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【完全版】Amazonブランド登録ガイド!ストアページの作り方も解説

更新日: 2024.12.30

カテゴリ:  Amazon

【完全版】Amazonブランド登録ガイド!ストアページの作り方も解説

Amazonに商品を出品するなら、どこかのタイミングで検討するであろうAmazonブランド登録。登録すると特定の広告を出稿できるなど、メリットの多い施策です。

 

ですが「Amazonブランドにはどうすれば登録できるのか?」「手順がわからない…」
といった疑問も多いのではないでしょうか?

 

そこでこの記事では、Amazonブランド登録の手順やストアページの作り方について解説していきます。

 

なお、弊社ではAmazonの新規出店ガイドを無料で提供しています。

これからAmazonに出店を考えている方や、出店はしているがもっと売上を伸ばしたいという方に向けて、成果を最大化するためのポイントを解説しております。

 

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Amazonのブランド登録とは?

Amazonのブランド登録とは?

そもそもAmazonブランド登録とは、登録可能な商標を持っている方が活用できる、ブランドを所有するためのサービスです。

 

Amazonの商品ページに表示される商品名の直下にブランドと記載された青字をみたことはないでしょうか?ブランド登録を完了させるとここにブランド名が表示されます。

 

Amazonにはブランド登録をしていないと利用できない機能が多々あります。そういった機能をフル活用するためにもまず登録すべきでしょう。

なぜ行うべき?Amazonにブランド登録するメリット

なぜ行うべき?Amazonにブランド登録するメリット

では、なぜAmazonのブランド登録をすべきなのでしょうか。
登録するメリットは8つあります。

  1. スポンサーブランド広告を活用できる
  2. 相乗り業者や転売屋からの被害リスクを防げる
  3. 商品ページの編集権限を優先して持てる
  4. Amazonのストアページを作成できる
  5. JANコードなしでも出品できる
  6. Amazon Vine先取りプログラムに参加できる
  7. Amazonブランド分析を利用できる
  8. 「ブランドレジストリチーム」のサポートを受けられる

ひとつずつ解説していきます。

①スポンサーブランド広告を活用できる

まず、ブランド登録を済ませるとスポンサーブランド広告を活用できます。

 

スポンサーブランド広告とは、設定した検索キーワードに対して特定ブランドの商品を表示させる広告のこと。ブランドの認知向上を促進するために利用されるため、商品の成約率を高める狙いを持って行う施策ではありません。

 

ただ、ブランド登録した出品者しか掲載できないため、競合の母数を大きく減らして効果的な認知拡大につなげられるでしょう。

②相乗り業者や転売屋からの被害リスクを防げる

次に、相乗り業者や転売屋からの被害リスク防止も見込めます。というのも、ブランド登録が商標権の所有を示せるため、仮に同じ商品を取り扱う業者や人がいたとしても「知的財産権侵害」などを主張しやすいシチュエーションが築けるからです。

 

必然的にライバルの数を減らせるため、自社商品が選ばれる確率を高められるでしょう。

③商品ページの編集権限を優先して持てる

また、商品ページの編集権限を優先して持てるようになります。

 

そもそも、商品詳細ページは出品者から寄せられる情報をいくらか反映させながら作成されています。しかし自社がいくら正しい情報を入れようとしても、Amazonのページに反映されないケースが少なくありません。

 

ただそこでブランド登録をしておくと、自社が設定した商品の詳細についての情報が反映されやすくなり、他者からの情報をある程度遮断しやすくなります。よって、本来載せるべき正確な情報やイメージを担保しやすくなるでしょう。

④Amazonのストアページを作成できる

そして、Amazonのストアページを作成できます。

 

ストアページとは、Amazon内に設置できる自社ブランドを紹介するページのこと。ブランド登録をしていないと商品ページしか作成できませんが、ブランド登録をすることで新規のコンテンツが作成できるわけです。

 

ストアページを作り込めば、ブランドイメージや世界観をユーザーに伝えやすくなり、ファンづくりにも活かせられるでしょう。

⑤JANコードなしでも出品できる

さらに、JANコードなしでも出品できるようになります。

 

そもそもAmazonで出品するなら、JANコードを取得していなければいけません。しかしこれから販売する商品のJANコードを取得していないケースもあるでしょう。

 

そこで利用できるサービスが、製品コード免除申請。ブランド登録を済ませておくと、この申請に通りやすくなります。申請が下りさえすれば、JANコードなしに出品できます。

 

関連記事:Amazonの商品名の決め方は?必要な要素やルールを解説

⑥Amazon Vine先取りプログラムに参加できる

Amazonにブランド登録をすると、「Amazon Vine先取りプログラム」というプログラムへの参加が可能になります。Amazonでの売上アップに繋げやすいため、ぜひ参加したいプログラムです。

 

Amazon Vineとは、Amazonから選定され招待されたメンバーに商品のサンプルを提供し、商品のカスタマーレビューを投稿してもらうことができるプログラムです。

 

Vineメンバーには、Amazonストア内で質の高いレビューをしているユーザーが選ばれています。そのため、Vineメンバーにレビュー投稿してもらえることには大きなメリットがあると言えるでしょう。

 

なお、Amazon Vine先取りプログラムへの参加にはAmazonブランド登録以外にも「出品中の商品の在庫があること」「アダルト商品ではないこと」等の参加条件があります。

 

⑦Amazonブランド分析を利用できる

7つめのメリットはAmazonブランド分析(Brand Analytics)を利用できるようになることです。

 

Amazonブランド分析とは、公式が提供している分析ツールです。以下5つの分析機能を利用できます。

  • 検索上位の用語
  • 検索カタログパフォーマンス
  • 検索クエリパフォーマンス
  • ストアバスケット分析
  • リピート購入行動

たとえば、Amazonブランド分析を利用することで、例えば以下のような数値に基づいた売上施策を練ることができるようになります。

  • 「リピート購入行動」でリピート購入頻度の高い商品を「Amazon定期便」対象にする。
  • 「検索クエリパフォーマンス」でクリック数に対する購入率が低い商品は、選定キーワードの再検討ができる。
  • 「ストアバスケット分析」で同時購入されている商品を知ることで、セット販売の需要を知ることができる。

Amazonブランド分析を利用し、売上アップを目指していきましょう。

⑧「ブランドレジストリチーム」のサポートを受けられる

Amazonでのブランド登録を済ませると、専任のサポート窓口である「ブランドレジストリチーム」の支援を受けられるようになります。

例えば、あなたのブランドが商標や著作権侵害にあった場合、ブランドレジストリチームに報告することで、Amazon内で迅速な対応が行われます。このチームは侵害を確認し、該当する商品の調査や削除といった対応をしてくれるのです。こうしたサポートがあることで、自分のブランドを守るための強力な手段を手に入れられます。

また、Amazonで偽造品が出回るという問題が発生した場合も、このチームが迅速に対応します。偽造品の特定から削除、さらには再発防止に向けた取り組みまで、迅速かつ徹底的にサポートしてくれるのです。さらに、Amazonの「ブランドダッシュボード」や偽造品対策ツール「Project Zero」といった、ブランド保護を強化する機能についても、サポートを受けられます。

Amazonブランド登録のデメリット

Amazonブランド登録のデメリット

ただし、ブランド登録にはデメリットもあります。

  1. ブランド登録完了までに手間がかかる
  2. 事前に商標登録していないと承認までに時間がかかる
  3. 必ずしも販売促進に繋がるとは限らない
  4. 小口出品プランでは一括登録ができない

ひとつずつ解説していきます。

ブランド登録完了までに手間がかかる

まず、ブランド登録には多くの時間と手間を要します。

 

具体的な手順については以降で詳しく解説していきますが、申請に向けた準備やアカウントの紐付けなど、自分でやらなければいけない作業が多いです。

 

また、細かい注意点もあるため、適切な準備ができないと進行が滞りかねません。もし不備があれば、さらに時間がかかるため、準備は慎重に行うべきでしょう。

事前に商標登録していないと承認までに時間がかかる

そして、ブランド登録は実施しようと思ってすぐにできるわけではありません。というのも、ブランド登録には商標登録が必須であるうえ特許庁への申請が必要で、商標権の取得には一般的に1年間はかかるからです。

 

ただし、早期審査制度を適用させれば、審査期間を約2ヶ月に短縮できるほか、ファストトラック対応なら約6ヶ月にまで早められます。このような制度を活用しないと時間がかかるため、一刻も早く動き出す必要があるでしょう。

必ずしも販売促進に繋がるとは限らない

Amazonでブランド登録を行うことで、知的財産を守る手段は強化されますが、それが必ずしも売上アップに繋がるわけではありません。Amazonは非常に競争が激しいため、単にブランド登録をするだけでは、売上が自然に伸びるとは期待できません。ブランドの知名度を上げたり、売上を増やしたりするためには、広告やプロモーションが必要です。

効果的な販売戦略を立て、ターゲット層にリーチするためのマーケティングも欠かせません。例えば、Amazon内での広告キャンペーンやレビューの獲得、さらには外部のウェブサイトやSNSでのブランド認知度向上策を取り入れましょう。つまり、ブランド登録はあくまでも出発点であり、売上を伸ばすためにはその後の努力が必要です。

小口出品プランでは一括登録ができない

小口出品プランを利用している場合、一括登録システムを使用できません。Amazonでは、大口出品プランを選択している出品者に限り、一括登録が可能です。

一括登録システムを利用すれば、多数の商品を効率よく短時間で登録できるため、作業時間を大幅に削減できます。

 

しかし、小口出品プランの出品者は、商品を1つずつ手動で登録しなければならないため、作業量が増える点に注意が必要です。

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Amazonブランド登録の費用と期間

続いて、Amazonブランド登録の費用と期間について解説します。

ブランド登録の初期費用と維持費

Amazonブランド登録にはいくつかの費用がかかわってきます。

最も基本的なのは商標登録の費用です。

商標登録は国や地域によって異なり、日本での商標登録費用は5万円から10万円程度かかります。

Amazon自体へのブランド登録費用は基本的に無料ですが、特定のカテゴリーでの販売や特別な認証が必要な場合は追加費用が発生することもあります。

維持費についても国や地域によって異なりますが、商標の更新費用が主なもので一般的には10年ごとに数万円が必要です。さらに、ブランドの知名度を高めるために広告費やプロモーション費用も考慮に入れる必要があります。

また、Amazonのサービスを利用するには月額費用や販売手数料が発生する場合もあります。

全体でかかる費用をしっかりと計算し、予算内で運用できるかどうかを事前に確認することが重要です。

ブランド登録から承認までの一般的な期間

Amazonのブランド登録には、いくつかのステップがあります。

 

まず、商標登録が必要な場合、これには数ヶ月から1年以上かかる場合があります。

 

次に、Amazonへのブランド登録申請ですが、これは通常数日から数週間で承認されることが多いです。

 

ただし、書類不備や審査に時間がかかる場合もありますので、余裕を持ったスケジュールで申請することをお勧めします。

 

また、商標登録が必要な場合は、その手続きにも時間がかかるため、早めに行動を起こすことが重要です。

 

さらに、ブランド登録が承認された後も、Amazonのポリシーに違反しないように常に注意を払う必要があります。

 

違反が発覚した場合、ブランド登録が取り消される可能性もありますので、その点も考慮に入れておく必要があります。

Amazonブランド登録を最短で取得する方法とは

Amazonのブランド登録には、商標登録やブランド登録申請といったステップがあります。

 

Amazonのブランド登録において必要不可欠な商標登録は、審査に長い時間を要します。審査完了までに半年から1年ほどかかる可能性が高いです。書類の提出遅れや不備があると審査完了までの時間はさらに長くなります。

 

Amazonのブランド登録を少しでも早く取得したい場合は、ファーストステップである商標登録の出願を早めに行いましょう。また、早期審査制度を利用すると、商標登録の審査期間を約2ヶ月まで短縮できます。

なお、ファストトラック対応(商標登録の審査期間を約6ヶ月まで大幅に短縮できる制度)は現在利用不可となっているため、注意してください。

 

ファストトラック対応の再開時期は未定ですが再開時には事前に特許庁の公式ホームページでお知らせがあるため、商標登録前に念のため確認しておくといいでしょう。

Amazonブランド登録の手順4ステップ

Amazonブランド登録の手順4ステップ

それでは、Amazonブランド登録の手順について4ステップで解説していきます。

  1. 事前に商標登録を済ませる
  2. ブランド登録に必要な準備を行う
  3. ブランドレジストリアカウントを作成する
  4. ブランドレジストリでブランドと商標を登録する

ひとつずつ解説していきます。

事前に商標登録を済ませる

まず、Amazonのブランド登録に必要な商標登録を済ませましょう。

 

登録可能な商標タイプは以下のとおりです。

  • 文字商標(文字のみ)
  • 図形商標(文字と画像の掛け合わせ)

画像のみの商標タイプもありますが、Amazon側が使用を認めていないため、ブランド登録には活用できません。よって、上記に挙げたいずれかのタイプを用意してください。

ブランド登録に必要な準備を行う

次に、Amazonのブランド登録に必要なものを準備していきましょう。

 

商標以外に必要なものとして挙げられるのは、ブランド名やロゴが印字された商品画像。商品画像を提出しないと登録できないため、注意してください。

 

なお、提出できる商品画像の条件は以下のとおりです。

  • Amazonでの販売商品、または販売予定の商品の写真
  • ブランド名やロゴが商品やパッケージに印字されている写真
  • ブランド名やロゴ、その他の識別マークが明示されている写真
  • コンピューターでは作成されていない写真

上記の4点には注意して用意しましょう。

ブランドレジストリアカウントを作成する

続いて、ブランドレジストリアカウントを作成します。

 

ブランドレジストリアカウントとは、ブランド登録に必須となるアカウントのこと。セラーセントラルにログインしてからAmazonブランド登録ページを開くとファーストビューに見える「開始する」から登録手続きに進めます。

1.開始するをクリック

開始するをクリック

 

2.さらに一番下の「今すぐ登録する」を選択

今すぐ登録する

 

3.「ブランド管理」内にある「新しいブランドを登録」から必要項目を入力して登録

ブランド管理

 

上記の3ステップで登録作業は完了です。ブランド登録の詳細は次で詳しく解説します。

ブランドレジストリでブランドと商標を登録する

アカウントを登録できたら、ブランドレジストリ管理画面の左側にある「新しいブランドを登録」からブランドと商標を登録していきましょう。

  1. ブランドロゴのアップロード
  2. 商標登録機関の国を選択
  3. 商標登録番号・申請番号の登録
  4. 商品画像のアップロード
  5. 出品用アカウントの登録
  6. 製造および販売情報の登録
  7. 確認コードの提出

順番に説明します。

①ブランドロゴのアップロード

事前に用意したブランドロゴのデータをアップロードします。ブランドロゴのデータは白もしくは、透明背景でロゴが画像全体に表示されているものが必要です。

②商標登録機関の国を選択

商標登録をした国を選択します。日本の特許庁で登録した場合は、「日本」を選びましょう。

③商標登録番号・申請番号の登録

商標の登録番号を入力しますが、出願中の場合は申請番号を入力します。登録番号は登録証に記載されており、申請番号は願書の受領証に出願番号が記載されています。

登録番号:「登録第□□□□□□号」
申請番号:「商願XXXXー□□□□□□」

商標出願や登録をおこなってから48時間以内は、ブランド登録の申請ができない可能性があるので注意してください。申請できなかった際は、時間をおいてから再度申請しましょう。

④商品画像のアップロード

Amazonで販売する予定の商品やすでに販売している商品の画像をアップロードします。
アップロード画像の注意点を以下にまとめました。

  • ファイルの種類:jpg・png・gif
  • ファイルサイズ:5MB以下
  • ブランドのロゴマークがパッケージや商品に明確に表示されている

注意点に気をつけて商品画像を提出しましょう。

⑤出品用アカウントの登録

「出品者」を選択するとアカウント情報が表示されるので、自分が開設したアカウントを選択してください。

⑥製造および販売情報の登録

ブランドに適用される保護機能をAmazonが特定するために、入力する項目が3つあります。

  • ブランド商品を他の小売り業者に販売しているか
  • ブランド商品の販売国(任意)
  • 商品の商標のライセンス供与の有無

最後に「送信」ボタンを押すとAmazonブランド登録の申請ができ、Amazonで承認審査が実施されます。

⑦確認コードの提出

申請が完了したあと、約1週間でブランド登録の審査結果がわかるでしょう。承認された場合、商標登録済みの連絡先に確認コードが送信されます。

確認コードはAmazonが商標権の所有者自身で、ブランド登録の申請をおこなったかどうかをチェックするためのコードです。

確認コードが届き次第、Amazonブランド登録のアカウントにログインし、コードを提出しましょう。

JANコード免除申請とは?

通常、Amazonで出品する商品はJANコードを取得している必要があります。

しかし、JANコード免除申請を行いその申請が受理されれば、JANコード未取得の状態で出品することが可能になります。

 

ここでは、JANコード免除申請の方法とメリットについてご紹介します。

JANコード免除申請の方法

JANコード免除申請は、Amazonのセラーセントラルページから行います。

  1. メニューから、 カタログ>商品を追加を選択し、Amazonで販売されていない商品を追加しますをクリックします。
  2. 検索枠、または参照からJANコード免除申請したい商品に該当するカテゴリー・商品タイプを選択してください。
  3. 商品名とブランド名を入力し、「商品コード(JANコード等)」で「製品コードがありません」にチェックを入れます。
  4. 「GTIN免除が必要です。」という赤字が表示されたら、横の「今すぐ申し込む」をクリックして、申請フォームに進みます。
  5. 申請フォームの案内に従って必要事項を記入し、申請をします。なお、申請時にはブランド名が印字されている写真が最低2枚必要となります。

申請後、出品可能となった場合は、48時間以内にAmazonから申請結果のメールが届きます。

JANコード免除申請のメリット

JANコード免除申請が通った場合のメリットは主に2つあります。

 

1つめのメリットは、JANコードがないハンドメイド品や自動車の部品、食品等をAmazonストアに出品することができるようになることです。

世の中には上記のようにJANコードが割り振られていない商品も多くあるため、JANコード免除を理解してもらうことができれば、販売の幅が広がります。

 

2つめのメリットは、セット商品販売時にJANコードがなくても出品ができるようになることです。

通常、セット商品を販売する際は「セット商品」としての専用のJANコードが必要となります。例えば5個セットの商品や10個セットの商品を販売する場合、5個セット用のJANコードと10個セット用のJANコードがそれぞれ必要です。

 

JANコード免除申請が受理されれば、5個セット用のJANコードや10個セット用のJANコードを取得する必要がなくなります。

Amazonブランド登録のポイント

Amazonブランド登録のポイント

では最後に、Amazonブランド登録のポイントについてお伝えしていきましょう。

  1. 登録商標のフォント変更など改変できない
  2. 画像のみの商標は利用できない
  3. 商標登録には時間がかかる

ひとつずつ解説していきます。

登録商標のフォント変更など改変できない

まず、登録商標は勝手にフォントやデザインを改変できません。

 

もし商標に変更点があった場合は原則として、変更後のフォントやロゴデザインで登録し直す必要があります。また変更があったにもかかわらず、そのままにしていると登録取り消しといった措置を取られてしまいます。

 

商標を登録するときは、変更が起こらない状態にしてから申請すると手間を減らせるでしょう。

画像のみの商標は利用できない

先ほどもお伝えしましたが、Amazonでは画像のみの商標は利用できません。

 

もしAmazonのブランド登録に申請したにもかかわらず通らない場合は、画像のみの商標で申請してしまった可能性もあります。

 

画像のみの商標ではなく、文字だけの商標である文字商標もしくは文字と画像を掛け合わせた図形商標のどちらかでないと登録できない点に注意しましょう。

商標登録には時間がかかる

そして、商標登録には審査期間があるため、最低でも1年間は時間がかかります。今すぐに商標登録したいと思ってもできないため、早めに動きましょう。

 

ただもちろん、1年間も待てないといった方も多いはずです。そこで少しでも期間を短縮する方法として、以下の2つが挙げられます。

  1. 早期審査制度:条件を満たしたうえで出願本人から申請を受けると適用される制度
  2. ファストトラック対応:「類似商品・役務審査基準」や「商標法施行規則」もしくは「商品・サービス国際分類表(ニース分類)」に掲載する商品や役割を指定しているときに適用される制度。

早期審査制度なら約2ヶ月、ファストトラック対応なら約6ヶ月で審査期間を大幅に短縮できます。

Amazonブランド登録に必要な商標登録の注意点やポイント

Amazonブランド登録に必要な商標登録の注意点やポイント

Amazonのブランド登録には商標登録が必要であることを先ほどご紹介しましたが、商標登録を行う前に知っておくべき注意点やポイントを解説します。

  1. 画像のみの商標は受付不可
  2. 迷うなら文字商標がおすすめ
  3. 早期審査制度を活用し商標登録をする
  4. 商標なしでは登録できない
  5. 商標名とブランド名は完全に一致しなければならない
  6. 海外のAmazonで販売する場合もその国の商標登録が必要

では、順番にご紹介します。

画像のみの商標は受付不可

まず、商標には「文字商標」「文字など含む図形商標」「画像のみの商標」の3つの種類があります。
ここで気をつけなければいけないポイントは、Amazonはどの商標でも受付可能というわけではありません。
Amazonで受付可能な商標は「文字商標」と「文字など含む図形商標」のみで、画像のみの商標は受付不可となります。

もし、知らずに画像のみの商標を選んでしまうと、再度やり直しが必要になるため、さらに商標登録に時間がかかるので注意しましょう。

迷うなら文字商標がおすすめ

これから商標登録を行う方の中で「文字商標」か「文字など含む図形商標」のどちらにするか迷っている場合は、文字商標を選んでおきましょう。
特に、図形商標にはこだわりがなかったり、決めていたロゴがない方は、文字商標を選んでおけば後からでもロゴを登録することもできます。

商標登録には時間がかかるため、迷うのであれば文字商標を選んでおきましょう。

早期審査制度を活用し商標登録をする

通常、商標登録をするには約1年かかりますが、早期審査制度を活用すると約2ヶ月に短縮できます。
特に、商標登録を急いでいない方は利用する必要はありませんが、Amazonブランド登録を目的とする方は利用して早急に商標登録しておく方が良いでしょう。

しかし、早期審査制度を利用するにはいくつかの条件が必要です。

下記に条件をまとめました。

  1. 出願商標を指定商品・指定任務の一部に既に使用していて、権利化について緊急性を要する
  2. 出願商標を既に使用している商品・役務のみを指定している
  3. 出願商標を指定商品・指定任務の一部に既に使用していて、商標法施行規則別表や類似商品・任務審査基準などに掲載されている商品・役務のみを指定している

このように、誰でも早期審査制度を利用できるわけではないことは理解しておきましょう。
条件を満たしている方は、早期審査の申請は無料なので利用してみてくださいね。

商標なしでは登録できない

Amazonブランド登録を行うためには、基本的に商標登録が必要です。日本では特許庁から正式な「登録商標番号」を取得していないと、ブランド登録の申請を完了させられません。この登録商標番号は、自分のブランドを知的財産として守るための重要な法的証明です。

ただ、まだ商標を取得していない場合でも、特許庁に商標を出願し、出願番号(「商標出願受付証」に記載されている番号)を取得していれば、Amazonでブランド登録の手続きを進められます。つまり、商標登録が完了する前でも、出願中であればその出願番号を使って申請ができるのです。ただし、これはあくまで一時的な措置のため、最終的には正式な登録商標番号が必要になります。商標登録の進捗をしっかりと確認し、手続きを完了させましょう。

商標名とブランド名は完全に一致しなければならない

Amazonのブランド登録では、申請するブランド名と特許庁に登録されている商標名が完全に一致していなければなりません。この「完全に一致」は、たとえブランド名の一部を変更したり、略称を使用したりすることも許されません。例えば、大文字と小文字の違い、スペルミス、または商標名とブランド名の間に余分なスペースが入っているだけでも、申請が却下される可能性があります。

さらに、文字商標(ワードマーク)だけでなく、画像商標(ロゴマーク)も同様に厳しく審査されます。デザインを少し変えただけでも、商標登録された内容と異なると見なされ、申請が拒否されることがあります。そのため、申請時には商標登録された正確な名称やデザインをそのまま使い、一切の変更を加えないようにすることが大切です。

海外のAmazonで販売する場合もその国の商標登録が必要

日本以外の国のAmazonで商品を販売する際は、ブランド登録を希望する国での有効な商標でなければ登録できません。日本で取得した商標登録は日本以外のAmazonでは利用できないので、国ごとの商標登録が必要になります。

Amazon IP Acceleratorを利用すれば、素早くブランド登録の申請ができるのでおすすめです。Amazon IP Acceleratorとは、Amazonが競争力のある価格を提供し、商標登録をサポートしてくれるサービスのことです。

 

現在、法務サービスプロバイダーと連携している国を紹介します。

オーストラリア・ベルギー・ブラジル・カナダ・エジプト・フランス・ドイツ・インド・イタリア・日本・メキシコ・オランダ・ポーランド・サウジアラビア・シンガポール・スペイン・スウェーデン・トルコ・アラブ首長国連邦・英国・米国

Amazon IP Acceleratorを利用すれば、競争力のある価格で知的財産権を確立し、迅速なブランド登録をサポートしてくれるので、時間と費用も節約できます。

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Amazonブランド登録のリスクと対策

次に、Amazonブランド登録のリスクと対策について解説します。

商標の侵害と対処方法

Amazonでのブランド登録を行うと、商標の侵害リスクが高まる場合があります。

 

これは、他の出品者があなたのブランド名やロゴを無断で使用するケースです。

 

Amazonはブランド登録者に対して一定の保護を提供していますが、100%の安全性は保証されていません。

 

そのため、定期的にマーケットプレイスを監視し、侵害が見つかった場合は速やかにAmazonに報告することが重要です。

 

また、侵害が発生した場合の法的手続きにも費用がかかる場合がありますので、その点も考慮に入れておく必要があります。

 

さらに、商標の侵害が疑われる場合は、専門の法律家に相談することも一つの方法です。

ブランド登録が拒否された場合の対応策

Amazonのブランド登録が拒否された場合、その理由をしっかりと確認することが第一です。

 

多くの場合、書類不備や商標の問題が原因となっています。

 

このような場合は、必要な書類を再提出したり、商標の再申請を行うことで解決することが多いです。

 

また、拒否された原因が不明確な場合や、何度も拒否される場合は、Amazonのサポートに直接問い合わせることも有効です。

 

さらに、拒否された場合の対応としては、他の販売チャネルを検討することも一つの方法です。

 

Amazonだけが販売チャネルではありませんので、他のオプションを考慮することも重要です。

 

関連記事:Amazonの出品規約とは?ペナルティになりがちな6つのケースも紹介

Amazonブランド登録が通らない時の原因と対策

Amazonブランド登録が通らない時の原因と対策

中には、Amazonブランド登録をするも審査に通らないこともあります。
その場合に、考えられる原因と対策についてご紹介します。

  1. 商標が商品に表示されていない
  2. J-Plat Patに登録されていない
  3. ブランド名と商標名が違う

では、順番に解説していきますね。

商標が商品に表示されていない

まず、商標が出品している商品に表示されていない場合、Amazonのブランド登録の審査で落とされる原因になります。
そのため、出品している商品やパッケージ全てに商標を表示しているかをしっかり確認するようにしてください。

さらに、商標が全て表示されているにもかかわらず、わかりにくい場所に表示しているため落とされてしまうケースもあります。
全てわかりやすい場所に商標表示しているか再度チェックする必要があるでしょう。

J-Plat Patに登録されていない

次に、商標登録を出願してすぐにAmazonへブランド登録をしても審査に落とされてしまいます。
というのも、出願してすぐはJ-Plat Pat(特許情報プラットフォーム)に情報が反映されていないため、Amazon側が確認できず落とされてしまうわけです。

順調に出願が受理されると、約2週間から1ヶ月ほどでJ-Plat Patへ掲載されるので、きちんと情報が反映されているのを確認した上でブランド登録の申請を行うと良いでしょう。

ブランド名と商標名が違う

最後に、登録するときのブランド名と商標名が違う場合、審査で落とされるケースがあります。
Amazon側は、J-Plat Patに記載されている商標名を見て確認するため、ブランド名と違う場合は受付不可となります。申請する際は以下のように対応しましょう。

  1. J-Plat Patの商標の記載そのままでブランド登録申請を行う
  2. 図形商標に不要文字がある場合は、文字商標でもう一度出願する

このように、申請したブランド名と商標名が違うと気が付いた場合は、再度正しい商標で申請してみましょう。

Amazon ブランド登録で相乗り業者対策を

Amazon ブランド登録で相乗り業者対策を

Amazonブランド登録をしていると、相乗り業者対策がよりスムーズになります。

前述のとおり、相乗り業者が勝手にブランド名やロゴを使っているとなれば「知的財産権の侵害を申告」のページから申告することができるようになるからです。

ここからはより具体的に以下の3点から相乗り業者対策について説明します。

  • 侵害通報ツールを活用
  • 商品カタログの編集権限をロック
  • AIによる自動プロテクションを活用

詳しく説明していきます。

侵害通報ツールを活用

Amazonブランド登録のシステムにログインをして、「権利侵害を申告する」というフォームを活用します。フォームでAmazonの商品名やASINを検索し、まとめて商標権侵害を申告できます。

ただし、商標権を取得していない状態(出願係属中)だと申告することができませんので注意が必要です。

 

申告を正しく行い商標権の侵害が認められると、通常24時間以内(早ければ1時間程度)で侵害品は削除されます。

場合によっては侵害をくり返す出品者にアカウント停止などの厳しいペナルティが適用されることもあります。

商品カタログの編集権限をロック

Amazonで新商品を出品しようとして商品カタログを作成する際、一度出品した商品に他人が相乗りすることがあります。

しかし、商品カタログの「編集権限のロック」機能を利用すれば、相乗り出品者は商品ページの内容を編集できなくなります。

相乗り出品者が商品説明や商品のサイズ・仕様・セット内容などを勝手に書き換えることができなくなります。

編集権限のロック機能はセラーセントラルでの商品カタログ作成時に、事前にブランド登録した商標名を入力することで効果を発揮します。

AIによる自動プロテクションを活用

『AIによる自動プロテクション』とは、侵害品がAmazon販売ページに表示される前に自動でブロックする機能。ブランド登録を行うことで自動的に働き出します。

自動プロテクションが行われたどうかを権利者側が知ることができないため効果が見えにくい機能ですが、権利侵害の申告を行うことでAIが侵害品の特徴を学習し、効果的に作動するとされています。

 

特に人気ブランドや頻繁に模倣品が市場に出回る場合、この自動プロテクションは大変頼りになるガードマンとなるでしょう。

Amazonブランド登録の重要性を理解し、適切な手続きを進めることでメリットを最大限に活用してください。

Amazonブランド登録は商標なしや申請中でもできる?

結論からいうと、日本でのAmazonのブランド登録は商標なしや商標申請中の場合登録できません。
Amazonの公式サイトにも「商標が登録されている、または登録が保留されている必要があります。」と記載されています。

そのため、すぐにでもAmazonブランド登録をしたい方は、まずは早急に商標登録を行わなければなりません。
商標登録の審査期間を少しでも早めるために「早期審査制度」を活用しても、最短でもおよそ2ヶ月の期間はかかるでしょう。

Amazonブランド登録後の運用方法

Amazonブランド登録後の運用方法

最後に、Amazonブランド登録後の運用方法について解説していきます。

 

Amazonブランド登録後にスムーズに運用できるように、しっかりポイントを押さえておきましょう。

ブランドストーリーと商品説明の最適化

ブランド登録後に重要なのは、ブランドストーリーと商品説明の最適化です。

 

これにより、顧客に対してブランドの価値をしっかりと伝えることができます。

 

具体的には、ブランドの起源や特徴、ビジョンなどを明確にし、それを商品説明や画像、ビデオなどで表現することが有効です。

 

また、商品説明にはSEO対策を施し、検索で上位に表示されるように工夫することも重要です。

 

¥商品説明やブランドストーリーには、顧客のレビューやフィードバックを反映させることで、より信頼性の高い内容を作成することができます。

ブランドストーリーと商品説明を最適化することで、顧客に対してブランドの価値をしっかりと伝えられます。

スポンサーブランド広告の効果的な活用方法

スポンサーブランド広告は、ブランド認知度を高めるだけでなくAmazon内での露出を高める有効な手段です。

 

これにより、ブランド認知度を高めるだけでなく、具体的な販売にもつながります。

 

重要なのは、どのようなキーワードで広告を出すか、広告予算はどれくらいか、といった戦略をしっかりと練ることです。

 

また、広告のパフォーマンスを定期的にチェックし、必要な調整を行うことも重要です。

 

さらに、スポンサーブランド広告を活用する際には、A/Bテストを行い、どの広告が最も効果的かを確認することも有効です。

 

関連記事:今からでも差がつく!Amazon広告の種類と活用するために必要なこと

ブランド登録後のレビュー管理

レビューは、購入者が商品を選ぶ際の重要な判断基準の一つです。

 

そのため、ブランド登録後もレビューの管理は非常に重要です。

具体的には、購入者からのレビューに対して、適切な対応を行うことが必要です。

 

これにより、ブランドの信頼性を高めることができます。

 

また、レビュー管理には、専用のツールやサービスを活用することで、より効率的に行うことが可能です。

 

さらに、良いレビューが多い場合はそれを広告や商品説明に活用することで、さらなる販売促進につながります。

逆に、悪いレビューがあった場合は、その内容をしっかりと分析し、商品の改善につなげるよう努力することが重要です。

 

以上のポイントをしっかりと押さえることで、Amazonでのブランド登録とその後の運用がスムーズに行えるでしょう。

まとめ

Amazonブランド登録を実施するためには、入念な準備をしなければいけません。特に商標登録が完了するまでが、最も時間のかかる重要なフェーズです。きちんと準備しなければ登録作業も一向に進められないでしょう。

 

なお、株式会社ピュアフラットでは元Amazonのメンバーが多数在籍しており、Amazonでの店舗運営に関するノウハウを持ったコンサルタントがサポートします。

 

店舗状況に合わせたAmazonブランド登録についての実施可否など、最適な提案ができますのでぜひお気軽にご相談ください。

 

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Amazonブランド登録に関するよくある質問

  • Amazonのブランド登録は商標なしでもできますか?

  • Amazonブランドは商標なしでは登録できません。 登録手順の詳細についてはAmazonブランド登録の手順4ステップをご覧ください。

  • Amazonのブランド登録にはどれくらいの期間がかかりますか?

  • 商標登録には審査期間があるため、最低でも1年間はかかります。 ただし、早期審査制度を利用すると約2ヶ月、ファストトラック対応なら約6ヶ月と審査期間を大幅に短縮できます。

  • Amazonブランド登録は後からでもできる?

  • 後からはAmazonブランド登録できません。この質問についてもう少し掘り下げると、恐らく以下の内容のことだと推察されます。 「当初はブランド登録をしていなかったためノーブランドで出品していたAmazonの販売商品を、やはりブランド登録を完了したあとにその商品を「ブランド品」として商品情報を変更することができるのか」 全く同じ商品であれば多少ロゴやパッケージがあるかどうか、場合によっては元々あったが単にAmazon内でのブランド登録ができていなかっただけと考えられるかもしれません。 しかし、Amazonでは商品の中身がどうであれ一度ノーブランド品として認めて出品したものと、ブランド品として扱うことができるようになった商品は別のカタログとして扱われます。 したがって、出品する際にはブランド登録するかどうかを最初に検討すると良いでしょう。

  • Amazonの小口出品でもブランド登録はできる?

  • できません。小口出品ではそもそも新規商品の出品ができないため、ブランド登録もできません。 そのため、ブランド登録をするなら大口出品に切り替える必要があります。 小口出品から大口出品への切り替えは、Amazonセラーセントラルから「サービスの管理」へ進み、「Amazon出品サービス」から簡単に変更可能です。

  • Amazonのブランド登録をしなくても商品販売できる?

  • 「ノーブランド品」ということで出品を行えば、Amazonの出品はすぐに行うことができます。ただし、ノーブランド品ですので同じ商品を持っている業者が相乗り出品をしてくることを防ぐことはできません。 中にはノーブランド品に相乗りできない状況もありますがケースバイケースなので、適宜テクニカルサポートに問い合わせてみてください。 Amazonブランド登録は「審査に時間がかかる」「商標登録を取得するのが面倒」などの理由でブランド登録をせずに販売しても良いのでは?と考えるのも無理はありません。 ただ、現在のAmazonではブランド登録をしているブランドをきちんと保護しようという働きができているので、今後もブランド登録している方が優遇される流れは間違いないでしょう。 それでも、たとえば在庫が少量しかなくて単発で販売したい場合などは「ノーブランド品」として短期に出品するのも手です。 短期間にデータを集めて分析し、やはりブランド登録をする方がメリットが高そうであれば、新しくブランド登録をして再出品(ノーブランド品をブランドに切り替えは不可)をするのも良いでしょう。 商品の販売期間や在庫によってやり方はそれぞれ違いますので、ぜひ自店舗の状況にあった選択をしてください。

監修者情報

監修者情報

柴田 達郎

株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。

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