以下 | 60円 |
1,001g以上 | 100円
※超えた部分に対して1kgあたり4円 |
【大型・特大型サイズ】
0~500g | 80円 |
---|---|
501~1,000g以下 | 110円 |
1,001~2,000g | 140円 |
2,001~5,000g | 200円 |
5,001g以上 | 350円
※超えた部分に対して1kgあたり40円 |
保管期間が271日を超える場合、長期在庫保管手数料が適用されます。価格は1,000cm3(10cm×10cm×10cm)あたり、以下の手数料がかかります。
保管期間 | 手数料 |
---|---|
271~300日 | 16.662円 |
301~330日 | 17.475円 |
331~365日 | 18.085円 |
366日以上 | 27.431円 |
保管日数が366日以上のメディア商品に対する、最低長期在庫追加手数料 | 1商品につき10円 |
FBAでの保管期間が365日を超えているメディア商品は、長期在庫保管手数料と最低長期在庫保管手数料のどちらか高いほうが適用されます。
FBAでは、FBAでの商品の受領および保管を正確に行うため、梱包要件や配送・経路指定要件を定めています。
この要件が遵守されていない場合、Amazonでは、梱包やラベリング、手動での納品処理などの「納品不備受領作業」を実施してくれます。
ただし、この作業はAmazon側に負担がかかるうえ、在庫の納品処理の遅れや商品の販売に影響を及ぼす可能性があるため、納品不備受領作業が発生した場合には、別途手数料がかかることになります。
納品不備受領作業手数料は、下記の表の通り、不備の内容によって金額が異なります。
引用元:Amazon「納品不備受領作業」
問題グループ | 問題 | 問題発生率 | コーチングレベルに基づく納品不備受領作業手数料 | ||
軽微 | 悪化 | 重大 | |||
ラベル未貼付_商品関連 | 商品ラベルがありません | 商品レベル | 51円 | 81円 | 81円 |
納品不備商品の梱包_商品関連 | テープでの梱包 | 商品レベル | 51円 | 81円 | 81円 |
納品不備商品の梱包_袋詰め | ビニール袋での梱包 | 商品レベル | 92円 | 102円 | 102円 |
納品不備商品の梱包_エアキャップ | エアキャップでの梱包 | 商品レベル | 92円 | 122円 | 122円 |
FBAでは、一定の条件を満たした商品であれば、Amazon側に商品ラベルの貼付を代行してもらうことが可能です。
Amazonに商品ラベルの貼付を代行してもらった場合には、商品1点ごとに手数料を支払うことになります。
商品ラベル貼付サービスを受けられる商品の条件は、下記の通りです。
・特大型に分類されていないこと
・すべてのコンディションを満たせること
・FBA禁止商品やFBAのポリシーで制限された商品、または高額商品でないこと
・スキャン可能なバーコード(GCID、UPC、EAN、JAN、ISBN)が1つ使用されているこ
と、および、パッケージに記載されているすべての他のバーコードが隠されていること
商品ラベル貼付サービスの手数料は以下の通りです。
引用元:Amazon「商品ラベル貼付サービス」
商品サイズ区分 | 商品あたりの商品ラベル貼付サービスの手数料 |
FBA小型軽量商品 | 10円 |
小型/標準サイズ | 20円 |
大型 | 51円 |
上記の手数料には10%の消費税が含まれます。
「FBA梱包準備サービス」とは、Amazonの倉庫に商品が届いた後に、Amazonが梱包作業を行うサービスのことです。具体的には、袋入れやエアキャップ、テープ貼りを行います。
商品販売に際してクーポンを発行している場合、1回の引き換えにつき税抜き60円の手数料が発生します。
【FBA梱包準備サービス】
小型・標準サイズ | 大型サイズ | |
---|---|---|
袋入れ | 25円 | 92円 |
テープ貼り | 20円 | 51円 |
エアキャップ梱包 (ラベル貼付あり) |
51円
エアキャップ: 31円 |
143円
エアキャップ: 92円 |
【カテゴリー別のFBA梱包サービス手数料】
▼小型・標準サイズ
カテゴリー | 梱包準備 | 商品ラベル貼付 |
---|---|---|
破損しやすい商品やガラス | 31円 | 20円 |
ガラス容器以外の液体製品 | 25円 | 20円※ |
アパレルや繊維、ビロード、織物の商品 | ||
粉末や粒、顆粒を含む商品 | ||
ベビー&マタニティ | ||
穴開きパッケージの商品 | ||
小型サイズ商品 | 25円 | 20円 |
※10%の消費税が含まれます
▼大型サイズ
カテゴリー | 梱包準備 | 商品ラベル貼付 |
---|---|---|
破損しやすい商品やガラス | 92円 | 51円 |
ガラス容器以外の液体製品 | 92円 | 51円※ |
アパレルや繊維、ビロード、織物の商品 | ||
粉末や粒、顆粒を含む商品 | ||
ベビー&マタニティ | ||
穴開きパッケージの商品 | ||
小型サイズ商品 | 該当なし |
※10%の消費税が含まれます
クーポンを発行する際は、この償還手数料のことも考慮に入れるように注意が必要です。
商品のユーザーが代引きにより商品を受け取る場合は、ユーザーがAmazonに代引き手数料を支払います。
しかし、ペイメント上は代引き手数料が出店者側に請求されてしまうため、これを打ち消すために計上されます。
代引き手数料と同じく、配送料もユーザーがAmazonに支払いますが、ペイメント上は配送料が計上されてしまうので、それを打ち消すために、配送料チャージバックが計上されます。
Amazonの手数料についてご紹介しましたが、中には楽天市場やYahoo!ショッピングで出品するかAmazonで出品するかを悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
他にも、すでに楽天市場やYahoo!ショッピングで出品していて、Amazonでも出品しようと考えている方もいるでしょう。
結論から言うと、Amazonの手数料は楽天市場やYahoo!ショッピングと比べると高くなります。
というのも、Amazonは初期費用が安く抑えられても、商品が売れるたびにたくさんの手数料が加算されるためです。
手数料で比較すると、Yahoo!ショッピングは初期費用や毎月の固定費、売上ロイヤルティが無料なので、3つの中では一番安いです。
ですが、手数料が安い分出品する店舗数は圧倒的に多く、売上を伸ばしにくいデメリットもあります。
Amazonは手数料が高い分、楽天市場とYahoo!ショッピングと比べて下記のようなサポートが充実しています。
このように、Amazonは手数料が高くても多くのサポートが利用できるため作業の効率化を図ることができます。
そのため、Amazonの手数料が高くても利用するメリットは十分にあるでしょう。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
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手数料が高くても、Amazonを利用したくなると考えられる理由は次の通りです。
以下にて詳しく解説していきます。
Amazonでは、販売者は商品の保管、梱包、発送、カスタマーサポートなどの作業をAmazonに委託できます。これが特に大口出品者にとってメリットです。
Amazonが商品の保管や発送を代行するため、出品者は規模の拡大に伴う物流や管理の負担を気にする必要がありません。これにより、ビジネスの成長がスムーズになります。
また、自社で倉庫を運営し、物流を管理する手間を省くことが可能です。
Amazonの配送ネットワークを利用することで、顧客に対してスムーズな配送が可能になり、顧客満足度の向上が期待できます。
Amazonを利用することで、出品者は購入者との直接的なやり取りを最小限に抑えることができます。
Amazonがカスタマーサポートを代行するため、出品者は顧客からの問い合わせやクレーム対応などの煩雑な作業から解放されます。これにより、出品者は運営にかかる時間とストレスを大幅に軽減できます。
Amazonのプラットフォームでは、注文処理から発送、支払いまでのプロセスが自動化されていて、これにより出品者はオペレーションの効率を大幅に向上させることは大きなメリットです。
Amazonは、販売を開始するための初期投資やリスクを抑えることができるプラットフォームです。
Amazonはすでに多くのユーザーに支持されているため、新規の出品者でも比較的早く売上を上げるチャンスがあります
自前のECサイトを立ち上げる場合、webサイトの構築やメンテナンス、集客などに多額のコストがかかります。
しかし、Amazonではそのような初期費用等は不要です。
また、Amazonのブランド信頼性により、顧客が安心して購入しやすい環境が整っています。
ピュアフラットの実績を以下にて紹介します。
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一般のコンサルティングと比較して、より早いタイミングで売上向上を実感できる点が特長です。
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ここまで、Amazonで出品し、販売するうえで必要な費用についてご説明しました。
改めてみると、あらゆるタイミングでさまざまな費用が発生しています。
しかも、一つひとつの商品にかかる費用はわずかでも、Amazonの出品者は数多くの商品を扱っているので、その費用は莫大なものになります。
では、ここまで多くの費用を支払ってでも、世の中の多くの企業がAmazonを使う理由は何なのでしょうか。
ここからは、Amazonを使うメリットについてご紹介します。
Amazonで出品することのメリット1つ目は、出品作業の効率化です。
他サイトであれば、商品一つひとつを登録していく必要がありますが、Amazonの大口出品であれば、一括で商品登録が可能なため、商品登録作業を効率化することができます。
また、Amazonで出品しているというだけで売上が上がりやすくなるメリットがあります。
Amazonは、世界中で多くのユーザーが使っているというだけではありません。
Amazon FBAの導入などにより、「すぐ届く」というイメージを浸透させたこともあり、
・Amazonで出品している製品に悪いものはない
・Amazonで出品しているお店は信頼できる
など、Amazonで出品していることそれ自体が1つのステータスになりえます。
Amazonで出品することのメリット3つ目は、初期投資の安さです。
Amazonに出品すると、さまざまな手数料が発生することになりますが、その大半は、「商品を倉庫に預けたとき」「商品を発送するとき」「成約したとき」など、売上が上がった後に発生する費用です。
売上が上がる前に支払う費用は、月額登録料くらいなので、初期投資を抑えて出店することが可能です。
どの企業にとっても、売上が見込めない状態での初期投資はリスクです。
リスクを最小限に抑えて出店できるハードルの低さも、Amazonに出品するメリットだと言えるでしょう。
▶︎Amazonのデメリットについてはこちら
次にAmazonへ商品を出品・出店する方法を登録から販売までの流れを含めて解説します。
それでは、ひとつずつ説明していきます。
Amazonで出品を始めるには、出品者としての基本情報を最初に記入する必要があります。
次に、身分を証明するための本人確認書類を提出、最終段階でクレジットカード情報を入力し、登録手続きが完了します。
このプロセス自体はスムーズに進めば、約15分ほどで終わるでしょう。
身分証明には、運転免許証やパスポートが必要ですが、顔写真がついたマイナンバーカードは使用できないのでご注意ください。
加えて、過去半年以内に発行された取引明細書を1枚提出する必要があります。
取引明細書として利用できるものは、以下のようなものです。
審査については、書類提出後、約3営業日で完了することが一般的です。
Amazonの出品に関する審査は、楽天市場などの他のプラットフォームに比べて比較的シンプルで、手続きが簡単な傾向がありますよ。
出品用アカウントを取得した後は、「セラーセントラル」と呼ばれる販売管理画面にアクセスし、初期設定をします。
ここでは、代金引換やギフトとしての注文受付の可否、さらには配送料の設定など、販売に必要な詳細設定をすることになります。
Amazonで既に他の方によって出品されている商品を扱いたい場合は、商品名で検索し、ご自身が持っている在庫量や設定したい商品の価格を入力することで、簡単に出品手続きを完了させることができます。
また、Amazonにまだ登録されていない商品については、JANコード(商品識別番号)、商品の写真、そして商品説明を入力することにより、商品の登録が可能です。
商品を発送する際には、Amazonが提供するサービスを活用し、商品の発送からお客様対応、そして売上金の管理までをAmazonにお任せすることができます。
このサービスを使えば、商品の配送から代金回収に至るまでのプロセスをAmazonが一手に引き受けてくれるため、販売者様は手間をかけずに、安心してビジネスを展開することができます。
以上が、Amazonに商品を出品(出店)する方法4ステップです。商品登録から販売・発送まで簡単にできるので、是非試してください。
最後に、Amazonで出品するときの注意点を3つご紹介します。
Amazonで出品する前に、よく読んで参考にしてくださいね。
Amazonでは、どのような商品でも出品してもいいわけではありません。
Amazonで出品禁止商品を誤って出品してしまうと、販売停止などのペナルティが課せられるため注意が必要です。
そこで、Amazonの出品禁止商品の一部を下記にご紹介します。
このように、Amazonで出品禁止とされる商品は多岐にわたります。
出品準備を始めてしまってからでは遅いので、準備を始める前の段階で確認しておくといいでしょう。
Amazonには、出品禁止商品だけではなく出品制限がかかる商品もあります。
出品禁止商品とは違い、特定の認定基準をクリアすれば出品することができます。
では、Amazonの出品制限がかかる商品にはどのようなものがあるのか下記にご紹介しますね。
これらの中の一定のブランドは、必要書類を添えてAmazonに出品許可申請を行い、認められなければ出品できません。
さらに、販売実績が少ない出品者は出品制限がかかりやすいので、まずは販売実績を積んでいくことも大切なポイントになります。
Amazonの出品方法には「大口出品」と「小口出品」の2種類があります。
それぞれ手数料が異なるため、月に商品がどれだけ売れるかによって、これらの出品方法も慎重に選択しなければなりません。
大口出品は、月額登録料4,900円(税込)がかかりますが、代わりに小口出品は売れるたびに基本制約料がかかるので、どちらの出品方法が得なのか考え判断しましょう。
さらに、大口出品と小口出品は手数料だけでなく、受けられるサービスも異なります。
そのため、出品者の中には、高い手数料を考慮したうえで、サービス内容の魅力から大口出品を選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
Amazonで出品するとき、多くの手数料が発生するためなるべく手数料を抑えたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、手数料を安く抑える方法を3つご紹介します。
順番に解説していきます。
Amazonで出品する時、サイズや重量によって配送手数料が変わります。
そのため、商品の単価のわりに配送手数料が高いとその分売上金額も少なくなってしまいます。
また、AmazonのFBAを利用する場合、サイズが大きい商品が多いほど在庫保管手数料も高くなってしまうため注意が必要です。
手数料を安く済ませたい場合は、単価が低くてサイズの大きい商品やあまり売れないサイズの大きい商品は出品を避けると良いでしょう。
Amazonは、販売手数料に加えてカテゴリー別に成約手数料がかかります。
カテゴリー成約料のかかる商品は下記になります。
これらの商品は、販売手数料と別で成約手数料が発生するので手数料を抑えたい方は出品を避けると良いでしょう。
AmazonのFBAは、出品者にとって在庫管理や梱包、発送までしてくれる便利なサービスではありますが、多くの手数料がかかります。
FBAでかかる手数料は下記の通りです。
FBAを利用せずに、自社で出品作業を全て行うとその分の手数料が大幅に削減できます。
そのため、売上数もまだ少ない、出品して間もない頃は、FBAを利用せず自身で出品作業を行い、売上が伸び始めた頃にFBAの利用を始めると良いでしょう。
▶︎ Amazonの出品規約についてはこちら
2023年10月から施行されたインボイス制度。
これは、消費税の仕入税額控除を受けるために必要な仕組みです。この制度によって、インボイスが発行されないと仕入税額控除が適用されなくなります。
実際には、Amazonで購入する場合、インボイス登録事業者からの購入であればインボイスを発行してもらうことが可能です。
Amazonビジネスで対象商品を購入した場合、注文履歴またはAmazon購買データのページからインボイスを発行可能です。
また、個人向けAmazonで対象商品を購入した場合、注文履歴から「領主書等」をクリックしインボイスを入手できます。
ただし、登録番号が連携されていることを確認しましょう。
Amazon出品にかかる費用と、Amazonを使うことのメリットについてお伝えしました。
Amazonに出品すると多くの費用が発生しますが、費用を払うことで享受できるメリットがあったり、自社で対応すれば支払う必要のない費用があったりと、活用の仕方はさまざまです。
ピュアフラットでは、出店に必要な情報をまとめた
Amazon新規出店ガイドを無料で配布中です。
ぜひ参考にして頂ければと思います。下記バナーからダウンロードしてください。
Amazonは個人事業主でも出品できる?
可能です。ただし、過去2年以内の確定申告書Bや開業届出書など、証明できる書類が必要となります。
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。