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Amazonベンダーセントラルはどう使う?使い方や登録条件を解説

更新日: 2026.1.9

カテゴリ:  Amazon

Amazonベンダーセントラルはどう使う?使い方や登録条件を解説

「Amazonベンダーセントラルとはどんなプログラム?」
「セラーセントラルと何が違うの?」
こういったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
Amazonベンダーセントラルを活用すると、Amazon側が販促を行うため、自社の広告運用コストを抑えて販売できるメリットがあります。

 

本記事では、Amazonのベンダーセントラルの概要を解説します。また、使い方やメリット・デメリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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Amazonベンダーセントラルとは

Amazonベンダーセントラルとは

ベンダーセントラルとは、Amazonに直接商品を卸して、商品の販売を任せるプログラムのことです。「ベンダー(Vendor)」とは、商品を提供する者のことを指します。Amazonベンダーセントラルを利用することは、Amazonに商品を直接提供することを意味します。

Amazonのベンダーセントラルとセラーセントラルの違い

ベンダーセントラルと混同されやすいプログラムに「セラーセントラル」があります。セラーセントラルとは、Amazonで商品を出品する際に使用するシステムのことです。Amazonを運用する際に必要な機能がまとまっています。

 

両者の主な違いを比較表にまとめました。

ベンダーセントラル セラーセントラル
登録条件 招待制 なし
商品の提供方法 出品者がAmazonへ提供 出品者がAmazonユーザーへ提供
基本料金 無料 【大口出品】
毎月4,900円+販売手数料
【小口出品】
商品1点につき100円+販売手数料

以下の記事では、セラーセントラルについて詳しく解説しています。

 

関連記事:Amazonセラーセントラルとは?登録方法やログインできない場合の対策

ベンダーセントラルに登録する条件

Amazonのベンダーセントラルを利用するには、Amazonから招待される必要があります。Amazonは、卸業者にふさわしいと判断した出品者を招待します。なお、具体的な招待基準や加入条件は公式には公表されていません。

ベンダーセントラルの商品提供方法

ベンダーセントラルとセラーセントラルの大きな違いは、販売の対象者です。ベンダーセントラルがAmazonへ商品を売る「BtoB」のプログラムであるのに対し、セラーセントラルは一般顧客へ商品を売る「BtoC」のプログラムです。

ベンダーセントラルの料金

ベンダーセントラルの利用料金は無料です。販売手数料もかかりません。ただし、販売価格の約40~70%で、Amazonへ商品を卸すケースが多いです。

Amazonベンダーセントラルを利用するメリット

Amazonベンダーセントラルを利用するメリット

Amazonのベンダーセントラルは、誰でも利用できるシステムではありません。そのため、参入障壁が高く、ライバルが少ないため、さまざまな恩恵を受けられます。Amazonベンダーセントラルを利用する主なメリットは、下記の通りです。

  • 信頼が得やすくなる
  • 販売プロセスを簡素化できる
  • カート獲得率が向上する
  • 在庫管理が楽になる
  • 広告宣伝の必要がない
  • セラーセントラルに比べて競合が少ない
  • 月額料金や手数料が発生しない
  • 招待制による参入制限で競合が限定される
  • 初期費用・運営費用が不要で始められる

一つずつ解説していくので参考にしてください。

信頼が得やすくなる

ベンダーセントラルを利用すると、商品の出荷元と販売元に「Amazon.co.jp」と表示されます。

出荷元や販売元は、大きく分けて「Amazon.co.jp」と「マーケットプレイス(出品者)」の2種類に分類されます。出荷元と販売元がAmazonである場合、ユーザー側には返品や交換が簡単になるメリットがあります。

一方、出荷元と販売元がマーケットプレイスの場合、商品の未発送や遅延といったトラブルが起こる確率が高くなります。

そのため「Amazon.co.jp」の表記は消費者への安心感に繋がり、成約率や売上の向上に寄与します。

販売プロセスを簡素化できる

ベンダーセントラルを使う場合、基本的にAmazonに商品を卸すだけなので、自社で商品を発送する必要がありません。また、顧客対応もAmazonが行うため、手間を抑えられるのが特長です。

セラーセントラル(自社出荷)の場合、注文確認から梱包・発送、さらには顧客対応まで、すべての工程を自社で担う必要があります。さらに、問い合わせやクレーム対応は、自社でしっかりと体制を整えないと、スムーズに対応できない場合があります。

ベンダーセントラルに商品を卸せば、上記の作業をすべて任せられるので、自社のコア業務に集中できるのです。

カート獲得率が向上する

Amazon運用において重要なのが「ショッピングカートの獲得」です。ショッピングカート獲得とは、商品ページ内の「カートに入れる」ボタンの下部に出品者名が表示されることを意味します。

Amazonは1つの商品ページから、どんな店舗が販売しているのか確認できる仕様になっています。もし、複数の店舗から同一の商品が出品されている場合は、最初に1つの店舗の名前が表示されます。

商品ページの最初に、自分の店舗名が表示されている状態を「カート獲得」というのです。ベンダーセントラルで扱う商品はAmazon自身が販売主体となるため、ショッピングカートの獲得において非常に有利に働きます。

カート獲得率の重要性については、以下の記事で詳細に解説しています。

 

関連記事:Amazonのカート獲得の極意!重要な理由や条件を解説

在庫管理が楽になる

自社で運用する場合、注文の確認から発送まで自社で行う必要があります。毎月たくさんの商品を出荷する場合は、在庫を保管する広大なスペースを用意しなければいけません。広い倉庫から注文が入った商品を取り出すには、時間がかかる場合もあるでしょう。

しかし、ベンダーセントラルを利用する場合、Amazonへまとまった数の商品を卸します。売上の予測も立てやすく、在庫管理もAmazonが行うため、管理が非常に楽です。

また、毎月の固定費用が発生しないため、利益を計算しやすいことも大きなメリットです。

広告宣伝の必要がない

ECサイトの運用経験が少ない場合、どのように宣伝すればよいのか分からないことがあるでしょう。広告にはさまざまな手法があり、Amazonの中だけでも以下の4つがあります。

  • スポンサープロダクト広告
  • スポンサーブランド広告
  • スポンサーディスプレイ広告
  • Amazon DSP(Demand-Side Platform)

この中から自社に合ったものを見つけ、運用していく必要があります。広告運用には専門知識が必要であり、未経験者が効果的に運用するにはハードルが高いのが実情です。

ベンダーセントラルでAmazonに商品を卸せば、さまざまな広告を使って運用してくれます。広告宣伝費はかからないため、予算も時間も抑えられるのが特長です。

セラーセントラルに比べて競合が少ない

Amazonベンダーセントラルは招待制であるため、利用者は限定されています。

そのため、セラーセントラルと比較すると競合が少ないというメリットがあります。

 

競争が少ない環境では、販売者はより効率的に売上を伸ばせる可能性が高いでしょう。特に新規参入者や中小企業にとって非常に魅力的なポイントです。

 

月額料金や手数料が発生しない

ベンダーセントラルを利用する最大のメリットの一つは、月額料金や多くの手数料が発生しないことです。

セラーセントラルで発生する月額登録料や販売手数料が、ベンダーセントラルでは原則としてかからないため、固定費の削減に繋がります。

コスト削減は、企業の利益率向上に直結するため、多くのビジネスにとって大きな利点となります。

招待制による参入制限で競合が限定される

ベンダーセントラルはAmazonからの招待制となっており、販売実績やブランド力などの要件を満たした事業者のみが利用できます。このため、セラーセントラルと比較して競合となる販売者の数が大幅に限定される仕組みです。

招待基準は公表されていませんが、Amazonカテゴリランキングで上位に位置する商品を扱う事業者や、世間的な認知度が高いブランドを保有する企業などが招待対象となる傾向があります。

 

また、商品の品質や在庫管理能力なども審査の対象です。
このような厳格な基準により、参入できる事業者が自然に絞られるため、価格競争に巻き込まれるリスクが低く、安定した販売が期待できます。
招待制による参入障壁の高さは、品質の高い商品を扱う事業者にとって有利な環境となるでしょう。

初期費用・運営費用が不要で始められる

ベンダーセントラルを利用する際の大きな特徴は、初期費用や月額利用料が一切発生しないことです。
セラーセントラルでは、大口出品の場合は月額4,900円の固定費に加えて販売手数料が必要となり、小口出品でも商品1点につき100円の手数料がかかります。
一方、ベンダーセントラルの利用料は無料で、販売手数料も発生しません。卸価格は商品価格の40~70%程度となりますが、毎月の固定費や各種手数料を気にすることなく運営可能です。

このため、特に事業立ち上げ期にはキャッシュフローの面でメリットがあるといえます。

 

商品の在庫を確保できる体制さえ整っていれば、資金面での心配が少ない形でAmazonでの販売をスタートできるでしょう。

 

このように、ベンダーセントラルは参入時のコストが抑えられる点が大きな魅力となっています。

 

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Amazonベンダーセントラルを利用するデメリット

Amazonベンダーセントラルを利用するデメリット

ベンダーとして商品を卸せば、一定の売上が確保できるため、ビジネスが軌道に乗りやすくなります。しかし、Amazonベンダーセントラルには、メリットだけでなくデメリットもあります。

ベンダーセントラルを検討する際は、下記のデメリットに注意するといいでしょう。

  • 販売価格を自社で決められない
  • 発注がストップされることがある
  • PRを自由に行えない
  • 発注に迅速に対応する必要がある
  • 請求書を発行する必要がある
  • 商品展開や販促活動の自由度が限られる
  • 収益構造の不確実性と管理の複雑さ

一つずつ解説していくので参考にしてください。

販売価格を自社で決められない

ベンダーでは、最終的な販売価格はAmazonが決定するため、メーカーや卸側が希望する価格がそのまま反映されるわけではありません。

 

その結果、以下のような影響が生じることがあります。

  • 他ECや実店舗との価格乖離が発生する
  • 意図しない値下げが行われ、ブランドイメージや価格秩序を損なう恐れがある
  • 価格調整による販促コントロールができない

特に、D2Cやブランド戦略を重視している企業にとっては、「価格を自社でコントロールできない」という点は大きな制約になります。

発注がストップされることがある

ベンダーであっても、Amazonからの発注が常に保証されているわけではありません。以下のような状況では、発注数が減少、もしくは一時的に止まることがあります。

  • 売上や回転率がAmazonの基準を下回った場合
  • 在庫過多・返品率の増加
  • Amazon側の仕入れ方針や在庫調整
  • 同カテゴリでの優先ブランド変更

この状態は「ベンダーセントラルが終了した」という意味ではなく、Amazon側の判断による仕入れ調整であるケースが大半です。

 

そのため、ベンダー運用では「Amazonに任せきりにしない視点」が非常に重要になります。

PRを自由に行えない

商品を卸した後はAmazonに販促の決定権が移るため「このタイミングで広告を出したい」「こんなイメージの広告がいい」と思っていても、出品者は操作できません。自由がきかないこともデメリットの1つといえるでしょう。

発注に迅速に対応する必要がある

Amazonとして安定した供給を維持するため、ベンダーには迅速な対応が求められます。対応が遅ければAmazonの信頼を失い、その後の発注に影響が出る点に注意が必要です。

また、Amazonから少ない数で発注が入って送料がかかったり、急に大量に注文が入ったりする場合もあります。納品するペースが予測できない点も留意すべきでしょう。

請求書を発行する必要がある

ベンダーとして商品を卸す場合、請求書を自ら発行する必要があります。請求書の提出期限が設けられているため、期限内にベンダーセントラル上で必要な手続きを済ませる必要があります。

商品展開や販促活動の自由度が限られる

ベンダーセントラルでは、商品の販売をAmazonに委託する形となるため、商品展開や販促活動における主体性が制限されます。
新商品の取り扱いについても、Amazonが買い取りを判断するため、出品者が販売したいと考える商品であっても、必ずしも展開できるとは限りません。
販促活動についても、広告の出稿タイミングや内容、キャンペーンの実施時期などは、基本的にAmazonの判断に委ねることになります。

 

たとえば、特定の商品に対して重点的に広告を出稿したい場合や、タイムリーなプロモーションを実施したい場合でも、自社の意向通りに進められない場合があります。
このように、商品展開や販促活動において柔軟な対応が難しく、自社の販売戦略を十分に反映できない点は大きなデメリットです。

収益構造の不確実性と管理の複雑さ

ベンダーセントラルでは、Amazonによる価格設定と発注量の変動により、収益管理が難しくなる傾向があります。
Amazonは市場の需要予測に基づいて販売価格を柔軟に変更するため、価格が頻繁に変動し、想定していた利益率を維持できない場合があります。
また、発注量についても、売れ行きや在庫状況によって大きく変動するでしょう。

 

たとえば、ある月は大量発注があり生産体制の調整に追われる一方、翌月は発注が激減してしまうといったケースも珍しくありません。
少量の発注による配送効率の低下や、急な大量発注への在庫対応など、運用コストの変動が激しくなる点に注意が必要です。

 

このように、価格と発注量の両面で不確実性が高く、中長期的な事業計画を立てる際の障壁となることもあるでしょう。
安定した経営のためには、この不確実性に対応できる体制づくりが重要となります。

Amazonセラーセントラルを利用するメリット

Amazonセラーセントラルを利用するメリット

Amazonセラーセントラルを利用するメリットとしては、主に以下の点が挙げられます。

  • 価格や発送方法を自由に決められる
  • 参入するまでが簡単
  • 物流戦略に応じた柔軟な配送オプションの選択
  • 売上向上のための豊富な機能とツールを活用できる

順番に解説します。

価格や発送方法を自由に決められる

価格や発送方法は、商品の売れ行きや競合の価格、取りたい利益などにもとづいて、出品者が自由に設定したい要素です。Amazonセラーセントラルにおいては、価格も発送方法も好きなように決められることが大きなメリットとなっています。

また、価格の自動調整ツールを用いることで、特定の条件にもとづいて価格を自動的に変更することも可能です。柔軟に決定できるだけでなく、アルゴリズムに任せられる利便性も享受できるのが、Amazonセラーセントラルの大きな特徴といえるでしょう。

参入するまでが簡単

Amazonのベンダーセントラルは招待制をとっています。したがって販売者がどれだけ利用したくても、条件を満たし招かれないことには活用する機会には恵まれません。

一方でAmazonセラーセントラルは、登録し規定の料金を払えば誰でも利用可能です。販売者としての実績が一切ない初心者であっても、Amazonを始めやすいといえます。

参入が簡単であるため、Amazonセラーセントラルは副業としてAmazonでの販売に取り組む会社員や主婦が、数多く利用しています。

自社の状況に合わせて配送方法を選択可能

セラーセントラルでは、自社での配送(出品者出荷)とAmazonの配送代行サービス「FBA(フルフィルメント by Amazon)」の2つから、自社の状況に合わせて最適な配送方法を選択できます。
特に商品の特性や物流体制によって柔軟な対応が可能です。

 

たとえば、冷蔵・冷凍品や高額商品、大型商品など、独自の配送体制が必要な商品は出品者出荷を選択できます。
また、倉庫や配送スタッフが十分に確保できない場合は、FBAを利用することで物流業務を全てAmazonに任せることが可能です。

 

さらに、商品ごとに配送方法を使い分けることもできます。
季節商品は自社で在庫管理しながら、定番商品はFBAで運用するなど、商品特性や販売状況に応じて最適な方法を選択できる点が大きな強みです。

売上向上のための豊富な機能とツールを活用できる

セラーセントラルには、売上を向上させるための様々な機能やツールが用意されています。たとえば、商品ページのA/Bテストを実施できる「Manage Your Experiments」では、商品画像や説明文の効果を検証し、より効果的な商品ページを作成できます。
また、ビジネスレポート機能では、商品ごとの売上やトラフィック、コンバージョン率などの詳細なデータを確認できます。

 

これにより、商品の売れ行きや顧客の行動を分析し、販売戦略の改善に活かすことが可能です。

 

さらに、プロモーション機能を使用することで、クーポンの発行やセール価格の設定、ポイントアップキャンペーンなど、様々な販促施策を展開できます。
これらの機能やツールを組み合わせることで、より戦略的な販売活動を展開できる点が大きなメリットです。

 

関連記事:Amazonの出品方法は?法人・個人向けに初心者でも分かりやすく解説!

Amazonセラーセントラルを利用するデメリット

Amazonセラーセントラルを利用するデメリット

Amazonセラーセントラルには、使いやすさに関するいくつものメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。具体的には以下のようなものが挙げられます。

  • 利用手数料がかかる
  • 競合が多く差別化が難しい

Amazonセラーセントラルを選択する場合には、メリットだけでなくデメリットもきちんと理解しておく必要があるでしょう。以下で具体的に解説します。

利用手数料がかかる

Amazonセラーセントラルには、以下の2つの販売形態が用意されています。

  • 大口出品
  • 小口出品

大口出品の場合には、月額の登録料が必要となります。2024年9月現在、登録料は月額4,900円です。たとえ商品が1つも売れなかったとしても、必ず毎月この料金を支払わなければいけません。年間では5万円を超える計算となるため、大きな負担となるおそれがあります。

小口出品の場合には月額の登録料はありませんが、代わりに商品が1つ売れるたびに手数料を支払わなければいけません。2024年9月現在、料金は1商品を売れるごとに100円と設定されています。

またどちらの場合であっても、カテゴリーごとに成約手数料がかかります。例えばスポーツ&アウトドア用品であれば5~10%、文房具・オフィス用品であれば5~15%といった具合です。

上記の登録料や手数料は、セラーセントラルを利用して手元の利益を残すうえで大きな障壁となりかねません。利用する場合には、一連の手数料をすべてきちんと考えに入れて利益のシミュレーションをするよう心がけるべきでしょう。

参考:出品にかかる費用|Amazon

競合が多く差別化が難しい

Amazonセラーセントラルは参入しやすいため、多くの販売者が集まります。結果として常にライバルが多数いる状態となり、差別化が難しくなりやすいデメリットがあります。

競合が多く差別化が難しい状況では、往々にして価格競争に巻き込まれがちです。いったん価格競争に巻き込まれてしまうと、カートを獲得するために利益度外視で臨まねばならず、手元に利益が残らなくなる恐れがあります。

Amazonベンダーセントラルに向いている出品者

Amazonベンダーセントラルに向いている出品者

Amazonのベンダーセントラルに向いている出品者は、以下の通りです。

  • 生活必需品など消耗品を扱っている出品者
  • 安価で大量に売りたい商品がある出品者
  • 生産・在庫体制が安定している出品者
  • Amazonを主要な卸先の一つとして位置づけられる出品者

ベンダーセントラルは「Amazonに商品を卸す取引形態」であるため、商品特性・利益構造・事業規模が合致しているかどうかが重要になります。

生活必需品など消耗品を扱っている出品者

日用品や食品、衛生用品などの生活必需品・消耗品を扱っている出品者は、ベンダーセントラルとの相性が良い傾向にあります。

  • 定期的な需要が見込める
  • 価格よりも「在庫の安定供給」が重視されやすい
  • 商品単体での強いブランディングが求められにくい

Amazonによる価格調整や販売管理の影響を受けにくい点が特徴です。

安価で大量に売りたい商品がある出品者

ベンダーセントラルでは、Amazon側の価格判断により、Amazon内の最低価格帯で販売される可能性があります。

 

そのため、以下の条件を満たす商品を扱う出品者に向いています。

  • 低〜中単価である
  • 利益率よりも販売数量を重視している
  • 大量生産・安定供給が可能

このような商品であれば、多少の価格変動があっても、数量によって売上を確保しやすいため、ベンダー運用のメリットを活かしやすくなります。

生産・在庫体制が安定している出品者

ベンダーセントラルでは、Amazonからの発注に対して安定した納品対応が求められます。
そのため、以下のような体制を整えている出品者が適しています。

  • 一定量を継続的に生産・仕入れできる
  • 納期遅延や欠品のリスクが低い
  • 大口納品に対応できる物流体制がある

生産や在庫が不安定な場合、納品パフォーマンスの低下によって、発注数が減少したり、取引自体が縮小される可能性がある点には注意が必要です。

Amazonを主要な卸先の一つとして位置づけられる出品者

ベンダーセントラルは、Amazonに販売を委ねる仕組みであるため、「Amazon=自社の直販チャネル」ではなく、「大口の卸先」として考えられる出品者に向いています。

  • Amazon依存度を過度に高めすぎない
  • 他販路と役割分担ができている
  • 価格コントロールを完全には求めない

このようなスタンスであれば、ベンダーセントラルを安定した売上チャネルとして活用しやすくなります。

Amazonベンダーセントラルの使い方

スムーズにAmazonと取引するためにも、ベンダーセントラルの使い方に慣れておきましょう。ベンダーセントラルの使い方は、難しいものではありません。ここからは、Amazonベンダーセントラルの操作方法を紹介します。

Amazonベンダーセントラルでわかること

Amazonのベンダーセントラルでは、以下の項目が確認できます。商品をAmazonに卸すのに必要な機能が揃っているため、一度確認してみましょう。

  • 売上
  • 在庫
  • トラフィック
  • 予測
  • 純PPM
  • カタログ

売上を確認したいとき

売上の確認方法は以下の通りです。

1)ベンダーセントラルにログイン後、上部のメニューバーにある「レポート」>「リテールの分析」をクリックします。
Amazonベンダーセントラルで売上を確認する1

2)メニュー上部の「売上」をクリックします。
Amazonベンダーセントラルで売上を確認する2

3)「レポート範囲」より、任意の期間を選択します。
Amazonベンダーセントラルで売上を確認する4

4)「日」より、売上を確認したい時期を選択します。
Amazonベンダーセントラルで売上を確認する3

5)「お取引形態」で、お取引業者とメーカーのどちらかを選択します。ベンダーアカウントに紐付いているASINの売上を見たいときは「お取引業者」、メーカーのASINすべての売上を見たいときは「メーカー」を選択します。
Amazonベンダーセントラルで売上を確認する5
なお、「追加の絞り込みを表示」をクリックすると、ASINを指定して売上を確認することも可能です。
Amazonベンダーセントラルで売上を確認する6

6)「適用」をクリックすると、指定した期間の合計売上が表示されます。
Amazonベンダーセントラルで売上を確認する7

7)「ダウンロードを管理する」をクリックすると、ダウンロードマネージャーに移ります。
ダウンロードマネージャー

8)「ダウンロードする」にステータスが変わったら、クリックしてCSVファイルをダウンロードします。
CSVファイルをダウンロード

ベンダーセントラルとセラーセントラルの選び方

Amazonでビジネスを展開する際に、ベンダーセントラルとセラーセントラルのどちらを選ぶべきかはよく考えて決める必要があります。

それぞれに独自の利点と制約があるので、自社のビジネスモデルに最適な選択をするためも、以下の点を考慮したうえで選択をしましょう。

 

ベンダーセントラルは大手企業や既に確立されたブランドにとって魅力的な選択肢です。

特に、Amazonからの大量注文や一括納品が可能であるため、大規模な生産体制を持つ企業にとっては効率的です。

 

また、Amazon自体が商品の販売者としてリストされるため、消費者からの信頼度も高くなります。

しかし、Amazonが販売価格やマーケティング戦略をコントロールするため、自社の戦略が制限されることもあります。

 

一方、セラーセントラルは中小企業や新規参入者にとって柔軟性があります。

セラーセントラルでは、自社のブランドや価格設定を自由に管理できるため、独自のマーケティング戦略を展開しやすいです。

また、直接顧客とやり取りすることができるため、フィードバックを迅速に反映しやすいという利点もあります。

 

しかし、販売手数料や月額費用がかかるため、コスト面での負担は増える可能性があります。

 

そのため、自社のニーズや目標に応じて、どちらが適しているかを慎重に判断することが重要です。

例えば、大量生産が可能でAmazonとの取引を重視する企業であればベンダーセントラルが適していますが、自社ブランドを強調したい場合や価格設定にこだわりたい場合はセラーセントラルが向いているでしょう。

ベンダーセントラルとセラーセントラルを併用する場合

ベンダーセントラルとセラーセントラルを併用する場合
実務上は、ベンダーセントラルとセラーセントラルを併用する「ハイブリッド運用」を採用する企業も少なくありません。これは、両者の弱点を補い合い、リスクを分散するための考え方です。

 

例えば、以下のような使い分けが考えられます。

  • 売上規模が大きく、安定供給できる主力商品:ベンダーセントラル
  • 利益率を重視したい商品やブランド訴求が必要な商品:セラーセントラル
  • 新商品やテスト販売段階の商品:セラーセントラル

このように併用することで、Amazonからの発注減少・停止といったリスクを抑えつつ、価格やブランド戦略の自由度も確保しやすくなります。

比較項目 ベンダーセントラル セラーセントラル 併用(ハイブリッド)
販売主体 Amazon 自社 商品ごとに使い分け
価格決定権 Amazon 自社 商品特性に応じて調整
運用負担 低い 高い 中程度
ブランド統制 低い 高い 重要商品は自社管理
発注リスク あり(Amazon判断) なし 分散可能
向いている商品 大量販売・低〜中単価 高単価・新商品 商品ライフサイクル全体

いずれかの形態に依存せず、商品特性や事業フェーズに合わせて最適なプランを使い分けることが、持続可能なAmazon運用の鍵となります。

Amazonベンダーセントラルの招待制の裏側とその影響

Amazonベンダーセントラルには数々のメリットがありますが、全てがメリットとは限りません。

まず、招待を受けるためにはAmazonの厳しい基準をクリアする必要があります。

これには、一定の売上実績やブランド力、製品の品質などが含まれます。

招待制であるため、全ての企業が利用できるわけではなく、特定の条件を満たした企業のみが参加できるため、そのハードルは高いと言えます。

 

さらに、ベンダーセントラルはAmazonが製品の価格設定やマーケティング戦略をコントロールするため、企業は自社ブランドの管理に関する自由度が制限されることがあります。

Amazonが販売価格を決定するため、企業が希望する価格で販売できない場合があるのです。

 

また、マーケティング活動もAmazonの方針に従う必要があり、自社独自のプロモーションを展開することが難しいこともあります。

Amazonベンダーセントラルを利用することで、企業はAmazonに大きく依存することも重要な部分です。Amazonが販売の大部分を占める場合、万が一Amazonとの取引が停止された場合のリスクが高まります。

ベンダーセントラルではAmazonとの取引条件が収益の根幹を成すため、企業はそのリスクを十分に考慮する必要があり、「ベンダーセントラルは魅力的だけど、全てが完璧というわけではない」と考える企業は多いです。

 

価格設定の自由度が低いことや、Amazonからの圧力が強くなる可能性がある点はデメリットと感じることがあるでしょう。

このため、企業はベンダーセントラルの利用を検討する際には、メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握し、自社にとって最適な選択をすることが重要です。

Amazonベンダーセントラルに関するよくある質問

ここでは、Amazonベンダーセントラルに関するよくある質問に回答します。

ベンダーセントラルのテクニカルサポートの問い合わせ先は?

Amazonベンダーセントラルを利用している場合、テクニカルサポートに問い合わせるには以下の手順を踏みましょう。

1.ベンダーセントラルのトップページ上部にある「ヘルプ」をクリックする

ベンダーセントラルのトップページ

2.表示されるページ下にある「お問い合わせ」をクリックする

お問い合わせ

3.2段階認証の項目をクリックする

2段階認証

 

4.電話またはメールで問い合わせる

電話またはメールで問い合わせ

 

少しでも分からないことがあれば、積極的にテクニカルサポートを活用しましょう。

ベンダーセントラル マニュアルは一般に公開されている?

Amazonベンダーセントラルは招待制であることもあり、マニュアルは一般には公開されていません。一方、セラーセントラルのマニュアルは公開されています。

ベンダーセントラルとセラーセントラルは併用できる?

AmazonベンダーセントラルとAmazonセラーセントラルを、両方同時に利用することは可能です。同一の商品を両方に出品することもできるため、ベンダーで販売している商品をセラーのほうでも相乗りの形で出品することができます。

Amazonベンダーエクスプレスのサービスは終了した?

以前Amazonは「ベンダーエクスプレス」というサービスを提供していましたが、2018年に終了しています。

Amazonベンダーセントラルの売上でお悩みならピュアフラットへ

本記事では、Amazonのベンダーセントラルの概要を解説しました。ベンダーセントラルを利用する場合、ユーザーから信頼を得やすくなったり、カート獲得率が上がったりするメリットがあります。

その反面、販促活動を自由にできなくなるため注意が必要です。高額な商品や、ブランディングに注力している商品は、セラーセントラルで売るのがいいでしょう。

Amazonベンダーセントラルを使っていて、思ったように売上が伸びないとお悩みのご担当者様は、ぜひピュアフラットにご相談ください。ピュアフラットは、Amazonマーケティング支援を行っています。

初回相談は無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで 一気通貫でマルっと代行・サポートいたします。 下記よりお気軽にご相談ください。  

執筆者

執筆者

柴田 達郎

EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。

編集者

編集者

井家大慈

2022年に食品メーカーへ入社し、1年で店舗運営責任者に昇格。EC事業部では販促施策、フルフィルメント改善、商品開発、広告運用、新規店舗出店など幅広く担当し、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10など複数のモールでの運営を経験。3年間で月商を15倍に成長させ、Qoo10では食品ながら他モールと同等の売り上げ規模を達成。EC業界の可能性を感じ、株式会社ピュアフラットへ入社。現在は食品、ヘアケア、家電、インテリア、生活雑貨など多様なジャンルのクライアントを支援し、売上拡大や課題解決に取り組んでいる。

監修者

監修者

高杉 史郎

PR会社にて大手企業の売上促進プロジェクトを多数担当し、事業部責任者として新規開拓とマーケティングに従事。
「本当にいいものをキチンと届けられる世の中を作りたい」という考えに共感し、ピュアフラットに入社。
企業のEC売上を飛躍的に伸ばし、MVPを受賞。EC未経験のクライアントに対しても 寄り添ったうえで成功に導けるサポートを心がけております。

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