楽天倉庫の利用を検討している方必見!メリットや注意点、料金体系まで徹底解説!
2024.11.25
更新日: 2024.12.9
楽天市場で店舗を出店して自社商品を販売していくにあたって、まず考えるべきは集客でしょう。
集客手法はいくつかあるものの、中でも即効性の高い方法がRPP広告です。とはいえ、RPP広告で成果を上げるには、キーワード設定のノウハウをおさえておかなければいけません。
そこでこの記事では、RPP広告のキーワード設定の重要性と実際の選定方法やコツについて分かりやすく解説していきます。
なお、弊社では出店後に売上が伸びない方や楽天のショップ運用方法がわからない方に向けて店舗の無料診断を行っております。
お気軽にお問合せください。
出店したのに売上が伸びないとお悩みの方はこちらから
目次
冒頭でも述べた通り、RPP広告で成果を上げるためにはキーワード設定が重要です。
というのも、キーワード設定をしていない場合、楽天のアルゴリズムが商品に登録した商品名やキャッチコピー、商品ページ内にあるテキストを頼りに自動でキーワードと関連性の高そうな商品を表示させるからです。
つまり、本来狙いたいキーワードと楽天のアルゴリズムが判断するものとが必ずしも一致するとは限りません。
広告が表示されるキーワードが適切でない場合、ユーザーから欲しいと思ってもらえず、クリック数が増えないといった事態に陥る可能性もあるため、キーワード設定の最適化はとても重要になるのです。
関連記事:楽天RPP広告とは?おすすめできる特徴から設定方法・コツまで解説
そして、キーワード設定をしていないとクリック単価であるCPCも自動的に適用されてしまいます。また、キーワード設定をしていても、CPCは別途調整する必要があり、さまざまな問題が発生しかねません。
例えば、以下のようなケースが想定されます。
キーワードを設定するときに、商品ごとの目安CPCが表示されます。もし調整せずに目安の単価よりも大きく上回るCPCを設定していると、不必要なコストが発生しかねません。
一方、CPCが他社よりも低いことで検索結果に表示されず、クリック数およびアクセス数が増えず、購入にも繋がらないといったパターンもあり得ます。
キーワードを指定した場合のCPCは、40円〜となる点に注意しながら必ず設定をしましょう。
それでは次に、楽天市場のRPP広告で設定すべき3種類のキーワードについてみていきましょう。
まず、ビッグキーワードとは1語のみで検索されるキーワードのことです。
一語のみなので検索されるユーザー数(検索ボリューム数)も多く、上位表示されれば多くの目に触れるでしょう。
例えば、ドライヤーを扱っている企業なら「ドライヤー」となりますし、腕時計を扱う企業なら「腕時計」もしくは「ウォッチ」となります。
すでに販売実績が充実した商品はビッグキーワードを中心に狙っていきましょう。
続いて、ミドルキーワードは2語の複合キーワードで検索されるキーワードのことです。
例えば、ドライヤーであれば「ドライヤー 大風量」や「ドライヤー 速乾」といったキーワードが該当します。実際に検索してみると分かりますが、ビッグキーワードよりも検索結果に表示される商品数が大きく減少します。
つまり、ユーザーがより限定的に商品を探したいときに複合キーワードが用いられるわけです。
ミドルキーワードを設定する場合は、まだそれほど販売実績のない商品に対して設定しましょう。なぜなら、販売実績が十分でない中でビッグキーワードを設定すると、目安CPCが高騰し、費用対効果であるROASが低下するためです。
そして最後は、3語から構成されるスモールキーワードです。
ドライヤーで例えると「ドライヤー 大風量 速乾」や「ドライヤー 海外対応 200v」のように掛け合わせたワードが該当します。
このようなワードで検索するユーザーの特徴として、すでにある程度欲しい商品が定まっている状態であると言えます。つまり、ここでRPP広告として表示されると高い確率でクリック、購入まで結び付けられます。
まだ販売実績がない、もしくはこれから販売実績を増やして自然検索で上位表示を取れるようにしていきたい商品に対してスモールキーワードを当てましょう。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで
一気通貫でマルっと代行・サポートいたします。 下記よりお気軽にご相談ください。
楽天RMSにあるRPP広告の管理画面「商品・キーワード設定」から設定できるキーワードですが、どのようにして選定すべきなのでしょうか?
主に以下3つの方法が挙げられます。
最も手軽に調査する方法として、楽天サジェストがあります。
楽天サジェストとは、楽天市場内の検索窓にビッグキーワードを入力したときに下部へ表示される検索候補のこと。
画像出典:楽天市場
これは楽天ユーザーによく検索されるキーワードとしてトップ10個が表示される仕組みとなっています。つまり、サジェストからキーワードを選定した場合、自然とユーザーに検索されやすいキーワードを設定できます。
もしくは、検索後のページ下部に表示される「関連する検索キーワード」から設定しても良いでしょう。
楽天RMSでは自店舗がどのような検索経路で流入されているのかを分析できる「店舗カルテ」機能があります。
店舗カルテを活用してユーザーが流入する実際のキーワードを照合し、それをもとにキーワードを選定していくといった方法もおすすめです。
自店舗の流入キーワードを盛り込むといった方法は、当然自社でしか閲覧できないため、新しいキーワードが発掘できたり、想像していなかった流入経路でアクセスが集まっているなどの発見があったりします。
分析結果をもとに広告を掲載すれば、ユーザーの目に留まりやすく、クリックされやすい広告として効果的でしょう。
関連記事:楽天市場での成功ノウハウ7つ!ここでしか見られない成功事例も掲載
また、楽天市場以外でGoogleによる検索結果も参考になります。
Googleの検索窓から検索してみても良いですが、おすすめのツールとしてGoogleトレンドがあります。
Googleトレンドとは、とあるキーワードが設定した期間内にどれほど検索されていたのかをトレンドとしてグラフで可視化できるツール。
上記のような項目の情報を瞬時に取得し、表示してくれます。特に関連キーワードの項目では、検索上昇率を%で表記しており、意外によく検索されているキーワードがいくつも発見されます。
楽天市場以外の検索状況も把握しておくとヒントが掴めるでしょう。
楽天市場のRPP広告でキーワード設定する、以下の6つのコツを解説していきます。
まず、RPP広告の性質上、検索結果として表示されるため他社との比較が発生してしまいます。
いくら最前列に表示されたとしても、商品の魅力をユーザーに感じ取ってもらえなければクリックされません。
当然、RPP広告を表示することがゴールではなく、ユーザーに購入してもらうまでがゴールであるわけですから、クリックしてもらうための施策を同時に行う必要があります。
例えば、文頭に「ポイント還元率○倍」や「期間限定○%ポイントバック」などの目を惹くワードを入れたり「1週間限定◯%OFF」といったお得感を出したりと工夫をしてみるとクリック率を高めやすいでしょう。
また、商品にマッチしたキーワードを選定しましょう。
この記事で先ほど、キーワードにはビッグキーワードやミドルキーワード、スモールキーワードの3種類があるとお伝えしました。
当然1語のビッグキーワードは検索されやすく、ボリュームも多いうえヒットする商品の幅も広いです。そのため、広告もそう簡単に表示されません。
ですから、より商品の特徴を捉えたミドルキーワードやスモールキーワードを狙っていく必要があります。
例えば、傘であればメンズ用なのかレディース用なのかによって「傘 メンズ用」「傘 レディース用」と適切なキーワードが分類されます。
このように商品の特徴を理解して言語化してあげることで、表示されやすく購入に繋がりやすいキーワードを設定できます。
イベントやシーズンごとに需要が高まるキーワードを狙いましょう。
季節関連のキーワードは、期間が限定されるもののその間は検索数が飛躍的に増加し、自社商品がヒットすれば爆発的なアクセスを見込めます。
例えば、お中元やクリスマス、年末年始といったキーワードはよく見かけるでしょう。
特に、例年年末にはイベントが集中する傾向にあるため、早いタイミングで戦略を練りながら仕込んでいきましょう。
キーワードCPCを設定する際には、無計画に設定するのではなく「目安CPC」を参考にすることが重要です。
目安CPCとは、RPP広告のキーワードがより表示されやすくなる金額のことで、各商品の実績や、そのキーワードの検索ボリューム、競争の激しさなどを考慮して算出されています。
キーワードCPCを目安CPCに合わせることで、次のようなメリットが期待できます。
RPP広告でキーワードを設定する際には、目安CPCを基準にキーワードCPCを決めると良いでしょう。
キーワードCPCの目安CPCは、常に固定されているわけではありません。
例えば、入札時に1クリックあたり100円だった目安CPCが、翌日には30円程度に下がることもあります。
入札後にそのまま放置してしまうと、過剰な広告費を支払い続け、結果的にROASが悪化するリスクがあります。
そのため、週に一度など定期的に目安CPCを確認し、必要に応じて調整を行いましょう。
ギフト商品やイベントグッズ、季節限定商品は特定の時期に需要が集中し、CPC(クリック単価)が上昇します。
例えば、バレンタインギフトの需要が高まる1月下旬から2月上旬には、「バレンタイン ギフト」といったキーワードのCPCが通常より大幅に増加します。
シーズン前にキーワードを設定し、検索順位を上げることで、CPCの変動を考慮した広告戦略が重要です。
需要予測やCPCの変動を把握し、適切に調整してROASを最大化しましょう。
楽天RPP広告の効果を最大限に引き出すためには、正しいキーワード設定が重要です。
ここでは、初心者にも分かりやすいように、楽天RPP広告でのキーワード設定手順を簡潔に解説します。
設定手順は以下のとおりです。
まず、楽天市場のRMS(楽天市場出店管理ツール)にログインします。
ログイン後、トップメニューから「広告管理」の項目を選択し、RPP広告の設定画面に移動します。
この画面では、新しい広告キャンペーンを作成したり、既存のキャンペーンを管理することが可能です。
RPP広告を使用していない場合は、「新規キャンペーン作成」をクリックして、新しいRPPキャンペーンをスタートしましょう。
次に、広告キャンペーンの設定を進めるために、「商品・キーワード設定」画面に移動します。ここでは、RPP広告を表示させたい商品と、その商品に関連するキーワードの設定が可能です。
この画面で正しい商品とキーワードを設定することが、広告のパフォーマンスを左右する重要な要素となります。
なお、「一括アップロード」を利用すれば、最大1,000商品までまとめて登録することが可能です。
このステップで、商品の追加やキーワードの設定が簡単に行えます。
次に、キーワード設定を行う対象の商品を選択します。
RPP広告に表示させたい商品を一覧から選び、その商品に関連する適切なキーワードを設定します。
商品の特性やユーザーが検索するであろう言葉を念頭に、できるだけ多くの関連キーワードをリストアップすることが重要です。
新規登録の場合、最大5商品まで同時に登録が可能です。商品管理番号の入力画面に、キーワードを設定したい商品の管理番号を1行につき1商品ずつ入力します。
全ての商品の管理番号を入力し終えたら、「登録する」ボタンをクリックして設定を完了させましょう。
最後に、キーワードCPCを設定し、入札を行います。
キーワードCPCの設定画面を開き、指定するキーワードと希望するCPC金額を入力してください。
CPCは広告がクリックされた際の費用で、金額が高いほど広告が上位に表示されやすくなります。競合が多いキーワードには、適切なCPCの設定が広告の露出に繋がります。
CPCは予算と効果を考慮して設定しましょう。高すぎると広告費が増え、低すぎると表示が少なくなる可能性があります。
登録が完了すれば、キーワードCPCの設定は完了です。
これで入札が無事に完了となります。
RPP広告でキーワード設定する際は、次の3点に注意しましょう。
上記の3点を守ることで、効果的な広告運用が可能になります。
ここでは、楽天市場のSEO対策にもなるRPP広告の活用法を解説します。
長尾キーワードを活用することで、特定のニッチな顧客層に効果的にアプローチすることができます。
一般的なキーワードでの競争が激しい場合、長尾キーワードを用いることで、競合が少ない分野での上位表示が可能になります。
これは、特に新規店舗や中小企業にとって有用な戦略です。
長尾キーワードを用いることで、より具体的な検索に対して高い順位で表示され、その結果、購買意欲の高い顧客を獲得するチャンスが増えます。
関連記事:楽天市場で競合調査して売上を飛躍的アップ!競合の選び方と分析方法
RPP広告では、地域別にターゲティングを行うことも可能です。
これにより、地域密着型のビジネスでも効果的な広告運用が行えます。
例えば、地域のイベントや季節に合わせてキーワードやCPCを調整することで、地域特有のニーズに応える商品やサービスを提供することができます。
この地域別ターゲティング機能は、特に飲食店や観光業、地域限定の商品を扱う店舗にとって、大きなメリットとなるでしょう。
楽天市場のイベントや季節に合わせて、RPP広告のキーワードやCPCを調整することで、タイムリーな商品露出が可能です。
これにより、短期間での売上向上が期待できます。
例えば、クリスマスやバレンタインデー、夏休みなどのイベント期間に合わせて広告戦略を練ることで、その期間限定での高い売上を実現することが可能です。
このように、シーズンやイベントに応じた柔軟な広告運用が、RPP広告の大きな特長と言えるでしょう。
RPP広告は単なる広告手法に留まらず、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上にも寄与します。
高品質な広告を提供することで、ユーザーのサイト滞在時間を延ばし、最終的には購買につなげることが可能です。
この観点からも、RPP広告はSEO対策において重要な要素となります。
RPP広告では、ユーザーの過去の検索履歴や閲覧ページに基づいて、動的に広告内容を変更することが可能です。
これにより、個々の顧客のニーズにより密接に対応することができます。
例えば、特定の商品カテゴリに興味を示すユーザーには、そのカテゴリに関連する商品を優先的に表示するといった戦略が考えられます。
RPP広告は、サイト内SEOと連携することで、より効果的なオンラインマーケティング戦略を構築することができます。
具体的には、RPP広告で得られたキーワードのパフォーマンスデータを用いて、サイト内のコンテンツ最適化を行うといった方法があります。
これにより、広告だけでなくオーガニック検索においてもパフォーマンスを向上させることが可能です。
近年、スマートフォンの利用が増加しているため、モバイルに最適化されたRPP広告は非常に重要です。
楽天市場も多くのユーザーがスマートフォンからアクセスしています。
モバイル最適化された広告を提供することで、スマホユーザーに対しても効果的にアプローチすることができます。
特に、モバイルでの購買率が高い商品カテゴリでは、この点は特に重要です。
ここまでRPP広告におけるキーワード選定についてお伝えしてきましたが、実際にキーワード選定するとなるとそう簡単ではありません。結局のところ、その商品にとってどのキーワードが最適なのかどうかは判別するのが難しいところです。
ですが、株式会社ピュアフラットなら適切なキーワードが分からないという問題を解決できます。
弊社では、検索から商品購入に至るまでのユーザー導線を逆算して捉え、ニーズのあるユーザーに適した商品を露出させる効率の良い広告運用が可能です。
RPP広告で成果を上げたい店舗様は、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、弊社では出店後に売上が伸びない方や楽天のショップ運用方法がわからない方に向けて店舗の無料診断を行っております。
お気軽にお問合せください。
出店したのに売上が伸びないとお悩みの方はこちらから
RPP広告を活用するにあたって、キーワード設定は絶対に欠かせません。
キーワード設定を怠ったために適切なキーワードで表示されず、CPCも単価もズレが生じ、余計なコスト発生に繋がる可能性が高いです。
しかしながら、ただ闇雲にキーワード設定をすれば良いわけではありません。必ず商品ごとに適したキーワードがあるはずです。
弊社では、そういったRPP広告で設定すべきキーワードを発掘するノウハウを駆使して、さまざまな広告運用実績を残しています。
これからRPP広告を活用して売上に繋げていきたい店舗様は、ぜひ下記からご相談ください。
RPP広告とは?
RPP広告(Rakuten Promotion Platform)とは、ユーザーによる楽天市場の検索窓から検索されたキーワードに対応して表示される検索連動型広告のことです。
RPP広告で成果を上げるためには何をしたら良いでしょうか?
RPP広告で成果を上げるためにはキーワード設定が重要です。 キーワード設定をしていない場合、楽天のアルゴリズムが商品に登録した商品名やキャッチコピー、商品ページ内にあるテキストを頼りに自動でキーワードと関連性の高そうな商品を表示させるからです。 そして、楽天のアルゴリズムが判断したキーワードと狙っていたキーワードが必ずしも一致するとは限りません。 商品を探しているユーザーにあなたの商品を見つけてもらうためにもキーワード設定はとても重要です。
監修者情報
柴田 達郎
株式会社ピュアフラット ECコンサルタント
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。