Amazon出品者必見!FBA納品での重量超過対応とコスト削減のコツ
2024.09.23
更新日: 2024.8.20
Amazonに出店してグングンと売上を伸ばすには、サービスをフル活用する必要があります。その一つのサービスとしてAmazonFBAがあります。
「AmazonFBAとは何だろうか?」と疑問に思われるかもしれません。ですがサービスをきちんと理解して活用できれば販売体制が整備されて、より効率良く売上をスケールアップさせられるでしょう。
そこでこの記事ではAmazonFBAの概要からメリット、利用するためのステップについて分かりやすく解説していきます。
なお、弊社ではAmazonの新規出店ガイドを無料で提供しています。
これからAmazonに出店を考えている方向けに、成果を最大化するためのポイントを解説しております。
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目次
出典:FBA
そもそもAmazonFBA(フルフィルメントby Amazon)とは、商品の管理から注文などのお客様対応、配送などをトータルで代行してくれるAmazonのサービスです。
Amazonには、フルフィルメントセンターと呼ばれる専用の倉庫があり、24時間365日どんなときでも出荷できる管理体制や対応の代行といったサポートが充実しています。自社のリソースが空き、商品の仕入れなどにコミットできます。
実際にAmazon公式の発表によると、75.5%の販売事業者が満足していると回答しているほど、おすすめのサービスと言えるでしょう。
では、AmazonFBAを利用する9つのメリットについて詳しくみていきましょう。
まず、FBAの利用によってカートボックスの取得率アップが期待できます。
そもそもAmazonでは商品ページを1枚しか作成できないため、カートボックスの取得が売上アップの鍵になると言っても過言ではありません。
FBAの獲得が本当に直接的な影響を与えているのかどうかは確認できないものの、Amazon公式には「FBAを取り入れたことでカートの獲得率が○倍にアップした」など、成果につながっている声も多いことから効果を期待できるでしょう。
FBAの導入によって、自社が行わなければいけない作業コストが大幅にカットできます。FBAを導入した事業者が取り組むべきは、商品の仕入れとフルフィルメントセンターへの発送のみ。
その後はAmazon側が注文対応や発送などを行ってくれるため、仕組み化しやすいといったメリットがあります。
特にお客様対応はトラブルの原因につながりやすいですが、Amazon側が対応してくれるため、問題に発展することもありません。
AmazonFBAを取り入れると決済手段に「代金引換」を採用できるようになります。
一般的にクレジットカード決済などのキャッシュレスに対応させる事業者が多いですが、現金しか使用しないユーザーも少なくありません。
クレジットカード決済に強みを置いていると、カードがないユーザーはいくらターゲットでも獲得できないでしょう。
「代金引換」を採用すれば、そういった現金への支払いを希望しているユーザー層の獲得も見込めます。
AmazonFBAからの出品商品はAmazonプライムの対象商品となり、「primeマーク」が付与されます。
このマークが付与されると、お急ぎ便やお届け日時指定便が無料化。Amazonに関わらず、インターネットで商品を購入するユーザーは少しでも早く届いて欲しいと考える方も多いため、購入されるきっかけを生み出せます。
また、公式側がプライム会員獲得を強化している傾向にあり、ユーザービリティや認知度も高まっていくかもしれません。
転換率アップを狙うためにもprimeマークは大切な要素と言えます。
FBAから出荷されるため、発送元はAmazonになります。ユーザー目線でみると、信頼できるAmazonの公式から発送された商品は安心感が大きいでしょう。
つまり、FBAを利用すると安心感を持って購入してもらえるため、より買ってもらいやすくなります。
梱包作業や送料などの配送にかかるコストをカットできるといった効果だけでなく、ユーザーの安心感も手にできるFBAの与える効果が大きいでしょう。
そして海外進出を見据えた事業者にとっても、FBAの導入は大きなメリットがあります。というのも、FBAには「FBA海外配送プログラム」と呼ばれる事業者の海外出品をサポートするサービスがあるからです。
「日本から海外に進出して、自社商品をどんどん売っていきたい。」「売上を拡大していきたい」といった事業者がチャレンジできる場を与えてくれるというメリットがあります。
AmazonFBAには、「FBA小型軽量商品プログラム」という配送方法があります。
商品の販売価格が1,000円以下の小さくて軽い商品が対象となり、プログラム対象商品は配送手数料を抑えることが可能です。
以下の3点を満たした場合、FBA小型軽量商品プログラムの対象となります。
「FBAマルチチャネルサービス」が利用できることも、AmazonFBAのメリットです。
FBAマルチチャネルサービスとは、その名の通りAmazon以外のマルチなショッピングモールで売れた商品をAmazonから発送できるというサービスです。
対象となるショッピングモールは、楽天市場やYahoo!ショッピング等多岐にわたります。
商品はFBA倉庫に納品されており、購入され次第、購入者のもとへ配送可能です。
Amazon以外のショッピングモールに出品している商品を、Amazonで出品している商品と同様に管理・発送手続きできることは大きなメリットではないでしょうか。
さまざまな経路で販売している商品をAmazonで一括管理することで、販売時のわずらわしい諸業務を削減することができます。業務負担の削減は人件費の削減にもつながるでしょう。
ただし、FBAマルチチャネルサービスを依頼するごとに手数料がかかる点に注意してください。
また、海外への発送にも対応している点にも注目です。
Amazonプライム会員は、「プライム対象商品はユーザー側の送料負担が無料になる」という特典があります。
AmazonFBAを利用した場合、その商品はAmazonプライムの対象商品となるため、必然的にAmazonプライム会員の送料が無料になります。
ユーザーが商品購入時にお得感を感じるポイントのひとつに「送料」があります。
そのため、FBAを利用してプライム対象商品にすることで、ユーザーの購買意欲向上の後押しをすることができるでしょう。
一方、AmazonFBAを利用するにあたってのデメリットもいくつかあります。利用する前にきちんと確認しておいてください。
まず、AmazonFBAの利用にはいくらかの利用手数料が発生します。無料で活用できるわけではありません。
具体的な手数料の内容に関しては後述しますが、細かな手数料がかかるため、全て把握して発送前にシミュレーションしておくべきでしょう。
AmazonにはFBA料金シミュレーターと呼ばれる諸々の手数料がいくらかかり、どれくらいの利益が見込めるかがわかるツールがあります。こうしたツールを活用しながら販売していく必要があるでしょう。
また、一度フルフィルメントセンターへ発送してしまうと、商品の状況を逐一確認できません。もし商品の状況を確認するなら、一度倉庫から返送してもらい、確認後に再度送り返す必要があります。
つまり、商品の状況確認だけでも手間がかかってしまうのです。
特に少しの衝撃で傷ついたり壊れやすいようなデリケート商品の場合は、小まめに確認できないのは少しばかりの不安が募るため、デメリットと言えるでしょう。
また、FBAでは全ての商品を発送できるわけではありません。
主に、以下の特徴に当てはまる商品は扱えないため確認しましょう。
特に香水のような危険物やカミソリなどの刃物はこうした条件に抵触する可能性があるため注意しなければいけません。
AmazonFBAを利用した商品は一律「Amazonブランド」の商品として認識されます。
Amazonブランドであるということで安心感や信頼感が生まれやすくなる一方で、他店舗との差別化が難しくなってしまうというデメリットがあります。
また、Amazonのサービス範囲内の流通加工サービスにしか対応していないため、流通加工サービスで他店舗と差別化をはかることができません。
他店舗との差別化をする場合は、商品ページに載せる写真や説明文等、流通加工サービスや価格以外でユーザーに訴求できるポイントを探す必要があります。
先ほども少し触れた、AmazonFBAで発生する主な利用手数料についてみていきましょう。
結論から言うと、発生する手数料は大きく6種類。
項目 | 説明 |
---|---|
配送代行手数料 | 注文商品のピッキングや梱包、配送、カスタマーサービス、返品にかかる手数料 |
在庫保管手数料 | フルフィルメントセンターに保管するすべての商品にかかる手数料 |
返送/所有権の放棄手数料 | フルフィルメントセンターの在庫を返送や廃棄するときにかかる手数料 |
長期在庫保管手数料 | 保管してから365日を超える商品にかかる手数料 |
購入者返品手数料 | Amazonが返品時の送料を無料にするときにかかる手数料 |
商品ラベル貼付サービス手数料 | 適切な準備やラベル貼付なしに納品されたときなどにかかる手数料 |
中でも、配送代行手数料や在庫保管手数料は、FBA料金シミュレーターを活用して把握しておくことが大切です。
AmazonFBAを利用するために必要な納品手順を7ステップで紹介していきましょう。
まず、Amazonの出品者用アカウントを作成して、セラーセントラルにログインからFBAをセットアップしましょう。
手続きを進めていくためには、下記7つの必要書類を用意しなければいけません。
すでに出品者用アカウントを持っているなら、FBAとセットアップする作業のみで完了です。
次に商品を登録しましょう。
Amazonですでに取り扱いのある商品を販売するケースでの手順は以下のとおり。
1.「在庫」の商品登録をクリックする
2.検索窓で商品を検索したら「この商品を出品」をクリックする
3.詳細表示で価格やフルフィルメントチャネルなどを登録する
4.オリジナル商品の場合は商品カタログの登録を行う
オリジナル商品の登録は検索窓の下に表示される「Amazonで販売されていない商品を追加します」から設定が可能です。
商品の登録ができたら、納品プランの作成に進みましょう。
1.セラーセントラルにある「在庫」から「在庫管理」をクリックする
2.商品一覧から納品する商品にチェックする
3.「選択中の商品を一括変更」のクリック後「在庫商品を納品/補充する」を選択する
4.「納品手続きに進む」をクリックする
5.危険物情報を入力できたら「保存して次に進む」をクリックする
6.「新規の納品プランを作成」を選択する
7.梱包タイプの選択後に納品個数を入力する
この手順で納品プランの作成も完了です。
続いて、納品する商品に貼るラベルの印刷と貼付を行います。
貼付は出品者本人が行うか有料でAmazonへ依頼も可能。時間的なコストと費用面で検討してみて、どちらが適切か判断しましょう。
自分で行う場合は、基本的には商品に記載のあるJANコードの上にラベルを貼付するため、位置を間違えずに貼り付けましょう。
なお、商品にメーカーラベルがあるなら、そのラベルが隠れるようにして貼付してください。
そして、納品するフルフィルメントセンターを確定させます。
フルフィルメントセンターは全国に数ヶ所あり、かつては自分で自由に場所の選択ができました。しかし現在はAmazon側が決定します。
ランダムで決定されるわけですが、距離によって納品するときにかかる送料に数千円程度の変動があります。
倉庫の確認も終えたら「承認して次へ」ボタンを押すと納品プランも確定されますので、もし修正がある場合は戻るようにしましょう。
ここでラベルを貼付した商品を段ボールに梱包していきます。
AmazonFBAへの納品に使用する段ボールは新品である必要はありません。しかし、ひどく汚れているものや凹んでいたり破損していたりする箱の場合は、Amazonの基準を満たせずに受け取り拒否の扱いをされてしまい、返送されるため注意してください。
段ボールはきちんと隅々までチェックしたうえで利用しましょう。
梱包も完了し、諸々の手続きが済んだら最後に配送業者を選択するフェーズに移行します。自分に合った業者を選択したら「配送ラベル印刷」をクリックしましょう。
配送ラベルを段ボールに貼付できたら発送準備完了です。商品を無事に発送すれば完了です。
後日、返送されるなどの措置が取られなければ正常に受領してもらえた証なので、安心してください。
では最後に、AmazonFBAを活用する前に知っておきたい注意点についてお伝えしていきましょう。
まず最も注意すべきポイントは、FBA利用停止措置でしょう。
FBA利用停止措置とは、Amazonが公式に定めるルールを無視して納品などを行ったときに課せられるペナルティ制度です。
ルールを守らずに運用していると、運営側からマークされてしまい、商品が着払いで返送されたり、最悪の場合納品停止となったりするため、気をつけなければいけません。
AmazonのFBAを活用する前に梱包要件などを確認したうえで利用しましょう。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
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配送箱の状態は入念にチェックしてください。
例えば、配送箱が凹んでいたり破損していたりするなど、状態の悪いものは何度配送してもAmazon側に受領してもらえません。
商品を着払いで返送されてしまうほか、何度も繰り返していると先ほどもお伝えしたFBA利用停止措置が下される可能性もあるため、気をつけましょう。
そして納品するときには配送箱のサイズにも注意しましょう。
Amazonはサイズと重量についても明確な基準があります。
サイズ区分を守らずに納品しようとしても先ほどと同じく受領してもらえず、返送されてしまいます。配送箱のサイズについてもルールを守って納品しましょう。
AmazonFBAには、納品することができない(禁止されている)商品があります。
上記は一例にすぎず、そのほかにも納品が禁止されている商品が存在しています。
販売を検討する前に、Amazonのテクニカルサポートに販売可能な商品か否かを確認しておくと不要なトラブルが回避できるため、おすすめです。
消費期限や賞味期限といった「期限」がある商品の販売を検討する際は、細かいルールがあることに注意しましょう。
主に化粧品や食品等が対象となります。
ルールの一例として、賞味期限は1納品ごとに揃える、商品の納品は「先入れ先出し」する等があります。
納品不可な商品のほかに、納品不可な「配送方法」もあるということに注意してください。
AmazonFBAへの納品は、Amazonが指定している配送業者を使用しなければいけません。
Amazonが指定している主な配送業者は以下となります。
そのほかには以下のルールがあります。
商品ラベル、配送ラベルの貼り付けにもルールが存在します。
ルールに反していた場合、Amazon側での受取不可または受取完了までに時間がかかってしまう恐れがあります。
商品のバーコードラベルを隠すような貼り方になっていないか、賞味期限や消費期限がある商品に期限管理用のラベルが貼り付けられているか等チェックするようにしましょう。
Amazon FBAに商品を納品する際、効率とコストを考慮するならヤマト運輸の利用がおすすめです。
ここでは、ヤマト運輸がおすすめの理由と詳細について解説します。
ヤマト運輸はFBAパートナーキャリアサービスの一環として、特別な割引料金で納品サービスを提供しています。
このサービスを利用することで、通常の配送料よりも大幅にコストを削減できます。
サイズに関して柔軟に対応することができ、160サイズまでの輸送箱に対応が可能です。
(小型から標準サイズの商品であれば15kgまで、大型商品であれば25kgまでの重量制限があります。)
加えて、配送伝票とAmazonの配送ラベルが一体化されているため、ラベル貼付作業が簡単になり、手間を減らせます。
請求処理もシンプルで、料金は後日Amazon出品者アカウントを通じて請求されます。
集荷依頼も簡単で、ヤマト運輸のサービスを通じて迅速に手配できます。
これらのメリットを活かし、Amazon FBA納品の効率化とコスト削減を図りましょう。
一部ではありますが、FBAパートナーキャリアの料金表については以下のリンクから確認できます。
手順 | 説明 |
---|---|
1. FBAパートナーキャリアヤマトオプションの選択 | Amazonセラーセントラルの納品プラン作成画面で配送業者の選択肢から「FBAパートナーキャリア - ヤマト運輸」を選択します。ヤマト運輸の割引料金が確認できるようになります。 |
2. 輸送箱の情報入力 | 画面上で指示されたフィールドに、輸送箱の重量と縦・横・高さの3辺の寸法を入力します。情報の入力は正確に行いましょう。間違いがあると料金計算や後の手続きに影響が出る可能性があります。入力後、システムが自動で提示する見積額を確認し、承認します。 |
3. 配送ラベルの印刷と貼付け | 承認後、指定のラベル台紙(レーザープリンタ用またはインクジェットプリンタ用)に配送ラベルを印刷します。印刷されたラベルは、輸送箱ごとに1枚ずつ必要となり、上面に直接貼り付けます。このラベルにはヤマト運輸の伝票情報とAmazonの配送ラベル情報が一体化しているため、手間が省けます。 |
4. 納品作成の完了 | 全ての情報を再確認した後、「クリックすると納品が完了します」ボタンを押して納品プロセスを完了させます。承認後、3時間以上経過すると配送料金が請求されるので、情報に誤りがないか細心の注意を払って確認し、迅速に対応しましょう。 |
5. 集荷の依頼 | 納品完了後、ヤマト運輸に集荷を依頼します。Webサイトや電話で集荷依頼が可能です。または、荷物を直接ヤマト運輸の営業所や拠点に持ち込むこともできます。 |
在庫管理はAmazon FBAで成功するための重要な要素です。
過剰な在庫は保管費用がかかり、在庫が少なすぎると売り逃げのリスクがあります。
最適な在庫レベルを維持するためには、以下のポイントが考慮されるべきです。
項目 | 説明 |
---|---|
需要予測 | 過去の販売データや季節性を考慮して、未来の需要を予測します。 |
リオーダーポイント | 在庫がこのレベルに達したら、新たに注文を出すように設定します。 |
ABC分析 | 商品を売上や利益マージンに基づいてカテゴリーを分け、それぞれに適した在庫戦略を適用します。 |
自動リオーダーシステム | Amazonの「在庫レベルの自動調整」機能を活用して、手動での在庫調整を減らします。 |
在庫のローテーション | 長期間倉庫に保管されると、商品が劣化する可能性があります。FIFO(先入れ先出し)原則に従い、古い在庫から先に出荷するように管理します。 |
Amazon FBAでは、商品が長期間倉庫に保管されると追加の長期保管料が発生します。
この費用は通常、6ヶ月以上倉庫に保管された商品に適用されます。
長期保管料を避けるためには、以下の戦略が有効です。
項目 | 説明 |
---|---|
在庫の定期的なレビュー | 最低でも月に1回は在庫状況を確認し、長期保管料が発生する可能性のある商品を特定します。 |
プロモーションやセールで在庫を減らす | 長期保管料が発生する前に、割引やプロモーションを用いて在庫を減らします。 |
在庫の引き取り | 長期保管料を避けるために、商品をAmazon倉庫から引き取ることも考慮に入れます。 |
在庫状況をリアルタイムでモニタリングすることは、在庫の最適化とコスト削減に直結します。
Amazon Seller Centralでは、在庫レポートやダッシュボードを用いて、在庫状況を継続的に監視できます。
特に、「在庫の健全性」レポートは、長期保管料が発生する可能性のある商品や、在庫が不足している商品を一覧で確認できます。
Amazon FBAを活用してビジネスを行う際、多くのセラーが直面するのが「利益を出しづらい」という問題です。
しかし、その背後には明確な理由があり、適切な対策を施すことで利益を増やすことが可能です。
ここでは、Amazon FBAで利益がでない主な理由を紹介します。
Amazonで成功するには、市場の需要と供給を理解し、適切な商品を選定することが必須です。
当然ですが、需要の低い商品や過剰な競争がある商品を選んでしまうと、利益を得ることが困難になります。
前述でお伝えしたように、FBAを利用する際には多くの手数料がかかります。
これが予想以上に積み上がると利益を圧迫します。
特に長期保管手数料や大型商品の取り扱い手数料は高額になりがちです。
適切な価格設定はAmazonで成功するための鍵です。
市場価格よりも高すぎると売れませんし、低すぎると利益が出ません。
FBAの利用料金も含めて価格設定をしなければ、最悪「FBAを使用しているせいで利益がでない」という事態に陥ってしまいます。
過剰な在庫は保管手数料を増加させ、キャッシュフローを圧迫します。
一方で、在庫不足は機会損失につながります。
商品が優れていても、適切なマーケティングが行われなければ、消費者の目に触れる機会は限られます。
AmazonFBAを利用すれば当然利益は少なくなりますが、FBAを利用するからできる迅速な対応やリソースの確保は、他の場面でメリットを生み出します。
その結果、売上増加、利益最大化を狙うことができるのです。
ここからは、AmazonFBAをうまく利用して利益を最大化するための対策を紹介します。
市場の需要を満たしつつ供給が過剰でない商品を選ぶことで、競争が激しい市場での生き残りが可能となります。
市場調査を行い、安定した需要が見込める商品に焦点を当てましょう。
顧客のニーズがあるものや競合店舗の調査を怠らず、常に情報をアップデートしながら移りゆく市場の需要に対応できるようにしましょう。
手数料の詳細を事前に理解し、長期保管手数料や大型商品の取り扱いに特に注意を払いながら、コストを抑える商品選定と効率的な在庫管理を心掛けましょう。
AmazonにはFBA料金シミュレーターという便利なツールがあるので、そちらを活用することをお勧めします。
市場価格を常に監視し、自身の商品が市場で競争力を持つよう適切な価格設定を行いましょう。
価格は利益を生むための重要な要素ですので、市場と自身のコストを考慮した戦略的な価格設定が求められます。
過剰な在庫は余分なコストを生みますが、在庫不足は売上機会の損失につながります。
需要予測に基づいて適切な在庫量を維持し、過剰在庫や在庫不足を避けるための計画的な仕入れ、在庫管理が必要です。
リスティング広告の最適化、広告キャンペーンの実施、顧客レビューの獲得など、様々なマーケティング活動を通じて商品の可視性と魅力を高めましょう。
これらの理由を把握し、それぞれ対応することで、Amazon FBAを用いたビジネスの収益性を大きく改善することができるはずです。
FBA(Fulfillment by Amazon)とFBM(Fulfillment by Merchant)は、Amazonでの販売において最も一般的なフルフィルメントオプションです。
FBAはAmazonが在庫管理から出荷、カスタマーサービスまでを一手に担います。
一方で、FBMは販売者自身がこれらのプロセスを管理します。
項目 | 説明 |
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FBAのメリット |
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FBMのメリット |
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弊社では店舗の無料診断を行っております。ぜひお気軽にご連絡くださいませ。
マルチチャネルフルフィルメント(MCF)は、Amazon以外の販売チャネルでの注文にもAmazonのフルフィルメントセンターを使用できるサービスです。
例えば、自社のウェブサイトや他のマーケットプレイスで商品を販売しても、その商品の在庫管理と出荷はAmazonが行ってくれます。
MCFのメリット:
・在庫を一元管理できる
・Amazonと同様の高速な配送が可能
・カスタマーサービスが一元化される
選択するフルフィルメントオプションは、ビジネスの規模、商品の種類、販売戦略などによって異なります。
小規模なビジネスや独自のブランディングを重視する場合はFBMが適しているかもしれません。
一方で、大規模な在庫を効率よく管理したい場合や、Amazon Primeの利点を最大限に活用したい場合はFBAが有効です。
MCFは、マルチチャネルでの販売を考慮している場合に特に有用です。
Amazon FBAを使用している場合、Amazon Seller Centralを通じてさまざまな種類のクーポンや割引を設定することができます。
これには、時間限定のライトニングディールや、特定の顧客層に対する割引などがあります。
クーポンや割引を効果的に活用するためには、以下のポイントが考慮されるべきです。
項目 | 説明 |
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目的の明確化 |
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ターゲット顧客の特定 |
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成果の測定 |
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Amazonスポンサー広告は、商品を目立たせるための有力な手段です。
FBAを利用している場合、スポンサー広告の設定は非常に簡単です。
Amazon Seller Centralで広告キャンペーンを作成し、予算とキーワードを設定するだけで広告が表示されます。
スポンサー広告を効果的に活用するためには、以下のポイントが重要です。
項目 | 説明 |
---|---|
キーワードの選定 |
|
予算の設定 |
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成果の分析 |
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Amazonでのセールイベントは、大量の在庫を一気に処分したり、新規顧客を獲得する絶好の機会です。
特にFBAを利用している場合、プライムデーなどの大規模なセールイベントでの販売機会は多いです。
成功するためには、以下の戦略が有効です。
・在庫の確保: セールイベント前には十分な在庫を確保しておきます。
・価格戦略: 競合他社との価格競争に勝つための戦略を練ります。
・プロモーション: セールイベント専用のクーポンや割引を提供して、顧客の購入意欲を高めます。
・広告: セールイベントに合わせて、Amazonスポンサー広告や外部メディアでの広告を強化します。
以上の戦略とポイントを考慮することで、Amazon FBAを最大限に活用し、ビジネスを成功に導くことができるでしょう。
Amazon FBA料金シミュレーターは、Amazonの FBAの利用者にとって利益を出すために、重要なツールの中のひとつです。
ここでは、下記の内容について解説します。
Amazon FBA料金シミュレーターを正しく理解し、上手に活用しながら利益率をアップさせましょう。
まず、Amazon FBA料金シミュレーターとは、Amazonが出品者に向けて提供しているツールのことで、各種手数料や利益計算ができる便利なサービスです。
Amazon FBA料金シミュレーターでは、下記の手数料を確認することができます。
上記の手数料については、計算してくれるので把握ができますが、それ以外にかかる月間登録料や返品手数料などその他費用は計算に含まれないので、あらかじめ理解しておきましょう。
また、Amazon FBA料金シミュレーターは、Amazon出品者以外の出品を検討中の方でも使える便利なサービスになります。
続いて、Amazon FBA料金シミュレーターの使い方について解説します。
使い方の流れは下記の通りです。
まずは、Amazon FBAシミュレーターにアクセスし、Amazonセラーセントラルのアカウントを持っている方は「セラーセントラルにサインインします」を選択し、持っていない方は「ゲストとして続ける」を選択しましょう。
そこからは、自分の調べたい商品の商品名やASINコードなどを入力して検索ボタンを押します。
すると、Amazonから出荷の場合と出品者出荷の場合とで比較する画面が出てくるので、それぞれ入力項目に従って埋めていきます。
入力が終わり、計算ボタンをクリックすると「商品あたりの費用」に対して「純利益」と「純利益率」が表示されます。
そこで、出荷方法の違いによる利益率の比較を行い、利益率を参考にしながら料金設定や出荷方法の選択をしましょう。
Amazon FBA料金シミュレーターは、出品者にとって利益率を把握するのに便利なツールですが、いくつか注意点があります。
まず、Amazonの販売手数料には消費税が加算されます。
しかし、Amazon FBAシミュレーターの販売手数料の中には消費税を含まない金額が表示されるため、注意が必要です。
販売数が増えれば増えるほど、その分の消費税の加算も増えていくので利益率を把握する場合は注意しましょう。
Amazon FBAシミュレータは、手数料が改定されると正しく反映されますが、期間限定のキャンペーン時は正しく反映されていない場合があります。
また、配送作業時には梱包資材やシールなどの雑費が必要になりますが、このような雑費もAmazon FBAシミュレーターの中には含まれないため、別途計算する必要があるでしょう。
Amazon FBA倉庫は全国の様々な場所にありますが、中には「場所指定はできるのだろうか?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで、 Amazon FBA倉庫の場所指定はできるのかについて、Amazon FBA倉庫一覧をご紹介します。
結論からお伝えすると、出品者がAmazon FBA倉庫の場所指定はできません。
というのも、Amazonは効率的に物流管理を行うため、自動的にそれぞれのFCへ振り分けています。
また、Amazonが商品カテゴリーなどによって倉庫を振り分けており、出品者がFBA倉庫の指定をしたくてもできない仕組みとなっています。
Amazon FBA倉庫一覧を下記にまとめましたので、参考にして下さい。
名称 | コード | 所在地 |
Amazon小田原FC | FSZ1 | 〒250-8560 神奈川県小田原市扇町4-5-1 |
Amazon狭山FC | HND2 | 〒350-1301 埼玉県狭山市青柳915 |
Amazon川島FC | HND3 | 〒350-0195 埼玉県比企郡川島町かわじま2-1-1 2F |
Amazon川崎FC | HND6 | 〒213-8516 神奈川県川崎市高津区北見方3-14-1 Amazon HND6 |
Amazon川崎FC | HND9 | 〒213-8517 神奈川県川崎市高津区北見方3-14-1 Amazon HND9 |
Amazon鳥栖FC | HSG1 | 〒841-8505 佐賀県鳥栖市弥生が丘3-1-3 |
Amazon堺FC | KIX1 | 〒590-8589 大阪府堺市堺区築港八幡町138-7 |
Amazon大東FC | KIX2 | 〒574-8531 大阪府大東市緑が丘2-1-1 |
Amazon茨木FC | KIX3 | 〒567-8507 大阪府茨木市松下町2-1 Amazon KIX3 |
Amazon藤井寺FC | KIX4 | 〒583-8533 大阪府藤井寺市津堂4-435 |
Amazon京田辺FC | KIX5 | 〒610-0397 京都府京田辺市松井宮田1 Amazon KIX5 |
Amazon尼崎FC | KIX6 | 〒660-8582 兵庫県尼崎市東海岸町20-1 |
Amazon多治見FC | NGO2 | 〒507-8585 岐阜県多治見市旭ヶ丘10-6-136 |
Amazon市川FC | NRT1 | 〒272-0193 千葉県市川市塩浜2-13-1 |
Amazon八千代FC | NRT2 | 〒276-8525 千葉県八千代市上高野2036 |
Amazon川越FC | NRT5 | 〒350-1182 埼玉県川越市南台1-10-15 |
Amazon流山FC | QCB1 | 〒270-0196 千葉県流山市西深井字早稲田1603-1 |
Amazon狭山市広瀬台FC | QCB3 | 〒350-1383 埼玉県狭山市広瀬台2-4-3 |
Amazon千葉みなとFC | QCB4 | 〒261-8528 千葉県千葉市美浜区新港68-1 |
Amazon相模湖FC | QCB5 | 〒252-5282 神奈川県相模原市中央区田名字白雨台3532-13 |
Amazon座間小松原FC | TPB1 | 〒252-0002 神奈川県座間市小松原2-7-1 |
Amazon上尾堤崎FC | TPB2 | 〒362-8502 埼玉県上尾市堤崎362-1 |
Amazon神戸西FC | TPB3 | 〒651-222 兵庫県神戸市西区見津が丘1丁目26 MCUD神戸西2 |
Amazon吉見FC | TPF2 | 〒355-0194 埼玉県比企郡吉見町西吉見480 Amazon TPF2 |
Amazon高槻FC | TPF3 | 〒569-0823 大阪府高槻市芝生町1-52-2 Amazon TPF3 |
Amazon稲沢FC | TPF4 | 〒492-8224 愛知県稲沢市奥田大沢町2-1 Amazon TPF4 |
Amazon習志野FC | TPF9 | 〒275-0024 千葉県習志野市茜浜3丁目7-2 ランドポート習志野2F |
Amazon野田FC | TPFA | 〒270-0237 千葉県野田市中里字光淨寺3078-2 |
Amazon伊勢原FC | TPFB | 〒259-1116 神奈川県伊勢原市石田100 |
Amazon戸田FC | TPFC | 〒335-0026 埼玉県戸田市新曽南4-3-76 ESR戸田 |
Amazon八幡FC | TPFD | 〒614-8302 京都府八幡市八幡カイトリ1-1 |
Amazon埼玉FC | TPFI | 〒339-8503 埼玉県さいたま市岩槻区浮谷1512-1 |
Amazon大和FC | TPN1 | 〒242-0008 神奈川県大和市中央林間西3-7-1 |
Amazon名古屋FC | TPN2 | 〒453-0862 愛知県名古屋市中村区岩塚町高道1番地1ロジポート名古屋3F |
Amazon阿見FC | TPX1 | 〒300-1161 茨城県稲敷郡阿見町よしわら6-21-1 DPLつくば阿見Ⅰ-B |
Amazon印西FC | TPX2 | 〒270-1380 千葉県印西市松崎台2-4-3 Amazon TPX2 |
Amazon札幌FC | TPX4 | 〒007-0033北海道札幌市東区東雁来13条3-1-1 |
Amazon仙台FC | TPX5 | 〒982-0003 宮城県仙台市太白区郡山6-7-20 |
Amazon中台FC | TPY1 | 〒350-1150 埼玉県川越市中台南3-5-1-26ロジプレイス・ディー川越 |
Amazon柏FC | TPY2 | 〒277-0872 千葉県柏市十余二506-1 |
Amazon 愛川FC | TPY3 | 〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津4025-1 |
Amazon古河FC | TPZ1 | 〒306-0292 茨城県古河市北利根8-14 |
Amazon神戸FC | TPZ2 | 〒651-2241 兵庫県神戸市西区室谷1-3-5 |
Amazon加須FC | TPZ3 | 〒347-0124 埼玉県加須市中ノ目7 加須PDセンター |
Amazon上尾堤崎FC | TPZ6 | 〒362-8502 埼玉県上尾市堤崎362-1 |
Amazon大和FC | TPZ7 | 〒242-0008 神奈川県大和市中央林間西3-7-1 |
Amazon所沢FC | TPZ8 | 〒359-0001 埼玉県所沢市下富585 |
Amazon市原FC | TPZ9 | 〒290-0266 千葉県市原市海峰1545-2 |
Amazon川口FC | TYO1 | 〒332-8503 埼玉県川口市領家5-14-35 Amazon TYO1 |
Amazon久喜FC | TYO2 | 〒346-8511 埼玉県久喜市上清久字桟敷1000-1 |
Amazon青梅FC | TYO4 | 〒198-8501 東京都青梅市末広町2-9-14 |
Amazon坂戸FC | TYO6 | 〒350-0282 埼玉県坂戸市西インター1-2-1 |
Amazon上尾FC | TYO7 | 〒362-8508 埼玉県上尾市大字中新井字前826-5 |
Amazon相模原FC | TYO8 | 〒252-5220 神奈川県相模原市中央区字白雨台3532-10 |
Amazon狭山日高FC | TYO9 | 〒350-1389 埼玉県狭山市広瀬台4-5 |
Amazon柏FC | VJGT | 〒277-0931 千葉県柏市藤ケ谷1823 Amazon VJGT |
Amazon柏FC | VJNA | 〒277-0931 千葉県柏市藤ケ谷1823 Amazon VJNA |
Amazon東灘FC | VJNB | 〒658-0023 兵庫県神戸市東灘区深江浜町65 グッドマン神戸3F Amazon VJNB |
Amazon門真FC | VJNC | 〒571-0034 大阪府門真市東田町5-18 1F |
Amazon立川FC | VJND | 〒190-0015 東京都立川市泉町935 |
Amazon平塚FC | VJNE | 〒254-0012 神奈川県平塚市大神455-1 Dプロジェクト平塚 |
Amazon柏FC | VJWA | 〒277-0931 千葉県柏市藤ケ谷1823 Amazon VJWA |
Amazon住之江FC | VJWB | 〒559-0031 大阪府大阪市住之江区南港東5-2-46 |
Amazon相模原FC(冷凍庫) | TPR1 | 停泊所: 〒252-0244 神奈川県相模原市中央区田名字赤坂3700-1 GLPアルファリンク相模原I、東ウィングE16~E18 |
Amazon海老名TC | XHD3 | 〒243-0480 神奈川県海老名市中新田3290 MFLP海老名I 3F |
Amazon流山FC | XHD4 | 〒270-0105 千葉県流山市平方字上谷383番地2 DPL流山IV 1階(南棟) |
Amazon茨木FC | XKX3 | 〒567-0084 大阪府茨木市彩都あかね1番地三井不動産ロジスティクスパーク茨木5F |
Amazon鳴尾浜 | XKX4 | 〒663-8530 兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目20 GLP鳴尾浜4階 |
AmazonFBAは、Amazonでビジネスを加速させようとしているなら、まず利用しない手はありません。実際、在庫管理やお客様対応などを代行してもらえるため、自社のリソースをフル活用して売上アップのために尽くせます。
Amazonに出店してしっかりと売上を作りたいなら、FBAを活用していきましょう。
なお、株式会社ピュアフラットでは、Amazonに出店する事業者様の売上アップを実現させるためのコンサルティングを行っています。元Amazonメンバーが在籍しているため、確かなノウハウをもとに的確な支援が可能です。
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ピュアフラットのAmazonでのご支援実績を紹介します。
AmazonのFBAとは何ですか?
AmazonFBAとは、フルフィルメントby Amazonの略で商品の管理から注文などのお客様対応、配送などをトータルで請け負う代行サービスです。 フルフィルメントセンターと呼ばれる専用の倉庫があり、そこで24時間365日どんなときでも出荷できる管理体制や対応の代行といったサポートが充実しています。 よって、自社は商品の仕入れなどにコミットできます。
AmazonのFBAへの納品方法を教えてください
AmazonFBAへの納品手順はこちらの7ステップです。 1.セラーセントラルでFBAをセットアップする 2.商品登録する 3.納品プランを作成する 4.商品ラベル貼付してバーコードを確認する 5.納品倉庫を確定する 6.Amazonの基準に従って梱包する 7.配送準備を行い完了させる