更新日:2023.11.21
楽天市場の商品サムネイルを作成するときには、守らなければいけないガイドラインがあるのをご存知ですか?サムネイルは、ユーザーに購買意欲を湧かせるための大事な役割を担っています。
検索から欲しい商品を探すユーザーが多いため、目に留まるサムネイルはクリックされやすくなるでしょう。よって、サムネイルにはこだわらなければいけません。
この記事では、そんな楽天市場のサムネイルを作るうえで守らなければいけないガイドラインやペナルティについて解説していきます。
なお、弊社では出店後に売上が伸びない方や楽天のショップ運用方法がわからない方に向けて店舗の無料診断を行っております。
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楽天では競合ショップが多く、売上を伸ばすためにさまざまな工夫をおこなう必要があります。
特に、サムネイルはユーザーの目を引くポイントとして、商品ページのクリック率に大きく関係します。そこで、そもそもサムネイルとは何か、またどのような役割を持っているのかを解説します。
サムネイルとは、検索したときに検索結果に表示される画像を指します。楽天市場では通常、サムネイル画像のほかには、商品名や販売価格、購入したいと思わせるキャッチコピーなどが検索結果の部分に記載されています。
サムネイルは、ユーザーが数ある中から商品を選ぶにあたって、まず最初の判断材料となります。
サムネイルや商品名、販売価格などから気になる商品を選択し、商品ページを閲覧する流れが一般的。よって、サムネイルの質が商品ページに遷移するかどうかの明暗を分けるといっても過言ではありません。
サムネイルが目を引くものだった場合、多くのユーザーは商品の詳細を知りたいと思い、商品ページを確認するでしょう。一方で興味が惹かれないサムネイルだと、敬遠されてしまいます。
サムネイルはクリック率に大きな影響を与えると理解しておきましょう。
実はサムネイル画像には、いくつか守らなければいけないルールがあります。今後出店予定の店舗や現在出店中の店舗も含め、しっかりチェックしておきましょう。
出店者向けにサムネイル画像のルールを設定しているのが商品画像ガイドラインです。
商品画像ガイドラインの目的は、スマートフォンが普及している中で情報量を減らしユーザーへの負担を軽減すること。情報量が多いと瞬時に情報をキャッチできないことから、短時間でショッピングを楽しめるようにと設けられました。
なおルールと言っても、それほど厳しいものではないため、とても大きな打撃となるものではありません。きちんとルールを守りつつも十分魅力的なサムネイルは作成できます。
違反しないように気をつけながら、商品の魅力を伝えられる画像を作りましょう。
もし商品画像登録ガイドラインに違反した場合、ペナルティとして違反点数5点が加点されます。加点され続けて一定ラインに達すると、ランキングや検索結果に表示されなくなったり、罰金が発生したりといったペナルティが課されます。
つまり、こうしたミスは命取りになりかねません。
こうした制限は売上が大幅に減少する原因となるため、ガイドラインを遵守して安全に店舗運営しましょう。
では、具体的に商品画像ガイドラインにはどんな項目があるのでしょうか?
遵守すべき下記4つの項目について解説していきます。
なお、現状では良好ラインと要改善ライン、アウトの3段階に分けられています。どの項目も良好ラインを維持できるように注意しましょう。
まず、画像内のテキスト占有率は、20%以下に抑えなければいけません。目安として、画像を縦横100マスに分割したとき、20マス以内に収まる範囲となります。
サムネイル画像を文章で埋めてしまったら、ユーザーが一目でわかりにくく、どのような商品か瞬時に把握できません。
なお、テキストとして扱われるものには、ロゴやイラスト、補足情報などがあります。一方、商品自体に印刷されている文字や、商品の模様、素材などの拡大はテキストに含まれません。
サムネイル画像には、枠線も使用不可とされています。
例えば、画像の4辺を囲むものやL字型、帯状のものなどはすべて使用できません。白のベタ塗も枠線として見なされてしまい、さらには画像内で50%以上を占める長方形のオブジェクトは、現状では「要改善ライン」として判断されてしまうケースがあります。
画像内に円形や正方形のものが連続して設置されている画像や境界線がはっきりしているものも同様に枠線とみなされる可能性があるため注意しましょう。
背景は白基調の写真背景、または単色の白背景しか使用してはいけません。ほかのショップと差別化を出すために難しいルールでありますが、ユーザー目線からするとシンプルで見やすく好印象でしょう。
なお、商品を利用しているイメージモデルは使用可能です。ただし、商品とは関係性のないものを合成する場合は、テキスト要素としてカウントされてしまうので注意しましょう。
写真の合成も不可とされています。
カラーバリエーションの表現や付属品の加工画像であれば規定内であり、行っても問題ありません。
このように、画像の合成可能なラインはどこからどこまでなのかをきちんと把握しておかなければ、違反とみなされる可能性も十分に考えられるでしょう。
合成使用できるかどうかは、事前に確認しておいてください。
商品写真は、オンラインショッピングにおいて非常に重要な要素です。
消費者は商品を直接触れるわけではないため、写真がその代わりを果たします。
まず、自社の商品の強みや特徴を考慮して、どの角度から撮影するとその魅力が最もよく伝わるかを考えましょう。
次に、照明を工夫して商品が自然な色で映るようにします。
また、背景はシンプルなものを選び、商品が主役となるように心掛けます。
最後に、高解像度で撮影し、後編集で補正を加えることで、より魅力的な商品写真が完成します。
商品写真が撮れたら、次はその画像を最適化する作業が必要です。
Photoshopなどの画像編集ソフトを使用して、不要な部分をトリミングしたり、色味を調整します。
また、商品のサイズ感を伝えるために、他のオブジェクトと並べて撮影した写真も一緒に掲載すると良いでしょう。
さらに、複数の角度から撮影した写真や、商品を使用した場合のイメージ写真も加えることで、消費者に商品の魅力を多角的に伝えることができます。
楽天市場には商品画像に関するガイドラインが存在しますが、一般的には600×600ピクセル以上のサイズが推奨されています。
これは、商品画像が拡大された際にも鮮明であるためです。
また、ファイルサイズも5MB以下に抑えるようにしましょう。
これは、ページの読み込み速度に影響するためです。
最適なサイズとファイルサイズを確保した上で、商品の特徴がよくわかる画像を選びましょう。
商品画像とキャッチコピーは、一体となって商品の魅力を伝える重要な要素です。
例えば、キャッチコピーで「超軽量!」とアピールしているなら、その軽さを感じさせるような画像を選びましょう。
また、キャッチコピーが画像に埋もれないよう、フォントや色を工夫することも重要です。
このようにして、キャッチコピーとビジュアルが一体となることで、より多くのユーザーの目を引き、転換率の向上につながります。
いくら優れた商品画像とキャッチコピーを用意したとしても、その効果はしっかりと測定する必要があります。
A/Bテストを用いて、異なる商品画像やキャッチコピーの効果を比較検証することで、最も転換率に寄与する組み合わせを見つけ出すことができます。
このようなテストを周期的に行い、常に最適な商品画像とキャッチコピーを提供することで、楽天市場での成功がより確実なものとなります。
キャッチコピーは、商品やサービスの魅力を短い言葉で表現し、消費者の注意を引くための重要なツールです。
そのため、キャッチコピーを考える際には、その目的を明確にすることが第一歩です。
目的が「新商品の認知度を高める」なのか、「特定の機能や特長を強調する」なのかによって、その後の言葉選びや表現が大きく変わります。
目的を明確にすることで、どのようなメッセージを伝えたいのか、どのような行動を促したいのかがはっきりし、効果的なキャッチコピーが生まれやすくなります。
次に重要なのは、ターゲットとする消費者層に合わせた言葉選びです。
例えば、若い世代にアピールする商品であれば、若者がよく使うスラングや流行りの言葉を取り入れることで、共感を得やすくなります。
一方で、高齢者やビジネス層にアピールする商品であれば、落ち着いたトーンと専門的な言葉を用いることが有効です。
ターゲット層の心に響く言葉を用いることで、キャッチコピーがその人たちにとって「自分向けの商品だ」と感じさせ、購買意欲を高めることができます。
キャッチコピーは、一瞬で消費者の目を引き、記憶に残るものでなければなりません。
そのため、簡潔かつインパクトのある表現を用いることが重要です。
冗長な言葉や難解な表現は避け、ポイントを明確に伝える言葉を選びましょう。
また、リズムや響きにも注意を払い、言葉が耳に心地よく響くよう工夫することも効果的です。
例えば、「おいしさ満点、健康万歳!」のように、短い言葉で商品の特長とその利点を同時に伝え、かつ響きが良いものが理想的なキャッチコピーです。
では、楽天の商品画像ガイドラインに抵触しないためにできる下記3つの対策を紹介します。
サムネイル画像を自作する店舗の方は、ガイドラインの内容を熟読し、遵守する内容をおさえましょう。
当然、楽天市場のプラットフォームを使用するうえで知らなかったでは済まされません。
ミスが重なれば大きなペナルティに繋がる恐れもあるため、十分に注意しましょう。
特に、枠線のルールが非常に複雑なため、解釈を誤らないように確認し、規約に引っかかることがないように作成してください。
サムネイルをはじめ、画像制作をするにあたって楽天が提供するサービスの活用は良い選択肢のひとつです。
楽天が商品画像登録ガイドラインの遵守に向けて提供するサービスは下記の2つ。
画像判定ツールは、1枚ずつの診断となるため確認に手間がかかってしまいますが、判定結果が出るまでの時間が早いのが特徴です。
一方、商品画像一括判定ツールは、100枚を上限としてまとめて判定ができます。ただし、ただ判定結果が出るまでには、時間を要します。
枚数か時間、どちらかを重視するかによって使用すべきツールは異なりますが、一度に調査を済ませたい方は、商品画像一括判定ツールを利用すると良いでしょう。
そして、商品ページの制作会社へ依頼する方法も挙げられます。
商品画像ガイドラインに違反しないかどうか不安がある方は、商品ページ制作のプロに依頼しておけばまず失敗はしません。
また、高品質なページ制作をおこなってくれるため、売上に繋がりやすい店舗づくりにも繋がります。
また、その他の作業に追われ、サムネイル作成をする時間が取れない方にもおすすめ。コストはかかりますが、売上を上げるための投資と考え、長期的な目線で見るのであれば、信頼できる会社に依頼を検討してみるのも良いでしょう。
弊社では、楽天市場に出店する商品の画像撮影をはじめ、商品ページ作成もおこなっています。
元楽天コンサルタントが在籍しており、楽天市場の内部を知り尽くした人材による支援を受けられるため、当然商品画像ガイドラインに抵触する心配もありません。
さらに弊社では楽天市場の新規出店ガイドを無料で提供しています。
これから楽天市場に出店を考えている方や、出店はしているが上手く集客が出来ていない、もっと売上を伸ばしたいという方に向けて、失敗しないための出店手順やプラン、成果を最大化するためのポイントについて解説しています。
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売上に直結する制作および運用代行も可能ですので、今後売上を伸ばしていきたいと考えている方はぜひお気軽にご相談ください。
楽天のサムネイルを作成するにあたって、商品画像ガイドラインは必ず遵守しなければいけません。運営から違反だと見なされてしまった場合、ペナルティが与えられ、ランキングから外されてしまうなどの罰則を受けてしまいます。
特にサムネイル画像を自作する方は、注意しなければいけません。自身では遵守していたつもりでも、どれかに該当しただけで違反点が加点されてしまいます。
もし、そういったリスクをゼロにしたい方は、制作会社や楽天に特化したコンサルティング会社の活用も視野に入れると良いでしょう。
弊社では、商品撮影や商品ページ、バナー作成はもちろん、楽天市場で売れるためのノウハウを駆使して売上を伸ばすサポートをおこないます。
現在、毎月5店舗限定の無料診断もおこなっておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
楽天市場の商品ページに挿入するサムネイルの推奨サイズはいくつですか?
楽天RMSでは、700px×700pxの商品画像が推奨されています。
なお、商品画像ガイドラインでサイズに関する制約はありません。
楽天市場の商品画像ガイドラインに違反すると、どのようなペナルティがありますか?
楽天市場の運営側から違反があると判断されると、違反点数5点が課されます。
守るべき商品画像ガイドラインの内容は、以下の4項目。
1.画像内のテキスト占有率は20%以下
2.枠線は使用不可
3.背景は白基調の写真背景もしくは単色白背景
4.画像の合成不可
1枚目に設定する商品画像に関しては、上記の観点に注意して作成しましょう。