セラースプライト一括レビューリクエストの使い方完全ガイド
2025.08.08
更新日: 2025.7.31
Amazonで利益を上げるための方法に「Amazonプライムマーク」があります。このマークがつくことで、ユーザーから信頼され、また商品が選ばれやすくなります。
なぜAmazonプライムマークは利益拡大につながるのか、どうしたらプライムマークを獲得できるのか、これから解説していきます。
また、Amazonプライムマークを付ける方法も合わせて解説しますので、Amazonで出品している方はぜひ最後までみていただければと思います。
目次
Amazonプライムは、Amazonが提供する有料の会員制サービスです。このサービスに登録することで、さまざまな特典や便利なサービスを利用することができます。
具体的な内容は以下の通りです。
その他の特典には、家族や世帯の複数のメンバーが特典を共有できる「Amazonファミリー」、ファッション商品を自宅で試着してから購入できる「Prime Wardrobe」、無制限の写真ストレージスペースを提供する「Amazon Photos」などがあります。
Amazonプライムの年会費は国や地域によって異なりますが、会員になることでAmazonのさまざまなサービスを便利に利用することができます。
▶︎Amazonのプライムデーについて詳しくはこちら
Amazonプライムマークとは、Amazonが商品ページに表示する公式な商品マークで、出荷や配送品質の保証を示す重要な信頼の証です。
このマークが表示されることで、以下の配送メリットをユーザーに提供できるようになります。
プライムマークは、Amazonの利益拡大戦略の一環として導入されており、出品者・購入者双方にメリットをもたらす仕組みとなっています。つまり、プライムマークは単なる配送サービスの表示ではなく、商品の信頼性と品質を保証する重要な差別化要素として機能しているのです。
Amazonのセラー支援情報や業界レポートによると、Primeバッジを取得すると売り上げが平均20~30%ほど向上することが報告されています。
この大幅な売上向上は、プライム会員の購買行動とプライムマークへの信頼度の高さによるものです。
プライムバッジを取得することで、商品ページの閲覧数や購入率が向上する傾向があります。業界の調査では、Prime対応によりクリック率や転換率が平均20〜25%改善したとの報告もあります。特にPrime会員は即日配送や信頼性を重視する傾向があり、プライム対応商品が選ばれやすくなることが売上増加につながります。ただし、改善幅はカテゴリーや販売状況により異なります。
プライムバッジは消費者の信頼感や配送面での安心感を高め、売上向上に寄与するとされています。特に日用品や食品など日常消費財で効果が出やすく、飲料カテゴリではPrime対応により販売成績が15〜20%改善した事例もあります。ただし「200%超の売上増」といった極端な数値は信頼できる公的データでは確認されておらず、実際の効果は商品カテゴリや販売戦略により異なります。
Amazon販売における基本的な売上方程式は「売上=セッション数×転換率×顧客単価」で表されます。
プライムマークが各要素の与える影響は以下の通りです。
1.セッション数への影響
2.転換率への影響
3.顧客単価への影響
実際の事例では、Buy with Primeの導入により転換率が平均25%前後改善したケースが報告されており、売上全体への影響も大きいとされています。
Amazonプライムマークを付けるとさまざまなメリットがあります。以下にて詳しく解説していきます。
プライムマークはAmazon内SEOにおいて重要な評価要素となっています。
具体的なSEO効果は以下の通りです。
これらの効果により、広告費をかけずとも自然検索からの集客力が大幅に強化されます。
カート獲得とは、同一商品を複数の出品者が販売している際に、Amazonの「カートに入れる」ボタンに表示される出品者になることです。
プライムマークの取得は、カート獲得において有利に働く傾向があります。非プライム商品に比べて、表示されやすくなることで売上に直結するケースも多く、同価格帯では優先的にカートを獲得しやすくなるとされています。こうした傾向は、継続的な収益の確保にもつながる可能性がありますが、価格や評価、在庫状況など複数の要素により変動する点には留意が必要です。
プライムマークの付いた商品では、迅速な発送が約束されていることから、転換率が大幅に向上します。
昨今のEC業界全体では迅速な配送が当たり前となっており、特にAmazonでは発送の遅さがCVR低下の直接的な原因となるケースが多いのです。
現時点でプライムマークがついていない状態であれば、取得することでCVRの大幅なアップが見込めるでしょう。
Amazonの検索結果では、プライム会員向けのフィルタリングや検索結果の上位表示が可能です。
Amazonプライムマークを持つことで、商品がより多くの顧客に発見される機会が増え、その結果、売上が伸びることが期待できます。
消費者にとってのプライムマークのメリットは、「送料無料と迅速な配送」と「お急ぎ便と日時指定便」です。
以下にて簡単に解説していきます。
Amazonプライム会員向けの特典として、多くの商品が無料で配送されます。これにより、顧客は商品価格以外に追加の送料を気にせず購入することができるため、購買意欲が高まります。
また、「お急ぎ便」や「日時指定便」など、スムーズな配送オプションを利用できます。多くの地域では2日以内に商品を受け取ることが可能です。都心部では即日受け取れる場合があります。これにより、急な購入ニーズや特定の日に商品が必要な場合に便利な機能となっています。
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Amazonプライムマークを付ける方法は2つあります。
以下にて、詳細を解説していきます。
FBA(Fulfillment by Amazon)は、Amazonが提供するサービスで、セラーが自身の商品の在庫管理や配送業務をAmazonに委託できるシステムです。
こちらのFBAを活用することで、売り上げアップに貢献できる可能性があります。Amazonプライムマークが付くため利益拡大も期待できます。
FBAをスタートするには次の通りです。
まずは、出品用のアカウントを作成しましょう。大口出品と小口出品がありますが、大口出品を選択しましょう。この2つの違いは、販売手数料です。
大口出品は月額4900円、小口出品は1件100円ほどです。本格的にFBAを活用してAmazonでの運営をスタートする場合は、大口出品がおすすめです。
アカウントを作成したら、「商品登録ページ」で売りたい商品を登録しましょう。
売りたい商品をすべて登録したら、「在庫」タブから「在庫管理」を選択します。納品する品にチェックを入れれば手続きは完了です。
▶︎AmazonのFBAについて詳しくはこちら
また、Amazonプライムマークを付けるには、マケプレプライムを利用する方法があります。FBAでは手数料がかかりますが、マケプレプライムでは一切ありません。
FBAでは賞味期限が短い食べ物などは扱っておらず、マケプレプライムで対応しています。
このような場合マケプレプライムを活用しましょう。
「マケプレプライム」とは、マーケットプレイスにおいてプライム会員向けの特典を提供するサービスのことです。
具体的には、Amazonが運営するマーケットプレイス上で、プライム会員向けにスムーズな配送や特定の商品に対する割引などの特典を提供する仕組みになっています。
マケプレプライムへの参加要件は以下の通りです。
また、以下の条件も追加されます。
パフォーマンス基準を満たさない場合、マケプレプライムへの参加資格が失われる可能性があります。ただし、基準を再び満たせば、マケプレプライムに再登録することができますので、注意が必要です。
プライムマーク取得後の戦略的活用により、売上の最大化と競合に対する優位性の確立が可能です。
なぜなら、単にプライムマークを取得するだけでは効果は限定的であり、戦略的な運用により初めて最大化の効果を発揮できるためです。
在庫回転率の最適化は、プライム対応商品の収益性を大きく左右する重要な要素です。
効果的な最適化手法は以下の3つを参考にしてください。
1.需要予測の精度向上
2.コスト最適化戦略
3.季節変動への対応
これらのテクニックを活用することで、在庫回転率を最適化し、プライム対応商品の収益性をより高められるでしょう。
競合分析では、同カテゴリー内のプライム対応商品の価格帯や販売動向を詳細に調査することが重要です。
効果的な分析手法は以下の通りです。
これらの分析と戦略を組み合わせることで、価格競争に巻き込まれず、安定した売上と利益を維持することが可能になります。
プライム会員向けのプロモーションは、売上拡大の重要な機会となります。
戦略的活用方法は以下の2通りを参考にしてください。
1.プライムデーの最大活用
2.限定割引の戦略的実施
これらのプロモーションを効果的に活用することで、プライム会員の購買意欲を高め、売上の飛躍的な拡大につなげることが期待できます。
プライムマークが表示されない場合や設定を変更したい場合には、それぞれ適切な対処法があります。
さまざまな状況に応じた解決策を知っておくことで、機会損失を最小限に抑え、効率的な運用が可能になるためです。
最も多い原因は、対象外商品によるものです。生鮮食品や大型商品など、Amazon側でFBA対象外に設定されている商品については、通常のFBAサービスを利用してもプライムマークが表示されません。この場合の対処法としては、マケプレプライムの導入を検討するか、商品カテゴリー自体の見直しが必要になるでしょう。
次に、出品者側の条件不足による問題があります。特に小口出品アカウントを使用している場合、プライムマークの表示に制限がかかることがあります。これを解決するには、大口出品アカウントへの変更が必要となり、月額4,900円の費用は発生しますが、本格的なAmazon販売を行う上では必須の投資といえます。
三つ目の原因は、パフォーマンス基準の未達成です。配送遅延が頻発していたり、顧客対応に問題があったりする場合、Amazon側でプライムマークの表示を停止することがあります。このような状況では、配送品質の根本的な改善とカスタマーサービスの向上が不可欠になります。
多くの方に誤解されがちですが、一般会員(非プライム会員)でもプライム商品を購入することは十分に可能です。
ただし、プライム会員と一般会員では料金体系に大きな違いがあることを理解しておく必要があります。一般会員の場合、通常配送では2,000円以下の注文で400円の送料が発生し、お急ぎ便では500円から540円、当日お急ぎ便では600円から640円の追加料金が必要になります。
一方、プライム会員であれば、これらの配送オプションをすべて無料で利用することができます。この料金体系の違いを踏まえると、月に一度でも配送オプションを利用する方であれば、プライム会員への登録が経済的にメリットが大きいといえるでしょう。
出品者の立場からすると、この料金体系の違いを理解しておくことで、プライム会員と一般会員それぞれに対する適切なアプローチが可能になります。
プライムマーク設定の変更や解除を行ないたい場合の手順についても、詳しく説明しておきます。
FBAから自己配送への変更を行う場合は、まずセラーセントラルにログインし、「在庫管理」ページから対象商品を選択する必要があります。選択後、「アクション」メニューから「フルフィルメント方法を変更」を選択し、「出品者出荷」に変更して設定を保存します。この変更により、プライムマークは表示されなくなりますが、自社での配送管理が可能になります。
マケプレプライム設定の解除を行なう場合は、セラーセントラルの「設定」から「配送設定」を選択し、マケプレプライム設定を無効化します。変更内容を保存した後、実際にプライムマークが非表示になっているかを確認することが重要です。
これらの設定変更を行う際は、売上への影響を慎重に検討する必要があります。なぜなら、プライムマークの表示停止により、検索順位の低下やクリック率の現象が発生する可能性があるためです。
Amazonプライムマークにはトラブルが発生することがあります。主なトラブルは、プライムマークが消えた時です。そんな時、どのように対応するのか以下にて詳しく解説していきます。
プライムマークが消失した場合、まず配送状況や利用資格を確認する必要があります。
具体的には以下の項目を確認しましょう。
例えば、マケプレプライム注文のキャンセル率が1%以上となった場合、プライムマークが解除される可能性があります。このような場合は、継続的な商品販売を通じてキャンセル率の改善を図ることが効果的です。
マケプレプライムで特に注意するポイントがあります。
こちら2つは、十分に注意しましょう。
出品者の中には、自作自演で高評価を獲得しようとする人がいます。その人は、出品用と評価用のアカウントを不正に作成しています。実際に商品は送らず、出荷の連絡のみ行い、評価用のアカウントに高評価を付けるやり方です。
特に中国の個人事業主や中小企業が多いといわれています。日本のAmazonに進出するため、マケプレプライムの資格を得るため自作自演で不正に高評価を集めています。
マケプレプライムを不正につけて出品するのは、詐欺行為です。このように不正に出品している出品者がいれば注意しなければなりません。
また、マケプレプライムには悪徳業者も存在します。しかし、不正に商品を出品していることを判断するのは難しいといえます。それは、高評価が多く、良いコメントが多いことで悪質だと気が付きにくいからです。
見極めるポイントとしては以下の3つです。
普段買い物をしていれば、商品の相場など把握しているはずです。価格がおかしくないか、妥当な値段かどうかをチェックしておきましょう。
その他、レビューの内容もチェックしましょう。おかしな日本語がある、実際に使用したのかあやしいと思う文章がある場合、悪質な可能性があります。違和感を抱いたら、その商品を購入しないようにしましょう。
▶︎Amazonの広告について詳しくはこちら
本記事では、Amazonプライムマークの価値と活用方法について詳しく開設してきました。
結論として、プライムマークの取得は出品者にとって極めて高い価値があり、平均30~50%の売上向上効果が期待できる重要な戦略要素です。
特に重要なポイントは以下の通りです。
プライムマークを付けるには、FBAとマケプレプライムという2つの方法があり、それぞれに特徴と適用場面が異なります。商品特性や事業規模に応じて、最適な方法を選択することが成功のカギとなるでしょう。
Amazon出品において競合優位性を確保し、継続的な売上向上を実現するためには、プライムマークの戦略的活用が不可欠です。本記事の内容を参考に、ぜひ実践してみてください。
Amazonでプライムマークをつけることで売上向上や顧客満足度の向上が見込めますが、必ずしも結果が出るとは限りません。
売上を向上させるためには、広告の出稿や商品ページの見直し、顧客への適切なアプローチなどさまざまな要因が必要になり、難しく感じてしまう方もいるでしょう。
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Amazonのプライムマークが表示されません
利用条件を満たしているにもかかわらず、プライムマークが表示されない場合は、出荷や配送状況の見直しが必要である可能性が高いです。
プライム配送とはなんですか?
Amzonから出荷や配送品質が認められたもので、Amazonプライム会員であれば迅速に商品が配送されたり、無料で「お急ぎ便」の利用ができます。
執筆者
柴田 達郎
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。
編集者
井家大慈
2022年に食品メーカーへ入社し、1年で店舗運営責任者に昇格。EC事業部では販促施策、フルフィルメント改善、商品開発、広告運用、新規店舗出店など幅広く担当し、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10など複数のモールでの運営を経験。3年間で月商を15倍に成長させ、Qoo10では食品ながら他モールと同等の売り上げ規模を達成。EC業界の可能性を感じ、株式会社ピュアフラットへ入社。現在は食品、ヘアケア、家電、インテリア、生活雑貨など多様なジャンルのクライアントを支援し、売上拡大や課題解決に取り組んでいる。
監修者
高杉 史郎
PR会社にて大手企業の売上促進プロジェクトを多数担当し、事業部責任者として新規開拓とマーケティングに従事。
「本当にいいものをキチンと届けられる世の中を作りたい」という考えに共感し、ピュアフラットに入社。
企業のEC売上を飛躍的に伸ばし、MVPを受賞。EC未経験のクライアントに対しても 寄り添ったうえで成功に導けるサポートを心がけております。