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Amazonセラーセントラルとは?登録方法やログインできない場合の対策

更新日: 2024.10.18

カテゴリ:  Amazon

Amazonセラーセントラルとは?登録方法やログインできない場合の対策

Amazonで出品する際に登録が必要なAmazonセラーセントラル。

 

普段Amazonで買い物をするだけだと馴染みがなく、Amazonへの出品を検討したときに初めてその存在を知る方も多いのではないでしょうか。

 

また、出品者が使うものに、「ベンダーセントラル」というものもあります。

 

両者の違いは何なのか、セラーセントラルへの登録や商品販売の方法、販売にかかる費用などについて、詳しく解説します。

Amazonセラーセントラルとは?

Amazonセラーセントラルとは?
Amazonセラーセントラルとは、Amazonへの出店者が、商品を出品したり、広告を配信したりする際に操作する画面のことを指します。

 

Amazon出店者の画面は、その出品の仕方により、「ベンダーセントラル」と「セラーセントラル」の2種類があります。

Amazonセラーセントラルとベンダーセントラルの違い

Amazonセラーセントラルとベンダーセントラルの違い
ベンダーセントラルとセラーセントラルの違いについて解説します。

ベンダーセントラル

ベンダーセントラル
ベンダーセントラルは、Amazonに商品を卸す業者が使用するシステムです。

 

ベンダーセントラルへの出品者は、あくまでAmazonに商品を卸すだけなので、価格設定や広告、梱包や納品、カスタマーサポートまで、一貫してAmazonが行ってくれます。

販売プロセスが簡素化されている点では便利な一方、価格設定ができないため、利益を最大化できないというデメリットがあります。

セラーセントラル

セラーセントラル
一方のセラーセントラルは、Amazonというシステムのなかで商品を販売したい場合に使用するシステムです。

 

価格設定や広告から発送まで、すべて自分たちで行うため、作業は煩雑になりますが、

 

商品単価を高く設定できることもあり、利益率が高いです。

 

ただし、FBAに入らない限りはAmazonの保証がないというデメリットもあります。

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Amazonセラーセントラルでできること8つ

Amazonセラーセントラルでできること8つ
次に、Amazonセラーセントラルでできること8つを下記にまとめました。

 

  1. 出品・在庫の管理
  2. 注文の管理
  3. 売上レポートの管理
  4. 価格の管理
  5. FBAの登録・管理
  6. 広告の運用・管理
  7. Amazonテクニカルサポートへの問い合わせ
  8. ストアパフォーマンスの確認

では、ひとつずつ解説していきます。

①出品・在庫の管理

Amazonのセラーセントラルでは、出品の管理・在庫の管理を行うことができます。

 

まず、Amazonのセラーセントラルにログインをして、メニューバーの「カタログ」を選択します。
カタログを選択すると、そこから出品したい商品の登録を行ったり、出品申請を行うことができます。

 

一方で在庫管理は、メニューバーの「在庫」を選択して行うことができます。
Amazonで出品するには、在庫切れにならないために在庫管理をしっかり行う必要があるでしょう。

 

②注文の管理

次に、メニューバーの「注文」を選択すると、注文管理を行うことができます。

 

ここでは、注文一覧を一括で管理することができたり、出荷の通知や返品の管理も行うことができます。
具体的には、注文日や注文の商品名、注文状況など細かい情報が一覧で見られるので、注文を管理するには欠かせないページになるでしょう。

 

③売上レポートの管理

続いて、メニューバーの「レポート」を選択すると、出品や広告などの売上レポート管理を行うことができます。

 

レポート管理では、売上を把握するだけでなくアクセス数や転換率なども把握できるため、Amazonで売上アップを狙うためには頻繁にチェックしておくべき管理画面になるでしょう。

 

④価格の管理

次に、メニューバーの「価格」を選択すると、価格の管理を行うことができます。

 

価格の管理は、価格の変更だけでなく、価格設定の健全性の把握や価格の自動設定も行えます。
あらかじめ、価格設定のルールを自分でカスタムし価格の自動設定をしておけば、価格設定に時間を費やす必要がありません。

 

その分、空いた時間を売上促進へとつなげるための時間へ費やすことができるため、効率よく運用できるでしょう。

 

⑤FBAの登録・管理

そして、メニューバーの「在庫」を選択すると、FBA(フルフィルメントby Amazon)の登録や管理を行うことができます。

FBAは、Amazonに在庫管理や梱包、出品作業などの配送作業を全てお任せできる便利なサービスです。
FBAの登録をしておけば、管理画面で納品した商品の受領ステータスなどを一括で確認できたり、商品の在庫スペースの確保の削減にもつながるでしょう。

 

もし、リソース不足で悩まれているのであれば、ぜひ活用してほしいサービスになります。

 

⑥広告の運用・管理

セラーセントラルでは、出品者が自身の商品を効果的に宣伝するための広告運用と管理が可能です。

このプラットフォームを使って、スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告など、様々な広告キャンペーンを設計し、実行することができます。

 

※スポンサーブランド広告を利用するには、「Amazonブランド登録」が必要になります。
詳しく知りたい方は後ほど説明しますのでご参照ください。

 

広告キャンペーンを作成する際には、ターゲットとする顧客層、予算、キャンペーンの期間を明確に設定しましょう。

また、キャンペーンのパフォーマンスをリアルタイムで追跡し、必要に応じて調整することが重要です。

 

これにより、広告の収益率を最大化し、商品の露出を効率的に高めることが可能になります。

Amazonセラーセントラルの広告管理ツールを活用して、ビジネスの成長を加速させましょう。

⑦Amazonテクニカルサポートへの問い合わせ

Amazonセラーセントラルでは、商品登録の問題や予期せぬ出品停止など、様々なトラブルが生じることがあります。
これらの問題に迅速に対応するためには、Amazonテクニカルサポートへの問い合わせが欠かせません。

しかし、直接問い合わせができる電話番号は公開されていないため、どのようにサポートを受ければ良いか迷ってしまうでしょう。

Amazonテクニカルサポートへの問い合わせ方法は、セラーセントラルのメニューバーにある「ヘルプ」から確認ができます。
メール、チャット、電話による3つの問い合わせ方法を提供しています。

緊急を要する場合、ヘルプ項目を通じて「電話での問い合わせ」オプションを選択すると、Amazonから直接折り返しの電話がかかってくるシステムが整えられています。

このプロセスを利用することで、待ち時間なしに必要なサポートを受けることが可能になります。
従って、問題が生じた際には、この手段を活用し、適切なアドバイスや解決策を得た上で迅速に対応することをお勧めします。

⑧ストアパフォーマンスの確認

Amazonセラーセントラルを利用すると、自社アカウントのパフォーマンスを細かく確認することができます。

 

これには、アカウントの健全性や顧客からの直接的なフィードバックの確認が含まれます。具体的には、顧客がどのように商品を評価しているか、どの商品が良い反応を得ているのかを見ることが可能です。

 

この機能は出品者にとって大変役立ちます。なぜなら、具体的なフィードバックや評価を基に、商品の改善や顧客サービスの向上が行えるからです。

 

例えば、顧客からの否定的なコメントが多い商品については、品質の見直しや説明の改善を行うことができます。

また、特に評価が高い商品の成功要因を分析し、他の商品にもその要因を応用することが可能です。

ストアパフォーマンスの項目一覧

  • アカウント健全性
  • 評価管理
  • Amazonマーケットプレイス
  • 保証チャージバック
  • パフォーマンス通知
  • 購入者からの評価

資金が潤沢ではない新規出品者にとって、いずれの特典も利用価値の高いものばかりです。順番に見ていきましょう。

新規出品者向けの特典

Amazonは、新規出品者に向けた特典を用意しています。マーケットプレイスを活性化させ、Amazon全体をより大きくするための施策です。
 
大きく分けて、以下の3つに分類できます。

  • ブランド登録の特典
  • フルフィルメント by Amazon(FBA)の特典
  • 広告の特典

ブランド登録の特典

Amazon出品者は、自身のブランドを登録できます。Amazon内に正式にブランドを持つことによって、偽物の相乗り出品を防いだり、ブランドについてきてくれる顧客を開拓したりといったことが可能となります。
 
新規出品者は、ブランド登録に関して2つの特典を得られます。
 
まず第一に、売上の還元です。Amazonブランド登録を完了し、購入可能な最初の出品をしてから6ヶ月以内にブランド所有者として認定を受けることで、以下の還元を受けられます。

  • ブランド売上の最初の750万円から10%分、その後売上が1億5,000万円に達するまでは15%分

この還元は、プログラムの適用期間が終了してから12か月後に失効します。プログラムの適用は、還元額の上限に達するまで、または利用資格期間の1年が終了するまでとなります。
 
第二に、Amazon Vineに登録することによるクレジット還元があります。
 
Amazon Vineとは、信頼できるレビュアーを招待し、新商品について意見を投稿してもらえるプログラムのこと。プログラムに参加している出品者は、Vineメンバーの特定のグループに商品を無料で提供し、商品のカスタマーレビューを投稿するよう依頼できます。
 
Amazon Vineの参加に必要な前提条件は以下の通りです。

  • 大口出品の販売パートナーである
  • ブランド所有者として認識されている
  • 対象となるFBA出品商品がある
  • 登録する商品について、Amazon Brand Registryで承認されたブランド代表者である

購入可能な最初の商品出品から6ヶ月以内にAmazonブランド登録を済ませ、ブランド所有者認定から90日以内にAmazon Vineに商品を登録することで、以下の特典を得られます。

  • 3万円分のクレジット

未使用の場合、クレジットは1年後に失効します。

フルフィルメント by Amazon(FBA)の特典

フルフィルメント by Amazon(FBA)とは、Amazonが所有している倉庫のことです。FBAに商品を預けることで、発注業務などを全面的に委託でき、自社のリソースを大幅に削減できます。
 
新規出品者がFBAを利用することで得られる得点は2つです。
 
第一に、無料保管サービス。購入可能な最初の商品出品から90日以内に在庫を納品すると、FBA新商品特典プログラムに自動登録され、以下の特典を得られます。

  • 100点(大型商品の場合は50点)を120日間無料で保管
  • 100点(大型商品の場合は50点)を180日間無料で出品者に返送

第二に、FBAパートナーキャリアサービスに関する割引。購入可能な最初の商品を出品してから90日以内にFBAに在庫を納品することで、以下の割引が自動的に発生します。

  • 納品配送料の1万5,000円割引

または、Amazon Global LogisticsもしくはAmazon Seller Export and Delivery(SEND)を使用する場合に以下のクレジットを得られます。

  • FBA手数料に対し、3万円のクレジット

広告の特典

Amazon出品者は、自社の商品を少しでも露出させるためにさまざまな広告を打ちます。Amazonセラーセントラルでは広告を柔軟に設定でき、コストや在庫状況などを考慮しながら戦略的に自社商品をアピールできる仕組みになっています。
 
新規出品者は、広告のシステムを利用することでも特典を得られます。具体的には2種類が用意されています。
 
第一に、スポンサープロダクト広告の利用によるクレジット配布。スポンサープロダクトを利用することで、関連する検索結果や商品ページに表示される広告をすばやく作成し、購入者が商品を見つけられるようになります。
 
購入可能な最初の商品を出品してから90日以内にスポンサープロダクト広告キャンペーンを開始することで、以下の特典を得られます。

  • 7,500円分のクレジット

必要な手順をすべて終えてからクレジットが反映されるまで、2週間ほどかかる場合があります。有効期限は出品者のアカウントに付与されてから30日間で、未使用のプロモーションクリックはすべて失効します。
 
第二に、クーポンの作成によるクレジット配布。購入可能な最初の商品を出品してから90日以内にクーポンを作成することによって、以下の特典を得られます。

  • 7,500円分のクレジット

このクレジットはクーポン作成にかかる手数料に適用され、未使用の場合は1年後に失効します。

Amazonセラーセントラルで返金する方法

Amazonセラーセントラルで返金する方法
もし、Amazonのセラーセントラルで一度売上請求処理をしたものを、一部または全額返金する場合の処理方法について解説します。

 

返金手順は下記の通りです。

  1. 購入者がアカウントサービスの「返金受付センター」から、返品リクエストを送信します。
  2. 出品者に返金リクエストが届くので、リクエスト内容を確認します。
  3. Amazonセラーセントラルのメニューバーの注文から返品管理をクリックし、返品リクエストの承認を選択します。
  4. 返品リクエストの承認をすると購入者にメールが届き、既定の手順に沿って返品処理が行われます。
  5. 出品者は、返品された商品を確認し「注文管理」の画面より、必要事項を入力し返金処理を実行すれば完了です。

関連記事:【出品者必見!】Amazonの返品理由を徹底解説 | 返品・返金の対応方法も紹介

Amazonセラーセントラル登録に必要なもの

必要なもの

ここからは、Amazonのセラーセントラルに登録する際に必要なものについて、解説します。

①本人確認書類

まず必要なのが、本人確認書類です。

 

パスポートや運転免許証など、行政機関が発行した顔写真付きの身分証明証を本人確認書類として使うことができます。

 

ただし、マイナンバーカードは使えません。

 

ここでのポイントは、身分証に記載がある氏名とセラーセントラルに登録する情報が一致することです。

 

スマートフォンなどで撮影した画像か原本のスキャンデータを提出することになります。

②取引明細書

続いて、取引明細書が必要になります。

 

こちらは、Amazonに手数料を払いながら商品を販売する出品者が、Amazonに対してしっかりとした支払い能力があることを証明するために必要です。

 

公共料金等の請求書、クレジットカードの利用明細書など、氏名、住所、銀行情報、発行日と取引履歴がわかる画像を提出します。

③Amazonアカウント

また、セラーセントラルに登録するには、Amazonアカウントを持っておく必要があります。

 

出品を検討している段階でAmazonアカウントをお持ちでない方は、セラーセントラルへの登録を進める前に、通常アカウントを作成しておく必要があります。

④クレジットカードと銀行口座

最後に、Amazonに手数料を支払うためにクレジットカード、Amazonから売上金を受け取るために、銀行口座が必要となります。

 

ただし、法人で登録する場合には、さらに登記謄本が追加で必要になります。

Amazonセラーセントラルの登録方法

必要な準備物がわかったので、ここからは、Amazonセラーセントラルの登録方法について、解説します。

 

基本的には、Amazon公式サイトから出品用アカウント登録手順に遷移し、記載の手順に従っていけば、問題なく登録できます。

 

出品用のAmazonアカウントをお持ちでない方も、このページから作成することができます。

アカウント作成画面

出典:Amazon公式サイト

なお、既に出品用アカウントをお持ちの方は、「セラーセントラルにログイン」を選択してください。

 

Amazonでは、1人で複数のアカウントを持つことが禁じられています。

 

アカウントを作成したら、次は業種を選択します。

 

選択できる業種は、「国有企業(法人)」「上場企業(法人)」「非上場企業(法人)」「チャリティ(法人)」「個人」の5種類です。

 

公務員の方は「国有企業(法人)」を、NPO法人などに在籍されている方は「チャリティ(法人)」を選択します。

 

所在地と氏名を入力、「同意して続行する」をクリックしたあとは、法人と個人で手続きが異なります。

手続き

出典:Amazon公式サイト

法人の場合

法人の場合、下記の手順で登録を進めます。

 

1.企業情報を入力

2.出品者情報を入力

3.クレジットカード情報を入力

4.ストア情報を入力

5.本人確認書類のアップロード

 

登記謄本を用意し、登記謄本とセラーセントラルへの入力情報で内容に食い違いが生じないよう、正確に情報を入力します。

 

ただし、「確認のための電話番号」は、登記されているものでなくても構わないので、連絡の取れる電話番号を入力します。

法人手続き

出典:Amazon公式サイト

個人事業主の場合

個人事業主の場合、法人の場合と異なり、企業情報の入力が不要です。

 

つまり、個人事業主の場合の手続きは以下のようになります。

 

  1. 出品者情報を入力
  2. クレジットカード情報を入力
  3. ストア情報を入力
  4. 本人確認書類のアップロード

セラーセントラル登録後

Amazonセラーセントラルに登録が完了すると、次に商品の登録を行い、出品する流れになります。

 

初めに、自分が出品したい商品の情報を作成し、Amazonに登録します。

もし他の人が同じ商品を出品している場合は、既存のリストに自分の商品を追加します。ご自身がその商品の最初もしくは唯一の出品者である場合は、新しい商品情報をAmazonに登録する必要があります。

 

商品の出品には、UPCやASINなどの製品コードが必要ですが、これによって商品が一意に識別されます。

製品コードを持たないオリジナル商品やハンドメイド商品を出品する場合、特定のカテゴリーで「製品コード免除申請」を行う必要があります。承認されると、同じカテゴリー内の他の商品も製品コードなしで出品できるようになります。

 

また、セラーセントラルで商品を出品する前には、特定のカテゴリーに属する商品で出荷許可が必要な場合があります。例えば、酒類、医薬品、電子製品など、安全性の確保が求められる「制限対象商品」が該当します。

これらの商品を出品するには、Amazonに出荷許可を申請し、承認を得る必要があります。

 

関連記事:Amazonで商品登録する方法は?新規出品・相乗り出品どちらも解説

Amazonセラーセントラルにアプリはあるの?

Amazonには、出品者向けの「Amazon cellar」というアプリがあります。
アプリは、Android・iOS共に無料で使用可能なので、出品者にとって非常に便利なサービスとなっています。

「Amazon cellar」のアプリ内にある機能を、下記にまとめました。

 

  • 商品検索と出品
  • 注文管理
  • 在庫管理
  • 収益の確認
  • FBAの管理
  • 購入者のメッセージ管理
  • テクニカルサポートへの問い合わせ

 

このように、アプリ内でもこれだけの機能が備わっているため、わざわざパソコンを開かなくてもいいというメリットがあります。

 

Amazonセラーセントラルに登録した後は、すぐに「Amazon cellar」のアプリをダウンロードして利用してみてください。

Amazonセラーセントラルにおける4つの手数料

4つの手数料

続いて、Amazonセラーセントラルを利用するうえで必要になる手数料は以下の4つです。

①販売手数料

Amazonで商品を販売すると、商品が売れたタイミングで販売手数料がかかります。

 

商品の金額に対し、カテゴリ別に設定された割合が費用として発生します。

 

また、複数のカテゴリがある商品には、商品ごとの「最低販売手数料」が設定されており、出品者は、カテゴリ別の販売手数料か商品ごとの最低販売手数料のうち、高い方を支払うことになります。

 

②成約料

Amazonの出品方法には、「大口出品」と「小口出品」があります。

 

「小口出品」を選択すると、商品1点ごとに100円の成約手数料が発生します。

 

なお、出品プランについて、詳しくはこちらをご参照ください。

 

さらに、本やCD、DVDなどのメディアを販売する場合、販売手数料に加えて商品カテゴリ別の「成約料」が発生します。

 

この成約料は、販売する地域によっても金額が異なります。

③配送代行手数料

AmazonのFBAを利用すると配送代行手数料が発生します。これはAmazonが商品の保管、梱包、出荷、顧客サービスを代行してくれます。

 

配送代行手数料は、商品のサイズや重量に基づいて計算され、商品ごとに異なります。

例えば、軽量で小さな商品は手数料が低く、大きくて重い商品はより高い手数料がかかります。

 

この手数料により、セラーは在庫管理の負担を軽減し、より迅速な配送を顧客に提供することができます。

④在庫保管手数料

商品をAmazonの倉庫に保管するための「在庫保管手数料」も発生します。

 

この手数料は、商品をAmazonの物流センターに保管している間、毎月かかる費用です。手数料の額は、保管する商品のサイズと保管期間によって異なります。

 

具体的には、商品が占めるスペースの大きさに基づいて計算され、大きい商品や、季節商品で長期間保管する商品は、それだけ高い手数料がかかることになります。

 

Amazonの公式サイトで詳細な料金表を参照することができ、事前に計算しておくことで、予期せぬコストを避けることができます。

 

参考:Amazon在庫保管手数料

⑤月間登録料

Amazonセラーセントラルを利用する際には、出品プランに応じて「月間登録料」が発生します。この料金は、出品プランが「大口出品」か「小口出品」かによって異なります。

 

大口出品プランを選択した場合、月間4,900円(税抜)の登録料が必要となります。このプランは、商品数に関係なく無制限に出品できるため、頻繁に多くの商品を出品するセラーに適しています。

また、大口出品プランでは追加のツールやサポートを利用できるため、より本格的にAmazonでの販売を行いたい方にもおすすめです。

 

一方、小口出品プランでは、月間登録料は発生しませんが、販売した商品ごとに100円の手数料がかかります。販売量が少ない場合や、Amazonでの販売を試してみたい場合に最適です。

その他にかかる手数料

Amazonセラーセントラルで出品する際には、基本的な販売手数料や配送代行手数料の他にも、特定の状況下で発生する追加手数料があります。

具体的には「大量出品手数料」と「返金手数料」などがあります。

 

大量出品手数料は、非常に多くの商品を出品するセラーに適用される手数料で、出品SKU(商品管理番号)数が200万点を超える場合に、1商品ごとに0.05円が請求されます。

この手数料は月ごとに計算され、例えば月に400万点の商品を出品した場合、手数料は200,000円(4,000,000点 × 0.05円)になります。

 

一方、返金手数料は商品が顧客に返金される際に発生します。この手数料は、返金される金額に対して、500円またはその販売手数料の10%のうち、少ない方が適用されます。

 

たとえば、商品1点に対する販売手数料が150円の場合、返金手数料は15円になります。

Amazonセラーセントラルへのログイン方法

Amazonセラーセントラルへのログイン方法
続いて、Amazonセラーセントラルへのログイン方法を確認します。

 

セラーセントラルへのログイン画面はこちらです。

 

下記画面にログインID(メールアドレスまたは携帯電話番号)とパスワードを入力するのみです。

 

IDPW

出典:Amazonセラーセントラル ログイン画面

Amazonセラーセントラルにログインできない原因と対策方法

Amazonセラーセントラルにログインできない原因と対策方法
Amazonセラーセントラルへのログインは、上記の通りとても簡単ですが、稀にログインできなくなることがあります。

 

ここではその中でもありがちな原因とその対策をご紹介します。

①アカウント停止

Amazonでは、出品規約違反などを犯すと、アカウント停止処分を受けてしまうことがあります。

 

アカウントが停止されている場合、当然ログインはできなくなります。

 

アカウントが停止されている場合、Amazonから警告メールが届いているはずですので、メールを確認し、記載内容にしたがって対応しましょう。

②アカウント乗っ取り

続いて考えられる原因が、アカウントの乗っ取りです。

 

知らない間に第三者がAmazonセラーセントラルの画面にログインし、パスワードを変更してしまうと、その人以外ログインできないことになります。

 

アカウントの乗っ取りが疑われる場合には、Amazonに問い合わせをし、アカウントの状況を確認しましょう。

③2段階認証の解除

最後に、盲点になりやすい原因を紹介します。

 

Amazonのセラーセントラル画面ではなく、買い物用のAmazonアカウントで2段階認証を解除すると、Amazonセラーセントラルアカウントのログイン時に「2段階認証を設定してください」というメッセージが表示されるようになり、ログインできなくなります。

 

この場合は、Amazonの買い物用アカウントで2段階認証を再設定すれば解消します。

 

Amazonセラーが活用するべきもの

Amazonセラーが活用するべきもの
Amazonセラーとして成功を収めるためには、セラーセントラルの活用が不可欠です。

そして、前述でお伝えした「Amazonブランド登録」も非常に有効になります。

ここではAmazonブランド登録について詳しく解説します。

Amazonブランド登録とは

Amazonブランド登録とは、Amazonセラーが自分のブランドを保護し、商品の信頼性を高めるためのプログラムです。

 

この登録を行うことで、セラーはブランドのコンテンツ管理を強化し、顧客へのブランド力を一貫させることができます。

 

関連記事:【完全版】Amazonブランド登録ガイド!ストアページの作り方も解説

メリット

ブランド登録後、セラーはA+コンテンツの作成、スポンサーブランド広告、ブランドストーリーなど、ブランド価値を向上させるための高度なツールへのアクセス権を得られます。

 

さらに、ブランド登録は偽造品対策にも有効で、Amazonの偽造品撲滅プログラムに参加することが可能になります。これにより、セラーは自らのブランドを不正な販売者から守り、顧客の信頼を獲得しやすくなります。

 

ブランド登録は、ブランドを法的に保護し、ビジネスの成長を加速するために、すべてのセラーに推奨される手続きです。

 

ブランドを持っているセラーであれば、この機会を活用し、ブランドの価値と市場での位置付けを強化することを考えてみてください。

デメリット

ブランド登録はAmazonでのビジネスを加速する多くのメリットを提供しますが、一部のデメリットも理解しておくことが重要です。

 

まず、ブランド登録プロセスは複雑で時間がかかる場合があり、特に新規セラーにとってはハードルが少し高いプロセスとなることがあります。

 

必要な書類の準備、詳細情報の提供、Amazonの審査を経てようやく承認されるため、即時の結果を期待するのは難しいです。

 

また、ブランド登録にはコストがかかります。特に、商標登録が未完了の場合、その手続きには追加の費用と時間が必要になります。

小規模セラーや初心者にとっては、この初期投資が負担となる可能性があります。

 

また、ブランド登録後も、Amazonのガイドラインに厳格に従う必要があります。これに違反すると、登録が取り消されるリスクがあるため、常に規則を遵守し、定期的な更新が必要になることがあります。

 

加えて、ブランド登録が完了しても、市場での競争が激化することで、登録したブランドの独自性が薄れる可能性も考慮する必要があります。

 

これらのデメリットを理解し、準備と対策をしっかりと行うことで、ブランド登録のプロセスをスムーズに進め、長期的なビジネスの成功につなげることができます。

 

Amazonブランド登録におけるメリット・デメリットを以下に簡単にまとめます。

<メリット>

  1. A+コンテンツの作成やスポンサーブランド広告へのアクセス権が得られる
  2. 偽造品対策が可能になりブランド保護が強化される
  3. 顧客の信頼獲得が容易になる
  4. ブランドが法的に保護されビジネス成長を加速できる

 

<デメリット>

  1. ブランド登録プロセスが複雑で時間がかかることがある
  2. コストがかかり、商標登録が未完了の場合は追加費用が必要
  3. Amazonのガイドラインに厳格に従う必要があり、違反すると登録取り消しのリスクがある
  4. 市場の競争激化によりブランドの独自性が薄れる可能性がある

Amazonセラーセントラルの解約方法

Amazonセラーセントラルの解約方法
Amazonセラーセントラルの解約方法は、下記の通りです。

  1. 出品用アカウント情報を選択
  2. アカウントを閉じるを選択
  3. アカウント解約のリクエストを送信

順番にご紹介していきます。

①出品用アカウント情報を選択

まず初めに、Amazonセラーセントラルにログインして、右上の設定ボタンをクリックします。

そして、設定ボタンの中の「出品用アカウント情報」をクリックしてください。

 

②アカウントを閉じるを選択

次に、右下にあるアカウント管理をクリックした後に「アカウントを閉じる」をクリックします。

 

③アカウント解約のリクエストを送信

最後に、アカウント解約のフォーム画面が出てきます。
フォーム画面で、当てはまるものを選択して、解約のリクエストを送信を行います。

 

すると、Amazonより「アカウントを解約しました」のメールが届いたら解約の手続きは完了です。

Amazonで売上を上げたい方はピュアフラットへ

以上、Amazonセラーセントラルについての解説でした。

 

商品登録や商品ページの作成、広告運用やSEO、Amazonへの支払いなど、ありとあらゆる操作を行う画面なので、セラーセントラル画面には多くの機能や操作が存在します。

 

これらを使いこなして売上を最大化していくことは、なかなか骨の折れる作業です。

 

ましてや、楽天市場など、その他のモールと合わせて出店していたり、実店舗の作業をしながらとなると、売上を上げるために必要な施策すべてを完璧に実行することすら難しくなります。

 

そのような方にはピュアフラットの運営代行サービスがおすすめです。

 

ECに詳しい人材を採用するよりも低いコストで売上を上げつつ、Amazonの運用を丸投げできます。

 

店舗ページの無料診断も可能ですので、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

以上、Amazonセラーセントラルについてのご説明でした。

 

基本的にAmazon公式ページを見ながらであれば、問題なく操作できるはずですが、操作ガイドや規約の分量が多いため、すべてを完璧に理解し、実行していくことは難しいです。

 

ぜひ、専門家の意見を参考にしつつ使いこなすことをおすすめします。

Amazonセラーセントラルに関するよくある質問

  • Amazonのセラーセントラルとは何ですか?

  • 普段Amazonで買い物するアカウントとは別に、Amazonに出品するために必要なアカウントのことです。 セラーセントラルとは別に、「ベンダーセントラル」というアカウントもあります。

  • Amazonセラーセントラルにログインできない場合は?

  • まずはログインIDやパスワードが間違っていないかどうか確認してください。 どちらも間違っていないにもかかわらずログインできない場合は、アカウントが停止されているか、乗っ取られている可能性があります。 Amazonからアカウント停止に関するメールが届いていないか確認のうえ、Amazonに問い合わせて、アカウントの現状を確認しましょう。 稀に、Amazon側の問題でログインできなくなるケースも存在します。

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