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楽天市場におけるRPP広告のキーワード戦略!選定方法とコツを解説

更新日: 2024.4.17

カテゴリ:  楽天市場

楽天市場におけるRPP広告のキーワード戦略!選定方法とコツを解説

楽天市場で店舗を出店して自社商品を販売していくにあたって、まず考えるべきは集客でしょう。

 

集客手法はいくつかあるものの、中でも即効性の高い方法がRPP広告です。とはいえ、RPP広告で成果を上げるには、キーワード設定のノウハウをおさえておかなければいけません。

 

そこでこの記事では、RPP広告のキーワード設定の重要性と実際の選定方法やコツについて分かりやすく解説していきます。

 

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楽天市場の検索結果で上位表示させる対策キーワードは重要

冒頭でも述べた通り、RPP広告で成果を上げるためにはキーワード設定が重要です。

 

というのも、キーワード設定をしていない場合、楽天のアルゴリズムが商品に登録した商品名やキャッチコピー、商品ページ内にあるテキストを頼りに自動でキーワードと関連性の高そうな商品を表示させるからです。

 

つまり、本来狙いたいキーワードと楽天のアルゴリズムが判断するものとが必ずしも一致するとは限りません。

 

広告が表示されるキーワードが適切でない場合、ユーザーから欲しいと思ってもらえず、クリック数が増えないといった事態に陥る可能性もあるため、キーワード設定の最適化はとても重要になるのです。

RPP広告のキーワード設定と合ったCPCを設定

そして、キーワード設定をしていないとクリック単価であるCPCも自動的に適用されてしまいます。また、キーワード設定をしていても、CPCは別途調整する必要があり、さまざまな問題が発生しかねません。

 

例えば、以下のようなケースが想定されます。

  1. 余計な広告費用を支払うケース
  2. 競合他社よりもクリック単価が低く検索結果に表示されないケース

キーワードを設定するときに、商品ごとの目安CPCが表示されます。もし調整せずに目安の単価よりも大きく上回るCPCを設定していると、不必要なコストが発生しかねません。

 

一方、CPCが他社よりも低いことで検索結果に表示されず、クリック数およびアクセス数が増えず、購入にも繋がらないといったパターンもあり得ます。

 

キーワードを指定した場合のCPCは、40円〜となる点に注意しながら必ず設定をしましょう。

楽天市場のRPP広告におけるキーワードの種類

 

それでは次に、楽天市場のRPP広告で設定すべき3種類のキーワードについてみていきましょう。

  1. ビッグワード
  2. ミドルワード
  3. スモールワード

1.ビッグワード

まず、ビッグキーワードとは1語のみで検索されるキーワードのことです。

 

一語のみなので検索されるユーザー数(検索ボリューム数)も多く、上位表示されれば多くの目に触れるでしょう。

 

例えば、ドライヤーを扱っている企業なら「ドライヤー」となりますし、腕時計を扱う企業なら「腕時計」もしくは「ウォッチ」となります。

 

すでに販売実績が充実した商品はビッグキーワードを中心に狙っていきましょう。

2.ミドルワード

続いて、ミドルキーワードは2語の複合キーワードで検索されるキーワードのことです。

 

例えば、ドライヤーであれば「ドライヤー 大風量」や「ドライヤー 速乾」といったキーワードが該当します。実際に検索してみると分かりますが、ビッグキーワードよりも検索結果に表示される商品数が大きく減少します。

 

つまり、ユーザーがより限定的に商品を探したいときに複合キーワードが用いられるわけです。

 

ミドルキーワードを設定する場合は、まだそれほど販売実績のない商品に対して設定しましょう。なぜなら、販売実績が十分でない中でビッグキーワードを設定すると、目安CPCが高騰し、費用対効果であるROASが低下するためです。

3.スモールワード

そして最後は、3語から構成されるスモールキーワードです。

 

ドライヤーで例えると「ドライヤー 大風量 速乾」や「ドライヤー 海外対応 200v」のように掛け合わせたワードが該当します。

 

このようなワードで検索するユーザーの特徴として、すでにある程度欲しい商品が定まっている状態であると言えます。つまり、ここでRPP広告として表示されると高い確率でクリック、購入まで結び付けられます。

 

まだ販売実績がない、もしくはこれから販売実績を増やして自然検索で上位表示を取れるようにしていきたい商品に対してスモールキーワードを当てましょう。

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楽天市場のRPP広告におけるキーワード選定方法3つ

 

楽天RMSにあるRPP広告の管理画面「商品・キーワード設定」から設定できるキーワードですが、どのようにして選定すべきなのでしょうか?

 

主に以下3つの方法が挙げられます。

  1. 楽天サジェストをチェックする
  2. 自店舗のアクセス状況からヒントを得る
  3. Googleトレンドから選定する

1.楽天サジェストをチェックする

最も手軽に調査する方法として、楽天サジェストがあります。

 

楽天サジェストとは、楽天市場内の検索窓にビッグキーワードを入力したときに下部へ表示される検索候補のこと。

 

 

画像出典:楽天市場

 

これは楽天ユーザーによく検索されるキーワードとしてトップ10個が表示される仕組みとなっています。つまり、サジェストからキーワードを選定した場合、自然とユーザーに検索されやすいキーワードを設定できます。

 

もしくは、検索後のページ下部に表示される「関連する検索キーワード」から設定しても良いでしょう。

2.自店舗のアクセス状況からヒントを得る

楽天RMSでは自店舗がどのような検索経路で流入されているのかを分析できる「店舗カルテ」機能があります。

 

店舗カルテを活用してユーザーが流入する実際のキーワードを照合し、それをもとにキーワードを選定していくといった方法もおすすめです。

 

自店舗の流入キーワードを盛り込むといった方法は、当然自社でしか閲覧できないため、新しいキーワードが発掘できたり、想像していなかった流入経路でアクセスが集まっているなどの発見があったりします。

 

分析結果をもとに広告を掲載すれば、ユーザーの目に留まりやすく、クリックされやすい広告として効果的でしょう。

3.Googleトレンドから選定する

また、楽天市場以外でGoogleによる検索結果も参考になります。

 

Googleの検索窓から検索してみても良いですが、おすすめのツールとしてGoogleトレンドがあります。

 

Googleトレンドとは、とあるキーワードが設定した期間内にどれほど検索されていたのかをトレンドとしてグラフで可視化できるツール。

  • 人気度の動向
  • 地域ごとのキーワード人気度
  • 関連トピック
  • 関連キーワード

上記のような項目の情報を瞬時に取得し、表示してくれます。特に関連キーワードの項目では、検索上昇率を%表記しており、意外とよく検索されているキーワードがいくつも発見されます。

 

楽天市場以外の検索状況も把握しておくとヒントが掴めるでしょう。

楽天市場のRPP広告でキーワード設定するコツ

楽天市場のRPP広告でキーワード設定するコツ3つ

 

では最後に、楽天市場のRPP広告でキーワード設定する3つのコツをお伝えしていきましょう。

  1. 先頭ワードには興味を惹く単語を入れる
  2. 商品にマッチしたキーワードを入れる
  3. 季節ワードを盛り込む

コツ1.先頭ワードには興味を惹く単語を入れる

まず、RPP広告の性質上、検索結果として表示されるため他社との比較が発生してしまいます。

 

いくら最前列に表示されたとしても、商品の魅力をユーザーに感じ取ってもらえなければクリックされません。

 

当然、RPP広告を表示することがゴールではなく、ユーザーに購入してもらうまでがゴールであるわけですから、クリックしてもらうための施策を同時に行う必要があります。

 

例えば、文頭に「ポイント還元率○倍」や「期間限定○%ポイントバック」などの目を惹くワードを入れたり「1週間限定◯%OFF」といったお得感を出したりと工夫をしてみるとクリック率を高めやすいでしょう。

コツ2.商品にマッチしたキーワードを入れる

また、商品にマッチしたキーワードを選定しましょう。

 

この記事で先ほど、キーワードにはビッグキーワードやミドルキーワード、スモールキーワードの3種類があるとお伝えしました。

 

当然1語のビッグキーワードは検索されやすく、ボリュームも多いうえヒットする商品の幅も広いです。そのため、広告もそう簡単に表示されません。

 

ですから、より商品の特徴を捉えたミドルキーワードやスモールキーワードを狙っていく必要があります。

 

例えば、傘であればメンズ用なのかレディース用なのかによって「傘 メンズ用」「傘 レディース用」と適切なキーワードが分類されます。

 

このように商品の特徴を理解して言語化してあげることで、表示されやすく購入に繋がりやすいキーワードを設定できます。

コツ3.季節ワードを盛り込む

そして最後に、イベントやシーズンごとに需要が高まるキーワードを狙いましょう。

 

季節関連のキーワードは、期間が限定されるもののその間は検索数が飛躍的に増加し、自社商品がヒットすれば爆発的なアクセスを見込めます。

 

例えば、お中元やクリスマス、年末年始といったキーワードはよく見かけるでしょう。

 

特に、例年年末にはイベントが集中する傾向にあるため、早いタイミングで戦略を練りながら仕込んでいきましょう。

SEO対策としてのRPP広告の活用法

長尾キーワードでの差別化:ニッチな市場での競争力を高める

長尾キーワードを活用することで、特定のニッチな顧客層に効果的にアプローチすることができます。

 

一般的なキーワードでの競争が激しい場合、長尾キーワードを用いることで、競合が少ない分野での上位表示が可能になります。

 

これは、特に新規店舗や中小企業にとって有用な戦略です。

 

長尾キーワードを用いることで、より具体的な検索に対して高い順位で表示され、その結果、購買意欲の高い顧客を獲得するチャンスが増えます。

地域別ターゲティングでローカルな顧客を獲得:地域密着型ビジネスの強化

RPP広告では、地域別にターゲティングを行うことも可能です。

 

これにより、地域密着型のビジネスでも効果的な広告運用が行えます。

 

例えば、地域のイベントや季節に合わせてキーワードやCPCを調整することで、地域特有のニーズに応える商品やサービスを提供することができます。

 

この地域別ターゲティング機能は、特に飲食店や観光業、地域限定の商品を扱う店舗にとって、大きなメリットとなるでしょう。

シーズン・イベント対応でタイムリーな露出:短期集中型のマーケティング戦略

楽天市場のイベントや季節に合わせて、RPP広告のキーワードやCPCを調整することで、タイムリーな商品露出が可能です。

 

これにより、短期間での売上向上が期待できます。

 

例えば、クリスマスやバレンタインデー、夏休みなどのイベント期間に合わせて広告戦略を練ることで、その期間限定での高い売上を実現することが可能です。

 

このように、シーズンやイベントに応じた柔軟な広告運用が、RPP広告の大きな特長と言えるでしょう。

RPP広告でのユーザーエクスペリエンスを最適化するための3つのアプローチ

RPP広告は単なる広告手法に留まらず、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上にも寄与します。

 

高品質な広告を提供することで、ユーザーのサイト滞在時間を延ばし、最終的には購買につなげることが可能です。

 

この観点からも、RPP広告はSEO対策において重要な要素となります。

ユーザー行動に合わせた動的広告:個々の顧客ニーズに対応

RPP広告では、ユーザーの過去の検索履歴や閲覧ページに基づいて、動的に広告内容を変更することが可能です。

 

これにより、個々の顧客のニーズにより密接に対応することができます。

 

例えば、特定の商品カテゴリに興味を示すユーザーには、そのカテゴリに関連する商品を優先的に表示するといった戦略が考えられます。

サイト内SEOとの連携:全体的なオンライン戦略の強化

RPP広告は、サイト内SEOと連携することで、より効果的なオンラインマーケティング戦略を構築することができます。

 

具体的には、RPP広告で得られたキーワードのパフォーマンスデータを用いて、サイト内のコンテンツ最適化を行うといった方法があります。

 

これにより、広告だけでなくオーガニック検索においてもパフォーマンスを向上させることが可能です。

モバイル最適化での広告効果:スマホユーザーへのアプローチ

近年、スマートフォンの利用が増加しているため、モバイルに最適化されたRPP広告は非常に重要です。

 

楽天市場も多くのユーザーがスマートフォンからアクセスしています。

 

モバイル最適化された広告を提供することで、スマホユーザーに対しても効果的にアプローチすることができます。

 

特に、モバイルでの購買率が高い商品カテゴリでは、この点は特に重要です。

楽天市場のRPP広告で勝てるキーワード発掘は弊社にお任せ

ピュアフラット

 

ここまでRPP広告におけるキーワード選定についてお伝えしてきましたが、実際にキーワード選定するとなるとそう簡単ではありません。結局のところ、その商品にとってどのキーワードが最適なのかどうかは判別するのが難しいところです。

 

ですが、株式会社ピュアフラットなら適切なキーワードが分からないという問題を解決できます。

 

弊社では、検索から商品購入に至るまでのユーザー導線を逆算して捉え、ニーズのあるユーザーに適した商品を露出させる効率の良い広告運用が可能です。

 

RPP広告で成果を上げたい店舗様は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

なお、弊社では出店後に売上が伸びない方や楽天のショップ運用方法がわからない方に向けて店舗の無料診断を行っております。
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まとめ

 

RPP広告を活用するにあたって、キーワード設定は絶対に欠かせません。

 

キーワード設定を怠ったために適切なキーワードで表示されず、CPCも単価もズレが生じ、余計なコスト発生に繋がる可能性が高いです。

 

しかしながら、ただ闇雲にキーワード設定をすれば良いわけではありません。必ず商品ごとに適したキーワードがあるはずです。

 

弊社では、そういったRPP広告で設定すべきキーワードを発掘するノウハウを駆使して、さまざまな広告運用実績を残しています。

 

これからRPP広告を活用して売上に繋げていきたい店舗様は、ぜひ下記からご相談ください。

 

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楽天市場RPP広告とキーワードに関するよくある質問

 

RPP広告とは?

RPP広告(Rakuten Promotion Platform)とは、ユーザーによる楽天市場の検索窓から検索されたキーワードに対応して表示される検索連動型広告のことです。別コラムで、RPP広告の特徴や設定方法などについて記述していますのでご確認ください。
楽天RPP広告とは?おすすめできる特徴から設定方法・コツまで解説

RPP広告で成果を上げるためには何をしたら良いでしょうか?

RPP広告で成果を上げるためにはキーワード設定が重要です。
キーワード設定をしていない場合、楽天のアルゴリズムが商品に登録した商品名やキャッチコピー、商品ページ内にあるテキストを頼りに自動でキーワードと関連性の高そうな商品を表示させるからです。
そして、楽天のアルゴリズムが判断したキーワードと狙っていたキーワードが必ずしも一致するとは限りません。
商品を探しているユーザーにあなたの商品を見つけてもらうためにもキーワード設定はとても重要です。

 

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