Amazon Rufusの活用法とは?SEO対策の新常識も解説!
2024.12.30
更新日: 2024.12.9
Amazonを運営している方でも、商品紹介コンテンツとは何か分からない方も多いと思います。Amazonの商品紹介コンテンツは、売上を大きく左右する重要な要素です。
そんな商品紹介コンテンツについて、その使い方や注意点、売上アップにつなげるためのノウハウについて解説します。
商品紹介コンテンツを上手く活用すれば、売上を大きく伸ばしていくことも可能です。この記事を読んで、商品紹介コンテンツの使い方をマスターしましょう。
目次
Amazon 商品紹介コンテンツ(A+)は、出品者が商品ページに追加できる高度なコンテンツ機能です。
通常のテキスト説明に加え、画像やテキストを組み合わせたリッチなコンテンツを作成することで、商品の魅力をより効果的に伝えることができます。
この機能を利用することで、以下のようなメリットがあります。
Amazon 商品紹介コンテンツ(A+)は、ブランド登録を行っている出品者が利用できる機能で、他社との差別化を図るための重要なツールとなっています。効果的に活用することで、商品ページの品質を高め、売上アップにつなげることが期待できます。
Amazon 商品紹介コンテンツ(A+)は、出品者が自社商品をより効果的に訴求するためのコンテンツ機能です。通常の商品説明に加え、画像やグラフィック、詳細なテキストを使用して商品の魅力や特徴を分かりやすく伝えることができます。
これにより、ユーザーは商品の特長や利点を直感的に理解できるようになり、購入意欲を高めることが可能です。
A+コンテンツは特にブランドイメージを訴求したい企業や、競争の激しいカテゴリーでの差別化を図りたい出品者にとって強力なツールとなっています。
視覚的に訴えるリッチなコンテンツにより、他社製品との差別化を図り、コンバージョン率の向上にもつながります。
Amazon 商品紹介コンテンツ(A+)を利用するためには、以下の条件を満たす必要があります。
このように、A+コンテンツは特定の条件を満たした出品者のみが利用できるため、ブランド価値を高めたい企業や出品者に適した機能といえます。
関連記事:Amazonストアページとは?メリットから利用方法、活用事例まで徹底解説!
Amazon 商品紹介コンテンツ(A+)は、出品者が商品の魅力やブランドの特徴を詳細かつ視覚的に伝えるために、さまざまな形式で利用できる機能です。
A+コンテンツには、商品の性質や訴求したい内容に応じた複数の種類があり、ターゲットや目的に合わせて使い分けることで、商品の購買意欲を高め、他社との差別化を図ることが可能です。
ここでは、A+コンテンツの代表的な種類である「ベーシック商品紹介コンテンツ」「プレミアム商品紹介コンテンツ」「ブランドストーリー」について、それぞれの特長や活用方法を詳しく解説します。
ベーシック商品紹介コンテンツは、A+コンテンツの中でも最も基本的な形式で、商品画像とテキストを組み合わせて商品を紹介するシンプルかつ効果的なコンテンツです。
ベーシックコンテンツは、出品者にとって導入しやすく、多くの商品カテゴリーで採用されています。この形式は特に商品の具体的な機能や利点を視覚的にアピールしたい場合や、購入者の疑問や不安を解消するために有効です。
ベーシック商品紹介コンテンツの特徴と活用方法には以下のようなポイントがあります。
ベーシック商品紹介コンテンツは、視覚的な情報が不足しがちな通常の商品説明ページを補完し、出品者の意図通りに商品の魅力を伝えやすくする効果があります。
シンプルながらも商品の魅力をしっかりとアピールできるため、多くの出品者が活用している基本の形式といえるでしょう。
プレミアム商品紹介コンテンツは、A+コンテンツの上位版として、さらにリッチで高度な表現が可能なコンテンツです。
ベーシックと比べて多様なレイアウトやインタラクティブな機能を取り入れることができ、特にブランド力を強化したい企業や、視覚的な魅力が重要な高価格帯商品に適しています。
プレミアムコンテンツはAmazonベンダーに登録しているブランドに提供され、通常の出品者には利用が難しい場合もありますが、その分他社との差別化が図りやすくなります。
プレミアム商品紹介コンテンツの主な特徴には以下の点があります。
独自のデザインとカスタマイズ:プレミアムコンテンツでは、通常のA+コンテンツにはない多彩なレイアウトやデザインオプションが用意されており、ブランドカラーやテーマを反映したカスタマイズが可能です。これにより、商品ページ全体で統一感が生まれ、ブランドとしての魅力が増します。
プレミアム商品紹介コンテンツは、特に高価格帯や競合が多いカテゴリーにおいて、視覚的な差別化を図りたい場合に適した形式です。
ユーザーが商品ページを訪れた際に高級感や特別感を感じさせるため、ブランド価値の向上とコンバージョン率のアップに寄与します。
ブランドストーリーは、特定の商品だけでなく、ブランド全体の歴史やビジョン、理念をユーザーに伝えるためのA+コンテンツの一種です。
単なる製品情報の紹介に留まらず、ブランドのバックグラウンドや哲学を伝えることで、消費者との深い信頼関係を構築し、ファンを増やすことができます。
この形式は特に、自社ブランドへの愛着やリピート購入を促進したい企業にとって非常に効果的です。
ブランドストーリーの主な要素には以下のようなポイントが含まれます。
ブランドストーリーは、ブランドのアイデンティティをしっかりと確立し、消費者に自社商品だけでなくブランド全体への信頼感と愛着を抱いてもらうためのコンテンツです。リピーターやブランドのファンを増やしたい場合に特に効果を発揮します。
Amazon 商品紹介コンテンツ(A+)には、ベーシック商品紹介コンテンツ、プレミアム商品紹介コンテンツ、ブランドストーリーという3つの主要な種類があり、それぞれ異なる特徴と活用方法があります。
ベーシックはシンプルながらも商品の魅力を効果的に伝えるために最適で、プレミアムはよりインタラクティブな体験や高品質な視覚表現が可能です。
ブランドストーリーはブランド全体の魅力や歴史、理念をユーザーに伝え、顧客に愛着を持たせたり、リピート購入を促進する力を持っています。
A+コンテンツを活用することで、Amazonでの商品の訴求力が向上し、ユーザーにとっての信頼感や購入意欲の向上が期待できます。商品やブランドの性質に応じて最適なA+コンテンツを選び、ユーザーとのつながりを深めることで、競争力を高めましょう。
関連記事:【完全版】Amazonブランド登録ガイド!ストアページの作り方も解説
では、そんな商品紹介コンテンツは、どのようにして作成すればよいのか。
4つに分けて解説します。
まずはコンテンツの種類を選択します。
Amazonの商品紹介コンテンツには、「ベーシック」と「ブランドストーリー」の2種類があります。
どちらの商品紹介コンテンツを利用するかを最初に決めます。
ベーシックは、その名の通り、通常の商品紹介コンテンツで、様々な出店者に広く使われています。
商品紹介ページを作り込む以外に煩雑な手続きや作業は発生しないため、利用のハードルが低いです。
ブランドストーリーは、その名の通り、自身のブランドの魅力を発信し、認知を高めていくために利用します。
ブランドストーリーの利用には、Amazonにブランド登録をしていることが前提となります。
ブランド登録は、Amazon内で商標権を取得したうえで、Amazonに申請、承認されてやっと登録完了です。
少々手続きが面倒ですが、その分メリットがあります。
まず、ブランドそのものの認知度や好感度が上がり、そのブランドのファンがつくと、1つの商品だけでなく、そのブランドが出品するすべての商品の認知度が間接的に高まることになり、売上アップに好影響を与えます。
ブランドに対する好感度を獲得するために、ブランドストーリーを訴求することが重要になります。
また、ブランド登録しておけば、悪質な転売ヤーなどによる相乗りを防ぐこともできます。
続いて設定するのは、商品紹介コンテンツの利用にあたって入力必須の「コンテンツ名」と「言語」です。
言語は、「日本語」「簡易中国語」「英語」の3つから選択できます。
コンテンツ名については、人目についたり、売上に影響したりするものではないので、自身で管理しやすい名前にするとよいでしょう。
迷っている場合は、商品名やASIN(Amazonが設けている、商品識別のための番号)を設定するのがおすすめです。
続いて、モジュールを設定します。
モジュールとは、商品紹介コンテンツ用のテンプレートのことで、画像とテキストの組み合わせで、商品についての情報を伝えることができます。
モジュールは、1つの商品紹介コンテンツにつき5つまで追加でき、下記の17種類から選択可能です。
モジュールの種類 | 画像サイズ(ピクセル) |
テキスト付き標準画像ヘッダー | 970 × 600 |
スタンダードプロダクト説明テキスト | – |
スタンダードマルチイメージモジュールA | 300 × 300(4枚) |
スタンダード企業ロゴ | 600 × 180 |
商品の比較表 | 150 × 300(5枚) |
標準4つのイメージとテキスト象限 | 135 × 135(4枚) |
標準のイメージと明るい色のテキストオーバーレイ | 970 × 300 |
標準テキスト | – |
標準技術仕様 | – |
標準的な3つの画像とテキスト | 300 × 300(3枚) |
標準的な4つの画像とテキスト | 220 × 220(4枚) |
標準的なイメージおよび暗いテキストのオーバーレイ | 970 × 300 |
標準的な単一のイメージとハイライト | 300 × 300 |
標準的な単一のイメージと仕様詳細 | 300 × 300 |
標準的な単一の右の画像 | 300 × 300 |
標準的な単一の左の画像 | 300 × 300 |
標準的な単一画像・サイドバー | 300 × 400、350 × 175 |
最後に、ASINを適用します。
ASINとは、Amazon内で商品を識別するために設けられている番号のことです。
Amazonに出店する商品にはすべて、ASINが適用されている必要があります。
また、商品紹介コンテンツを作成したら、商品だけでなく、商品紹介コンテンツにもASINを紐づける必要があります。
Amazon 商品紹介コンテンツ(A+)を作成する際、さまざまなモジュール(レイアウト)が用意されています。
モジュールとは、商品の特性や訴求したいポイントに合わせて選べるコンテンツブロックのことです。
視覚的に訴求するための画像モジュールや、商品の詳細を丁寧に説明するテキストモジュールなどがあり、これを適切に組み合わせることで、商品の魅力を最大限に引き出すことができます。
しかし、どのモジュールを選ぶべきかは商品によって異なるため、モジュール選びは重要なポイントです。
ここでは、商品やブランドの目的に合ったモジュールの選び方を解説します。
例えば、キッチン家電や家具など、使用シーンや見た目が重要な商品では、画像を効果的に活用することが必要です。大きな画像モジュールを用いることで、商品の見た目や質感がユーザーに伝わりやすくなります。
また、画像に注釈を加えられるモジュールもあり、具体的な機能を視覚的に強調するのに役立ちます。
テキストモジュールは、詳細な仕様や使用方法、利点を文章で伝えるのに最適です。
特に、電子機器やアウトドア用品など、機能や性能の説明が重要な商品には、テキストモジュールを活用してユーザーに必要な情報をしっかり伝えましょう。
また、アイコンを使った箇条書きや短文でポイントをまとめると、読みやすくなります。
同じブランド内で異なる商品をラインナップしている場合、比較表モジュールを使用することで、ユーザーが自分に合った商品を選びやすくなります。
たとえば、シリーズ別に異なる特徴やスペックを比較しやすくすることで、顧客のニーズに合った商品を自然に選んでもらえます。
ブランドの哲学や歴史、他の商品ラインナップとの関連性を伝えたい場合には、ブランドストーリーに関連するモジュールを利用すると効果的です。
ブランドストーリーの画像や動画モジュールを用いて、ブランドとしての一貫性を伝え、消費者に親近感や信頼感を持ってもらうことができます。
A+コンテンツの作成プロセスでは、まず使用するモジュールを決定し、その後、各モジュールに適切なコンテンツ(画像やテキスト)を配置します。
作成手順は以下の通りです。
A+コンテンツを作成した後は、Amazonに送信し、審査を経て公開されます。送信から公開までの流れは以下の通りです。
A+コンテンツは商品の魅力を引き出すための強力なツールですが、適切なモジュールを選び、訴求ポイントをしっかりと反映させることが成功のカギです。
ユーザーが求める情報を過不足なく提供することで、購買意欲を高め、売上アップに貢献できる効果的な商品ページを作成しましょう。
関連記事:Amazonの画像サイズにはルールがある?規約とペナルティも合わせて紹介
時間をかけてAmazonの商品紹介コンテンツを利用すると、どんなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットを3つご紹介します。
商品紹介コンテンツを利用すると、Amazon内での検索順位アップが期待できます。
とはいえ、商品紹介コンテンツを使っていればOKということではなく、商品紹介コンテンツ上にSEO対策に有効なキーワードを入れておく必要があります。
商品紹介コンテンツを使うメリット2つ目は、CVR(コンバージョン率)の向上です。
CVRとは、商品紹介ページを訪れたユーザーのうち、購入に至ったユーザーの割合のことです。
ユーザーは、検索キーワードを入力し、気になった商品の紹介ページを閲覧します。
そこで商品を気に入ったら、商品を購入するか、あるいはカートに入れます。
この「商品を購入するか、あるいはカートに入れる」人の割合がCVRです。
CVRを高めるには、商品紹介ページを訪れたユーザーに、いかに自社の製品を「欲しい!」と思わせるかどうかです。
そのため、文字と画像で商品の魅力を表現できる商品紹介コンテンツは、CVRを高めるために有効な施策といえます。
そして3つ目は、ブランドの訴求が可能だということです。
通常の場合Amazonは、1商品につき1つの商品紹介ページしか作ってはならないので、他社と同じ商品を販売しようとすると、「相乗り」という形を取ることになります。
そのため、通常であれば、同じ製品を扱う複数社で「カートの取り合い」が起こります。
このとき、他社より優位に立とうとすると、価格競争になりがちです。
しかし、Amazon商品紹介コンテンツを用いてブランドストーリーを訴求すると、ブランドそのものに箔がついた状態を作れるので、優位に立てる可能性があります。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで
一気通貫でマルっと代行・サポートいたします。 下記よりお気軽にご相談ください。
Amazon商品紹介コンテンツは、便利でメリットがある一方、デメリットもあります。
商品紹介コンテンツのデメリットは大きく2つです。
1つ目は、設定に工数がかかること。
商品紹介コンテンツはモジュールが豊富に用意されているため、最適なモジュールを選ぶだけでも工数を要しますし、CVRを高めようとすればするほど、設定にさらに多くの工数がかかります。
モジュールはある程度テンプレート化されており、使いやすくなってはいます。
しかし、商品紹介ページが粗末になってしまうとユーザーの購買意欲を下げてしまうため、一定水準以上の品質を担保する必要があるので、どうしても工数を割かざるを得ません。
2つ目は、NGワードなど、細かい規定が存在する点です。
出品する際の出品規定だけでもかなり細かな規定が存在するのに、商品紹介ページをつくるためにさらに細かな規定を確認する必要が出てくるとなると、かなり神経を使いますし、工数もかかります。
商品紹介コンテンツにはプレミアムバージョンが存在します。
通常の商品紹介コンテンツのことを「A+」と呼ぶので、このプレミアムバージョンは、「プレミアムA+」と呼ばれます。
プレミアムA+では、通常のA+と比べ、モジュールの選択肢が19個に増え、さらに、1つの商品紹介ページで使用できるモジュールの上限が7つまで拡大されます。
また、より大きなサイズの画像、ナビゲーションカルーセルの使用が可能になります。
ここまでご紹介してきた商品紹介コンテンツは便利で使いやすいものです。
しかし、これを使ったとしても、CVRが高く売上につながる商品紹介ページの作成は簡単ではありません。
相応の工数がかかりますし、何度も改善を重ねる必要があります。
また、せっかく素敵な商品紹介ページを作成しても、広告運用やSEO対策など、他の部分が不適切だと、売上につながらない可能性があります。
Amazonの商品紹介ページの作り込みや売上アップにお困りなら、ぜひ一度ピュアフラットにご相談ください。
ページを0から作り込み、コンサルティングあるいは運営代行という形で、売上が上がるまで伴走いたします。
まずは店舗無料診断をご活用ください。
Amazonの商品紹介コンテンツは、商品紹介ページを魅力的なものにし、CVRを高め、売上を伸ばすうえで、便利で有効なツールです。
しかし、その分使いこなすのが難しく、工数を要します。
何度も試行錯誤し、作り直すことになるかもしれません。
商品紹介コンテンツの使い方やメリット・デメリットをしっかり把握したうえで、使いこなせるようにする必要があります。
あるいは、ピュアフラットのようなコンサルティング会社に依頼してしまった方が、結果的に費用や工数をかけず、売上を伸ばせるかもしれません。
Amazonモジュールは何個まで?
通常の商品紹介コンテンツ(A+)の場合は5つまで、プレミアムバージョンの商品紹介コンテンツ(プレミアムA+)の場合は7つまでです。 数あるモジュールの中から、最適な組み合わせを選んで、売上が上がる商品紹介ページを作りましょう。
商品紹介コンテンツの作り方がわかりません
商品紹介コンテンツは、以下の4ステップで作成できます。 ①作成するコンテンツの種類を選択 ②コンテンツ名と言語の入力 ③モジュールの追加 ④ASINの適用
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。