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2025.02.26
更新日: 2025.4.22
Amazon内にはさまざまな指標が存在し、売上を最大化するためには、あらゆる指標を良好に保つことが重要です。
いくつかある指標のなかでも重要な指標の1つに、セッションがあります。
しかし、「セッション数」という言葉に馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、セッション数とは何か、なぜ重要なのか、どのように増やしていくのかなど、詳しく解説しています。
Amazonのセッション数についてやセッション数を増やす方法を理解し、さらなる売上アップにつなげていただければと思います。
目次
そもそも、Amazonのセッションとは、特定の商品ページが、ユーザーからどれくらい見られたのかを表す指標です。
つまり、セッション数が多ければ多いほど、多くのユーザーに見られていることになり、Amazonの運用がうまくいっている指標になります。
Amazonにおける「ページビュー」とは、特定の商品ページがユーザーによって見られた回数を示す指標です。
具体的には、ユーザーが商品ページにアクセスするたびにカウントされるため、一人のユーザーが同じページを複数回訪れた場合、それらすべてがページビューとして加算されます。
ページビューは、商品の露出度や人気度を測るための重要なデータとなります。
ページビューの数値は、商品の魅力や市場での需要、さらにはマーケティング活動の効果を示すバロメーターとして機能します。
例えば、ある商品ページのページビューが急激に増加した場合、それはプロモーションが功を奏している、または商品に対する注目度が高まっていることを意味する可能性があります。
しかし、ページビューが多いからと言って、直接的に販売数の増加につながるわけではありません。
ページビューは商品への関心や露出を示すものであって、実際の購入意欲や顧客の満足度を完全に反映しているわけではないためです。
したがって、ページビュー数を見る際には、セッション数やユニットセッション率など他の指標とのバランスを考慮し、総合的な分析を行うことが重要です。
セッションと似た指標にページビューがありますが、両者はどう違うのか、解説します。
まず、ページビューは、「商品ページが見られた回数」のことを指します。
そのため、特定の人物が短時間で10回ページを見た場合、ページビューは「10」とカウントされます。
一方、セッションは、「商品ページが、異なるユーザーに見られた回数」を指します。
そのため、上記のように、同一人物が短時間で複数回ページを訪れた場合でも、セッション数は「1」のままです。
ただし、同じ人物による検索でも、一定の時間を空けてから再度アクセスした場合には、セッション数は「2」とカウントされます。
純粋にAmazon運用の出来栄えを評価する指標としては、ページビューよりもセッションの方が優れた指標だといえるでしょう。
Amazonにおけるユニットセッション率は、商品ページの効果を測定するための重要な指標です。
この率は「販売数÷セッション数×100」という計算式で算出され、商品ページを訪れたユーザーのうちどの程度が実際に商品を購入したかをパーセンテージで示します。
例えば、商品ページに100人が訪れ、そのうち10人が商品を購入した場合、ユニットセッション率は10%となります。
ユニットセッション率は、購買率や転換率、コンバージョン率(CVR)といった他のマーケティング指標と同様に、商品ページの効果を評価するために用いられます。
この率が高いほど、商品ページは魅力的であり、顧客を購入に導く力が強いと考えられます。
そのため、ユニットセッション率の分析は、商品ページの改善点を発見し、さらなる売上増加につなげるための重要な手がかりとなります。
ユニットセッション率を向上させるためには、商品ページのデザイン、商品の価格設定、商品の特徴や利点を明確に伝えることが重要です。
また、顧客レビューや評価、商品画像の質の向上も、購買決定に大きく影響します。
購入プロセスの簡素化や、プロモーション活動を通じて新規顧客を引き付けることも、ユニットセッション率を高めるための効果的な手段です。
総じて、ユニットセッション率はAmazonセラーにとって非常に価値のある指標であり、この率を定期的に監視して分析することで、商品ページの改善や販売戦略の最適化に役立てることができます。
高いユニットセッション率を達成することは、競争の激しいオンライン市場において成功を収めるための鍵となるのです。
一般的に、転換率とユニットセッション率は同様の意味で扱われることが多いのですが、厳密に言えば定義に違いがあります。
ユニットセッション率は、セッション当たりの販売個数を表す指標です。販売数をセッション数で割って算出するため、1人の顧客が同一商品を複数個購入した場合に数値が高くなります。
一方、転換率は、商品ページへの訪問者のうち、実際に購入に至った顧客の割合を示すものです。コンバージョン率と同じ意味合いで使われます。
例として、「100セッションがあり、1人の顧客が同一商品を10個購入」した場合で見てみましょう。
すべての顧客が商品を1つずつ購入した場合、ユニットセッション率と転換率は同じ値になりますが、それぞれの指標が示す数値の性質が異なる点を理解しておきましょう。
Amazonでは、同一商品は原則として1つの商品ページで販売されるしくみとなっています。
実は、ユニットセッション率は、この商品ページへの訪問者数に基づいて算出されるため、競合他社から商品を購入したユーザーのデータも含まれてしまいます。
自社のみのユニットセッション率を正確に把握するためには、「カートボックス獲得率」を考慮して計算しなければなりません(同一ページに競合他社がある場合のみ)。
自社のみのユニットセッション率を算出する計算式は以下の通りです。
例えば、ページ全体のユニットセッション率が10%であっても、自社のカートボックス獲得率が50%であれば、自社のみのユニットセッション率は5%となります。
Amazonにおいて、カートボックスの獲得は売上に大きく影響します。常にこの点を意識して販売戦略を立てることが重要です。
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前述のとおり、Amazonでのユニットセッション率は、売上に直接関連する重要な指標です。
では、どのくらいの数字が適正なのでしょうか。
ここでは、Amazon内でのユニットセッション率の目安を解説します。
上記の指標はAmazonにおいても同じ扱いになります。
ユニットセッション率はAmazonでの売上を最大化するためにも重要な指標です。この指標を理解して適切に管理することが、オンラインでの成功を確実にするために不可欠です。
ここまで、Amazonのセッション数やユニットセッション率などを詳しく紹介してきました。
次はAmazonにおける売上について紹介していきます。
Amazonで売上を伸ばすためには、販売の背後にある数値を理解することが不可欠です。
売上は、商品のセッション数、ユニットセッション率、商品単価の三つの要素から成り立っています。
これらの要素がどのように組み合わさり、売上に影響を与えるのかを見ていきましょう。
Amazonでの売上を出す方法は以下の計算式になります。
この式からわかるように、売上を増やすためには以下の点に注意する必要があります。
販売戦略を立てる際には、これらの要素をバランスよく調整することが重要です。
例えば、ユニットセッション率を5%近くまで改善した後、セッション数を増やすか、商品単価を上げるかの選択があります。
各企業の状況に応じて、これらの要素をどのように調整するかが売上向上の鍵となります。
Amazonのセッションを確認するには、まずAmazonのセラーセントラル画面にログインします。
その後、「レポート」→「ビジネスレポート」と進めば、セッションを確認できます。
セッション数が少ないと売上に直結しにくいことは明らかです。
それでは、セッション数が伸び悩む原因としては、どのようなものが考えられるでしょうか?
ここでは、代表的な要因として3つのポイントを解説します。
一般的に、検索結果画面で上位に表示される商品はセッション数が多く、下位に表示される商品はセッション数が少なくなる傾向があります。
検索結果画面の1ページ目と2ページ目では、多くの場合、インプレッション数とクリック率に大きな差が生じるのです。
(ただし、Amazonでは、検索順位とインプレッション数・クリック率の具体的な数値データは公開されていません)。
セッション数を増加させるためには、まずは商品ページが検索結果画面に表示されなければならず、検索順位の向上が不可欠と言えるでしょう。
検索順位が上がらない要因を考えてみましょう。まとめると次の3つの要因が挙げられます。
たとえ前述の対策、すなわちAmazon広告を強化し、検索結果画面で商品が上位に表示されるようになったとしても、ユーザーがその商品を見てクリックするとは限りません。
前述の通り、セッション数とは商品ページへの訪問者数であるため、検索結果画面で商品ページがクリックされなければ、セッション数にはつながりません。
そこで、検索結果画面でいかにクリックされやすくするかという点が重要になるのです。
クリックされやすくする対策を講じるには、まずクリックされにくい要因を考えてみなければなりません。ここでは、主な要因を3つ挙げておきます。
検索結果画面でクリックされない要因は、商品ページの問題だけでなく、価格設定が影響していることもあります。
ユーザーは商品を探す際、ある程度の予算枠(想定購入価格)を設定しているものです。
そのため、価格が予算から大きく外れていれば、商品ページの情報が充実していても、ページ自体を見てもらえません。
検索結果で上位に表示されているにもかかわらず、セッション数が伸び悩む場合は、価格が「市場相場」とかけ離れていないか、検証してみることが重要です。
最後に、価格が原因でセッションにつながらない例として、次の2つのケースを紹介します。
ここからは、Amazonのセッションを増やす方法を10個紹介します。
最初にあげられるのが、「メイン画像の変更」です。
ユーザーがAmazonで商品を検索したとき、検索結果画面で真っ先に見るのが、メイン画像です。
商品ページを訪れる人を増やしたければ、このメイン画像を変更し、商品の魅力をより効果的に訴求できるようにするとよいでしょう。
続いては、キーワードの見直しです。
商品ページへ訪問する人が少ないのは、そもそも、ユーザーの検索結果画面への露出が少ないからかもしれません。
この場合、露出を増やすために、商品名などに設定するキーワードを見直すとよいでしょう。
現在設定している検索キーワードよりも検索ボリュームの多いキーワードや、検索結果表示の上位を狙いやすいキーワードを設定するのがポイントです。
▶︎Amazonのキーワード対策について詳しくはこちら
競合商品、特に、検索結果の上位に来ている商品の情報を参考にするのも1つの手段です。
検索結果の上位に来ているということは、セッションが多く、販売実績も多い商品だということです。
上位商品が設定しているメイン画像やキーワード、あるいは商品ページの構成など、さまざまな情報を参考にし、真似ていくことで、セッションを高められます。
続いての方法は、販売価格の見直しです。
メイン画像を見ていいなと思っても、値段がべらぼうに高かったり、予算オーバーしていたり、他商品と比べて高値だったりした場合、ユーザーが商品ページを訪問しない可能性があります。
どうしてもセッションが伸び悩んでいる場合は、競合商品と見比べるなどしながら、販売価格を見直してみるのもよいでしょう。
セッションを上げるための手段として、商品そのものを見直す方法もあります。
どれだけ売上を上げるための工夫をしても、そもそもユーザーに需要がない商品は売れません。
考えられる打ち手をすべて打ったうえで、さらにセッションを伸ばしたい場合、商品そのものの見直しも視野に入れましょう。
Amazonでのセッション数を増やすために、フルフィルメント by Amazon(FBA)の利用を考える方法もあります。
FBAは、Amazonが販売者に代わって商品の保管、梱包、出荷、さらに顧客サービスと返品処理を行うサービスです。このサービスを利用することで、商品がAmazon Primeプログラムに自動的に参加し、Primeマークが商品に表示されます。
Primeマークが付いた商品は、Prime会員に対して特別なアピールが可能になります。Prime会員は、迅速な配送を求める傾向があり、Prime商品に対しては通常の商品よりも高いクリック率と購入率が見込まれます。
このため、セッション数の増加だけでなく、売上の向上にも貢献します。
ただし、FBAを導入する際には、その費用と物流の管理が異なる点に注意が必要です。
保管料や梱包・配送費用が発生するため、これらのコストを事業の利益と効果的にバランスさせる必要があります。
また、在庫管理がAmazonに委ねられるため、在庫の細かな調整が難しくなる場合があります。
▶︎AmazonのFBAについて詳しくはこちら
Amazonでのセッション数を増やす効果的な方法の一つとして、Amazon広告の運用があります。
商品が検索結果や関連商品ページにプロモーションされ、より多くの潜在顧客に直接アプローチすることができます。
Amazonでは複数の広告形式を提供しており、主に以下の種類があります。
Amazon広告を運用することは、適切な戦略と管理のもとで行われる場合、セッション数を増やし、結果的に売上を向上させる強力な手段となるでしょう。
Amazonでは、スマートフォンで商品を見るユーザーが多いため、スマホに写る商品画像の品質が売上に大きく影響します。
Amazonでは、メイン画像を1枚、サブ画像を8枚まで登録できますが、スマートフォンでは、サブ画像の表示が6枚目までとなっています。
そのため、重要な情報は6枚目までに配置するようにしましょう。
また、できれば1500ピクセル以上の画像を使用しましょう。1500ピクセル以上であれば、スマホでズーム機能が利用できるからです。
その他にも、スマホ表示に特化したテクニックが数多くあります。
画像の作成や品質チェックを専門家へ依頼することも検討してみましょう。
Amazonでは、商品のスペックなど細かな情報を重視するユーザーが多いため、説明文を充実させることも大切です。
箇条書きや説明文は、実店舗での接客と同様に、商品の魅力をわかりやすく伝えましょう。さらに、購入を検討しているユーザーの不安や疑問に応えているものでなければなりません。
まず箇条書きは、要点を絞って簡潔に記述しましょう。また、商品に関連性の高いキーワードを含めることで、検索エンジン最適化(SEO)にもつながります。
ユーザーが説明文のどの部分を読むかは予測できません。仮に箇条書きの内容をその後に続く説明文で繰り返しても問題ありません。
Amazonでは、多くのユーザーが購入前にレビューを参考にします。
質の高いレビューは、信頼できる口コミとして商品の魅力を伝え、購入の後押しとなることも少なくありません。
購入者にレビューを依頼する機能を活用したり、レビュアーに商品を提供する「Amazon Vine」などのプログラムを利用したりして、レビューを促すしくみを構築しましょう。
色違いやサイズ違いなどのバリエーションがある商品は、1つの商品ページにまとめて登録しましょう。
これにより、レビューが1箇所に集まりやすくなるだけでなく、ユーザーがサイズや価格などを比較検討しやすくなり、購入率向上にもつながります。
▶︎Amazon広告について詳しくはこちら
以上、Amazonのセッションとは何か、増やしていくにはどうすればよいか、解説しました。
Amazonで売上を上げていくうえで、セッションは非常に重要な指標ですが、セッションを上げるための施策はいくつもあります。
自分たちが改善するべき点はどこで、どのように改善するべきか、適切に考えを進めていくことは、なかなか骨の折れる仕事です。
試行錯誤している間に、商品の流行が過ぎ、そもそも需要がなくなってしまう、ということも考えられます。
セッション数をあげ、売上を上げたいとお考えの企業様はぜひ、ピュアフラットにご相談ください。
ピュアフラットは、お客様の売上を上げることにコミットし、売上アップを妨げている原因を即座に突き止め、それを解決するためのあらゆる施策をスピーディに実行します。
まずはセッション数を上げるための方策について、無料相談いただくことも可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
以上、Amazonのセッションについて解説しました。
Amazonで売上を上げるためには、セッション数を増やし、セッション率を上げ、客単価を上げていくことです。
少しでもお困りの際は、ぜひ無料相談にお越しください。
Amazonのセッションとは?
Amazonのセッションとは、「特定の商品ページを訪れたユーザーの数」のことを指します。 ページビューとは異なり、同一ユーザーが短期間に何度もアクセスした場合でも、セッション数は「1」とカウントされます。
Amazonのページビュー率とは?
ページビュー率とは、「自身が出品しているすべての商品ページの閲覧数に対し、特定の商品の閲覧数が占める割合」のことを指します。
執筆者
柴田 達郎
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。
編集者
井家大慈
2022年に食品メーカーへ入社し、1年で店舗運営責任者に昇格。EC事業部では販促施策、フルフィルメント改善、商品開発、広告運用、新規店舗出店など幅広く担当し、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10など複数のモールでの運営を経験。3年間で月商を15倍に成長させ、Qoo10では食品ながら他モールと同等の売り上げ規模を達成。EC業界の可能性を感じ、株式会社ピュアフラットへ入社。現在は食品、ヘアケア、家電、インテリア、生活雑貨など多様なジャンルのクライアントを支援し、売上拡大や課題解決に取り組んでいる。
監修者
高杉 史郎
PR会社にて大手企業の売上促進プロジェクトを多数担当し、事業部責任者として新規開拓とマーケティングに従事。
「本当にいいものをキチンと届けられる世の中を作りたい」という考えに共感し、ピュアフラットに入社。
企業のEC売上を飛躍的に伸ばし、MVPを受賞。EC未経験のクライアントに対しても 寄り添ったうえで成功に導けるサポートを心がけております。"