更新日:2023.11.21
Amazonは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECショッピングモールと比べて、商品ページの差別化は簡単ではありません。レイアウトや掲載できるものが固定化されており、店舗の色が出しづらいからです。
ただ、商品画像なら撮影方法や枚数から視覚的に差別化を図ることが可能です。
そこでこの記事では、Amazonで設定する商品画像について概要からポイントまでわかりやすく解説していきます。
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これからAmazonに出店を考えている方や、出店はしているが上手く集客が出来ていない、もっと売上を伸ばしたいという方に向けて、成果を最大化するためのポイントを解説しております。
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Amazonで商品販売するにあたって、レビューや評価の有無は転換率に大きな影響を及ぼします。
そもそも、ユーザーがAmazonで商品選択をするにあたって参考にされる商品画像には大きく2種類が挙げられます。
メインとサブという名前で分けられていますが、メインだけ用意してサブは必要であれば用意すれば良い良いと言うわけではありません。
店舗の目的が売上アップを図ることであるならば、どちらも設定すべきでしょう。
なお、1枚から9枚まで設定できる商品画像ですが、8枚目と9枚目は画像として表示されず、クリックして初めて表示されます。
メインとサブ、それぞれの画像に特徴や公式に定められたルールがあるため、きちんと確認し遵守してください。
Amazonのメイン画像とは、商品ページをクリックしたときに一番最初に大きく表示される画像のことを指します。
ユーザーの目にまず留まる画像であるため、このメイン画像がクリックしてもらえるかどうかといった判断基準の一つとして活用されます。
また、商品ページに留まらずさまざまな箇所に掲載される画像でもあるため、きちんと設定する必要があります。
Amazonで設定できるメイン画像は、先ほども説明したように商品ページに大きく表示されますが、それだけではありません。
その他、メイン画像が表示される箇所は以下の通りです。
つまりメイン画像に関しては、商品ページをクリックされる前からユーザーが確認できる画像となります。
メイン画像の露出度は高いうえ、検索結果ではすぐにスクロールされるため、ユーザーの目を惹く写真をイメージしながら撮影しましょう。
Amazonのメイン画像として設定できる写真は、全商品写真に共通する下記のルールが定められています。
また、メイン画像では下記のルールも遵守しなければいけません。
その他、アパレル用品にはその他のルールが定められているため、ルールはきちんと確認しておいてください。
続いてAmazonのサブ画像は、文字通りメイン画像だけではカバーし切れない商品に関する視覚的情報を伝えるための画像を指します。
PCでは商品ページで見られるメイン画像の左横、スマホではメイン画像をスクロールしたときに表示されます。画像にカーソルを合わせると画像をアップで確認できる仕様となっており、写真だけでなく、商品を説明するテキストや利用シーンが分かるようなイメージ画像の挿入もできます。
サブ画像の表示場所は先述の通り、商品ページの左端に表示されます。
通常はメイン画像が大きく表示されますが、サブ画像にカーソルを合わせるとメイン画像と入れ替わりアップで表示されるため、ユーザーが見たい画像を確認できます。
また、サブ画像には動画も設定でき、動画の再生マークが表示された写真は動画を示しています。
メイン画像とは異なり、さまざまな箇所に表示されるわけではありません。あくまでも商品ページを閲覧したユーザーに商品詳細を伝える意味合いを持っているとおさえておきましょう。
サブ画像には全商品画像共通のルールが適用されますが、特有のルールはありません。
メイン画像ほど厳しいルールは定められていませんので、Amazonガイドラインの共有ルールはきちんと遵守しましょう。
では、Amazonの商品画像を設定するポイントについて紹介していきましょう。
まず、商品画像は適切な枚数を設定してください。
前述した通り、商品画像は1枚〜9枚設定できますが「結局何枚設定したら良いんだろうか?」と悩む方も多いでしょう。
結論から言うと「商品画像6枚と動画1本の計7枚」になる組み合わせが最もおすすめです。というのも、8、9枚目以降は画像として表示されず、ビデオであれば「◯ビデオ」のようにその他の本数が表示されるだけだからです。
ユーザーからそれほど見られるわけでもないため、8枚目と9枚目は無理に用意せず、まず目に留まる枚数である7本を撮影しておくことが望ましいでしょう。
Amazonの商品画像はパソコンで設定する場合が多いため、パソコンでの表示結果を確認するまでに留めがちです。しかし、実際にAmazonで買い物をするユーザーはスマートフォンで利用する方が8割と言われるほどに多いでしょう。
そこでスマートフォンの小さな画面で確認したときに見やすく映っているのかを確認してください。もし、スマートフォンの画面サイズで写真が最適化されていない場合は、多くのユーザーを逃してしまうリスクがあるため、きちんと設定しましょう。
全ての商品に該当するわけではありませんが、販売する商品ジャンルによっては薬機法に注意しなければいけません。
そもそも、薬機法とは医薬品や医薬部外品・化粧品・医療機器・再生医療等製品の品質や有効性、安全性の確保から保健衛生の向上を目的とした法律のこと。
例えば、美容系のサプリメントを販売するときに、商品画像にアンチエイジングやシミがなくなるといった効果を謳った内容を掲載したアプローチはできません。
その他には主に化粧水や乳液、保湿クリーム、ファンデーション、石鹸、シャンプーなどの商品も薬機法に該当するため、対象商品を販売する場合は表現方法に十分注意して行いましょう。
Amazonを利用するユーザーは、買い物がインターネットで完結できるため、実際に商品を手に取って確かめられません。例えば、洗濯機を購入する場合、正面からの写真だけでは奥行きのイメージがつきにくく、自宅にピッタリ入るのか不安に感じられてしまいます。
そこで商品画像は正面だけでなく、できるだけ複数のアングルから商品を撮影して用意しましょう。
メイン画像には正面から撮影した写真のみ掲載可能であるため、複数アングルからの写真は使用できません。しかし、サブ画像には設定できますので、メイン画像では補い切れない視点から見られる写真があると購入を検討しているユーザーに親切です。
そして、商品撮影にもこだわりましょう。
商品画像のガイドラインには、鮮明な写真を用意することといった決まりがありましたが、ただ鮮明な写真を用意しただけでは他の商品と差別化できません。
ユーザーから選ばれる商品になるためには、魅力的に映るように撮影する必要があります。
例えば、うまく光が当たっておらず暗い商品と明るい商品であれば、後者のほうがユーザーからの反応が良いでしょう。このように、適切なライティングの角度や照明を当てる位置、強度で撮影すると魅力的な商品写真が撮影できます。
また、撮影機材もミラーレス一眼カメラを使用するなど、より鮮明な写真を撮影できるようにこだわりましょう。
そして最後に、Amazonの商品画像に定められた禁止事項には注意してください。
いくら良い商品写真が撮影できたとしても、それが禁止事項に抵触していたら検索結果には表示してもらえません。つまり、まずはきちんと禁止事項に触れていないかを確認する必要があります。
例えば、以下のようなポイントには注意してください。
販売する商品ジャンル問わず、上記のようなルールはきちんと守って写真を掲載しましょう。
ここまでAmazonで掲載する商品画像について解説してきましたが、自社に良質な写真を撮影できるリソースや環境、ノウハウがないと感じられた方も多いのではないでしょうか?
そういった方は、商品撮影に長けたEC制作会社へ依頼するのがおすすめです。
株式会社ピュアフラットでは、マーケティングの観点から売れる商品ページ制作に長けた商品画像の撮影が可能。元Amazonのメンバーも多数在籍しているため、たしかなノウハウを基にした撮影ができるという強みがあります。
鮮明かつ魅力的で売上につなげられる商品画像を撮影してもらいたいEC事業者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ECショッピングモールを利用するユーザーにとって、商品画像は商品のイメージを掴むための重要な役割を担っています。
特にメイン画像は商品ページや検索結果、レコメンドといった複数箇所に表示されるため、ユーザーが商品ページをクリックするか否かの大きな判断要素となるでしょう。
売上に直結するといっても過言ではない商品画像なだけに、自社にプロカメラマンや撮影環境、ノウハウなどがないのであれば社内で完結させるのはとても難しいです。
Amazonの商品画像撮影に長けたプロのカメラマンもしくはEC制作会社、運営代行会社に依頼を検討してみてください。
画質の荒い商品画像はAmazonで使用できますか?
Amazonのガイドラインに鮮明に写っていることが条件として挙げられているため、画質の荒い商品画像は使用できません。
Amazonに掲載する商品画像は何枚がよいでしょうか?
Amazonの商品画像に設定する枚数は、6枚+動画1本の合計7枚が望ましいです。
最大9枚設定できますが、商品ページに表示される画像が7枚までなので多くても7枚までにおさめましょう。