株式会社ピュアフラット

楽天市場へ出店するなら必見!出店手数料や発生費用について詳細解説

更新日:2023.11.21

カテゴリ:  楽天市場

楽天市場へ出店するなら必見!出店手数料や発生費用について詳細解説

ECショッピングモールへの出店を比較検討するにあたって、出店コストは一番気になるポイントではないでしょうか?

 

楽天市場への出店はコストが割高なのでは?と思う方もいるかもしれません。ですが、実店舗を出すよりも遥かにコストカットができるため、とてもおすすめできます。

 

また、豊富な出店プランにより、店舗によって最適な運営プランの選択も可能です。

 

この記事では、実際に楽天へ出店するにあたってどれくらいの手数料がかかるのかについて、その詳細を解説していきます。

 

なお、弊社では楽天市場の新規出店ガイドを無料で提供しています。
これから楽天市場に出店を考えている方に向けて、出店プランや出店手順についても詳しく解説しています。

 

【全33ページ】出店の流れやポイントなどを徹底解説!資料のダウンロードはこちらから

楽天市場での出店で発生する費用・手数料は6項目

 

楽天市場の出店費用・手数料は6項目

 

では早速ですが、楽天市場での出店で発生する主な費用や手数料について、6項目に分けて紹介していきます。

  1. 出店料
  2. 売上手数料などのシステム利用料
  3. 楽天ポイントをはじめとするシステムサービス利用料
  4. R-Messe利用料
  5. 楽天ペイ
  6. オプションサービス利用料金

1.出店料

まず、最も大きな費用が出店にかかる初期費用や月額料金です。

 

楽天市場では出店料として、大きく下記に挙げた3つのプランを用意しています。

  1. がんばれ!プラン
  2. スタンダードプラン
  3. メガショッププラン

各プランの共通に発生する料金として、初期費用6万円があるほか月額料金などが発生します。プランによっておすすめのプランは異なるため、自店舗に適したプランを選択しましょう。

 

なお、各プランの詳細や違いについては、楽天市場の出店プランは全3種類の章で詳しく解説していきます。

2.売上手数料などのシステム利用料

次に、売上手数料などのシステム利用料とは、パソコンもしくはスマートフォン経由で発生した月間売上金額にしてかかる手数料のこと。

 

システム利用料は「通常販売金額×各プランごとの適用料率」で計算されます。

 

以下のように、契約した出店プランごとに適用料率が変化します。

がんばれ!プラン パソコン経由 3.5%〜6.5%
スマートフォン経由 4.0%〜7.0%
スタンダードプラン パソコン経由 2.0%〜4.0%
スマートフォン経由 2.5%〜4.5%
メガショッププラン パソコン経由 2.0%〜4.0%
スマートフォン経由 2.5%〜4.5%

出店プランと売上金額に応じて割合が変化するとおさえておきましょう。

3.楽天ポイントをはじめとするシステムサービス利用料

続いて、システムサービス利用料が発生します。

 

楽天市場が提供するサービスにおいて、システムサービス利用料がかかるものは以下の3つです。

  1. 楽天ポイント
  2. やり取りに対する安全・利便性アップを目的としたシステム利用料
  3. 楽天スーパーアフィリエイト

まず知っておきたい楽天ポイントは、楽天市場の代名詞とも言える楽天会員限定のプログラム。楽天ユーザーから絶大な支持を集めるサービスです。

 

このプログラムを利用するにあたって、店舗側で通常1.0%のポイント原資を負担しなければいけません。

 

例えば、ポイント10倍で100ポイントが付与される場合、店舗側が10ポイント分を負担します。

 

また、やり取りに対する安全・利便性アップを目的としたシステム利用料では、月間売上金額の0.1%(税別)となります。

 

さらに、楽天市場で活用する店舗も多い楽天スーパーアフィリエイトにも利用料があります。主に、商品ジャンルごとに2.0%〜4.0%(税別)かかる料率とパートナーサイトの合計成果報酬によって15%から発生する適用料率の2つがかかります。

4.R-Messe利用料

R-Messe利用料も発生する費用の一つです。

 

この料金はプランによって大きく変わり、一番安いパターンだと毎月3,000円、費用が嵩むケースだと毎月5,000円がそれぞれ発生します。

 

ただ、2022年9月時点でR-Messeは無料期間中となっているため、この費用は現在発生しません。

5.楽天ペイ

また、楽天ペイの利用料に応じた手数料も発生します。

 

楽天ペイとは、キャッシュレス化が推進される中で開始された楽天オリジナル決済サービスのこと。楽天市場決済とも呼ばれます。

 

楽天ペイの利用料は、月間決済金額と平均決済単価に応じて2.5%〜最大3.5%のレンジで変動します。

6.オプションサービス利用料金

そして最後に、必須ではありませんがオプションサービス利用料金もあります。

 

オプションサービス利用料金として該当するのは以下の2サービス。

  1. R-SNS
  2. R-Mail

R-SNSは、LINE公式アカウントやインスタグラムなどのSNSを店舗運営に活用したい店舗をサポートするサービスです。税込3,300円の月額固定費が発生します。

 

そしてR-Mailは、メールマガジンの配信数に応じて発生し、メール配信料として一通あたり1円(税抜)が発生します。月1,000通配信した場合は、税込1,100円となります。

楽天市場の出店プラン別にかかる各費用・出店手数料の一覧表

がんばれ!プラン スタンダードプラン メガショッププラン
こんな人におすすめ ネットショップ運営の経験が少ない 目標月商が
約140万円以上
多くの商品数や画像容量が必要
月額出店料(税込) 21,450円 55,000円 110,000円
システム利用料(税別) 月間売上高の
3.5〜7.0%
月間売上高の
2.0〜4.5%
月間売上高の
2.0〜4.5%
登録できる商品数 5,000商品 20,000商品 無制限
画像データ量 500MBまで 5GBまで 無制限

参考:出店プラン・費用

 

楽天市場の各出店プランで発生する手数料を一覧にしてまとめました。

 

出店プランを選択するにあたって、目処となる月商は140万円です。

 

目処となる月商が140万円未満の場合でショップの取扱商品数が5,000個未満、画像データ量が500MB以内で足りるのであれば、がんばれ!プランを選択しましょう。

 

月商140万円以上を目指したいという店舗様は、スタンダードプランにするとお得に運営できます。

楽天市場の出店プランは全3種類

 

では、楽天市場でチョイスできる3つの出店プランについて、詳しくみていきましょう。

  1. がんばれ!プラン
  2. スタンダードプラン
  3. メガショッププラン

1.がんばれ!プラン

がんばれ!プランは、ECサイトにおける店舗運営の初心者におすすめできる出店プランです。

 

他のプランと比べた最大の特徴は、固定費の毎月発生する費用が割安であること。月額21,450円(税込)で運営できるため、安くスタートさせたい場合にピッタリでしょう。

 

ただし、1ヶ月の売上金額によって変動するシステム利用料が他のプランと比べて割高であり、商品登録数などに低い上限が設定されています。

 

売上を大きく伸ばしていきたい方にとっては、おすすめできないでしょう。

2.スタンダードプラン

スタンダードプランは、楽天市場で中堅プランの立ち位置にあり、月商140万円以上を目指したい事業者向けのプランです。

 

最大の特徴は、1ヶ月の売上金額によって変動するシステム利用料が2.0〜4.5%と割安であること。一つ上のメガショッププランと同率ですが、月額出店料なども加味すると大きなコスト削減が可能です。

3.メガショッププラン

メガショッププランは、商品登録数や画像容量に上限がなく、自由度の高い最上位プランです。

 

最大の特徴は、やはり登録できる商品数と画像データ量が無制限で利用できること。20,000を超える商品を登録したい、画像データ量が5GBを超えるかもしれないといった店舗であれば、このプランがおすすめでしょう。

 

とはいえ前述した通り、基本的にはスタンダードプランで運営に困ることはほとんどありません。

 

弊社では楽天市場の新規出店ガイドを無料で提供しています。
これから楽天市場に出店を考えている方に向けて、出店プランや出店手順だけでなく出店後にやるべきこと2点についても解説しています。合わせてご参照いただくとより理解が深まります。

 

【全33ページ】出店の流れやポイントなどを徹底解説!資料のダウンロードはこちらから

 

全プラン共通の出店利用手数料2つ

では最後に、全プランで共通して負担しなければならない2つの出店利用手数料について紹介していきます。

  1. システムサービス利用料金
  2. 決済サービス利用料金

先ほど紹介した費用にある2つ目以降の内容となるので、おさらいも兼ねて確認しておいてください。

1.システムサービス利用料金

まず、システムサービス利用料金が挙げられます。

 

システムサービス利用料金と該当する項目と手数料率は以下の通り。

 

楽天ポイント 楽天会員ユーザーが購入した代金の通常1.0%
モールのやり取りに対する安全・利便性アップを目的としたシステム利用料(税別) 月間売上金額の0.1%
楽天スーパーアフィリエイト(税別) 商品ジャンル別料率2%~+成果報酬別料率15%~
R-Messe(税込)
※現在は無料期間中
3,300〜5,500円

金額は出店プランごとに異なるものの、共通して発生します。

2.決済サービス利用料金

次に、決済サービス利用料金があります。

 

決済サービス利用料金は、楽天ペイ(楽天市場決済)利用料のことを指し、月間決済金額の2.5%~3.5%が発生します。

 

料率は月間決済金額と平均決済単価の2要素によって変動するため、それぞれ照らし合わせながら確認しておきましょう。

出店費用・手数料の負担は売上によって大きく変動する

楽天市場への出店をするにあたっておさえておくべきポイントは、売上によってランニングコストが大きく変動することです。

 

この記事では分かりやすいように、目標月商ごとの各プランで想定されるランニングコストをシミュレーションしてみました。

 

なお下記の数値は、予想客単価3,000円の商品ジャンルは日用品で算出しています。

がんばれ! スタンダード メガショップ お得なプラン
50万円 87,092円 106,892円 161,892円 がんばれ!
100万円 152,185円 158,785円 213,785円 がんばれ!
300万円 396,605円 353,155円 408,155円 スタンダード

※全て税込表記
※各コストは月額出店料も加味した金額

 

このように、売上金額に応じて各プランでかかるコストが大きく変動してしまうため、目指したい月商を明確化したうえで出店プランを選びましょう。

楽天市場の出店手数料が発生するタイミングは?

楽天市場で出店する際には、いくつかの異なるタイミングで手数料や費用が発生します。

 

以下にその主要なポイントを箇条書きでまとめます。

 

・出店料:
  ・出店を決定した際に一度だけ支払う。
  ・楽天市場にお店を開くための基本的な費用。
  ・プランによって金額が異なる。

 

・月々のシステム利用料:
  ・楽天市場のプラットフォームを利用するための月額費用。
  ・売上に応じて費用が変動する場合もあり。
  ・高額商品や多数の商品を取り扱うと費用が高くなる可能性あり。

 

・売上手数料:
  ・商品が売れた際に発生。
  ・販売された商品の価格に応じて計算。
  ・一般的には商品価格の一定の割合として設定。

 

・システムサービス利用料:
  ・楽天ポイントや楽天ペイなどの追加サービスを利用する場合に発生。
  ・オプションサービスであり、利用しなければ費用は発生しない。
  ・利用すると販売機会が増える可能性あり。

 

・オプションサービス利用料金:
  ・特定の広告やプロモーション(例:R-Messe)を利用する場合に発生。
  ・追加の費用がかかる場合があり。

 

以上のように、楽天市場での出店には多岐にわたる費用が発生します。

 

これらの費用は出店プランや販売戦略によって大きく変わる可能性があるため、しっかりとした費用計画と管理が必要です。

楽天市場の出店費用と他のマーケットプレイスとの比較

Amazon

楽天市場とAmazonは、日本国内で最も人気のあるオンラインマーケットプレイスですが、出店費用にはいくつかの違いがあります。

 

楽天市場は、出店料、月々のシステム利用料、売上手数料などが基本的な費用となります。

 

一方で、Amazonは、月額費用と売上に応じた手数料が主な費用です。

 

楽天市場の出店料は一度だけの支払いであり、その後は月々のシステム利用料が発生します。

 

Amazonでは、月額費用が固定されており、売上に応じて追加の手数料が発生します。

 

この点で言えば、楽天市場は初期費用が高く、Amazonは月々の運営費用が高くなる可能性があります。

 

また、楽天市場では楽天ポイントや楽天ペイなどの独自のサービスを利用することで、費用が追加される場合があります。

 

Amazonでは、Amazon Primeなどの独自サービスがありますが、これによる追加費用は一般的には発生しません。

Yahoo!ショッピング

楽天市場とYahoo!ショッピングも、出店費用にはいくつか違いがあります。

 

楽天市場は、出店料と月々のシステム利用料、売上手数料が基本的な費用です。

 

一方、Yahoo!ショッピングは、月額費用と売上に応じた手数料が主な費用となります。

 

Yahoo!ショッピングでは、TポイントやYahoo!ウォレットなどの独自サービスがありますが、これによる追加費用は一般的には少ないです。

楽天市場の出店費用を削減する方法

キャンペーンや割引を活用する

楽天市場では、定期的に出店キャンペーンや割引プランが提供されています。

 

これらを活用することで、出店料や月々のシステム利用料を大幅に削減することが可能です。

 

特に新規出店者向けのキャンペーンは非常にお得な場合が多いです。

 

しかし、これらのキャンペーンや割引は期間限定であり、条件も厳しい場合があります。

 

そのため、楽天市場の公式サイトや関連情報をしっかりとチェックし、申し込み期限や条件を確認することが重要です。

 

さらに、キャンペーンの内容を理解し、自分のビジネスモデルにどれだけ適用できるかを評価することで、最大限の削減効果を狙うことができます。

効率的な運営でコストを削減

楽天市場での運営には多くの費用が発生しますが、効率的な運営を心掛けることでこれらの費用を削減することが可能です。

 

例えば、商品の在庫管理をしっかりと行うことで、長期保管料を削減することができます。

 

具体的には、在庫のターンオーバー率を高める戦略を考え、不要な在庫を持たないようにすることが有効です。

 

また、楽天市場内での広告やプロモーションを効果的に行うことで、売上を上げ、結果的に手数料負担を軽減することができます。

 

この点では、広告のROI(投資対効果)をしっかりと計測し、効果の出る広告に資源を集中させることが重要です。

 

さらに、顧客レビューや評価を活用して自然な口コミを生成し、広告費用を削減する方法もあります。

 

また、楽天市場の各種ツールや分析データを活用して、販売戦略を最適化することもコスト削減に繋がります。

 

例えば、楽天市場内の分析ツールを使用して、どの商品がよく売れているのか、どの時間帯にアクセスが多いのかなどを調査し、そのデータに基づいてプロモーションや広告を計画することができます。

 

以上のように、楽天市場での出店費用は多岐にわたりますが、計画的かつ効率的な運営によって、これらの費用を削減することが十分可能です。

まとめ

楽天市場へ出店するうえで様々なコストが発生しますが、具体的にどういった種類があるのかを理解しておかないと資金繰りがうまくできません。

 

無理なく広告費などのコストに回すために、店舗運営にかかる固定費とランニングコストがいくらなのかはおさえておきましょう。

 

なお、株式会社ピュアフラットでは店舗様の売上に直結する様々な支援を行っております。検索結果に商品が上位表示される楽天SEOや広告運用など、幅広くサポートできますのでぜひお気軽に下記からご相談ください。

 

ピュアフラットの資料請求・お問い合わせはこちら

楽天の出店手数料に関するよくある質問

 

楽天市場の出店プランを教えてください。

楽天市場には大きく、下記3つのプランがあります。
1.がんばれ!プラン:初心者向け
2.スタンダードプラン月商140万円以上を目指したい事業者向け
3.メガショッププラン:商品登録数や画像容量に上限を無くしたい方向け
それぞれ月額料金やシステム利用料が異なるため、本コラムを参考に適したプランを選択してください。

楽天に出店すると手数料が高いというのは本当ですか?

楽天市場へ出店するにあたって、月間売上高の2.0〜7.0%のシステム利用料などさまざまな手数料が発生します。
一つの目安として、がんばれ!プランとスタンダードプランで発生する手数料は下記の通り。
・がんばれ!プラン:約11~12%
・スタンダードプラン:約9%
商品によっても手数料は異なりますが、約1割ほど発生するものだとおさえておきましょう。

 

Twitter Facebook LINE
コラム一覧
X