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Amazonランキングはどう調べる?検索ツールや上位の取り方も紹介

更新日: 2024.6.4

カテゴリ:  Amazon

Amazonランキングはどう調べる?検索ツールや上位の取り方も紹介

「Amazon内でよく売れる商品を知りたいけれど、どう調べればいいのか分からない」とお悩みではありませんか?

 
Amazon内でよく売れる商品をチェックするのにおすすめなのが、Amazonランキングです。Amazonランキングを見ることで、商品開発や広告の打ち方の参考になります。

 
本記事では、Amazonランキングの調べ方について解説します。Amazonランキングで上位を狙う際に意識すべきポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
 
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Amazonランキングとは

「Amazonランキング」とは、商品が総合的にどのくらい売れているかを示すランキングです。ただし、必ずしも同じカテゴリの商品との関連で、どのくらい売れているかを反映しているものではありません。

 
Amazonランキングには、以下の5種類があります。

  • 売れ筋ランキング
  • 新着ランキング
  • ギフトランキング
  • 人気度ランキング
  • ほしい物ランキング

参考:Amazonランキングについて|Amazon
   Amazonランキング|Amazon

売れ筋ランキング

売れ筋ランキング
売れ筋ランキングは、商品の販売データなどをもとにつけられた人気商品のランキングです。1時間ごとに更新されます。

 
「ファッション」や「Amazon整備済み品の売れ筋ランキング」など、カテゴリごとに表示されます。売れ筋ランキング内ではそれぞれ20位まで確認できます。

新着ランキング

新着ランキング
新着ランキングは、予約または新着など特に新しい商品の販売・予約データなどを反映した、人気商品のランキングです。売れ筋ランキングと同様、1時間ごとに更新されます。

ギフトランキング

ギフトランキング
ギフトランキングとは、商品がどれくらいギフト設定を利用して注文されているかを集計した人気商品ランキングです。ギフトランキングは、1日ごとに更新されます。

人気度ランキング

人気度ランキング
人気度ランキングとは、過去24時間で最も売上が増加した商品を示すランキングです。過去の売れ筋ランキングや上昇率もあわせて確認できます。

ほしい物ランキング

ほしい物ランキング
ほしい物ランキングとは、多くほしい物リストに追加された商品を示すランキングです。順位は毎日更新されます。

 
Amazonには「ほしい物リスト」という機能があります。購入したい商品をひとつのページにまとめることができる機能です。各商品ページの下部にある「リストに追加」より、任意のリストを選択すると追加できます。

Amazonランキングとベストセラーとの違い

ベストセラーとは、Amazonの特定のカテゴリ内で1位を獲得した商品につけられる称号です。

 
なお、2015年6月1日からAmazon内で紹介しているさまざまなランキングの呼称は「Amazonランキング」で統一されています。

Amazonランキングの調べ方

Amazonランキングの調べ方
Amazonランキングを調べる方法は複数あります。状況によって、使い勝手の良い調べ方は異なるため、しっかり目を通しておきましょう。Amazonランキングの調べ方は以上の3つです。

スマホアプリからAmazonにアクセスする

出先やスマホでランキングを見たいときは、アプリを使うと便利です。Amazonはショッピング用のアプリを用意しています。Google PlayとApp Storeの2種類があるので、お使いのディバイスにあったものをインストールしましょう。

1)今回は「食品&飲料」の売れ筋ランキングを調べます。

 
Amazon ショッピングアプリで右下にある「≡」をタップし、該当カテゴリーを選択します。
Amazon ショッピングアプリで右下にある「三」のようなメニューボタンをタップし、該当カテゴリーを選択
 
2)任意の選択肢をタップします。今回は「飲食・飲料・お酒」を選択します。

 
3)売れ筋ランキングは、中央に表示されています。下にスクロールし「もっと見る」をタップしましょう。
もっと見るをタップ
 
新着ランキングやギフトランキングも、同じページに表示されます。「もっと見る」をタップすると、各ランキングを確認できます。

ブラウザからAmazonにアクセスする

パソコンでランキングを確認するときは、ブラウザを使うのが便利です。

 
1)以下をクリックして、ランキングを確認しましょう。

2)サイドバーから、任意のカテゴリーを選択します。
サイドバーから任意のカテゴリーを選択
 
上記のページからは20位までしか確認できません。21位以下を見たい場合は「もっと見る」をクリックしてください。
もっと見るをクリック

101位以下の商品を調べるには

101位以下の商品を調べるには、セラーセントラルを使う必要があります。なお、確認できるのは1,000位までの商品です。

 
手順は以下の通りです。

 
1)セラーセントラルにログインし、「知識と情報」>「出品大学」を選択します。
101位以下の商品を調べる

 
2)「レポートとデータを活用しよう」>「週ごとの推奨商品」を選択します。

 
3)「週ごとの推奨商品のレポートはこちら」を選択し、チェックしたいカテゴリーをクリックします。

ツールを使って調べる

価格や検索順位など他の数値もあわせて確認したいときは、Amazonの分析ツールを使うのがおすすめです。現在多くの企業がAmazonの分析ツールを販売していますが、Amazonランキングまで調べられるツールは多くありません。

 
次の章で、Amazonランキングを調べられるツールを3つ紹介します。

Amazonランキングを調べられるツール

Amazonランキングを調べられるツールとして、以下の3つを紹介します。いずれもAmazonランキングのチェック以外にも、さまざまな機能が搭載されています。Amazon運用がしやすくなるため、導入を検討してみるといいでしょう。

  • SellerSprite(セラースプライト)
  • ERESA(イーリサ)
  • Keepa(キーパ)

SellerSprite(セラースプライト)

SellerSprite
SellerSpriteは、ビッグデータと人工知能技術に基づいて作られたAmazon用のリサーチツールです。市場規模や商品の検索ボリューム、検索トレンド、競合の月間販売数や売上などを調べられるため、Amazonのマーケティング施策を考えるのに活用できます。

 
SellerSpriteには月単位プラン・年単位プランがあります。月単位プランには、さらに「無料会員」と「スタンダード会員」が用意されています。スタンダードプランのほうが、使える機能は多いですが、まずは無料会員として使うといいでしょう。

 
また、Amazonの売れ筋ランキングは、SellerSpriteの拡張機能で確認できます。101位以下の商品も調べられるので便利です。

料金 【月単位プランの場合】
無料会員:無料
スタンダード会員:月額98ドル
機能 【月単位プランの無料会員の場合】
サイト
キーワードマイニング
キーワードリサーチ
キーワード逆引きリサーチ
キーワード順位チェッカー
ライバル商品リサーチ
商品リサーチ
市場リサーチ
マーケットプラグイン
Keepa拡張機能代替 など

参考:SellerSprite

ERESA(イーリサ)

ERESA
ERESAは、Amazon物販のエキスパートチームが開発した分析ツールです。国内導入実績No.1で累計ユーザー数は50,000※を突破しています。

 
Amazon.co.jpとAmazon.comで販売されている13億以上の商品データをもとに、さまざまな分析を行います。最新のAI(GPT-4)を搭載しており、性能が高いことが特長です。

 
ERESAも、各大カテゴリーランキング1000位まで無料で閲覧できます。ランキンググラフの確認もできるため、トレンドにあった施策を考えるヒントにも使えます。App StoreにERESAのアプリもあるので、スマホで手軽に使えるのも便利です。

※2024年3月時点

料金 無料版:0円
有料版(ERESA PRO):月額3,980円/年額39,800円税込
機能 【無料版の場合】
商品の需要リサーチ
FBA利用者数のリサーチ
価格推移のリサーチ
損益分岐点の確認・計算
各販売先・仕入れ先への移動
出品規制がかかっているかどうかの確認 など

参考:ERESA

Keepa(キーパ)

Keepa
Keepaは、商品情報を分析したり、価格変動や売れ筋ランキングを表示したりするツールです。40億以上のAmazon商品を詳細に追跡して、価格履歴チャートを作成できます。

 
また、購入者側にもよく使われるツールで、指定価格を下回ったときに通知を出す機能や、売れ行きから商品の仕入れを決定するための情報も手に入ります。

料金 無料会員:0円
有料会員:月額9.5€(約1550円)
機能 価格履歴グラフ
値下げや在庫復活時のアラート
ほしい物リストのインポート
最近の値下げ情報の概要 など

参考:Keepa

Amazonランキングの具体的な活用方法

Amazonランキングの具体的な活用方法
Amazonのランキングをチェックすることで、EC運用に役立ちます。Amazonは日本国内で使われているECサイトの中でも、トップクラスの規模を誇っています。データを分析することで、ビジネスのヒントが見つかるでしょう。ここからは、Amazonランキングの具体的な活用方法を紹介します。

自社商品の開発のヒントにする

Amazonランキングは、Amazonユーザーがどのような商品を求めているのか把握するのに役立ちます。上位に入っている商品の価格や特徴をよく見て、自社商品の開発に役立てましょう。

 
なお、ランキングを見る際は、広告やSNSの影響で上位になっている可能性がある点に注意が必要です。新商品の販売にあたり広告を多用していたり、SNSで一時的に話題になることで、ランキングの上位に上がるケースがあります。そのため、平均的な順位や推移の仕方も加味して、ランキングに目を通すようにしましょう。

自社の商品ページ作りの参考にする

ランキングの上位に入っている商品の多くは、商品説明にもこだわっています。品質が評価されてたくさん売れている商品もありますが、見せ方が上手いから売れている場合もあります。売れている商品のページを分析して、自社商品のページを作りこみましょう。

 
特にファッションや家電など、着脱したり操作したりして使う商品は、しっかり作り込む必要があります。ユーザーに自分が使っている様子をイメージさせると、購入されやすくなります。

Amazonランキングで上位を狙うなら見直したい施策

Amazonランキングの具体的な計算方法は、公開されていません。Amazon が使用しているアルゴリズムや仕組みは分かりませんが、販売数がランキングに大きく関わっていると考えられます。

 
Amazonの販売数を伸ばすには、「アクセス数を増やすこと」「転換率を向上させること」の2点が重要です。これら2つを改善するには、以下の7点を見直しましょう。

  • ニーズのあるキーワードを調べる
  • 商品タイトルを再考する
  • 商品説明を充実させる
  • 商品仕様で魅力を伝える
  • 商品画像を見直す
  • 商品に関連するキーワードを登録する
  • 適正価格に調整する

ニーズのあるキーワードを調べる

Amazonのアクセス数を増やすのに重要なのが、キーワードの調査です。Amazonで買い物をするとき、購入者の75%がページ上部にある「検索窓」にキーワードを入力して商品を検索します。

 
出品者が設定したキーワードと、ユーザーが検索窓に入力したキーワードが一致すると、検索結果に表示されます。そのため、より検索されやすいキーワードを、商品ページに入れる必要があるのです。

 
キーワードを抽出する方法は様々ですが、ここでは代表的な方法を2つ紹介します。

サジェストキーワード 検索窓にキーワードを入れたときに、下に表示される検索候補。
ブランド分析 セラーセントラルで使える機能。

また、以下の記事では検索キーワードの調査方法を詳しく紹介しています。

 
関連記事:Amazon検索キーワードを攻略! 考え方から調査方法まで解説!

商品タイトルを再考する

商品タイトルを再考する
キーワードを設定できる項目は複数ありますが、商品のタイトルが最も重要とされています。ニーズのあるキーワードを左側に入れるようにしましょう。こうすると、検索順位が上がりやすくなります。

 
ただし、商品タイトルはAmazonが推奨する型に従うことが重要です。

  • メーカー/ブランド名 + 一般名称商品名 + 特徴(仕様/色・サイズ・タイプ) + 型番/容量・重量

さらに、商品タイトルに関する禁止事項にも注意しましょう。主な注意事項を抜粋します。

  • 特殊文字は使わない
  • 主観的な表現は入れない
  • 商品名と関係ない表現は入れない

商品名については以下の記事で詳しく解説しています。

 
関連記事:Amazonの商品名の決め方は?必要な要素やルールを解説

商品説明文を充実させる

商品説明文を充実させる
商品説明文とは、「商品の説明」と書いてある部分を指します。商品説明文を充実させると、検索順位アップや転換率の向上が期待できます。商品説明には、集客力のあるキーワードを入れましょう。

 
また、簡潔でわかりやすい文章を書くことも重要です。スペックを端的に書き、パッと見ただけでどんな商品なのかわかりやすくしましょう。

 
なお、文字数は原則200文字以内までです。
などHTMLタグが使用できるかはカテゴリーによって異なります。

商品仕様で魅力を伝える

商品仕様で魅力を伝える
商品仕様とは、商品ページ内で「この商品について」と書かれた部分です。箇条書きで機能とメリットを紹介します。

 
また、商品仕様で注意点やデメリットも記載しておきましょう。商品について誤認した購入者が、ネガティブな口コミを書くことを防げます。トラブルによって対応の手間がかかるだけでなく、低評価によって商品の売れ行きが悪化する恐れもあるため、必ず書いておきましょう。

商品画像を見直す

Amazonでショッピングする場合、実店舗のように商品を手に取ることができません。そのため、商品の魅力が伝わる画像を用意しましょう。

 
自社で商品画像を用意するのが難しい場合は、外注するのも1つの方法です。写真撮影代行会社であれば、プロならではの高品質な写真に仕上がります。

 
また最近では、動画の活用に注目が集まっています。商品説明に動画を使うことで、質感や重さが分かりやすくなります。実際にAmazonの調査で、商品詳細ページに動画をつけたことで売上が平均9.7%も上がったことが分かっています。

 
参考:商品詳細ページの動画の概要|Amazonで出品 商品登録の詳細|Amazonで売る【公式】

 
また、以下の記事では商品画像についてより詳しく解説しています。

 
関連記事:Amazon出品に欠かせない商品画像の設定ポイント!【出品者必見】

商品に関連するキーワードを登録する

Amazonには、サイト上に表示されていないものの、商品に関連する言葉を登録しておくことで、購入者のキーワード検索に適切な商品をヒットさせる機能があります。

 
ブランド名や商品名、商品仕様、商品説明は表示されますが、「検索キーワード」に入力した項目は表示されません。ただし以下の点に注意して登録する必要があります。検索キーワードに関するルールを一部抜粋します。

  • 購入者が閲覧可能な情報を別の表現で言い換えた言葉にする(「おこめ」「お米」など)
  • 別の項目にすでに登録している情報は登録しない
  • 商品と関係ない情報は入れない
  • 多くの商品に当てはまるような言葉は入れない(「おもちゃ」など)

参考:商品検索対策|Amazon出品大学

適正価格に調整する

Amazonは類似商品と比較しやすいため、相場より高すぎても低すぎてもいけません。適正価格にすると売れやすいのです。また、相場を大きく逸脱した場合、商品の出品が停止となる場合もあります。

 
ただ、Amazonの販売価格はたびたび変化するため、競合を常にチェックする必要があります。価格の変更が手間と感じる場合は、価格の自動設定機能を使いましょう。

 
価格の自動設定とは、出品者様が作成したルールをもとに、価格を自動で調整する機能のことです。セラーセントラルより設定でき、1SKUから適用できます。Amazon運用の手間を省きたい方は、ぜひチェックしてください。

 
参考:価格の自動設定機能(入門|Amazon出品大学

Amazonランキングで1位を狙うならピュアフラットにご相談を

本記事では、Amazonランキングの調べ方について解説しました。Amazonランキングで上位を取ることは簡単ではありません。さまざまなツールを使い、市場の状況を把握しながら運用する必要があります。

 
もし、Amazonランキングで1位を狙うなら、ぜひピュアフラットにご相談ください。ピュアフラットは、売上アップが叶うAmazon特化コンサルティングを提供しています。Amazonのエキスパートが、緻密な設計を立てて売上をサポートします。

 
初回相談は無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。

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