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楽天市場の出店審査を徹底解剖!落ちる原因から対策まで徹底解説

更新日: 2024.4.17

カテゴリ:  楽天市場

楽天市場の出店審査を徹底解剖!落ちる原因から対策まで徹底解説

楽天市場へ出店するときに避けては通れない出店審査ですが、通過するのが難しい、オープンまでが一番苦労するなどと厳しい意見を耳にしたことはありませんか?

 

たしかに、店舗をオープンさせるためには審査に通過しなければいけません。ただ、それほど難しく考える必要はなく、正しい準備さえしておけば十分合格できるでしょう。

 

この記事では、楽天へ出店するにあたっての審査について徹底解説していきます。

 

なお、弊社では楽天市場の新規出店ガイドを無料で提供しています。
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楽天市場における出店審査は大きく2種類

楽天市場の出店審査は大きく2種類

 

そもそも、楽天へ出店するために通過しなければいけない審査は大きく以下の2種類があります。

  1. RMSアカウント開設前の書類審査
  2. RMSアカウント開設後の開店前審査

RMSアカウント開設前の書類審査

まず、突破しなければいけない審査は、店舗運営に欠かせない楽天RMSのアカウント開設に向けた書類審査です。

 

最初に出店申し込み書を提出して手続きを行う必要がありますが、対象者がこれから出店して運営したいという意思表示の意味もあり書類による審査が実施されます。

 

必要書類に関しては後述していきますが、この書類審査に通過できなければ出店はおろかアカウント開設もできません。

 

必要書類は不足なく、しっかりと準備を進めておきましょう。

RMSアカウント開設後の開店前審査

次に通過する必要のある審査は、楽天RMSアカウント開設後の開店前審査です。

 

開店前審査は、住所や代表者などの店舗情報の登録をはじめ、決済方法、配送方法、ショップページなど該当店舗が問題なく開店できるかどうかを確認する審査となります。

 

楽天の担当者へ審査依頼を提出してから審査結果を待ち、修正が必要な箇所が見つかれば対応して再審査を受けましょう。

 

この審査に無事通過できると晴れてオープンとなります。

楽天市場の出店審査に必要な書類一覧

では次に、楽天市場への出店審査に必要な書類について確認していきましょう。

 

結論、審査への必要書類は以下の通りです。

  • 出店申込書(最終的に原本提出)
  • 審査書類(最終的に原本提出)
  • 取扱予定商材の販売に必要な営業許可・資格などの書類(古物、酒類、食品、医薬品販売など)
  • 商材写真
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  • 住民票・印鑑証明書(個人事業主のみ)
  • 実店舗の写真(個人事業主のみ)

※住民票・印鑑証明書は、契約開始日より3ヶ月以内に発行されたもの

 

出店申込書と審査書類はまずWeb上で入力して送信し、最終的に原本も提出しなければいけません。

 

ただ、実際に店舗運営をしているのであれば、どの書類も比較的早い段階で用意できますので心配は要らないでしょう。

楽天の出店審査を行う手順5ステップ

 

それでは楽天の出店申し込みからオープンまでの流れについて、5ステップで解説していきます。

  1. 出店申し込みをする
  2. 書類審査を受けてRMSアカウントを開設する
  3. 開店準備を進める
  4. 開店前審査を受ける
  5. 審査通過後にオープンさせる

ステップ1.出店申し込みをする

まずは、楽天公式サイトの出店案内にある「出店申込」ボタンから、申込手続きを始めましょう。

 

ボタンをクリックすると、出店申込情報の入力画面に移動します。事業形態や会社名、本社所在地などの会社情報や郵送物等の送付先住所、連絡先電話番号といった店舗運営責任者情報を入力。

 

確認画面へ移り、入力を完了しましょう。

ステップ2.書類審査を受けてRMSアカウントを開設する

入力手続きを完了したら、前述した提出書類を提出して書類審査に移ります。

 

出店申し込みから楽天RMSアカウント開設までの目安期間が2週間から1ヶ月となっているので、ある程度の期間を要するということはおさえておいてください。

 

無事に審査通過という結果が報告されたら、楽天RMSアカウントが開設可能となります。

ステップ3.開店準備を進める

店舗運営システムである楽天RMSにログインできたら、いよいよ開店前準備に入ります。

 

具体的にやるべきショップ作りは以下の通り。

  • 楽天から入る振込口座の登録
  • 楽天への自動振替設定口座の登録
  • 決済方法の設定
  • 配送方法の設定
  • 商品登録
  • ショップのカテゴリページ作成
  • 看板画像作成
  • PC用トップページ作成
  • スマートフォン用トップページ作成
  • 店舗運営ルール検定試験の合格

これらの準備ができたら開店前審査の依頼へと進みます。なお、開店準備からオープンまでの目安として、2週間から1ヶ月、長くて3ヶ月は要すると見ておきましょう。

ステップ4.開店前審査を受ける

開店準備が完了したら、いよいよ審査依頼に入っていきましょう。

 

開店前審査は楽天の担当者が開店できる状態であるかどうかを規定の各項目で一つひとつみていき、チェックされます。

 

審査をするにあたって、あらかじめ自社でチェックリストを作成し、一度確認しておくと漏れがなくスムーズに通過できるでしょう。

ステップ5.審査通過後にオープンさせる

無事に審査を通過したら、店舗オープンとなります。

 

楽天市場での店舗運営をスタートし、試行錯誤しながら、目標とする売上達成を目指していきましょう。

出店審査に通過できない?落ちたときに考えられる6つの理由

 

出店審査を何度依頼してもなかなか通過できない店舗も見受けられます。そこで主に考えられる5つの原因・理由についてみていきましょう。

  1. 個人かつ副業で出店しようとしている
  2. 取扱禁止商品が含まれている
  3. 店舗での運営・販売実績がない
  4. レンタルオフィスもしくはバーチャルオフィスで住所契約している
  5. 開店審査項目を満たしていない
  6. ガイドラインに違反している

個人の副業で出店しようとしている

まず、個人の副業による出店はできません。

 

出店には開業届が必要とされ、本業の傍ら副業としてビジネスをしている場合では条件を満たせないためです。

 

個人事業主として、開業した状態で審査に臨みましょう。

取扱禁止商品が含まれている

登録商品が楽天の規定する禁止商品の場合、出店審査は通過できません。

 

楽天が定める主な禁止商品は以下の通り。

  • 法令で販売・所持が規制されているもの:銃砲類・刀剣類・薬物など
  • 公序良俗・モラルに反するもの:使用済の下着・制服など
  • 商品に関する契約等で譲渡・転売が禁止されているもの:クレジットカード・キャッシュカードなど
  • 悪用されるおそれのあるもの:身分証類など
  • 青少年の保護育成上好ましくないもの:アダルト系グッズなど
  • 危険なもの:爆発物など
  • 他人の権利・利益を侵害する可能性のあるもの:偽ブランド品など
  • その他:使用期限の過ぎた商品など

参照:楽天出店案内

 

とはいえ、販売禁止商品は、法律やモラルに違反するものばかりであるため、該当する可能性は限りなく低いと言えるでしょう。

店舗での運営・販売実績がない

また、楽天公式による明確な基準は明かされていないものの、店舗での運営・販売実績も影響します。

 

その他の条件を満たしているにも関わらず、通過できない場合は実績不足と判断されているのかもしれません。

 

このケースでは、楽天市場以外のECモールで運営・販売実績を積み、再チャレンジしてみましょう。

レンタルオフィスもしくはバーチャルオフィスで住所契約している

本社所在地や代表者住所など、出店手続き内で入力する住所にレンタルオフィスもしくはバーチャルオフィスを利用している場合、審査に落ちる可能性があります。

 

というのも、レンタルオフィスやバーチャルオフィスは、郵送物の受け取りができなかったり、個人情報が漏洩する恐れがあったりといった懸念点があるからです。

 

ですから、施錠された個室など安全性の担保や条件が満たされた場所が証明できる場合は問題ないでしょう。

 

ただし、確実に審査通過を狙うならレンタルオフィスやバーチャルオフィスは避けるべきでしょう。

開店審査項目を満たしていない

開店前審査のチェック項目に抜け漏れがあった場合に審査が落ちる原因となります。

 

具体的には、以下の抜け漏れが多いためチェックしてみてください。

  • 楽天から店舗への振込口座が設定されているか
  • 店舗運営ルール検定試験に受験・合格しているか
  • BillPayにログインしているか
  • 1カテゴリにつき最低1商品以上登録されているか
  • 看板の店舗名が大々的に記載されているか
  • 営業時間や連絡先など会社情報が全て記載されているか
  • スマートフォンページの編集が実施されているか
  • ページのデザイン面が整っているか

早くオープンしたいからといって、スピードにばかりこだわると重要なポイントを見逃し、結果として遅れを取りかねません。

 

一つひとつ丁寧かつ着実に準備を進めてください。

ガイドラインに違反している

楽天市場への出店審査は、非常に厳格なガイドラインに基づいて行われます。

 

そのため、ガイドラインに違反している場合、審査に通過できない可能性が高くなります。

 

ガイドラインに違反する典型的な例としては、以下のような点が挙げられます。

 

1.不明確な事業内容
事業計画書やビジネスモデルが不明確である、または楽天市場の基準に合致していない場合、審査に通過することは難しいでしょう。

 

2.財務状況の不安定性
楽天市場は出店者の財務状況も厳しく審査します。負債が多い、または資本金が少なすぎると、ビジネスの継続性が疑われ、審査に落ちる可能性があります。

 

3.不適切なマーケティング戦略
楽天市場は、出店者がどのようなマーケティング戦略を持っているのかも評価します。例えば、スパム行為や誤解を招くような広告を使用している場合、ガイドラインに違反していると見なされます。

 

4.顧客対応の不備
楽天市場では、顧客対応も非常に重要な評価項目です。顧客からの問い合わせに対する対応が遅い、または不適切な場合、ガイドラインに違反していると判断されることがあります。

 

5.書類の不備や虚偽
出店申請に必要な書類に不備がある、または虚偽の情報を提供している場合、即座に審査に落ちるでしょう。

 

ガイドラインに違反していると判断された場合、審査に通過することは非常に困難です。

 

そのため、出店申請をする前には、楽天市場のガイドラインをしっかりと読み、理解しておくことが重要です。

 

また、ガイドラインに違反していると判断された場合でも、その後の改善や再申請が可能なケースもあります。

 

しかし、それには時間と労力がかかるため、最初からガイドラインに適合した形で出店申請をすることが、スムーズな出店に繋がります。

 

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出店審査はどのくらいで結果が出るのか?

出店審査にかかる期間

楽天市場への出店審査は、一般的には2週間から1ヶ月程度とされています。

 

しかし、この期間はあくまで目安であり、審査内容や提出書類、楽天市場側の状況によっては、それ以上の時間がかかる場合もあります。

 

特に、新規出店者や未経験の業種での出店を考えている場合、審査に時間がかかる可能性が高いです。

 

審査期間中には、業務内容、販売する商品、過去の取引履歴などが詳細に調査されます。

 

また、法的な書類や許可証、事業計画書などの提出も求められることが多いです。

 

これらの書類に不備があると、審査が遅れるだけでなく、最悪の場合は出店が許可されない可能性もあります。

出店審査が遅れていると感じたら?

出店審査が遅れていると感じた場合、まずは楽天市場の出店審査部署に問い合わせをすることが重要です。

 

問い合わせる際には、出店申請時に提出した書類に不備がないか確認し、必要な場合は追加書類を速やかに提出するようにしましょう。

 

また、審査が遅れている原因が自店にある場合、その原因を特定し、改善策を速やかに実施することが求められます。

 

例えば、提出した事業計画書が不明確であれば、計画を見直し、明確な方針を示す新しい計画書を提出することが有効です。

 

遅れている原因が楽天市場側にある場合は、その旨を明確に伝え、審査の進捗状況を確認することが重要です。

 

楽天市場も多くの出店申請を受け付けているため、時には審査が遅れることもあります。

 

そのような場合、積極的にコミュニケーションを取ることで、審査をスムーズに進めることができるでしょう。

 

以上のように、出店審査には多くの要因が影響を与えるため、一概に期間を定めることは難しいです。

 

しかし、出店者自身がしっかりと準備をして、必要な書類を完璧に整え、楽天市場とのコミュニケーションを密に取ることで、審査をスムーズに進めることが可能です。

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出店審査に落ちたらどうすればいい?

審査に落ちても再申請できる?

楽天市場への出店審査は厳格であり、一度落ちてしまうと非常に落胆するものです。

 

しかし、落ちたからといって絶望する必要はありません。

 

多くの場合、再申請が可能です。

 

ただし、再申請する前には、最初に落ちた理由をしっかりと理解し、それを解消する必要があります。

 

審査に落ちた理由は、楽天市場のガイドライン違反や必要書類の不備、ビジネスモデルの不明瞭さなど多岐にわたります。

 

これらの問題を解消しない限り、再申請しても同じ結果になる可能性が高いです。

 

したがって、まずは落ちた理由を特定し、それに対する改善策を練ることが重要です。

出店審査の再申請までに必要な期間は?

出店審査に落ちた場合、すぐに再申請できるわけではありません。

 

多くの場合、一定期間の「クールダウン」が必要とされます。

 

この期間は楽天市場のポリシーによって異なる場合があり、具体的な期間については楽天市場のサポートに直接問い合わせることが最も確実です。

 

この「クールダウン」期間を有効に使うためには、まずは落ちた理由の改善に専念することが重要です。

 

必要な書類の再準備、ビジネスプランの見直し、ガイドラインに対する理解を深めるなど、出店審査に再挑戦するための準備をしっかりと行いましょう。

 

以上のように、出店審査に落ちた場合でも再申請が可能ですが、その前にしっかりと準備と改善が必要です。

 

特に、再申請までに必要な期間を有効に使って、次回は確実に審査に通過できるように努力することが重要です。

まとめ

 

楽天へ出店するためには、まず審査に通過しないとスタートラインに立てません。

 

オープンまで長期戦になる可能性も十分に考えられますが、まず審査に通過するための準備を徹底して行い、地道に回転へ向かって歩みを進めていきましょう。

 

なお、無事審査に通過し出店できたあとは、目標の売上を達成するための運営に入ります。そこでできるだけ短期間で結果を出し、長期的に売上を築きたいといった方も多いでしょう。

 

弊社では、商品ページ作成から商品撮影まで販売・売上アップに必要なことはすべてサポートしています。

 

売上をガンガン作っていきたい、伸ばしていきたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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楽天市場の出店審査に関するよくある質問

  • 楽天市場出店の審査期間は?

  • 出店申込からオープンまでの目安期間は、4週間から2ヶ月、長くて3ヶ月です。 オープンまで長期戦になる可能性も十分に考えられますが、まず審査に通過するための準備を徹底して行いましょう。

  • 会社員として働いていますが、副業として楽天市場にネットショップを出店することはできますか?

  • 個人の副業による出店はできません。開業届を提出している個人事業主の場合はほかの条件審査に引っかからなければ出店が可能です。 個人事業主の場合は出店審査に下記の書類も必要です。 ●住民票・印鑑証明書(共に契約開始日より3ヶ月以内に発行されたもの) ●実店舗の写真 その他必要書類につきましては、本コラムの「楽天市場の出店審査に必要な書類一覧」をご覧ください。弊社のコラムには楽天市場での出店方法マニュアルも公開しています。

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