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楽天市場の出店規約で守るべき9項目|違反時のペナルティも紹介

更新日: 2024.4.17

カテゴリ:  楽天市場

楽天市場の出店規約で守るべき9項目|違反時のペナルティも紹介

これから楽天市場へ出店、もしくは売上を拡大していきたいと考えている店舗様は多いでしょう。

 

そこでおさえておかなくてはいけないルールが、楽天市場の利用規約です。

 

楽天の規約やルールは一つではなく多々あるため、当然全ての内容に目を通しておくべきですが、端的に理解しておくだけでも、全く目を通さないよりは遥かに良いでしょう。

 

この記事では、楽天市場で店舗運営するにあたって、利用規約を踏まえてどういったことに注意すべきなのか、規約を破ったときのペナルティについて詳しく解説していきます。

 

なお、弊社では楽天市場の新規出店ガイドを無料で提供しています。
これから楽天市場に出店を考えている方や、出店はしているが上手く集客が出来ていない、もっと売上を伸ばしたいという方に向けて、失敗しないための出店手順やプラン、成果を最大化するためのポイントについて解説しています。

 

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楽天市場へ出店するなら規約のチェックは必須

 

大前提として、楽天市場へ出店をするなら必ず利用規約の確認および同意が必須です。

 

本来、利用規約はユーザーへ与える害を抑止するための悪徳業者撲滅を目的として定められていますが、利用者全てが対象となります。

 

基本的に健全な店舗運営をしていれば、まず規約に抵触する心配はないでしょう。

 

しかし、知らぬ間に規約違反をしてしまい、最悪の場合契約解除などの重いペナルティに該当しかねません。

 

高額な罰金や契約解除ともなれば知らなかったでは済まされないでしょう。

 

多くのユーザーが利用する楽天市場だからこそ、安全かつ健全な運営を守るために規約は遵守してください。

楽天市場の出店規約はユーザーの安全を守るためのルール

前述した通り、楽天が定める利用規約はユーザーの安全を守るために設定されています。

 

楽天市場への出店に関するルールを定めた出店規約や楽天会員が守るべき楽天会員規約など、様々な規約・ルールがあります。

 

例えば出店規約内には、取扱商材に関するルールが定められています。分かりやすい商品として、法律で禁止されている商品を販売してしまった場合、購入したユーザーが不利益を被る可能性が極めて高まります。

 

結果として、楽天の信頼度も大きく下がってしまうでしょう。

 

ユーザーの安全を担保するために、楽天の運営側がルールを定めているため、プラットフォームを借りて店舗運営する以上は遵守しなければいけません。

楽天市場の出店規約から分かる守るべき9項目

楽天市場の出店規約から分かる守るべき9項目

 

では、出店するにあたって具体的にどういったことを守れば良いのでしょうか?主に挙げられる項目は全9つです。

  1. 取扱禁止商品は一切扱わない
  2. 事前審査が必要な商品を無断出品しない
  3. 外部サイトのリンクを掲載しない
  4. 課金を回避する行為をしない
  5. ユーザーへの迷惑行為をしない
  6. 薬機法や景表法違反など商品表記違反をしない
  7. ユーザー・運営との連絡が繋がらない状態にしない
  8. 架空注文をしない
  9. 画像転載・無断掲載をしない

各項目の違反でそれぞれ規定の点数が加点されていき、重要な違反ほど点数が高くなります。

1.取扱禁止商品は一切扱わない

まず、取扱禁止商品は一切扱ってはいけません。

 

具体的に楽天が禁止している商品項目は以下の通りです。

  • 法令で販売・所持が規制されているもの:銃砲類・刀剣類・薬物など
  • 公序良俗・モラルに反するもの:使用済の下着・制服など
  • 商品に関する契約等で譲渡・転売が禁止されているもの:クレジットカード・キャッシュカードなど
  • 悪用されるおそれのあるもの:身分証類など
  • 青少年の保護育成上好ましくないもの:アダルト系グッズなど
  • 危険なもの:爆発物など
  • 他人の権利・利益を侵害する可能性のあるもの:偽ブランド品など
  • その他:使用期限の過ぎた商品など

参照:楽天出店案内

 

これらの禁止商品を販売した場合は100点の違反点数が加算され、一度でも契約解除に至るほど大きな違反となります。商品一覧を確認し、販売しないように注意しましょう。

2.事前審査が必要な商品を無断出品しない

そして、禁止はしていないものの事前審査が必要な商材もあります。

  • 医薬品・医薬部外品・医療機器(コンタクトレンズを含む)
  • 化粧品・健康食品
  • おせち料理
  • 弊社指定ブランドメーカー品
  • 携帯電話等中古携帯通信端末
  • 車体
  • 役務提供
  • プロスポーツライセンス商材
  • 販売に際して免許等を必要とする商品(食品、酒類、中古品等)
  • 検査キット
  • PCソフトウェア
  • 回線契約を伴う商品
  • 金券類
  • メーカー・産地などから購入者へ直送される商品
  • 生体 ※哺乳類、鳥類、爬虫類は禁止商材

参照:楽天出店案内

 

もし、上記の商品を販売する場合は、運営側から提示される必要書類を用意して審査を行いましょう。

3.外部サイトのリンクを掲載しない

また、自店舗の店舗ページ内に、楽天市場外へ誘導する外部リンクを掲載してはいけません。違反点数は35点です。

 

当然ながら、外部のサイトに流入してしまうと楽天市場を利用するユーザーが減少してしまいます。特に、人気ショップの場合は外部リンクによる影響は大きくなるでしょう。

 

もちろん、ショップの規模に関係なく禁止しているため、外部サイトへ誘導する行為は避けましょう。

4.課金を回避する行為をしない

楽天市場で店舗を運営していると、売上に応じたシステム利用料が発生します。これらの課金回避を目的とした行為はもちろん禁止です。

 

例えば、店舗ページや楽天メルマガサービスを介して、電話やメールなどで注文を受け付けるといった旨の記載をするなど、課金を逃れようとする行為はしてはいけません。

 

運営側はもちろん、閲覧したユーザーから簡単に発覚してしまうため、徹底しましょう。

5.ユーザーへの迷惑行為をしない

そして、当然ユーザーへ迷惑をかける行為もしてはいけません。

 

具体的には、店舗の身内によるレビュー投稿や商品に嘘偽りの内容を記載するといった行為が挙げられます。

 

特にレビューは、ユーザーが商品を購入するに至るまでの大きな判断材料となります。だからこそ、良いレビューを表示させたいでしょうが、作為的な投稿は違反点数が80点にも及ぶため大きな代償を伴います。

 

良いレビューを投稿してもらいたいという思いがある場合は、商品の質や誠実な対応にこだわりましょう。

6.薬機法や景表法違反など商品表記違反をしない

また、商品名やキャッチコピーなどに記載する内容で薬機法や景表法違反など商品表記違反に抵触する文言を書いてはいけません。

 

例えば、化粧品に老化予防やアンチエイジングといった記載をするなど、品質を誤認させるような表現を指します。

 

購入した後に記載された効果が得られないと分かれば、クレームや大きな問題に発展してしまうでしょう。

 

法律に抵触すれば、裁判などの大きな事態にも発展しかねません。記載する文言については十分に注意しましょう。

7.ユーザー・運営との連絡が繋がらない状態にしない

ユーザーや運営と連絡が繋がりにくい状態にしていると違反行為として扱われます。

 

一度の発覚で5点と決して高くありませんが、年に7回繰り返しただけで後に紹介するレベルIのペナルティに達します。

 

大したことのない減点だからといって侮ることなく、いつでも連絡が取れる状態を築いておきましょう。

8.架空注文をしない

検索ランキングの操作を目的とした架空注文行為は、点数80点にもおよぶ重大な違反となります。

 

架空注文といっても、あからさまに評価アップを目的としたものやショップオープン時のテスト注文、キャンセル案件を誤操作で決済してしまうといったケースもあり得ます。

 

楽天市場のガイドラインでは「合理的な理由のないテスト注文」が違反扱いとされるため、オープン時のテスト注文はしても良いでしょう。

 

ただし、テスト注文を放置したままにしておくと、架空注文と扱われる危険性もあるため管理を徹底して防ぎましょう。

9.画像転載・無断掲載をしない

画像転載・無断掲載は禁止商品販売と同等の100点が付く重大な違反行為です。

 

有名人・芸能人の顔を切り取った画像や許可を得ていない画像の使用・掲載が発覚した時点で契約解除となってしまいます。

 

画像の使用においても、許可を得たうえで楽天市場が定めるガイドラインを遵守して使用しましょう。

楽天市場の出店規約を破ったときのペナルティ

 

では、先ほど挙げた項目に違反した場合、どのようなペナルティがあるのでしょうか。大きく5段階に分けられ、罰則が異なるのでそれぞれ確認していきましょう。

  • 違反レベルⅠ(累積違反点数:35)
  • 違反レベルⅡ(累積違反点数:55)
  • 違反レベルⅢ(累積違反点数:75)
  • 違反レベルⅣ(累積違反点数:80)
  • 違反レベルⅤ(累積違反点数:100)

上記は楽天が定める違反点数制度に基づいて設定されます。

 

違反点数制度とは、違反内容に点数を設定し、1月1日から12月31日における1年間の累計違反点数が規定の数字を上回る場合に該当するペナルティを与えるというもの。

 

1年間経過で累積ポイントはリセットされ、新たに0ポイントからスタートします。

1.違反レベルⅠ(累積違反点数:35)

まず違反レベルⅠは、累積違反点数35で適用されるペナルティです。

 

主なペナルティは以下の通り。

  • 7日間のランキング掲載制限
  • 7日間の検索表示順位ダウン
  • 7日間の一部媒体掲載制限
  • レベルⅠ講習の受講

検索結果周りのペナルティが1週間適用されるため、レベルⅠとはいえ決して小さくありません。

2.違反レベルⅡ(累積違反点数:55)

次は、累積違反点数が55点で適用される違反レベルⅡです。

 

違反レベルⅡの主な内容はこちら。

  • 14日間のランキング掲載制限
  • 14日間の検索表示順位ダウン
  • 14日間の一部媒体掲載制限
  • レベルⅡ講習の受講

違反レベルⅠのときに発生するペナルティがそれぞれ倍になります。14日間の制限は非常に大きく、アクセスから売上まで全て大打撃を受けてしまいます。

3.違反レベルⅢ(累積違反点数:75)

そして、違反レベルⅢは累積違反点数75点で適用されます。

  • 21日間のランキング掲載制限
  • 21日間の検索表示順位ダウン
  • 21日間の一部媒体掲載制限
  • 未受講の講習要受講
  • 70万円の違約金

違反レベルⅢにもなると、これまでに適用されていたペナルティが21日間に延長され、加えて70万円の罰金を課せられます。

4.違反レベルⅣ(累積違反点数:80)

違反レベルⅣは80点の累積違反点数に達すると適用されます。

 

違反レベルⅣの主なペナルティ内容は以下の通り。

  • 28日間のランキング掲載制限
  • 28日間の一部媒体掲載制限
  • 28日間の一時改装中処理
  • 未受講の講習要受講
  • 140万円の違約金

違反レベルⅢの頃と5点の差しかありませんが、非常に大きなペナルティが課せられることが分かるでしょう。

 

特に違反レベルⅣから追加される一時改装中処理とは、実質運営停止状態に陥ると認識しておいてください。つまり、28日間改装扱いになり運営に大きな支障をきたします。

5.違反レベルⅤ(累積違反点数:100)

そして最後の違反レベルⅤは、累積違反点数が100点に達したときのペナルティです。

 

違反レベルⅤのペナルティ内容をみていきましょう。

  • 原則契約解除
  • 56日間のランキング掲載制限(出店継続の場合)
  • 56日間の一部媒体掲載制限(出店継続の場合)
  • 28日間の一時改装中処理(出店継続の場合)
  • 未受講の講習要受講(出店継続の場合)
  • 300万円の違約金(出店継続の場合)

違反レベルⅤに達した場合、原則として契約解除となります。しかし、運営の判断で出店継続が認められれば、非常に重いペナルティが課された後に継続して出店が可能となります。

 

これほどのペナルティに達することは基本的に稀ですが、利用規約はしっかりと守りましょう。

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楽天市場出店規約の最新動向と変更点

楽天市場の出店規約は頻繁に更新されることがあり、出店者は常に最新の情報に目を光らせる必要があります。

 

このセクションでは、最近の規約変更とその影響について詳しく解説します。

最新の規約変更とその影響

楽天市場の出店規約は、時折更新されることがあります。

 

最新の変更点は、通常、楽天市場の公式サイトや出店者向けの通知で発表されます。

 

変更点が発表された後、出店者は新しい規約に適応するための期間が設けられる場合が多いです。

 

この期間に適応しないと、ペナルティが科される可能性があります。

 

ペナルティは、出店停止から罰金、最悪の場合は出店解除に至ることもあります。

 

したがって、最新の規約変更には常に注意を払い、適応するための対策を早急に行うことが重要です。

商品カテゴリー別の特別な規約

楽天市場では、商品の種類によっては特別な規約が適用される場合があります。

 

例えば、食品に関する規約では、賞味期限や保存方法、成分表示などが厳格に定められています。

 

化粧品に関しては、成分や使用方法、注意事項などが詳細に規定されています。

 

電子機器に関しては、安全基準や保証期間、リサイクルに関する規定が存在します。

 

これらの特別な規約に違反すると、商品の販売停止や罰金などのペナルティが科される可能性があります。

ペナルティの種類と対処法

楽天市場での規約違反には、様々なペナルティが科される可能性があります。

 

ペナルティの種類には、販売停止、罰金、出店解除などがあります。

 

販売停止は一時的なものから長期間にわたるものまであり、罰金は違反の度合いによって額が変わります。

 

出店解除は最も重いペナルティとされ、これが科されると楽天市場でのビジネスは事実上終了します。

 

ペナルティを受けた場合の対処法としては、まず楽天市場のサポートセンターに連絡を取り、状況を確認することが重要です。

楽天市場と他プラットフォームの規約比較

楽天市場の出店規約は、AmazonやYahoo!ショッピングといった他のオンラインショッピングプラットフォームとは異なる場合があります。

 

例えば、楽天市場では特定の商品カテゴリーに対して事前審査が必要な場合がありますが、Amazonではそのような制限がない場合もあります。

 

また、ペナルティの種類や罰金の額もプラットフォームによって異なる可能性があります。

 

したがって、複数のプラットフォームで出店を考えている場合は、それぞれの規約をしっかりと比較し、理解しておく必要があります。

規約違反を防ぐためのベストプラクティス

楽天市場での規約違反を防ぐためには、いくつかのベストプラクティスがあります。

 

まず、楽天市場の公式サイトで定期的に規約の更新情報をチェックすることが重要です。

 

次に、商品のリスティングや価格設定、プロモーション活動など、楽天市場で行うすべての活動が現行の規約に適合しているか確認する必要があります。

 

また、楽天市場からの公式な通知やアナウンスメントにも注意を払い、新しい規約に速やかに適応するように努力することが求められます。

規約変更のアナウンスメントを確認する方法

楽天市場の規約変更は、通常、公式サイトや出店者向けの通知でアナウンスされます。

 

しかし、多忙な日常業務の中でこれらのアナウンスメントを見逃してしまうことも考えられます。

 

そのため、楽天市場の公式サイトを定期的にチェックする以外にも、楽天市場からのメール通知を確実に受け取れるように、メール設定を適切に行うことが重要です。

 

また、楽天市場の公式SNSも活用すると、リアルタイムで最新情報を得ることができます。

まとめ

 

楽天がこれほどまでに厳格かつ詳細に規約やルールを設けるのは、ユーザーからの手厚い信頼を得るためです。

 

その取り組みが今や日本最大級のECショッピングモールにまで成長する大きな要因だったと言えるでしょう。

 

そんな楽天市場へ出店し、サービスを活用していくなら、必ず利用規約は遵守すべきです。安全な店舗運営を実現するためにも、健全な取り組みをしていきましょう。

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楽天市場の出店規約に関するよくある質問

  • 楽天が定める規約に違反した場合、どのようなペナルティがあるのでしょうか?

  • 5段階に分けられた違反点数制度に基づいたペナルティ(罰則)がございます。 違反レベルⅠの場合、7日間のランキング掲載制限、7日間の検索表示順位ダウンなどの罰則があります。 違反レベルⅤに達した場合、原則として契約解除となります。 運営の判断で出店継続が認められれば、非常に重いペナルティが課された後に継続して出店が可能となります。 知らぬ間に規約違反をしてしまわないよう事前に利用規約は確認しましょう。

  • 事前審査が必要な商材はどんなものがありますか?

  • 事前審査が必要な項目としては医薬品・医薬部外品・医療機器(コンタクトレンズを含む)や健康食品などが挙げられます。

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