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2025.02.26
更新日: 2025.1.31
Amazonの広告と言えば、検索広告が主流だと思われるかもしれません。しかし、売上アップを図るうえではスポンサーディスプレイ広告と呼ばれるディスプレイ広告も非常に有効です。
スポンサーディスプレイ広告では、多様なターゲティング手法を活用できます。
そのため、他の広告ではアプローチできなかったユーザー層に対しても訴求が可能になります。
本記事では、Amazon販売で活用すべきスポンサーディスプレイ広告について解説していきます。
この記事を最後までお読みいただくことで、Amazonスポンサーディスプレイ広告について理解でき、Amazonでの売上アップに一歩踏み出せます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
そもそもAmazonのスポンサーディスプレイ広告とは、Amazonに登録した商品画像が表示されたり、カスタム画像が表示されたりとさまざまなパターンが自動生成で表示されるディスプレイ広告です。
スポンサーディスプレイ広告の特徴は以下の3つです。
リターゲティング機能 | 購入を検討したが未購入のユーザーに対しアプローチする機能。 特定の商品を閲覧したユーザーに対し広告を表示させる。 |
商品ターゲティング | 特定の商品に興味があるユーザーに対し、広告を表示させる。 |
広範な配信エリア | Amazon内だけではなく、他のWEBサイトでの広告表示をさせる。 |
主には検討段階のユーザーに対し、自社商品やブランドの認知度を向上させることが可能です。
また、検討段階にいるユーザーの中でも、自社商品に興味があるユーザーへの購入促進も可能です。
関連記事:今からでも差がつく!Amazon広告の種類と活用するために必要なこと
スポンサーディスプレイ広告の利用には、いくつかの資格や条件が必要です。
Amazonでは大口出品と小口出品の2種類から選択できますが、スポンサーディスプレイ広告を活用するには大口出品でなければなりません。
また、ブランド登録を行っていることも必要です。Amazonのブランド登録とは、Amazonで出品するブランドオーナーであることを証明する手続きのことです。
Amazonのブランド登録を完了することで活用できる広告の種類を増やせたり、販促手段を増やすことができたりします。
通常、商標獲得には時間を要しますが、IP Accelerator(商標登録促進)と呼ばれるAmazonの新サービスを利用すれば素早くブランド登録が可能になります。
関連記事:【完全版】Amazonブランド登録ガイド!ストアページの作り方も解説
スポンサーディスプレイ広告は、下記のようなさまざまな場所に掲載されます。
さまざまな箇所に広告が掲載されるため、あらゆるフェーズのユーザーに対してアプローチが可能となります。
スポンサーディスプレイ広告の課金方式は大きく3種類あり、入札方法によって異なります。
インプレッション課金とは、広告が表示された回数に応じて料金が発生し、クリック課金とはユーザーがクリックするたびに発生する課金方法です。
では、Amazonのスポンサーディスプレイ広告を活用するメリットについてみていきましょう。
ひとつ目のAmazonのスポンサーディスプレイ広告を活用するメリットは、過去のユーザー行動をもとにターゲティングできることです。
スポンサープロダクト広告では、過去のユーザー行動をもとにしたリターゲティングが可能です。
その結果、分析結果を踏まえた的確な顧客へのアプローチが可能です。
ふたつ目のメリットは新規顧客に対するターゲティングが可能であることです。
広告の掲載範囲が広く、今までアプローチできていなかった潜在顧客にも自社商品を認知してもらうことできます。
そのため、さらに大きな売上アップも実現可能です。
三つ目は、インプレッションの効果を期待できることです。
先ほども述べた通り、スポンサーディスプレイ広告は商品ページや商品検索結果ページのサイドなど、掲載箇所が多いです。
そのため、今までよりも多くのインプレッション獲得を期待できます。
まだ検討段階のユーザーや購入したいと強く検討している見込み顧客まで有効な広告を展開し、トラフィックにおける強化も期待できます。
よっつ目のメリットは、ファーストビューでアピールできることです。
Amazonのファーストビューに含まれるようなユーザーの目に留まりやすい箇所に広告掲載ができるため、商品ページへの掲載に留まらず、競合商品の検討段階にあるユーザーに対してのアピールも期待できます。
気になる商品と感じてもらえれば、そこからのクリック数も増やせるでしょう。
Amazonのスポンサーディスプレイ広告は、検討段階の顧客に幅広い掲載でアプローチできることがメリットです。
一方でAmazonスポンサーディスプレイ広告には、以下のデメリットもあります。
順番に解説します。
まずひとつ目のデメリットは「顧客獲得単価が高くなる可能性があること」です。
ターゲティング設定を拡大するほど、マッチしないセグメントも増加してしまう可能性があります。
また意図しないキーワードや配信枠に対して表示され、予期しない広告費を支払う可能性もあります。
その結果、1顧客獲得あたりの単価が上がってしまう可能性があります。
ふたつ目のデメリットは「準備と効果が出るまで時間がかかること」です。
Amazonのスポンサーディスプレイ広告を始めるためには、先ほどお伝えした大口出品プランへの登録・ブランド登録を済ませる必要があります。
これらの準備を済ませて広告を掲載開始するまで、通常3日ほどかかります。
また、広告の初回掲載から効果が見えるまでには1〜2週間ほどかかります。
このように初回の広告掲載までの準備に時間がかかること・また効果が出るまでにも時間がかかることは、Amazonのスポンサーディスプレイ広告のデメリットと言えます。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
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スポンサーディスプレイ広告を上手に利用するにあたって、下記2種類のターゲティングを活用してください。
まず、コンテキストターゲティングには「カテゴリ」と「個々の商品」という2種類が挙げられます。
カテゴリや商品というざっくりとした設定ではなく、ターゲットボタンの横にある絞り込みからブランドや価格帯、レビューの星数、配送に至るまで詳細に設定も可能です。
そしてスポンサーディスプレイ広告では、オーディエンスと呼ばれるユーザーの属性を活用したターゲティング設定も可能です。オーディエンスの種類は下記の3通り。
ここから下記4つの大カテゴリに分類されます。
販売したい商品に適切なカテゴリ設定をすれば、効果的な見込み顧客の獲得につなげられるでしょう。
それでは、コンテキストターゲティングとオーディエンスそれぞれの設定手順について解説します。
まず、コンテキストターゲティングの活用手順は以下の7ステップです。
ロゴや見出し、画像といったクリエイティブ設定は任意ですが、設定しておくとよりカスタマイズ性の高い広告を出稿できます。
続いて、オーディエンスでのスポンサーディスプレイ広告活用方法について紹介していきます。
オーディエンスの場合、上記の8ステップで配信できます。また、コンテキストターゲティングと同様にクリエイティブの作成は任意で行ってください。
一概にスポンサーディスプレイ広告といっても、表示形式はさまざまです。
ここからは、スポンサーディスプレイ広告の表示形式について紹介します。
スポンサーディスプレイ広告には、動画と静止画があります。
動画は、見る人に合わせて内容が変わります。静止画は、いつも同じ内容が表示されます。
スポンサーディスプレイ広告の形はいろいろあります。
・バナー形式
・正方形
・長方形
などが選べます。広告を出す場所や目的によって使い分けます。
サイズは以下の通りです。
・画像
画像サイズ 1200×628ピクセル以上
ファイルサイズ 5 MB 以下
ファイル形式 PNG、JPEG、または GIF
・動画
アスペクト比 16:9
サイズ 1920×1080(最小)
最大ファイルサイズ 500 MB
ファイル形式 H.254、MPEG-2、MPEG-4
長さ 6~45秒
フレームレート 23.976、24、25、29.97、29.98、または30 fps
ビットレート 1 Mbps(最低)
スポンサーディスプレイ広告は、スマホとPCで見え方が異なる場合があります。
モバイルではスクリーンが小さいため、広告のサイズやレイアウトが自動的に調整されます。
これは、ユーザーの閲覧体験を損なわないようにするためです。
デスクトップでは、より多くの情報を表示できるため、広告も大きく、詳細なものが表示されることが多いです。
スマホは画面が小さいので、広告も小さく調整されます。
PCでは、もっと大きな広告が表示されます。
どちらのユーザーをターゲットにするか意識してサイズ調整を行いましょう。
いざスポンサーディスプレイ広告を回したとしても、効果測定と最適化ができなければ成果にはつながりません。
ここからは、スポンサーディスプレイ広告の効果測定・最適化の方法について紹介します。
Amazonスポンサーディスプレイ広告を効果的に活用するためには、まずは目標を明確にする必要があります。
その目標を測定するための指標がキーパフォーマンスインディケータ(KPI)です。
一般的なKPIとしては、クリックスルーレート(CTR)、コンバージョンレート、広告費用対効果(ROAS)などがあります。
これらのKPIを設定することで、広告の効果を数値で把握し、改善点を明確にすることができます。
KPIはビジネス目標に応じて柔軟に設定することが可能です。
例えば、新規顧客獲得が目標であれば、新規顧客数や獲得コストをKPIとして設定することが考えられます。
Amazon自体が提供する広告ダッシュボード以外にも、第三者が提供する多くの広告効果測定ツールが存在します。
これらのツールを活用することで、より詳細なデータ分析が可能となります。
例えば、ユーザーの行動パターン、購入までのフロー、どの広告がどれだけの効果をもたらしているのかなど、多角的に分析することができます。
特に、Amazon外でのマーケティング活動と連動させたい場合には、これらのツールが非常に有用です。
効果測定ツールを使うことで、広告のROIを高めるための戦略を練ることができます。
広告の効果を最大限に引き出すためには、A/Bテストが非常に有用です。
A/Bテストとは、2つの異なるバージョン(AとB)を用意し、どちらがより効果的かをテストする方法です。
例えば、広告文や画像、ターゲティング条件などを変えて、どの要素がコンバージョン向上に寄与するのかを調査します。
A/Bテストを行うことで、広告の各要素がどれだけ効果をもたらしているのかを明確にすることができます。
また、テスト結果をもとに広告を最適化することで、広告費用をより効率的に使うことが可能となります。
これらの方法を組み合わせることで、Amazonスポンサーディスプレイ広告の効果を最大限に高めることができます。
最初は多くの試行錯誤が必要かもしれませんが、しっかりとした計測と分析、最適化を行うことで、長期的な成功が見込めます。
スポンサーディスプレイ広告をより効果的に回すためには、適切な予算組みが必要です。
ここからは、予算とROIの計算方法について紹介します。
Amazonスポンサーディスプレイ広告の予算設定は、成功の鍵となる要素の一つです。
予算をどのように設定するかによって、広告のパフォーマンスが大きく変わる可能性があります。
まず、予算設定の際には、ビジネス目標と広告の目的を明確にすることが重要です。
例えば、新規顧客獲得が目的であれば、そのためにどれだけの予算が必要かを事前に調査することが有用です。
次に、予算の配分を考えます。
全ての商品やキャンペーンに均等に予算を配分するのではなく、売れ筋商品や期間限定のプロモーションに予算をシフトすることで、より効果的な広告運用が可能です。
また、日次、週次での予算の使い方も戦略的に考えましょう。
特定の曜日や時間帯にユーザーが活発であれば、その期間に予算を集中させることが考えられます。
最後に、予算設定は一度きりではありません。
定期的にパフォーマンスをチェックし、必要に応じて調整を行うことが重要です。
特に、季節性や市場環境の変化に柔軟に対応できるよう、予算設定はフレキシブルに行いましょう。
広告費用対効果(ROI)は、広告に投じた費用がどれだけのリターンをもたらしたかを評価する指標です。
Amazonスポンサーディスプレイ広告の場合、ROIを計算する基本的な式は「(広告による売上 – 広告費用) / 広告費用 x 100」です。
この式を用いることで、具体的なパーセンテージでROIを把握することができます。
しかし、この計算には注意が必要です。
特に、広告による売上を正確に把握するためには、Amazonのトラッキングシステムや外部の分析ツールを活用することが推奨されます。
また、ROIは短期的な指標であるため、長期的なビジネス成長を考慮する場合には、顧客生涯価値(CLV)など他の指標と併用することが有用です。
ROIが低いと判断された場合、広告の内容やターゲティング条件、予算配分などを見直すタイミングとなります。
逆に、ROIが高い場合はその戦略を継続するか、さらに予算を増やして拡大する方向性が考えられます。
以上のように、予算設定とROI計算は密接に関連しており、これらを適切に管理することで、Amazonスポンサーディスプレイ広告の効果を最大化することが可能です。
Amazonのスポンサーディスプレイ広告は、さまざまなユーザーへ的確にリーチできるストロングポイントがあります。
検索結果の上位表示化も大切な施策というのは言うまでもありませんが、こうした広告運用も売上アップには欠かせません。運用ノウハウをきちんと知り、活用していく必要があるでしょう。
弊社ではAmazonの元メンバーを中心に成果を上げるためのコンサルティングを行っています。どのような広告をどう配信すべきなのかを豊富なノウハウをもとに実践できます。
また、無料の店舗診断も行っておりますので、これから売上を上げていきたい方はぜひ下記からご相談ください。
参考:Amazon広告のターゲティング全4種類と最初にやるべき種類を解説|デジタルアスリート
Amazonのスポンサーディスプレイ広告とは何ですか?
Amazonのスポンサーディスプレイ広告とは、Amazonに登録した商品画像が表示されたり、カスタム画像が表示されたりとさまざまなパターンが自動生成で表示されるディスプレイ広告です。
Amazon広告の種類を教えてください
Amazonで利用できる広告は、大きく7つあります。 1.スポンサーディスプレイ広告 2.スポンサープロダクト広告 3.スポンサーブランド広告 4.Amazon DSP 5.Amazon動画広告 6.音声広告 7.カスタム広告ソリューション それぞれ掲載される箇所や掲載条件などが異なるため、きちんと確認して適切な広告を配信しましょう。
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。