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ECサイトを立ち上げるメリット7つ!リアル店舗との違いも徹底比較

更新日: 2024.4.17

カテゴリ:  ECサイト

ECサイトを立ち上げるメリット7つ!リアル店舗との違いも徹底比較

店舗出店するにあたって、まず悩むポイントは実店舗とECサイトを活用したEC店舗どちらにすべきなのかという観点ではないでしょうか?

 

インターネットやスマートフォンが普及し、オンライン完結で決済できるサービスも増えてきました。そういった背景からECサイトを立ち上げたい方も多いでしょう。

 

では、ECサイトは実店舗と比較してどのような違いやメリットがあるのでしょうか。

 

この記事では、ECサイトとリアル店舗との違いやメリットなどを解説していきます。

EC(Electronic Commerce)とは?

ECサイトの定義

EC(Electronic Commerce)は、インターネットを介して商品やサービスを購入・販売する活動全体を指します。

 

ECサイトは、このような商取引をオンラインで行うためのウェブサイトまたはプラットフォームです。

 

ECサイトは、従来の店舗とは異なり、物理的な場所に依存せず、24時間365日、全世界からアクセス可能です。

 

このような特性により、ECサイトは地域や時間に制限されず、多くの顧客に商品やサービスを提供することが可能です。

ECサイトの種類

ECサイトにはいくつかの主要な種類があります。

 

B2C(Business to Consumer)型は、企業が一般消費者に向けて商品やサービスを販売するサイトです。

 

一方で、B2B(Business to Business)型は、企業間の商取引を行うためのプラットフォームです。

 

また、C2C(Consumer to Consumer)型は、個人が他の個人に商品を販売するためのマーケットプレイスです。

 

これらの各種類は、それぞれ異なるビジネスモデルと戦略が必要とされます。

ECサイトの歴史や背景について

ECサイトは、1990年代後半にインターネットが普及し始めた頃から存在しています。

 

当初は、主に大企業や先進的な小売業者が採用していましたが、2000年代に入ると、多くの中小企業や個人もECサイトを開設するようになりました。

 

特に、スマートフォンの普及や決済手段の多様化により、ECサイトは急速に成長しています。

 

現在では、食品から家電、ファッション、サービスまで、幅広い商品やサービスがオンラインで取引されています。

 

このように、ECサイトは現代社会において欠かせない存在となっており、今後もその重要性は高まるでしょう。

ECサイトとリアル店舗の大きな違い

では早速、ECサイトとリアル店舗との大きな違いを3つ紹介します。

  1. 運営時間と場所の制限
  2. 開店や運営にかかるコスト
  3. 顧客・ユーザーとのコミュニケーション

運営時間と場所の制限

まず最も違うポイントは、運営時間と場所の制限です。

 

リアル店舗は営業時間が限定され、ユーザーがいつでも来店できるわけではありません。また、立地も決まっているため、複数店舗を出店しない限り、広いエリアでの顧客獲得も期待できないでしょう。

 

一方、ECサイトはオンライン上に立ち上げるため、営業時間やエリアに左右されません。利便性という意味でECサイトは大きな優位性があります。

開店や運営にかかるコスト

開店および運営にかかるコスト面でも大きな違いがあります。

 

リアル店舗は、家賃や人件費が発生します。東京など立地の良い場所ほど大きなコストがかかるでしょう。しかし、ECサイトなら家賃や人件費がかかりません。

 

開店時のサイト制作や運営にはコストがかかるものの、安いと数万円で済ませられるため、始めやすいでしょう。

 

本記事の最後におすすめのECモールを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

顧客・ユーザーとのコミュニケーション

顧客やユーザーとのコミュニケーション面でも違いがあります。

 

リアル店舗では直接対面で会えるため、実際の商品を交えて濃密なコミュニケーションが取れます。

 

しかし、ECサイトの場合はオンライン上でのやり取りとなり、実際の商品を交えられず、コミュニケーションもテキストがメイン。ユーザーからの信頼獲得や好印象を与えられるかが運営にあたっての大切なポイントです。

リアル店舗と比較したECサイトのメリット7つ

リアル店舗と比較したECサイトのメリット7つ

続いて、リアル店舗と比較したECサイトのメリットを7つ解説します。

  1. 24時間365日運営できる
  2. 日本全国が販売拠点になる
  3. 初期費用や固定費を抑えて店舗オープンできる
  4. 人件費や家賃がかからない
  5. 安い価格で商品を提供できる
  6. ネットでデータ収集から分析も簡単にできる
  7. Webサービスを提供できる

24時間365日運営できる

ECサイトの大きなメリットとして、24時間365日運営できることが挙げられます。

 

ユーザーのなかには、仕事や学校の関係で夜遅くにしか空き時間がない方も少なくありません。ECサイトであれば、深夜でも早朝でも販売できるため、ユーザーのライフスタイルに合わせて利用しやすいです。

 

また、自動的に決済まで完了させられる仕組みづくりもしやすく、店舗運営がしやすいでしょう。

日本全国が販売拠点になる

インターネットさえ繋がっている地域であれば、日本全国どこにいてもショッピングが可能。エリアによって送料の違いはあるものの、利便性は非常に高いでしょう。

 

極端な例を挙げると、北海道に拠点を置く店舗が沖縄在住のユーザーに商品を販売できます。

 

日本全国が販売拠点になるため、より多くのユーザーに自社商品を知ってもらえるのは魅力的でしょう。

初期費用や固定費を抑えて店舗オープンできる

またECサイトだと、初期費用や固定費を抑えて店舗オープンできるのもメリットの1つです。

 

ECサイトを立ち上げる方法はいくつかあります。ECモールのなかには、初期費用と月額固定費が無料で立ち上げられるサービスもあります。そのためリアル店舗と比べて、大幅に時間とコストを抑えてオープンできるでしょう。

人件費や家賃がかからない

そして、基本的に人件費や家賃もかかりません。

 

リアル店舗を運営するうえで大きな出費となるのが、人件費と家賃です。一方、ECサイトならサイトを管理するサーバー代などで済み、高くとも数万円程度で運営可能です。

 

ですから、売上を伸ばすためのさまざまな施策に予算を配分できるでしょう。

安い価格で商品を提供できる

また、人件費や家賃が不要なため、リアル店舗よりも安い価格で商品を提供できます。

 

送料を自店舗で負担すれば、ユーザーには商品価格のみの負担で商品を提供できるので、満足度も高められるでしょう。

 

セット販売など工夫をすれば、ユーザーの満足度を高めつつ、売上アップも期待できます。

ネットでデータ収集から分析も簡単にできる

ネットでデータ収集から分析も簡単にできるのも、ECサイトのメリットです。

 

販売・購入がネット上でおこなわれるため、データ収集や分析もネット上で完結。なかには、データ収集や分析が簡単にできるツールが、無料で提供されているサービスもあります。

 

店舗改善には分析が欠かせません。ECサイトならシステムと紐付けやすく手軽に分析できるため、改善点も見つけやすくなるでしょう。

Webサービスを提供できる

ECサイトでは、リアル店舗のように直接顧客と会って、商品の魅力ポイントを伝えられないものの、メールマガジンやクーポンなど、Webサービスを駆使してより多くのユーザーに商品を紹介できます。

 

ネットショッピングが主流になっている今、さまざまな工夫をして店舗の魅力をアピールできるのも大きなポイントでしょう。

リアル店舗と比較したECサイトのデメリット5つ

一方、リアル店舗と比較したECサイトのデメリットもあります。デメリットは下記の5つ。

  1. 商品の実物を顧客に見せられない
  2. 送料負担が発生する
  3. 購入から配送まで時間がかかる
  4. 競合店舗がジャンル問わず多い
  5. 店舗運営に知識やノウハウが必要になる

商品の実物を顧客に見せられない

まず、商品の実物を顧客に見せられないことです。

 

ユーザー目線で実際に見て体験して選べないため、多少の不安は残るかもしれません。画像と実物が大きく異なれば、レビューや評価を下げられる可能性もあるでしょう。

 

そこで、商品画像はできるだけ多くはっきりとしたものを掲載してください。さまざまな角度や視点からの画像を掲載してユーザーへの判断材料を多く設けましょう。

送料負担が発生する

また、ECサイトは送料負担も発生します。

 

リアル店舗ではその場で購入して持ち帰れるため、送料はかかりません。完全オンラインであるため送料に関しては仕方ないですが、送料負担を嫌うユーザーも少なくありません。

 

送料を店舗負担にしてあげる工夫をするなど、ユーザーの立場を意識してあげると良いでしょう。

購入から配送まで時間がかかる

完全オンラインであるため、購入から配送まで時間がかかり、すぐに手元に届きません。

 

とくに配送地点から遠いエリアに住んでいる場合、通常よりも配送までに長く時間がかかってしまうことがあります。リアル店舗では購入してすぐに使用できるため、タイムラグがないのが大きな違いです。

競合店舗がジャンル問わず多い

さらに、競合店舗がジャンルを問わず多いことです。

 

リアル店舗にも競合店はありますが、ECサイトの場合自店舗がダメだと判断されたらすぐに離脱され、他の店舗に移動されてしまいます。

 

利便性が高いからこそ、多様なユーザー行動が存在するため、きちんと優位性を持たせなければ中々選んでもらえません。

 

とくにショッピングモールでは、検索したり商品を並び替えたりできるため、人気の店舗にユーザーが流れやすいです。どのようにして自社商品の魅力を伝え、差別化するかが生き残るための要素となるでしょう。

店舗運営に知識やノウハウが必要になる

そして、ECサイトに出店・運営するためには、プログラミングスキルや、WEB制作スキルなどが必要です。

 

自分で立ち上げるなら、こういった知識やスキルは身につけておきましょう。もちろん、外注する方法もあります。

 

費用はかかるものの、質の高いサイト制作が見込めるため、長期的な目線ではベターな選択になります。

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ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
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初めてのECサイト運営で知っておきたいこと

ECサイトを始めるまでの流れ

ECサイトを始める前には、いくつかの重要なステップがあります。

 

まず、ビジネスプランをしっかりと策定することが必要です。

 

これには、ターゲットとする顧客層、販売する商品やサービス、価格設定、そして販売戦略などが含まれます。

 

次に、選んだビジネスモデルに適したECプラットフォームを選びます。

 

プラットフォームには多くの種類があり、それぞれに長所と短所がありますので、事前にしっかりと調査を行うことが重要です。

 

また、サイトのデザインとユーザーエクスペリエンスも非常に重要です。

 

これには、サイトのレイアウト、色彩、フォント、そしてナビゲーションなどが含まれます。

 

ユーザーがサイトを使いやすく、そして何よりも購入に至るまでの流れをスムーズにすることが必要です。

 

最後に、商品をリストし、必要なペイメントゲートウェイを設定します。

 

これが完了したら、いよいよサイトを公開し、マーケティング活動を開始します。

 

SEO対策、SNSマーケティング、メールマーケティングなど、多くの方法がありますので、最も効果的な方法を選びましょう。

ECサイトの運営業務って具体的に何?

ECサイトの運営業務は多岐にわたります。

 

まず、商品の在庫管理と発送作業が基本的な業務です。

 

これに加えて、顧客からの問い合わせ対応、返品・交換の手続き、そして不具合が発生した際の対応も必要です。

 

次に、マーケティング活動も運営業務の一部です。

 

これには、SEO対策、広告運用、SNSでのプロモーション、メールマーケティングなどが含まれます。

 

特に、データ分析を行いながらこれらの活動の効果を測定し、改善していくことが重要です。

 

また、サイトのメンテナンスと更新も避けては通れません。

 

商品情報の更新、価格の変更、プロモーションやセールの告知など、日々変わる情報を常に最新の状態に保つ必要があります。

 

さらに、法的なコンプライアンスも確保しなければなりません。これには、プライバシーポリシー、利用規約、そして消費者法に基づく表示などが必要です。

 

以上のように、ECサイトの運営業務は多岐にわたるため、計画的にそして効率的に業務を進めることが成功の鍵となります。

ECサイト戦略では押さえておきたい競合調査

なぜ同業他社や競合調査が大切なの?

競合調査は、ビジネス戦略を練る上で非常に重要なプロセスです。

 

特にECサイトにおいては、同じ市場で活動する他の企業やブランドとの競争が激しいため、自社の位置付けや強み、弱みを明確にする必要があります。

 

競合調査を行うことで、市場のニーズやトレンドを把握し、自社の商品やサービスがどのように受け入れられているのかを理解することができます。

 

また、競合調査を通じて、他社がどのような戦略で成功しているのか、または失敗しているのかを知ることができます。

 

これにより、自社の戦略を修正し、より効果的な方向性を見つけ出すことが可能です。

 

さらに、競合他社が未だカバーしていない市場の隙間を見つけることで、新しいビジネスチャンスを掴むこともあります。

市場調査と競合分析を行う

市場調査と競合分析は、競合調査の中でも特に重要な要素です。

 

市場調査では、ターゲットとする顧客層のニーズや行動パターン、購買意欲などを調査します。

 

これにより、市場が求める価値を明確にし、それに応じた商品開発やマーケティング戦略を練ることができます。

 

競合分析では、同じ市場で活動する企業やブランドの戦略を詳細に調査します。

 

具体的には、商品の品揃え、価格設定、プロモーション活動、顧客サービスなどを比較分析します。

 

この分析を通じて、自社が競合他社に対してどのような強みや弱みを持っているのかを明確にすることができます。

 

市場調査と競合分析の結果をフィードバックする

市場調査と競合分析の結果は、ただ収集するだけでなく、それを戦略に反映させることが重要です。

 

具体的には、調査結果をもとに、商品開発、価格設定、マーケティング戦略などを見直す必要があります。

 

例えば、競合他社が行っているプロモーション活動が非常に効果的であれば、それを参考に自社のプロモーション戦略を修正することが考えられます。

 

また、市場調査で明らかになった顧客のニーズに応じて、商品の品揃えを変更することもあります。

 

さらに、競合分析で自社の弱みが明確になった場合、それを補うための新しい戦略を練ることが必要です。

 

このように、市場調査と競合分析の結果を戦略にフィードバックすることで、より効果的なECサイト運営が可能となります。

おすすめのモール型ECサイト3選

これからECサイトを立ち上げるのであれば、ショッピングモールが出店しやすいです。

 

知名度も高いうえ、すでにユーザー数も多いため、運営もしやすいでしょう。中でもおすすめのモール型ECサイト3選を紹介します。

  1. 楽天市場
  2. Amazon
  3. Yahoo!ショッピング

楽天市場

楽天市場は、モール型ECサイトのなかでもとくに知名度が高いです。2021年の流通総額は5兆円を超え、楽天ID数は1億人を超えています。サイトのデザインを自分で作成でき、オリジナリティを出しやすいのが特徴。

 

また高い集客力があり、イベントやキャンペーンも定期的におこなわれています。出店型システムを採用しているため、リピーターがつきやすいのも大きな魅力でしょう。

Amazon

Amazonは、楽天と並んで国内最大級の規模を誇るECサイトです。

 

FBAと呼ばれるピッキングから梱包、発送などまで代行する独自のサービスを提供しているため、小規模な店舗でも運営しやすいでしょう。

 

また、Amazonは、商品ページなどのフォーマットがあらかじめ決まっています。デザインやカスタマイズの自由度は低いですが、工夫次第では大きな売上も見込めるでしょう。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングでは、初期費用や月額固定費などが無料なので、低リスクかつリーズナブルな料金で店舗をオープンできます。

 

Yahoo!ショッピングの大きなメリットは、外部リンクと繋げられること。マーケティングができ、より自社商品の魅力も伝えやすいでしょう。

 

始められるハードルは低いですが、出店数が117万店舗とライバルが多いのが不利な点です。多くの競合ショップがあり、簡単に比較されてしまうなかで、どのように多くのユーザーに購入してもらえるかを考えるのが大切になります。

まとめ

ECサイトを立ち上げるためには、リアル店舗との違いやメリット・デメリットを知ることが大きなヒントとなり鍵となります。

 

とくにオンライン化が進む中で、EC事業への参入はまず検討すべきでしょう。

 

なお、ECサイトを立ち上げようと考えている方は、集客力と知名度が高いモール型ECサイトがおすすめです。自社の予算や運営するうえで重視したいポイントなどを考えながら、ぴったりなサービスを選ぶようにしましょう。

 

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ECサイト開設のメリットに関するよくある質問

  • 実店舗と比較したECサイトのメリットは何ですか?

  • ECサイトのメリットは下記の7つ挙げられます。 1.24時間365日運営できる 2.日本全国が販売拠点になる 3.初期費用や固定費を抑えて店舗オープンできる 4.人件費や家賃がかからない 5.安い価格で商品を提供できる 6.ネットでデータ収集から分析も簡単にできる 7.Webサービスを提供できる

  • ECサイトを立ち上げるうえでの注意点を教えてください。

  • ECサイトのデメリットを知っておくことです。 具体的なデメリットとして、下記の5つが挙げられます。 1.商品の実物を顧客に見せられない 2.送料負担が発生する 3.購入から配送まで時間がかかる 4.競合店舗がジャンル問わず多い 5.店舗運営に知識やノウハウが必要になる 特に、店舗を運営するにあたって知識やノウハウがないと売上アップは難しいため、知見の習得に努めましょう。

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