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Qoo10でキャンセル要請された!対処法とキャンセルを防ぐ方法

更新日: 2025.6.6

カテゴリ:  Qoo10

Qoo10でキャンセル要請された!対処法とキャンセルを防ぐ方法


 

Qoo10で商品を販売していると、顧客からキャンセル要請が来ることがあります。特に初心者のセラーにとって、キャンセル要請は大きなストレスとなるでしょう。

キャンセルが増えると売上が減少するだけでなく、在庫管理や顧客対応に追われ、時間と労力がかかります。

 

しかし、適切な対策を講じることで、キャンセル要請を未然に防ぎ、顧客満足度を向上させられるのです。

本記事では、キャンセル要請の対処法と防止策を詳しく解説していきます。

Qoo10のキャンセル要請とは?

Qoo10で商品を販売していると、顧客からキャンセル要請が来ることがあります。

キャンセル要請とは、顧客が注文の取り消しを希望するリクエストのことです。

 

このような要請が発生すると、売上の減少や在庫管理の混乱など、販売者にとって様々な問題が生じます。

キャンセル要請が発生する主な原因としては、商品説明と実際の商品が異なる、配送の遅延、誤注文などが挙げられます。

キャンセル要請が頻繁に発生すると、販売者の信頼性が低下し、ビジネス全体に悪影響を及ぼすことになります。

そのため、キャンセル要請の原因を突き止め、適切な対策を講じることが重要です。

顧客からキャンセル要請されるケース

顧客からキャンセル要請がされるとき
顧客がキャンセル要請する理由は多岐にわたります。例えば、商品説明と異なる商品が届いた、配送が遅延している、あるいは誤注文してしまったなどです。

キャンセル要請が頻発する場合は、販売者側に改善の余地があります。以下に代表的な理由を紹介します。

  • 商品説明と実際の商品の不一致: 顧客が期待していた商品と届いた商品が違う場合。
  • 配送の遅延: 約束した配送日を守れなかった場合。
  • 誤注文: 顧客が誤って商品を注文してしまった場合。

これらの理由が原因でキャンセル要請が増えると、販売者としての信頼性が低下し、今後の販売に関しても悪影響を及ぼすことになります。

そのため、顧客からのキャンセル要請が行われた場合はフィードバックをもとに、改善点を見つけることが重要です。

キャンセルの処理方法

注文キャンセルは、Qoo10運営において避けて通れない業務です。適切な処理方法を理解し、迅速かつ正確に対応することで、店舗への影響を最小限に抑えましょう。

顧客都合によるキャンセルの場合

顧客都合による注文キャンセルは以下のように処理します。

  1. サイドメニューの「配送/キャンセル/未受取」を選択してください。
  2. 「キャンセル要請」の数値をクリックし、該当する注文を選びます。
  3. リストに表示された注文をダブルクリックして詳細画面を開いてください。
    そこで取り消しの理由を選択し、青いバーにある「キャンセル」ボタンを押します。
    これで、顧客都合での注文取り消し作業は完了です。

店舗都合によるキャンセルの場合

次に、商品切れなど、店舗側の事情で注文をキャンセルする必要が生じた場合の手順です。顧客都合によるキャンセルとは一部で処理が異なりますのでご注意ください。

  1. サイドメニューの「配送/キャンセル/未受取」へ進みます。
  2. 「配送管理」を選び、取り消したい注文をクリックします。
  3. 表示された注文をダブルクリックで開き、画面を一番下までスクロールしてください。左から3番目の「キャンセル処理」をクリックします。取り消し理由を選択する際、「購入者都合によるキャンセル」は選ばないでください。これを選ぶと手続きができなくなります。
  4. 「品切れ」または「配送遅延」を選び、「確認」ボタンをクリックすれば完了です。

キャンセルでのクレームを防ぐために

注文をキャンセルする際、ぜひ実践していただきたい点が3つあります。

 

1つ目は、キャンセル処理を進める前に、お客様へその旨を事前に連絡することです。
突然キャンセル完了の通知が届くと、お客様は困惑してしまいます。特に楽しみに待っていた方にとっては、大きな衝撃となるでしょう。

 

2つ目は、キャンセルの理由を明確に伝えることです。
例えば、

  • 製造元からの発売延期連絡により、発送予定が立てられなくなった
  • 予定していた販売数を大幅に上回る注文があり、商品が用意できなくなった

など、できるだけ具体的に理由を説明することで、お客様の理解を得やすくなります。

 

3つ目は、可能であれば代替品を提案することです。
別の色の在庫があるなど、代替品を発送できる場合には一度お客様にその旨を伝える連絡を入れてみましょう。もし代替品を受け入れていただければ、キャンセルしなくてよいため売上が減ることもありません。

 

これらの3つの点を踏まえて対応することで、お客様の印象は大きく改善されるはずです。

店舗都合によるキャンセル時の注意事項

お客様の意向を無視した一方的なキャンセルは、店舗にとって大きなリスクを伴います。Qoo10では、信用ポイントの減点といったペナルティが科されることもあります。

 

信用ポイントが一定の基準を下回ると、売上金の入金サイクルが長くなるなど、今後の販売活動に支障が出ることも考えられます。

 

店舗都合のキャンセルは、お客様の信頼を損ねるだけでなく、店舗の運営にも悪影響を及ぼします。
在庫管理の徹底や価格設定の二重チェックなど、店舗都合によるキャンセルが発生しないよう日頃からの対策を講じることが重要です。

キャンセル要請を防ぐには?


キャンセル要請を未然に防ぐためには、以下の対策を講じることが有効です。

発送予定日をいち早く入力

発送予定日を早めに入力し、顧客に正確な情報を伝えることで、安心感を与え、キャンセル要請を防げます。

迅速で正確な対応は、顧客の信頼を得るために不可欠です。

 

顧客は注文後すぐに発送情報を知りたがるため、早めの対応が求められます。

 

また、予想外の遅延が発生した場合には、すぐに顧客に通知し、状況を説明することが大切です。
例えば、発送予定日を明確に記載したメールを送ることで、顧客は商品がいつ届くかを把握しやすくなります。

これは、特にプレゼントや急ぎの注文に対して重要です。

 

さらに、発送後のトラッキング情報を提供することで、顧客は商品の配送状況をリアルタイムで確認でき、安心感を得られます。

配送に関する問題が発生した場合には、事前にアラートを設定し、遅延の可能性がある場合はすぐに通知するシステムを導入するとよいでしょう。

また、発送準備が整った時点で顧客に通知することも効果的です。

これにより、顧客は商品の到着を心待ちにするようになり、期待感も高まります。

 

さらに、顧客が特定の日時に商品を受け取れるように、日時指定のオプションを提供するのも一つの手。

こうした細かな配慮が顧客満足度を向上させ、キャンセル要請を減少させることに繋がります。

 

 

▶︎QWMSについて詳しくはこちら

オプションを活用

オプション設定を活用し、顧客の選択肢を広げることで、満足度を向上させられます。

 

オプションで購入前に注意事項を記載することで、「確認しました」などのボタンを押してもらい、合意を得られます。

 

カゴ落ちなどに繋がる可能性は高まりますが、顧客の多様なニーズに応え、安心感と満足度を向上させられます。

結果として、キャンセル要請を減少させることが可能となり、販売者としての信頼性も向上するでしょう。
 
▶︎QSMについて詳しくはこちら

キャンセル要請を拒否することも可能

キャンセル要請を受けた場合でも、すべての要請を受け入れる必要はありません。

 

特定の条件下では、キャンセルを拒否することも可能です。以下にその条件と方法を解説します。

キャンセル要請を拒否する際の条件

Qoo10の規約によると、キャンセル要請を拒否する際の条件は一般的に以下の場合が該当します。

  • 発送済みの場合: 商品が既に発送されている場合。
  • カスタムオーダー商品: 顧客の注文に応じて特別に制作された商品。

これらの条件に該当する場合は、キャンセル要請を拒否できます。ただし、顧客に対して適切な説明を行い、納得してもらうことが重要です。

キャンセル要請を拒否する際のルール

キャンセル要請を拒否する際は、Qoo10の規約を遵守する必要があります。

顧客に対して丁寧に説明し、納得してもらうことが重要です。具体的には以下の手順を踏みます。

  • タイムリーな連絡: キャンセル要請を受けたらすぐに顧客に連絡し、拒否の理由を説明します。
  • 明確な理由提示: なぜキャンセルを拒否するのか、具体的な理由を明確に示します。
  • 代替案の提示: 可能であれば、キャンセルの代わりに他の選択肢を提示します。例えば、商品の交換や割引クーポンの提供などです。

キャンセル要請を拒否する際のトラブルを防ぐには?

キャンセル要請を拒否する際のトラブルを防ぐためには、以下のポイントに注意することが重要です。

  • 丁寧な対応: 顧客の気持ちに寄り添い、誠実に対応します。
  • 透明性: 全ての対応をオープンにし、顧客に対して隠し事をしないこと。
  • フォローアップ: キャンセル拒否後も顧客のフォローを続け、不満を持たれないようにします。

トラブルを未然に防ぐためには、顧客の視点に立って対応することが不可欠です。

顧客が満足できるような対応を心がけることで、信頼関係を築き、リピーターを増やせます。
 
▶︎Qoo10のメガポについて詳しくはこちら

Qoo10のキャンセルペナルティとは?

Qoo10のキャンセルペナルティ
Qoo10では、定められたキャンセル率を超過した場合、罰則が科せられます。罰則には、商品の出品規制や販促活動の制限などがありますので注意が必要です。

ペナルティは段階的に適用

キャンセルのペナルティは、いきなり「制限」ではなく段階的に適用されます。事前に基準と内容を把握し、自身の店舗にどのような影響があるのか理解しておきましょう。

第1段階(警告)

毎月1日に前月1ヶ月間のキャンセル率が7%を超えると、警告メールが送付されてきます。

第2段階(制限)

1月1日、4月1日、7月1日、10月1日に、過去3ヶ月間のキャンセル率が10%を超えると、メガ割イベントへの参加が制限されます。

 

さらに、同じ期間にキャンセル率が15%を超えた場合は、登録できる商品数が500点までに限定されます。

 

もし2期連続でキャンセル率が15%を超えると、アカウントが停止され全商品の販売停止および出金停止が科せられます。つまりQoo10での販売活動ができなくなるのです。

 

なお、月間の注文数が10件に満たない場合は、キャンセル率が50%を超過した際にのみ罰則が適用されます。

キャンセル率のチェック方法

QSM画面下部にある「ペナルティの状況」から「取引完了率(キャンセル率)?」を選択し、「?」マークをクリックします。キャンセル率と罰則の基準をご覧いただけます。

実際にあったキャンセル処理での苦情事例


Qoo10で実際にあった苦情のお問い合わせ事例を紹介します。
苦情の声が店舗の評判を落とし、売上減少につながったケースもあるのです。しかし、これらの失敗から学び、適切な対処法を事前に知っておくことで、顧客の信頼を失うリスクを減らせるでしょう。

事例1. 不適切なキャンセル誘導

在庫切れなど店舗側の事情によりキャンセルする場合には、店側がQSM画面で処理しなければなりません。
ところが、中にはお客様にキャンセルさせようとする店舗もあるのです。実際に、お客様から「店舗都合なのになぜ私たちが手続きしなければならないのか」といった苦情が寄せられています。

 

店舗側の事情であるにもかかわらず、お客様にキャンセルを促したことが判明した場合、販売制限措置が科されるため、絶対に避けてください。

事例2.非常識なキャンセル手続き

お客様からのキャンセル依頼に対し、返金のために口座情報を尋ねた店舗があります。

 

そうした行為は個人情報保護の観点から問題です。個人情報が悪用されると不安に感じたお客様は、二度とそのお店を利用しようとは思わないでしょう。

 

実際、お客様がキャンセル時に口座情報を尋ねられて不審に思い、カスタマーセンターへ報告した事例が多数あります。
キャンセル手続きは、QSM画面から定められた手順に従って処理するように徹底してください。

まとめ

Qoo10でのキャンセル要請に対処するためには、迅速かつ丁寧な対応が求められます。

顧客の要請に適切に対応することで、信頼関係を築き、将来的なビジネスの安定に繋げられます。

 

まずは、顧客の要請内容をしっかりと確認し、その理由を理解することから始めましょう。

商品説明の精度を高め、発送予定日の迅速な入力やオプションの活用で顧客の満足度を向上させることが重要です。

 

また、顧客サポートを充実させ、キャンセル要請を未然に防ぐことも大切です。

顧客からの意見などを積極的に取り入れ、サービスの質を向上させることで、キャンセル要請の発生を減少させられます。

キャンセル要請を拒否する場合は、Qoo10の規約を遵守し、顧客に対して丁寧かつ明確に説明しましょう。

代替案を提示することで、顧客に満足してもらえる対応を心掛けましょう。

顧客とのコミュニケーションを強化し、信頼関係を築くことがビジネスの成功に繋がります。

キャンセル要請に対する適切な対策を講じることで、顧客満足度を向上させ、売上の安定化を図れます。

日々の顧客対応を見直し、改善を続けることで、Qoo10でのビジネスをさらに成長させられます。

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Qoo10のキャンセル要請に関するよくある質問

  • 顧客都合でキャンセル要請された場合、拒否することはできますか?

  • 一定の条件下では、キャンセル要請を拒否することも可能です。 たとえば、すでに発送済みの商品やカスタムオーダー商品は拒否できます。

  • キャンセル要請を防ぐためには?

  • キャンセル要請の主な原因は、商品の説明不足などによるものです。商品ページをよりわかりやすくしたり、注意喚起を促したりするなどの対策をお勧めします。

執筆者

執筆者

柴田 達郎

EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。

編集者

編集者

井家大慈

2022年に食品メーカーへ入社し、1年で店舗運営責任者に昇格。EC事業部では販促施策、フルフィルメント改善、商品開発、広告運用、新規店舗出店など幅広く担当し、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10など複数のモールでの運営を経験。3年間で月商を15倍に成長させ、Qoo10では食品ながら他モールと同等の売り上げ規模を達成。EC業界の可能性を感じ、株式会社ピュアフラットへ入社。現在は食品、ヘアケア、家電、インテリア、生活雑貨など多様なジャンルのクライアントを支援し、売上拡大や課題解決に取り組んでいる。

監修者

監修者

高杉 史郎

PR会社にて大手企業の売上促進プロジェクトを多数担当し、事業部責任者として新規開拓とマーケティングに従事。
「本当にいいものをキチンと届けられる世の中を作りたい」という考えに共感し、ピュアフラットに入社。
企業のEC売上を飛躍的に伸ばし、MVPを受賞。EC未経験のクライアントに対しても 寄り添ったうえで成功に導けるサポートを心がけております。

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