Amazonの販売数分析ツールで売上アップを目指そう
2024.08.29
更新日: 2024.4.17
Amazonを運営している方でも、商品紹介コンテンツとは何か分からない方も多いと思います。Amazonの商品紹介コンテンツは、売上を大きく左右する重要な要素です。
そんな商品紹介コンテンツについて、その使い方や注意点、売上アップにつなげるためのノウハウについて解説します。
商品紹介コンテンツを上手く活用すれば、売上を大きく伸ばしていくことも可能です。この記事を読んで、商品紹介コンテンツの使い方をマスターしましょう。
目次
商品紹介コンテンツとは、Amazonで商品紹介ページを作成する際に使う、商品ページを充実させるためのコンテンツです。
Amazonに最初から搭載されているコンテンツで、この商品紹介コンテンツの実装により、商品紹介ページをよりリッチに作り込めるようになりました。
商品の魅力を視覚的に訴えることができるので、売上を左右する要素の1つで、Amazon出品者なら誰もが使うべき機能と言っても過言ではありません。
では、そんな商品紹介コンテンツは、どのようにして作成すればよいのか。
4つに分けて解説します。
まずはコンテンツの種類を選択します。
Amazonの商品紹介コンテンツには、「ベーシック」と「ブランドストーリー」の2種類があります。
どちらの商品紹介コンテンツを利用するかを最初に決めます。
ベーシックは、その名の通り、通常の商品紹介コンテンツで、様々な出店者に広く使われています。
商品紹介ページを作り込む以外に煩雑な手続きや作業は発生しないため、利用のハードルが低いです。
ブランドストーリーは、その名の通り、自身のブランドの魅力を発信し、認知を高めていくために利用します。
ブランドストーリーの利用には、Amazonにブランド登録をしていることが前提となります。
ブランド登録は、Amazon内で商標権を取得したうえで、Amazonに申請、承認されてやっと登録完了です。
少々手続きが面倒ですが、その分メリットがあります。
まず、ブランドそのものの認知度や好感度が上がり、そのブランドのファンがつくと、1つの商品だけでなく、そのブランドが出品するすべての商品の認知度が間接的に高まることになり、売上アップに好影響を与えます。
ブランドに対する好感度を獲得するために、ブランドストーリーを訴求することが重要になります。
また、ブランド登録しておけば、悪質な転売ヤーなどによる相乗りを防ぐこともできます。
続いて設定するのは、商品紹介コンテンツの利用にあたって入力必須の「コンテンツ名」と「言語」です。
言語は、「日本語」「簡易中国語」「英語」の3つから選択できます。
コンテンツ名については、人目についたり、売上に影響したりするものではないので、自身で管理しやすい名前にするとよいでしょう。
迷っている場合は、商品名やASIN(Amazonが設けている、商品識別のための番号)を設定するのがおすすめです。
続いて、モジュールを設定します。
モジュールとは、商品紹介コンテンツ用のテンプレートのことで、画像とテキストの組み合わせで、商品についての情報を伝えることができます。
モジュールは、1つの商品紹介コンテンツにつき5つまで追加でき、下記の17種類から選択可能です。
モジュールの種類 | 画像サイズ(ピクセル) |
テキスト付き標準画像ヘッダー | 970 × 600 |
スタンダードプロダクト説明テキスト | – |
スタンダードマルチイメージモジュールA | 300 × 300(4枚) |
スタンダード企業ロゴ | 600 × 180 |
商品の比較表 | 150 × 300(5枚) |
標準4つのイメージとテキスト象限 | 135 × 135(4枚) |
標準のイメージと明るい色のテキストオーバーレイ | 970 × 300 |
標準テキスト | – |
標準技術仕様 | – |
標準的な3つの画像とテキスト | 300 × 300(3枚) |
標準的な4つの画像とテキスト | 220 × 220(4枚) |
標準的なイメージおよび暗いテキストのオーバーレイ | 970 × 300 |
標準的な単一のイメージとハイライト | 300 × 300 |
標準的な単一のイメージと仕様詳細 | 300 × 300 |
標準的な単一の右の画像 | 300 × 300 |
標準的な単一の左の画像 | 300 × 300 |
標準的な単一画像・サイドバー | 300 × 400、350 × 175 |
最後に、ASINを適用します。
ASINとは、Amazon内で商品を識別するために設けられている番号のことです。
Amazonに出店する商品にはすべて、ASINが適用されている必要があります。
また、商品紹介コンテンツを作成したら、商品だけでなく、商品紹介コンテンツにもASINを紐づける必要があります。
時間をかけてAmazonの商品紹介コンテンツを利用すると、どんなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットを3つご紹介します。
商品紹介コンテンツを利用すると、Amazon内での検索順位アップが期待できます。
とはいえ、商品紹介コンテンツを使っていればOKということではなく、商品紹介コンテンツ上にSEO対策に有効なキーワードを入れておく必要があります。
商品紹介コンテンツを使うメリット2つ目は、CVR(コンバージョン率)の向上です。
CVRとは、商品紹介ページを訪れたユーザーのうち、購入に至ったユーザーの割合のことです。
ユーザーは、検索キーワードを入力し、気になった商品の紹介ページを閲覧します。
そこで商品を気に入ったら、商品を購入するか、あるいはカートに入れます。
この「商品を購入するか、あるいはカートに入れる」人の割合がCVRです。
CVRを高めるには、商品紹介ページを訪れたユーザーに、いかに自社の製品を「欲しい!」と思わせるかどうかです。
そのため、文字と画像で商品の魅力を表現できる商品紹介コンテンツは、CVRを高めるために有効な施策といえます。
そして3つ目は、ブランドの訴求が可能だということです。
通常の場合Amazonは、1商品につき1つの商品紹介ページしか作ってはならないので、他社と同じ商品を販売しようとすると、「相乗り」という形を取ることになります。
そのため、通常であれば、同じ製品を扱う複数社で「カートの取り合い」が起こります。
その際、他社より優位に立とうとすると、価格競争になりがちです。
しかし、Amazon商品紹介コンテンツを用いてブランドストーリーを訴求すると、ブランドそのものに箔がついた状態を作れるので、優位に立てる可能性があります。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで
一気通貫でマルっと代行・サポートいたします。 下記よりお気軽にご相談ください。
Amazon商品紹介コンテンツは、便利でメリットがある一方、デメリットもあります。
商品紹介コンテンツのデメリットは大きく2つです。
1つ目は、設定に工数がかかること。
商品紹介コンテンツはモジュールが豊富に用意されているので、最適なモジュールを選ぶだけでも工数を使いますし、CVRを高めようとすればするほど、設定にますます工数がかかります。
モジュールはある程度テンプレート化されており、使いやすくなってはいます。
しかし、商品紹介ページが粗末になってしまうとユーザーの購買意欲を下げてしまうため、一定水準以上の品質を担保する必要があるので、どうしても工数を割かざるを得ません。
2つ目は、NGワードなど、細かい規定が存在する点です。
出品する際の出品規定だけでもかなり細かな規定が存在するのに、商品紹介ページをつくるためにさらに細かな規定を確認する必要が出てくるとなると、かなり神経を使いますし、工数もかかります。
商品紹介コンテンツにはプレミアムバージョンが存在します。
通常の商品紹介コンテンツのことを「A+」と呼ぶので、このプレミアムバージョンは、「プレミアムA+」と呼ばれます。
プレミアムA+では、通常のA+と比べ、モジュールの選択肢が19個に増え、さらに、1つの商品紹介ページで使用できるモジュールの上限が7つまで拡大されます。
また、より大きなサイズの画像、ナビゲーションカルーセルの使用が可能になります。
ここまでご紹介してきた商品紹介コンテンツは便利で使いやすいものです。
しかし、これを使ったとしても、CVRが高く売上につながる商品紹介ページの作成は簡単ではありません。
相応の工数がかかりますし、何度も改善を重ねる必要があります。
また、せっかく素敵な商品紹介ページを作成しても、広告運用やSEO対策など、他の部分が不適切だと、売上につながらない可能性があります。
Amazonの商品紹介ページの作り込みや売上アップにお困りなら、ぜひ一度ピュアフラットにご相談ください。
ページを0から作り込み、コンサルティングあるいは運営代行という形で、売上が上がるまで伴走いたします。
Amazonの商品紹介コンテンツは、商品紹介ページを魅力的なものにし、CVRを高め、売上を伸ばすうえで、便利で有効なツールです。
しかし、その分使いこなすのが難しく、工数を要します。
何度も試行錯誤し、作り直すことになるかもしれません。
商品紹介コンテンツの使い方やメリット・デメリットをしっかり把握したうえで使いこなせるようにする必要があります。
あるいは、ピュアフラットのようなコンサルティング会社に依頼してしまった方が、結果的に費用や工数をかけず、売上を伸ばせるかもしれません。
Amazonモジュールは何個まで?
通常の商品紹介コンテンツ(A+)の場合は5つまで、プレミアムバージョンの商品紹介コンテンツ(プレミアムA+)の場合は7つまでです。 数あるモジュールの中から、最適な組み合わせを選んで、売上が上がる商品紹介ページを作りましょう。
商品紹介コンテンツの作り方がわかりません
商品紹介コンテンツは、以下の4ステップで作成できます。 ①作成するコンテンツの種類を選択 ②コンテンツ名と言語の入力 ③モジュールの追加 ④ASINの適用