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Amazonへの出品手数料はどれくらい? 種類別に徹底解説!

更新日:2023.8.20

カテゴリ:  Amazon

Amazonへの出品手数料はどれくらい? 種類別に徹底解説!

店舗販売に際して賃料や管理費がかかるのと同じく、Amazonでの販売にも相応のコストが掛かります。

しかし、どれくらい費用がかかるのか、はっきりと理解できていない方も意外と多いのではないでしょうか。

そこで、Amazonの出品手数料について解説します。
 
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Amazonではレビュー有無で転換率が大きく変わる

Amazonで商品販売するにあたって、レビューや評価の有無は転換率に大きな影響を及ぼします。

 

Amazon 出品手数料はいくら?

出品手数料

 

はじめに、Amazonに出品し、商品を販売した場合、どのタイミングでどのような費用がかかるのか、その全体像をご説明します。

 

月間登録料と基本成約料

Amazonに出店する際の流れは下記のとおりです。

  1. Amazon出品用アカウントの登録
  2. 出品者プロフィールの設定
  3. 出品したい商品の登録

上記のうち、「3.出品したい商品の登録」において、最初の費用が発生します。

 

Amazonの出品の仕方には、「大口出品」と「小口出品」があり、それぞれ費用が異なります。

 

大口出品は、「月間登録料」として月額4,900円(税込)が発生します。

 

一方、小口出品は、「月間登録料」がかからない代わりに、商品が売れるたびに「基本成約料」として100円/個(税込)がかかります。

 

そのため、毎月50個以上の売上が見込める場合は、大口プランの方がお得になります。

 

また、大口プランの方が受けられるサービスも豊富です。

 

参照元:Amazon「出品プラン

出品プラン

Amazon出品用アカウントは、下記URLより登録可能です。

 

Amazon出品アカウント登録はこちらからできます。

販売手数料

また、上記の手数料とは別に、商品を販売する際には「販売手数料」という費用が発生します。

 

販売手数料は、商品の金額に対し、カテゴリ別に設定された割合が費用として発生します。(販売手数料では、大口出品と小口出品に差はありません。)

 

また、複数のカテゴリがある商品には、商品ごとの「最低販売手数料」が設定されており、出品者は、カテゴリ別の販売手数料か商品ごとの最低販売手数料のうち、高い方を支払うことになります。

 

カテゴリ別の販売手数料率は以下の表の通りです。

 

引用元:Amazon「Amazon出品サービスの手数料

カテゴリー 販売手数料 最低販売手数料
15% なし
CD・レコード 15% なし
DVD 15% なし
ビデオ 15% なし
エレクトロニクス(AV機器&携帯電話) 8% 30円
カメラ 8% 30円
パソコン・周辺機器 8% 30円
(エレクトロニクス、カメラ、パソコン)付属品1 10% 30円
Amazonデバイス用アクセサリ 45% 30円
楽器 10% 30円
ドラッグストア
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
30円
ビューティ2
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
30円
スポーツ&アウトドア 10% 30円
カー&バイク用品 10% 30円
おもちゃ&ホビー 10% 30円
TVゲーム3 15% なし
PCソフト 15% なし
ペット用品
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15%
30円
文房具・オフィス用品4 15% 30円
ホーム(インテリア・キッチン)5 15% 30円
ホーム(家具) 15% 30円
ホームアプライアンス 15% 30円
大型家電 8% 30円
DIY・工具 15% 30円
産業・研究開発用品 15% 30円
食品&飲料6
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
なし
腕時計
  • 15%
30円
ジュエリー
  • 1商品あたりの売上合計が10,000円以下の部分には商品代金の10%
  • 1商品あたりの売上合計が10,000円を超える部分は商品代金の6%
30円
ベビー&マタニティ 7
  • 商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
  • 商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の15%
30円
服&ファッション小物
  • 1商品あたりの売上合計が3,000円以下の部分については、商品代金の12%
  • 1商品あたりの売上合計が3,000円を超える部分については商品代金の8%
30円
シューズ&バッグ
  • 1商品あたりの売上合計が7,500円以下の部分については、商品代金の12%
  • 1商品あたりの売上合計が7,500円を超える部分には、商品代金の6%
30円
その他のカテゴリー 15% 30円

 

カテゴリー別 成約料

また、本やCD、DVDなどのメディアを販売する場合、上記の販売手数料に加えて商品カテゴリ別の「成約料」が発生します。

 

また、販売する地域によっても金額が異なります。

 

引用元:Amazon「Amazon出品サービスの手数料

商品タイプ 販売手数料 日本 アジア 北米や中米など アフリカや南米
15% 80円 120円 300円 350円
ミュージック 15% 140円 250円 400円 450円
DVD 15% 140円 250円 400円 450円
ビデオ(VHS) 15% 140円 300円 500円 600円

 

大量出品手数料

さらに、商品を大量に出品する場合、追加の費用が発生します。

 

大量というのは、「200万点を超える場合」です。

 

この場合、200万点を超えた商品の数×0.05円が発生します。

 

たとえば、500万点を出品した場合は、

(500万点-200万点)×0.05円=15万円です。

 

FBA手数料

また、FBAを利用する場合には、追加でFBA手数料が発生します。

 

FBAとは、「Fulfillment By Amazon」の略で、受注した商品の梱包から発送、決済までをすべてAmazonが代行してくれるサービスのことです。

 

FBA手数料には、さらにいくつか種類があるので、一つひとつ解説します。

 

配送代行手数料

商品の配送にかかる手数料です。商品のサイズと重量に応じて、商品1点あたりの配送料が異なります。

 

以下は、Amazonが公表している配送代行手数料の一覧です。

 

引用元:Amazon「配送料

配送代行手数料

 

在庫保管手数料

Amazonフルフィルメントセンター(Amazonの倉庫)での在庫保管にかかる手数料です。

 

場所を取れば取るほど高くなるので、各荷物がどれだけスペースを使用するかによって手数料が変わります。

 

また、季節によっても手数料が異なるうえ、服やファッション小物、シューズ&バッグカテゴリーに属する商品は、他の商品と手数料が異なります。

 

以下は、Amazonが公表している在庫保管手数料の一覧です。

 

引用元:Amazon「配送料
配送料

 

FBA小型軽量商品プログラム

Amazonに出品する製品が小さい、あるいは軽い場合、「小型軽量商品プログラム」に登録することで、配送代行手数料がお得になります。

 

小型軽量商品プログラムに登録できるのは、下記の条件をすべて満たし、Amazonの裁量で承認された場合です。

 

・重量が1kg以下

・寸法が3.3cm×30.0cm×35.0cm以下

・価格が1,000円以下

・アダルト商品ではない

・FBA禁止商品ではない

・危険物ではない

・アルコール商品ではない

・温度管理が必要な商品でない

・中古品ではない

 

小型軽量商品プラグラムを使った場合の配送代行手数料は下記の通りです。

 

引用元:「小型・軽量商品で ビジネスチャンスを広げよう
小型軽量商品プログラム

 

そのほかの手数料

上記でご紹介した以外にも、Amazonに出品する際に発生する費用がいくつかあります。

 

1つずつ解説します。

 

①FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料

 

一度FBAに保管してもらった商品を返送してもらいたい、または破棄してもらいたい場合に発生する手数料です。

 

販売保管手数料は、FBAに荷物を預けている限り、毎月発生してしまう費用なので、今後売れる見込みのない商品は戻してもらう、あるいは破棄してもらう方が費用がかからないことになります。

 

その引き上げや破棄の際に発生するのが、ここでご紹介している費用です。

 

商品のサイズ・重量に応じて、下記のように手数料が変わります。

 

引用元:Amazon「FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料
返送

②長期保管手数料

 

ある商品をFBAに保管している期間が270日を超えると、「在庫保管手数料」に加えて、「長期保管手数料」が発生します。

 

FBAでは、月に一度(毎月15日)に在庫チェックが実施され、その時点での日本のFBAでの在庫保管期間が270日を超えていると、商品1つにつき一定額が請求されます。

 

具体的な金額は下記の通りです。

 

引用元:Amazon「FBA長期在庫手数料
長期在庫手数料

③納品不備受領作業手数料

 

FBAでは、FBAでの商品の受領および保管を正確に行うため、梱包要件や配送・経路指定要件を定めています。

 

この要件が遵守されていない場合、Amazonでは、梱包やラベリング、手動での納品処理などの「納品不備受領作業」を実施してくれます。

 

ただし、この作業はAmazon側に負担がかかるうえ、在庫の納品処理の遅れや商品の販売に影響を及ぼす可能性があるため、納品不備受領作業が発生した場合には、別途手数料がかかることになります。

 

納品不備受領作業手数料は、下記の表の通り、不備の内容によって金額が異なります。

 

引用元:Amazon「納品不備受領作業

問題グループ 問題 問題発生率 コーチングレベルに基づく納品不備受領作業手数料
軽微 悪化 重大
ラベル未貼付_商品関連 商品ラベルがありません 商品レベル 51円 81円 81円
納品不備商品の梱包_商品関連 テープでの梱包 商品レベル 51円 81円 81円
納品不備商品の梱包_袋詰め ビニール袋での梱包 商品レベル 92円 102円 102円
納品不備商品の梱包_エアキャップ エアキャップでの梱包 商品レベル 92円 122円 122円

 

④商品ラベル貼付サービス

FBAでは、一定の条件を満たした商品であれば、Amazon側に商品ラベルの貼付を代行してもらうことが可能です。

 

Amazonに商品ラベルの貼付を代行してもらった場合には、商品1点ごとに手数料を支払うことになります。

 

商品ラベル貼付サービスを受けられる商品の条件は、下記の通りです。

 

・特大型に分類されていないこと

・すべてのコンディションを満たせること

・FBA禁止商品やFBAのポリシーで制限された商品、または高額商品でないこと

・スキャン可能なバーコード(GCID、UPC、EAN、JAN、ISBN)が1つ使用されているこ

 

と、および、パッケージに記載されているすべての他のバーコードが隠されていること

 

商品ラベル貼付サービスの手数料は以下の通りです。

 

引用元:Amazon「商品ラベル貼付サービス

商品サイズ区分 商品あたりの商品ラベル貼付サービスの手数料
FBA小型軽量商品 10円
小型/標準サイズ 20円
大型 51円

 

上記の手数料には10%の消費税が含まれます。

 

⑤FBA梱包サービス

FBAを利用して販売する商品では、商品の梱包をAmazonに代行してもらうことができます。

 

FBA梱包サービスを受けるために商品が満たすべき条件は以下の通りです。

 

・商品のサイズが小型、標準、大型のいずれかであること。(特大型は利用不可)

・コンディションが「可」であること(新品、中古品、コレクター品、再生品)。

・商品にスキャン可能なバーコード(ISBN、UPC、EAN、JAN)がついていること。

・バーコードに破れや汚れがなく、何かに覆われていて読めない状態でもないこと。

 

また、FBA梱包サービスの手数料は下記の通り決められています。

 

引用元:Amazon「FBA梱包サービス
梱包サービス

 

⑥クーポン償還手数料

商品販売に際してクーポンを発行している場合、1回の引き換えにつき税抜き60円の手数料が発生します。

 

クーポンを発行する際は、この償還手数料のことも考慮に入れるように注意が必要です。

 

⑦代引き手数料チャージバック

商品のユーザーが代引きにより商品を受け取る場合は、ユーザーがAmazonに代引き手数料を支払います。

 

しかし、ペイメント上は代引き手数料が出店者側に請求されてしまうため、これを打ち消すために計上されます。

 

⑧配送料チャージバック

代引き手数料と同じく、配送料もユーザーがAmazonに支払いますが、ペイメント上は配送料が計上されてしまうので、それを打ち消すために、配送料チャージバックが計上されます。

 

Amazonを使うメリット

Amazonを使うメリット

ここまで、Amazonで出品し、販売するうえで必要な費用についてご説明しました。

 

改めてみると、あらゆるタイミングでさまざまな費用が発生しています。

 

しかも、一つひとつの商品にかかる費用はわずかでも、Amazonの出品者は数多くの商品を扱っているので、その費用は莫大なものになります。

 

では、ここまで多くの費用を支払ってでも、世の中の多くの企業がAmazonを使うメリットは何なのでしょうか。

 

ここからは、Amazonを使うメリットについてご紹介します。

 

出品作業を効率化できる

Amazonで出品することのメリット1つ目は、出品作業の効率化です。

 

他サイトであれば、商品一つひとつを登録していく必要がありますが、Amazonの大口出品であれば、一括で商品登録が可能なため、商品登録作業を効率化することができます。

 

Amazonブランドで出品できる

また、Amazonで出品しているというだけで売上が上がりやすくなるメリットがあります。

 

Amazonは、世界中で多くのユーザーが使っているというだけではありません。

 

Amazon FBAの導入などにより、「すぐ届く」というイメージを浸透させたこともあり、

 

・Amazonで出品している製品に悪いものはない

・Amazonで出品しているお店は信頼できる

 

など、Amazonで出品していることそれ自体が1つのステータスになりえます。

 

初期投資を抑えられる

Amazonで出品することのメリット3つ目は、初期投資の安さです。

 

Amazonに出品すると、さまざまな手数料が発生することになりますが、その大半は、「商品を倉庫に預けたとき」「商品を発送するとき」「成約したとき」など、売上が上がった後に発生する費用です。

 

売上が上がる前に支払う費用は、月額登録料くらいなので、初期投資を抑えて出店することが可能です。

 

どの企業にとっても、売上が見込めない状態での初期投資はリスクです。

 

リスクを最小限に抑えて出店できるハードルの低さも、Aamzonに出品するメリットだと言えるでしょう。

 

Amazonへの出店をお考えならピュアフラットへ相談を

出店するとさまざまなメリットがある一方、何かと費用がかかるAmazon。

 

出店による売上アップの可能性を秘めている一方で、うまく使いこなさなければ十分な利益率を確保できないリスクもはらんでいます。

 

しかし、Amazon出店に関するプロフェッショナルに相談すれば、売上を上げることが可能です。

 

Amazon出店をお考えの方は、ぜひピュアフラットにご相談ください。

 

これまで数多くのAmazon出店に携わって来た知見のもと、出店手続きのサポートをいたします。また、出店して終わりではなく、出店してからもお客様が売上・利益を最大化していけるよう、長期的にご支援いたします。

 

まとめ

以上、Amazon出品にかかる費用と、それだけの費用を払ってまでもAmazonを使うことのメリットについてお伝えしました。

 

Amazonに出品すると多くの費用が発生しますが、費用を払うことで享受できるメリットがあったり、自社で対応すれば支払う必要のない費用があったりと、活用の仕方はさまざまです。

 

知見者の力も借りつつ、自社にとって最もよい活用方法を見出すのがおすすめです。

Amazonの出品手数料はいくらですか?

出品するだけなら、大口出品プランの、月間登録料4,900円か、小口出品プランの基本成約料100円/個のみです。
ただし、商品が売れるたびに別途販売手数料がかかったり、大量出品したり、FBAを利用したりした場合には追加費用が発生するなど、状況に応じて費用は変動します。

FBA手数料に含まれるものは?

FBAには、たとえば以下の費用が含まれます。
・配送代行手数料
・在庫保管手数料
・在庫の返送/所有権の放棄手数料
・長期保管手数料
・納品不備受領作業手数料
・商品ラベル貼付サービス手数料
・FBA梱包準備手数料
・クーポン償還手数料

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