楽天倉庫の利用を検討している方必見!メリットや注意点、料金体系まで徹底解説!
2024.11.25
更新日: 2024.12.9
「楽天市場の定期購入を利用したいけど設定方法が分からない」
「定期購入を利用するメリットはあるの?」
上記のように、楽天市場の定期購入システムに関する悩みを抱えている方も多いでしょう。
この記事では、楽天市場の定期購入システムの設定方法や導入時の注意点、売上アップのコツなどを解説します。また、顧客側とショップ側のメリットやデメリット、定期購入におすすめの商品も紹介します。
本記事の内容を参考にしつつ、楽天市場の定期購入システムを導入して売上アップを目指しましょう。
目次
定期購入とは、その名の通り一定の期間、定期的に商品を購入するシステムです。楽天市場の定期購入システムの正式名称は「定期購入・頒布会サービス」です。
例えば、1ヶ月ごとの定期購入であれば、1月1日に1回目を配送し、2月1日に2回目を配送します。定期購入を解約しない限りは、半永久的に続く仕組みです。そのため、自社商品の販売促進やリピート購入の増加に効果的です。
楽天市場の定期購入システムを利用するには、以下の料金が必要になります。
月額利用料金 | 5,000円(税抜) |
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システム利用料金 | 通常のシステム利用料金+定期購入による売上金額の2.0%(税抜) |
楽天市場で定期購入を設定する方法は、以下の2ステップです。
とても簡単に定期購入を設定できますが、それぞれの手順を分かりやすく解説します。
まず、RMSにログインし「店舗様向け情報・サービス」を選択します。表示された「オプション機能利用申込・解約」をクリックし「定期購入・頒布会購入」を選択すると、申込が可能です。
RMSで「店舗設定」を選択し「商品登録・更新」をクリックします。続いて「商品ページ設定」を選択して、画面上部の「定期購入商品登録」をクリックしましょう。
ショップ側が楽天市場の定期購入システムを利用する際の、メリットとデメリットを解説します。
ショップ側が楽天市場の定期購入を導入するメリットは、以下の3つです。
それぞれのメリットを詳しく解説します。
定期購入ではなく通常の購入形態の場合は、ユーザーが任意のタイミングで購入するため売上の予測を立てづらくなります。しかし、ユーザーが月ごとで定期購入を利用すると、コンスタントに利益が上がるため、予測しやすいのが特徴です。
定期的に同じ金額の利益が入ってくるため、月ごとの利益予測を立てやすくなる点は大きなメリットです。月ごとの売上予測だけではなく、年単位の売上予測も高い精度で計算できるため、経営戦略を立てる際にも役立ちます。
定期購入に登録したユーザーが解約しない限りは、自動的に商品の発注が行われます。そのため、通常の購入よりも店舗の売上が安定します。
また、楽天市場に訪れるユーザー数は、ECサイトの中でもトップクラスです。楽天市場で定期購入の施策が上手くいけば、大きな売上が期待できるでしょう。
売上の安定化と同様に、楽天市場の定期購入システムによってユーザーの購入タイミングが一定になります。そのため、在庫が不足するタイミングを予想しやすくなります。
また、在庫の不足が予想されるタイミングで、必要な量だけ商品を仕入れられるため、無駄な在庫を抱える心配がありません。必要な量だけ在庫を用意できれば、在庫保管にかかるコストや物流に必要なコストの削減にも繋がります。
ショップ側が楽天市場の定期購入を導入するデメリットは、以下の3つです。
基本的には、ユーザー側がメリットを感じなければ、定期購入を利用してもらえません。定期購入を契約すると、商品購入の自由度が低下する恐れがあるためです。
また、定期的に必要になる日用品であれば、ユーザーが定期購入を契約する可能性が高くなります。高額商品や日用品以外の商品の場合は、定期購入の契約に抵抗を感じるユーザーがほとんどです。
楽天市場の定期購入システムは、以下の支払い方法に対応しています。
クレジットカード以外の支払い方法にも対応していますが、定期購入システムとの相性はよくありません。銀行振込やコンビニエンス決済は自動で引き落とされないため、相性が悪く定期購入の便利さを失います。
また、クレジットカード決済以外の場合、支払い遅れや未払いなどの問題に発展するリスクも否定できません。そのため、クレジットカードを持たない顧客を取り入れるのは難しくなります。
楽天市場のランキングシステムは、短期的な売上増加をもとにしてランキングをつけています。そのため、長期的に一定の間隔で売上が出ている場合、ランキングに反映されづらいのが難点です。
セール期間中にキャンペーンなどを実施して、売上アップを狙う方法もありますが、定期購入のユーザーは参加率が高くありません。すでに定期購入している場合は、商品ページに訪れる機会も少なくなるため、短期的な売上増加は難しくなります。
楽天市場の定期購入システムに登録した場合に、顧客側が得られるメリットやデメリットを解説します。
ショップ側だけでなく、顧客側にとってもメリットやデメリットがあります。顧客側のメリットとデメリットを把握しておけば、定期購入システムを運用する際に役立つので確認しておきましょう。
顧客側が楽天市場の定期購入システムを利用するメリットは、以下の2つです。
それぞれのメリットを詳しく解説していきます。
定期購入に申し込めば、一定の間隔で商品が届きます。しかし、定期購入ではない場合は、商品を選択し決済する一連の操作を再び行う必要があります。
特に毎日使う日用品や食品などは、定期購入しておくと便利でしょう。「うっかり買い忘れてしまった」というミスが防げます。
ショップにもよりますが、定期購入の利用者限定で割引を実施しています。具体的には、初回限定割引や定期購入継続による割引などがあります。
定期購入にはまとめ買いプランもあるため、送料や商品価格を抑えられる場合もあります。
楽天市場の定期購入システムを利用する場合、顧客側のデメリットは以下の2つです。
それぞれのデメリットを詳しく解説していくので、顧客側のデメリットを改善する方法を探してみましょう。
定期購入システムは、解除しない限り商品が届き続けます。楽天市場の定期購入を解約するためには、ログインし「定期・予約購入申し込み履歴」から「申し込み内容の変更・キャンセル」を選択する必要があります。
また、「申し込み内容の変更・キャンセル」ボタンが表示されていない場合は、ショップに直接問い合わせなければなりません。楽天市場の定期購入システムで解約するまでの手続きは、顧客側にとって大きな手間となります。
参考:【定期購入・頒布会・予約購入】支払い方法・お届け先の変更、注文キャンセルについて|Rakuten
定期購入していても、毎回商品を使い切れるわけではありません。時期によって消耗のペースが変わる場合もあるため、必要以上の商品が届く可能性があります。
化粧品のように、使用期限が長いものであれば後からでも消費できます。しかし、食品のようにすぐに消費する必要があるものについては、溜めておきたくないと考える方は多いでしょう。
楽天市場の定期購入に関する注意点には、以下の2つがあります。
通常の商品と同様に、楽天市場の定期購入システムも楽天ポイントの設定が可能です。しかし、途中で設定を変更しても、顧客が解約するまで初回に設定したポイントが継続されます。
例えば、初回に楽天ポイントを5倍に設定していた場合、2回目以降も5倍のポイントが適用されます。高いポイントを設定すると、後悔する可能性もあるため注意しましょう。
楽天市場内で使用できるクーポンや楽天ポイントは、定期購入システムの都合上、利用ができません。楽天市場の定期購入システムでは、楽天ポイントを貯められますが、ポイントを使って支払うのは不可能です。
また、店舗の売上アップを狙ってクーポンを発券しても、通常商品にしか適用できない点に気を付けておきましょう。
楽天市場の定期購入システムに向いているおすすめの商材は、以下の通りです。
上記の商材は、定期的に必要となることが多いです。楽天市場の定期購入システムに向いています。特に化粧品や健康食品は、単価が高く中長期的に使用するものであるため、訴求しやすいです。定期購入システムを利用する際は、顧客側が定期的に必要になる商品かを見極めて、適切な商材を見つけましょう。
また、楽天市場の「定期購入サービス」にて、定期購入できる商品を一覧で確認できます。楽天市場では、以下の10のカテゴリーが用意されています。
どのような商品が出品されているのか、詳細ページはどうなっているのか確認すると、売上アップのヒントが見つかるでしょう。
楽天市場の定期購入システムで売上アップを目指すためのポイントは、以下の3つです。
ユーザーが定期購入システム自体を認知していないければ、定期購入を利用してもらえません。売上アップを目指す場合は、楽天の定期購入システムを認知してもらうことが重要です。
例えば、定期購入システムを紹介したチラシを、通常購入商品に同梱しておくことなどが挙げられます。
そのほか、メールマガジンで定期購入システムを紹介する方法も取り入れてみましょう。楽天市場には、過去に自社の商品を購入してくれたユーザーに、メールを配信できるシステム「メール配信(R-Mail)」があります。
同梱物やメールマガジンで紹介する場合は、ユーザーが定期購入を利用するメリットを記載しておくのがおすすめです。「毎回注文する必要がない」「まとめ買いでお得になる」など、ユーザー側の利点を記載すると興味を持ってもらいやすくなります。
また、以下の記事では楽天市場のメールマガジンについて詳しく解説しています。
関連記事:楽天メルマガを攻略!利用できるメールの種類と3つの活用方法とは?
ユーザーが定期購入のシステムを認知していても、定期購入によるメリットを感じなければ利用してもらえません。定期購入の便利さを理解してもらうには、ユーザーに実際に利用してもらうのが効果的です。
そのため、楽天市場の定期購入で1回目の購入ハードルを下げることが大切です。初回の定期購入限定で、値下げをしたり、プレゼントをつけたりするなどの方法で、利用者を増やしましょう。
また、2回目以降の定期購入でも5%割引などの特典を付けておくと、継続率を高めるのに役立つのでおすすめです。
1回の購入ハードルを下げて定期購入に登録してもらっても、すぐに解約されてしまっては意味がありません。長期的に楽天市場の定期購入を利用してもらうために、ユーザーからの解約理由を集めておくと役立ちます。
具体的には、解約手続きフォームに、解約理由の設問を用意するとスムーズでしょう。自由記入欄もあると解約理由が明確になります。
この記事では、楽天市場の定期購入システムについて詳しく解説しました。楽天市場の定期購入システムは上手く使うと、売上アップに繋がります。同梱物やメールマガジンで紹介したり、1回目の購入のハードルを下げたりして、定期購入者を増やすようにしましょう。
また、楽天市場の定期購入についてお悩みなら、ピュアフラットにご相談ください。
弊社は、EC事業に特化したマーケティング会社であり、各プラットフォームごとに専門のコンサルタントが在籍しています。楽天市場出身者のメンバーを中心として、培ったノウハウを活かした丁寧なサポート体制を整えています。
弊社と契約後の売上アップ率は平均372%と高い水準であり、効率的に短期間で売上アップが可能です。効率的かつ短期間で売上アップを目指せる弊社独自のコンサルティングで、楽天市場の定期購入を成功させましょう。
初回相談は無料です。興味を持っていただけた方は、ぜひ一度お問い合わせください。
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。