Shopifyとは?初心者から上級者まで使える機能やメリット・デメリットを紹介
2024.10.31
更新日: 2024.12.9
近年では、ECサイトを活用する店舗が年々増加しています。ECサイトでは住んでいるエリアに関係なく商品を見て購入できるため、より多くのユーザーの元に届いて便利です。
ですが当然、いざECサイトでの出店を始めるなら、サイトが用意できなければいけません。この記事では、ECサイトを立ち上げたい方に向けて、作り方やおすすめの出店先を解説していきます。
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目次
まず、ECサイトの作成前に知っておくべき、5種類の作成方法から確認していきましょう。それぞれ特徴やメリットなどが異なるため、あわせて紹介します。
1つ目は、楽天市場やAmazonなどのモール型ECサイトです。
モール型の大きな特徴は、高い集客力でしょう。ユーザー数が多く、とくに楽天市場は幅広い年代の方がショッピングに活用しています。
また、サポートの充実が手厚いため、何かトラブルがあったり困ったことがあったりしても安心できます。そしてモール型のECサイトはよく知られているので、購入者からの信頼を得ながらの運営が可能です。
とはいえ、ユーザーの数が多い分、ライバルの数も多いのがデメリット。類似商品が多く存在しているため、ほかの商品との差別化を工夫しなければいけません。そして月額料金や初期費用などコストがかかります。
ASPは「Application Service Provider」の略で、インターネットを通して、アプリケーションやソフトウェアを提供する事業者のことを指します。ASPには、無料のものと有料のものが存在します。
ASPは、ほかの種類と比べて費用が安く済み、短時間で店舗を開けられるのがメリット。
広く知られている無料のASPは、「BASE」や「「STORE.jp」などです。インターネットの専門的な知識がなくてもECサイトを立ち上げられるのが、魅力的なポイントになります。
一方、有料のASPは、無料のものと比べてサポートが充実しており、外部ツールとの連携ができるなど機能性が高いのがポイント。デメリットは、カスタマイズができないことです。
自社にあったカスタマイズができない点はネックでしょう。
続いてのクラウドECは、主に中・大規模のECサイトの構築に使用されています。構築だけでなく、運用までできるサービスです。クラウドECは常に最新状態にアップデートされ、古びたシステムを利用することはありません。
また、カスタマイズやシステムとの連携も可能で、デザイン性も柔軟です。
自社でサーバーをレンタルする必要もないため手間が省けます。ただし、便利な点が多い分、費用が割高である点がデメリット。費用面を安く抑えたいと考えているのであれば、ほかの方法を導入するのがベターでしょう。
クラウドECは、年商が1億以上の企業がメイン顧客になりますから、予算をしっかり考えたうえで決めるべきです。
4つ目はパッケージです。パッケージとは、ECサイトに必須の機能が、ほとんどパッケージ化された状態で導入できるサービスになります。そのため、やらなければいけない工程や、時間を格段に削減可能。カスタマイズやシステム連携ができ、デザインに制限がないところもメリットと言えるでしょう。
パッケージはクラウドECと同じように、中・大規模の企業向けのシステムです。とくに初期費用が高いのが、デメリットになります。さらにクラウドECとは違い、システムが古くなってしまうため、リニューアルしなければいけません。
5つ目は少し前まで中・大規模企業で、多く導入されていたフルスクラッチです。現在では、より便利でコストを抑えられるクラウドECが開発されたことで、以前ほど使用されなくなりました。
フルスクラッチは、最初から自分の好きなようにサイトを考えて構築できます。オリジナルのデザイン、こだわりを持っている方は自分の思うままにサイトを作成できるでしょう。しかし、長い時間がかかってしまい、労力もたくさん必要なのがデメリットです。さらにシステムも古くなりやすく、知識と技術力も求められます。
この記事では、分かりやすく各ECサイトを比較一覧表にしてまとめました。各サイトに関して、特徴・メリット・事業規模・費用という4つの視点でまとめましたので、参考にしてください。
特徴 | メリット | 事業規模 | 費用 | |
モール型 | 知名度が高いので安心して利用してもらえる | 集客力が高い・ユーザー数が多い | – | 数万 |
ASP | 初心者でもおすすめ | 無料でも始められる・短時間でオープンできる | 1億未満 | 0〜数十万 |
クラウドEC | 中・大規模の企業向け | 常に最新の状態にアップデートされる | 1億〜 | 数十万 |
パッケージ | 準備などの時間を大幅に削減できる | ほとんどパッケージ化された状態で導入できる | 1億〜 | 0〜数百万 |
フルスクラッチ | 以前まで多くの中・大規模企業で使用されていた | 自分の好きなように構築できる | 数十億〜 | 数百億〜 |
事業規模や費用面を考慮して、より良い方法でサイト制作をしていきましょう。
ECサイトを運営するには、多くの費用がかかります。
それは、プラットフォームの利用料だけでなく、デザイン、開発、運営、マーケティング、在庫管理など多岐にわたります。
そのため、予算に合わせてサービスを選ぶことが非常に重要です。
最初に、全体の予算を明確にしましょう。
それには、開始から運営に至るまでの全てのコストを見積もる必要があります。
次に、その予算に合わせてどの種類のECサイトが適しているかを考慮します。
例えば、予算が限られている場合は、ASP型やモール型が適しているかもしれません。
一方で、長期的な運営を考慮し、高度なカスタマイズや機能が必要な場合は、クラウド型やパッケージ型、フルスクラッチ型が適しています。
また、隠れたコストにも注意が必要です。例えば、安価なプランを選んだ場合でも、トランザクション料や追加機能の料金、デザインや開発の外注費などが発生する可能性があります。
これらを考慮しないと、後で予算オーバーを起こすリスクがあります。
予算計画は、ビジネスプランの一部として非常に重要です。しっかりと計画を練り、予算に合った最適なサービスを選びましょう。
ECサイトを選ぶ際のもう一つの重要なポイントは、機能の充実性です。
商品の登録から注文、決済、在庫管理、顧客管理まで、多くの機能が必要とされます。
特に、自社のビジネスモデルや販売する商品に応じて必要な機能が異なる場合がありますので、注意が必要です。
例えば、多種多様な商品を取り扱う場合は、商品管理やカテゴリ管理の機能が高度であることが求められます。
一方で、サブスクリプション型のビジネスモデルを採用している場合は、定期購入や会員管理の機能が必要です。
また、マーケティング機能も重要です。
SEO対策やSNS連携、メールマーケティングなど、多くのプラットフォームで標準搭載されている機能もありますが、特定のニーズに応じた機能が必要な場合もあります。
機能の充実性を比較する際には、まず自社に必要な機能を洗い出し、条件を満たすかどうかを確認しましょう。
ECサイトの構築方法を5つ紹介しましたが、これから参入する方なら特にモール型ECサイトがおすすめです。
おすすめしている下記5つの理由をそれぞれみていきましょう。
まず、集客力が圧倒的に高いことです。
日常生活のなかで、使用する機会が多い楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどは、月間約数千万人が利用しています。さまざまな工夫と対策をおこなえば、出店して短期間で多くのユーザーに商品を見てもらうことが可能です。
また、モール型ECサイトは知名度に加えて、信頼性も高いです。もちろんレビューや評価数などにも大きく影響されますが、信頼性が高い分、ユーザーに安心して購入してもらえるのがメリットです。
そして、店舗をオープンさせやすいことです。
モール型ECサイトでは、比較的手軽に時間もそれほどかけずにサイトを立ち上げることができます。よって、ネットショップの運営が初めてだったり、慣れていなかったりしても大きな心配をせずにスタートできるでしょう。
モールの信頼度を活かせるのも、メリットの1つです。
誰でも知っている大手のモール型ECサイトで売上を伸ばせたら、実店舗やほかのECサイトで実績として載せられます。信頼性と知名度が高いので、ユーザーが安心して購入できる大きな力となるでしょう。
さらに、モール側ECサイトなら、運営後のシームレスな分析も可能です。
なぜ売上が伸びないのか、その原因は分析しなければ分かりません。モール型ECサイトによっては、簡単に分析できるツールが提供されています。そのため、運営後の分析をして、改善点や解決策を見つけられるメリットがあります。
モール型ECサイトは、サポート体制が充実しています。
疑問やトラブルがあったときでも、頼れる誰かがいてくれるのは、大きな心の支えになるでしょう。またサポートに入ってくれると、サイトの管理や運営の負担が減り、商品販売のために時間を使えます。とくに初心者の方にとっては、サポートの存在が心の拠り所になるでしょう。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで
一気通貫でマルっと代行・サポートいたします。 下記よりお気軽にご相談ください。
では、モール型ECサイトはどのように制作できるのか、作り方を3ステップで紹介します。
まず、出店申し込みをショッピングモールのWebサイトからおこないます。
各モール型ECサイトごとに手順や必要書類、条件が記載されているため、しっかりと確認するようにしましょう。
そして、公式サイトにある専門フォームに、出店者情報や店舗の情報、必要書類を添付して申し込んでください。
次に、店舗を開店するための準備を進めます。
具体的には、店舗出店するにあたって販売する商品登録であったり、店舗の決済・配送情報を登録したりなど。運営側が万全な経営基盤であるかどうかを確認するためにとても大切なポイントです。
運営側から求められる情報をきちんと記載していないと出店できないため、注意しましょう。
書類審査やオープン審査などに無事合格したら、店舗をオープンできます。
目標とする売上達成に向けて、さまざまな施策と改善を繰り返しながら運営していきましょう。
では最後に、モール型のECサイトを作るうえでの注意点を解説します。作成する前に下記3点は確認しておきましょう。
まずモールには、競合店舗が多いことです。
競合が多いということは、それだけ稼ぐために工夫をしなければいけないということ。とくに出店時には実績が少なくレビューや評価数も少ないため、その点を改善しなければ売上アップは期待できません。
とはいえ、モール型ECサイトでは他店との比較が簡単におこなえるため、対策はしやすいと言えるでしょう。
競合のショップが多いなかで、どのように差別化していくかを考え、対策を練ることが大切です。価格以外の面でどのように魅力を伝えられるかが、売上アップに繋がる鍵となります。
また、モール型ECサイトはカスタマイズ性に限界があるため、自社ならではのオリジナリティを出しづらいです。
レイアウトや配置、デザインやキャッチコピーなど、差別化可能な要素はあり、工夫次第では差別化も可能ですがデザインの知見がないと難しいかもしれません。
すでに出店している店舗のサイトデザインを見比べて、良い点を取り入れつつ自店舗の色を出せる工夫を施しましょう。
モール型ECサイトでは、顧客情報がモール側に渡ってしまい、自店舗では活用できません。
購入したユーザーの詳しい情報は店舗側が把握できず、改善施策にも活用できないのです。
とはいえ、アクセスしたユーザーの流入キーワードや経路などの情報は分析できるため、しっかりと改善策は練られるでしょう。
ECサイトの立ち上げは、用いる方法次第でかかる費用や時間が大きく異なります。
また、店舗の特徴によっても構築手法に向き・不向きがあります。
本気で売上を出していきたいなら、店舗との相性を見極め、最適な構築方法の導入が欠かせません。
これから始めようと考えている方には、簡単で費用も抑えられるモール型ECサイトがおすすめです。ぜひそれぞれのメリット・デメリットを踏まえながら、どの方法が自社にあっているのか検討してみてください。
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参考:【ECサイトを初めて構築する方向け】作り方・サービスとその費用を解説|富士ロジテックホールディングス
参考:ECサイト構築に強いホームページ制作会社22選!優良な制作会社を特徴別にご紹介!|優良WEB
ECサイトを作るにあたって、プログラミングの知識は必須ですか?
自社独自のECサイトを自作する場合は、高度なプログラミングの知識が必須です。 しかし、楽天市場へ出店する場合は、基本的なHTMLやCSSが分かれば問題ありません。また、楽天が提供するツールやシステムを活用すれば、HTMLなどの知識がなくても作成できます。
ECサイトの具体的な制作工程を教えてください。
自社独自のECサイトを制作する場合は、システム開発の部類に入るため、要件定義からサイト設計、開発、テストといった工程が発生します。そのため、制作期間も3ヶ月から半年以上かかるケースもあるでしょう。 一方、モール型のECサイトはたったの3ステップで制作可能です。 1.出店申し込み 2.開店準備 3.店舗オープン
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。