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楽天市場へ出店する方は必見!出店手数料や発生費用について詳細解説

更新日: 2024.4.20

カテゴリ:  楽天市場

楽天市場へ出店する方は必見!出店手数料や発生費用について詳細解説

ECショッピングモールへの出店を比較検討するにあたって、出店コストは一番気になるポイントではないでしょうか?

 

楽天市場への出店はコストが割高なのでは?と思う方もいるかもしれません。ですが、実店舗を出すよりも遥かにコストカットができるため、とてもおすすめできます。

 

また、豊富な出店プランにより、店舗によって最適な運営プランの選択も可能です。

 

この記事では、実際に楽天へ出店するにあたってどれくらいの手数料がかかるのかについて、その詳細を解説していきます。

 
なお、弊社では楽天市場の売上アップガイドを無料で提供しております。
 

これから楽天市場に出店を考えている方や、出店はしているが上手く集客が出来ていない方向けに、ポイントを解説しております。
24ページに渡り解説しておりますので是非こちらから無料でダウンロードをしてください。
 

楽天市場での出店で発生する費用・手数料は6項目

 

楽天市場の出店費用・手数料は6項目

 

では早速ですが、楽天市場での出店で発生する主な費用や手数料について、6項目に分けて紹介していきます。

  1. 出店料
  2. 売上手数料などのシステム利用料
  3. 楽天ポイントをはじめとするシステムサービス利用料
  4. R-Messe利用料
  5. 楽天ペイ
  6. オプションサービス利用料金

1.出店料

まず、最も大きな費用が出店にかかる初期費用や月額料金です。

 

楽天市場では出店料として、大きく下記に挙げた3つのプランを用意しています。

  1. がんばれ!プラン
  2. スタンダードプラン
  3. メガショッププラン

各プランの共通に発生する料金として、初期費用6万円があるほか月額料金などが発生します。店舗によっておすすめのプランは異なるため、自店舗に適したプランを選択しましょう。

 

なお、各プランの詳細や違いについては、楽天市場の出店プランは全3種類の章で詳しく解説していきます。

2.売上手数料などのシステム利用料

次に、売上手数料などのシステム利用料とは、パソコンもしくはスマートフォン経由で発生した月間売上金額にしてかかる手数料のこと。

 

システム利用料は「通常販売金額×プランごとの適用料率」で計算されます。

 

以下のように、契約した出店プランごとに適用料率が変化します。

がんばれ!プラン パソコン経由 3.5%〜6.5%
スマートフォン経由 4.0%〜7.0%
スタンダードプラン パソコン経由 2.0%〜4.0%
スマートフォン経由 2.5%〜4.5%
メガショッププラン パソコン経由 2.0%〜4.0%
スマートフォン経由 2.5%〜4.5%

出店プランと売上金額に応じて割合が変化するとおさえておきましょう。

3.楽天ポイントをはじめとするシステムサービス利用料

続いて、システムサービス利用料が発生します。

 

楽天市場が提供するサービスにおいて、システムサービス利用料がかかるものは以下の3つです。

  1. 楽天ポイント
  2. やり取りに対する安全性・利便性アップを目的としたシステム利用料
  3. 楽天スーパーアフィリエイト

まず知っておきたい楽天ポイントは、楽天市場の代名詞とも言える楽天会員限定のプログラム。楽天ユーザーから絶大な支持を集めるサービスです。

 

このプログラムを利用するにあたって、店舗側で通常1.0%のポイント原資を負担しなければいけません。

 

例えば、ポイント10倍で100ポイントが付与される場合、店舗側が10ポイント分を負担します。

 

また、やり取りに対する安全性・利便性アップを目的としたシステム利用料では、月間売上金額の0.1%(税別)となります。

 

さらに、楽天市場で活用する店舗も多い楽天スーパーアフィリエイトにも利用料があります。主に、商品ジャンルごとに2.0%〜4.0%(税別)かかる料率とパートナーサイトの合計成果報酬によって15%から発生する適用料率の2つがかかります。

4.R-Messe利用料

R-Messe利用料も発生する費用の一つです。

 

この料金はプランによって大きく変わり、一番安いパターンだと毎月3,000円、費用が嵩むケースだと毎月5,000円がそれぞれ発生します。

 

ただ、2022年9月時点でR-Messeは無料期間中となっているため、この費用は現在発生しません。

5.楽天ペイ

また、楽天ペイの利用料に応じた手数料も発生します。

 

楽天ペイとは、キャッシュレス化が推進される中で開始された楽天オリジナル決済サービスのこと。楽天市場決済とも呼ばれます。

 

楽天ペイの利用料は、月間決済金額と平均決済単価に応じて2.5%〜最大3.5%のレンジで変動します。

6.オプションサービス利用料金

そして最後に、必須ではありませんがオプションサービス利用料金もあります。

 

オプションサービス利用料金として該当するのは以下の2サービス。

  1. R-SNS
  2. R-Mail

R-SNSは、LINE公式アカウントやインスタグラムなどのSNSを店舗運営に活用したい店舗をサポートするサービスです。税込3,300円の月額固定費が発生します。

 

そしてR-Mailは、メールマガジンの配信数に応じて発生し、メール配信料として一通あたり1円(税抜)が発生します。月1,000通配信した場合は、税込1,100円となります。

楽天市場の出店プラン別にかかる各費用・出店手数料の一覧表

がんばれ!プラン スタンダードプラン メガショッププラン
こんな人におすすめ ネットショップ運営の経験が少ない 目標月商が
約140万円以上
多くの商品数や画像容量が必要
月額出店料(税込) 21,450円 55,000円 110,000円
システム利用料(税別) 月間売上高の
3.5〜7.0%
月間売上高の
2.0〜4.5%
月間売上高の
2.0〜4.5%
登録できる商品数 5,000商品 20,000商品 無制限
画像データ量 500MBまで 5GBまで 無制限

参考:出店プラン・費用

 

楽天市場の各出店プランで発生する手数料を一覧にしてまとめました。

 

出店プランを選択するにあたって、目処となる月商は140万円です。

 

目処となる月商が140万円未満の場合でショップの取扱商品数が5,000個未満、画像データ量が500MB以内で足りるのであれば、がんばれ!プランを選択しましょう。

 

月商140万円以上を目指したいという店舗様は、スタンダードプランにするとお得に運営できます。

楽天市場の出店プランは全3種類

 

では、楽天市場でチョイスできる3つの出店プランについて、詳しくみていきましょう。

  1. がんばれ!プラン
  2. スタンダードプラン
  3. メガショッププラン

1.がんばれ!プラン

がんばれ!プランは、ECサイトにおける店舗運営の初心者におすすめできる出店プランです。

 

他のプランと比べた最大の特徴は、毎月発生する固定費用が割安であること。月額21,450円(税込)で運営できるため、安くスタートさせたい場合にピッタリでしょう。

 

ただし、1ヶ月の売上金額によって変動するシステム利用料が他のプランと比べて割高であり、商品登録数などに低い上限が設定されています。

 

売上を大きく伸ばしていきたい方にとっては、おすすめできないでしょう。

2.スタンダードプラン

スタンダードプランは、楽天市場で中堅プランの立ち位置にあり、月商140万円以上を目指したい事業者向けのプランです。

 

最大の特徴は、1ヶ月の売上金額によって変動するシステム利用料が2.0〜4.5%と割安であること。一つ上のメガショッププランと同率ですが、月額出店料なども加味すると大きなコスト削減が可能です。

3.メガショッププラン

メガショッププランは、商品登録数や画像容量に上限がなく、自由度の高い最上位プランです。

 

最大の特徴は、やはり登録できる商品数と画像データ量が無制限で利用できること。20,000を超える商品を登録したい、画像データ量が5GBを超えるかもしれないといった店舗であれば、このプランがおすすめでしょう。

 

とはいえ前述した通り、基本的にはスタンダードプランで運営に困ることはほとんどありません。

 

全プラン共通の出店利用手数料2つ

では最後に、全プランで共通して負担しなければならない2つの出店利用手数料について紹介していきます。

  1. システムサービス利用料金
  2. 決済サービス利用料金

先ほど紹介した費用にある2つ目以降の内容となるので、おさらいも兼ねて確認しておいてください。

1.システムサービス利用料金

まず、システムサービス利用料金が挙げられます。

 

システムサービス利用料金と該当する項目と手数料率は以下の通り。

 

楽天ポイント 楽天会員ユーザーが購入した代金の通常1.0%
モールのやり取りに対する安全性・利便性アップを目的としたシステム利用料(税別) 月間売上金額の0.1%
楽天スーパーアフィリエイト(税別) 商品ジャンル別料率2%~+成果報酬別料率15%~
R-Messe(税込)
※現在は無料期間中
3,300〜5,500円

金額は出店プランごとに異なるものの、共通して発生します。

2.決済サービス利用料金

次に、決済サービス利用料金があります。

 

決済サービス利用料金は、楽天ペイ(楽天市場決済)利用料のことを指し、月間決済金額の2.5%~3.5%が発生します。

 

料率は月間決済金額と平均決済単価の2要素によって変動するため、それぞれ照らし合わせながら確認しておきましょう。

出店費用・手数料の負担は売上によって大きく変動する

楽天市場に出店するにあたっておさえておくべきポイントは、売上によってランニングコストが大きく変動することです。

 

この記事では分かりやすいように、目標月商ごとの各プランで想定されるランニングコストをシミュレーションしてみました。

 

なお下記の数値は、予想客単価3,000円の商品ジャンルは日用品で算出しています。

がんばれ! スタンダード メガショップ お得なプラン
50万円 87,092円 106,892円 161,892円 がんばれ!
100万円 152,185円 158,785円 213,785円 がんばれ!
300万円 396,605円 353,155円 408,155円 スタンダード

※全て税込表記
※各コストは月額出店料も加味した金額

 

このように、売上金額に応じて各プランでかかるコストが大きく変動してしまうため、目指したい月商を明確化したうえで出店プランを選びましょう。

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楽天市場のシステム利用料(販売手数料)と計算方法の詳細解説

前述でも述べたように、楽天市場で商品を売る際は様々な手数料が発生します。
その中でもシステム利用料(販売手数料)があります。
ここでは、システム利用料に焦点を当て、その計算方法について詳しく説明します。

各プランの計算方法の事例

システム利用料の計算方法を理解するためには、具体的な事例を見るとわかりやすいでしょう。

以下の事例①~⑥の計算方法をご紹介します。

事例①がんばれ!プラン、パソコン経由、月間売上が300万円の場合

売上範囲 手数料率 計算式 手数料
~50万円 6.5% 50万円×6.5% 32,500円
~100万円 6.0% 50万円×6.0% 30,000円
~300万円 5.5% 200万円×5.5% 110,000円

事例②がんばれ!プラン、モバイル経由、月間売上が300万円の場合

売上範囲 手数料率 計算式 手数料
~50万円 7.0% 50万円×7.0% 35,000円
~100万円 6.5% 50万円×6.5% 32,500円
~300万円 6.0% 200万円×6.0% 120,000円

事例③スタンダードプラン、パソコン経由、平均バスケット単価が20,000円、月間売上が300万円の場合

※平均バスケット単価とは、月間販売額と月間販売件数を割った平均額のことを言います。
スタンダード・メガショッププランの場合に関わってきます。

売上範囲 手数料率 計算式 手数料
~100万円 4.0% 100万円×4.0% 40,000円
~200万円 2.8% 100万円×2.8% 28,000円
~300万円 2.8% 200万円×2.8% 56,000円

事例④スタンダードプラン、モバイル経由、平均バスケット単価が20,000円、月間売上が300万円の場合

売上範囲 手数料率 計算式 手数料
~100万円 4.5% 100万円×4.5% 45,000円
~200万円 3.3% 100万円×3.3% 33,000円
~300万円 3.3% 200万円×3.3% 66,000円

事例⑤メガショッププラン、パソコン経由、平均バスケット単価が20,000円、月間売上が300万円の場合

売上範囲 手数料率 計算式 手数料
~100万円 4.0% 100万円×4.0% 40,000円
~200万円 2.8% 100万円×2.8% 28,000円
~300万円 2.8% 200万円×3.3% 66,000円

事例⑥メガショッププラン、モバイル経由、平均バスケット単価が20,000円、月間売上が300万円の場合

売上範囲 手数料率 計算式 手数料
~100万円 4.5% 100万円×4.5% 45,000円
~200万円 3.3% 100万円×3.3% 33,000円
~300万円 3.3% 200万円×3.3% 66,000円

引用元:楽天市場|サービス・料金詳細

注意すべきポイント

楽天市場の販売手数料について、以下2点のポイントに注意しましょう。

  • 各プランによって計算方法が異なる
  • パソコン経由とモバイル経由で手数料率が異なる

各プランによって計算方法が異なる

1つ目は、選択するプランによって異なる方法が採用されている点です。

具体的に、「がんばれ!プラン」では売上全体に対して一律の料率が適用されますが、売上額が増えるにつれて料率が段階的に下がっていきます。
 
一方で、「スタンダードプラン」や「メガショッププラン」では、売上の他に平均バスケット単価が高いほど低い料率が適用されるため、高額商品を多く扱うショップにとっては有利になります。

パソコン経由とモバイル経由で手数料率が異なる

2つ目は、パソコン経由とモバイル経由で売れた商品の販売手数料率が異なる点です。
例えば、同じ「がんばれ!プラン」内でも、パソコン経由の売上は最大6.5%から最小3.5%の範囲で料率が設定されていますが、モバイル経由では最大7%から最小4%となっています。
 
モバイルショッピングの利用増加に伴い、それぞれのデバイスに応じた費用対効果を考慮した結果です。

この違いを踏まえ、どのデバイスからのアクセスを重視するかを戦略的に考えることが求められます。

結局どのプランがお得なのか・・・

前述でも述べたように、「がんばれ!プラン」は、月額費用が最も低く設定されていますが、販売手数料率が最も高いです。

月間売上が比較的低い店舗に適していますが、売上が増えるにつれて他のプランと比較して高い手数料率がネックとなることがあります。
 
「スタンダードプラン」と「メガショッププラン」は、より高い月額料金を支払う代わりに、手数料率が低く設定されています。

売上が多い店舗に適しており、大量の商品を扱うショップに特に有利です。

具体的には、売上が高いほど「メガショッププラン」や「スタンダードプラン」の方が「がんばれ!プラン」よりも実質的に手数料の負担が少なくなります。
 
つまり、お店の月間売上予測に基づいて適切なプランを選択することが、最もコスト効率の良い戦略と言えます。

それぞれのプランの利点とコストを慎重に比較することが、楽天市場で成功するための鍵になります。

楽天市場の出店手数料が発生するタイミングは?

楽天市場で出店する際には、いくつかの異なるタイミングで手数料や費用が発生します。

 

以下にその主要なポイントを箇条書きでまとめます。

 

・出店料:
  ・出店を決定した際に一度だけ支払う。
  ・楽天市場にお店を開くための基本的な費用。
  ・プランによって金額が異なる。

 

・月々のシステム利用料:
  ・楽天市場のプラットフォームを利用するための月額費用。
  ・売上に応じて費用が変動する場合もあり。
  ・高額商品や多数の商品を取り扱うと費用が高くなる可能性あり。

 

・売上手数料:
  ・商品が売れた際に発生。
  ・販売された商品の価格に応じて計算。
  ・一般的には商品価格の一定の割合として設定。

 

・システムサービス利用料:
  ・楽天ポイントや楽天ペイなどの追加サービスを利用する場合に発生。
  ・オプションサービスであり、利用しなければ費用は発生しない。
  ・利用すると販売機会が増える可能性あり。

 

・オプションサービス利用料金:
  ・特定の広告やプロモーション(例:R-Messe)を利用する場合に発生。
  ・追加の費用がかかる場合があり。

 

以上のように、楽天市場での出店には多岐にわたる費用が発生します。

 

これらの費用は出店プランや販売戦略によって大きく変わる可能性があるため、しっかりとした費用計画と管理が必要です。

楽天市場で申し込み~出店するまでの流れ

楽天市場に出店を申し込みは、難しく思うかもしれませんが、以下のように意外とシンプルです。

  1. 楽天市場出店のための審査申請
  2. 必要書類の提出
  3. Webでの出店申込
  4. RMSアカウントの開設
  5. 商品情報の登録と店舗デザインの準備
  6. オープン審査の受け入れ
  7. 出店スタート

ここでは、申し込み~出店するまでの流れを解説します。

出店するには審査がある

まず、楽天市場で出店するには、審査を通過する必要があります。
この審査は、楽天市場が提供する信頼性の高いショッピング環境を保つため行われます。
出店希望者は、ビジネスの正当性を証明するために、様々な書類を提出しなければなりません。
 
また、審査には時間がかかることを理解しておく必要があります。
特に、商品の種類やビジネスモデルによっては、審査が厳しくなる場合もあるため、出店を計画している方は余裕を持ったスケジュールで申し込みを行うことが推奨されます。
審査に通過すれば、楽天市場の巨大な顧客基盤を活用してビジネスを展開できるようになりますが、もし審査に落ちてしまった場合は、審査落ちの理由を確認し、問題点を改善して再申請することも可能です。

 
 
▶︎楽天市場の出店審査についてはこちら

必要な書類の準備

  1. 出店申込書
  2. 審査書類
  3. 営業許可・資格等の書類(古物取扱等)
  4. 登記簿謄本(法人の場合)
  5. 住民票・印鑑証明書
  6. 開業届のコピー(個人事業主)
  7. 銀行口座情報
  8. 身分証明書

楽天市場での出店には、正式な申し込みにいくつかの書類が必要です。
 
具体的には、事業の性質に応じて異なりますが、一般的に必要な書類には、開業届のコピー(個人事業主の場合)、登記簿謄本(法人の場合)、そして販売に関連する許可証(特定の商品を扱う場合)が含まれます。
 
また、詳細なビジネス情報を確認するため、銀行口座情報や身分証明書などの提出も必要になります。
これらの書類は、楽天市場が安全かつ信頼できる出店者だけを選別するための基準となるため、申し込み前にしっかりと準備し、正確な情報を提供することが重要です。

Webで出店申込・RMSアカウントの開設

楽天市場に出店するプロセスの始めは、Web上での出店申し込みからスタートします。

楽天市場の公式サイトにアクセスし、「出店申込」のセクションから必要情報を入力して申し込みを行います。
 

このとき、業種や事業内容などの基本的なビジネス情報が必要になります。

 
申し込みが完了し、必要書類が承認されると、次はRMS(Rakuten Merchant Server)アカウントの開設が必要です。

RMSアカウントは、楽天市場での店舗運営に欠かせないツールであり、商品登録、注文管理、販売分析など、出店後の様々な業務をオンラインで管理できます。

アカウント開設後は、楽天市場のさまざまな機能を利用して、効果的にオンラインショップを運営することが可能になります。

RMSアカウント開設後

RMSアカウントの開設が完了した後、楽天市場での出店準備に入ります。
RMSは、出店者が店舗を効率的に運営するための基盤を提供します。
 
アカウント開設後、出店者は商品の登録、価格設定、プロモーション活動、顧客対応など、店舗運営に必要な一連の活動をRMSを通じて行うことができます。

オープン審査

RMSアカウントを開設し、店舗の準備が整ったら、楽天市場でのオープン審査が行われます。

この審査は、楽天市場が提供する質の高いショッピング体験を保持するために不可欠です。

 
出店者が登録した商品情報、店舗デザイン、運営方針などが楽天市場のガイドラインに沿っているかどうかが評価されます。

審査は通常、申請から数週間かかる場合が多く、この間に楽天市場から追加情報の提供を求められることもあります。

審査に通れば出店スタート

審査が完了し承認を受けると、出店者は正式に楽天市場において販売を開始することができます。
この段階に至れば、出店者は自身のオンラインショップで商品を展示し、販売する準備が整ったと言えます。
楽天市場での販売開始後は、出店者が積極的にマーケティング活動を行い、自店舗の認知度を高め、顧客を引きつけることが重要です。
 
また、顧客からのフィードバックや販売データを分析し、商品ラインナップの改善や顧客サービスの向上につなげることも、継続的な成功の鍵となります。
楽天市場は多くの販売促進ツールやデータ分析ツールを提供しており、これらを活用することで、出店者は自店舗の魅力を最大化し、売上の増加を目指すことができるのです。

 
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これから楽天市場に出店を考えている方に向けて、出店プランや出店手順だけでなく出店後にやるべきこと2点についても解説しています。合わせてご参照いただくとより理解が深まります。

 

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楽天市場の出店費用と他のマーケットプレイスとの比較

ここからは、楽天市場と他マーケットプレイスとの比較について紹介していきます。

Amazon

楽天市場とAmazonは、日本国内で最も人気のあるオンラインマーケットプレイスですが、出店費用にはいくつかの違いがあります。

 

楽天市場は、出店料、月々のシステム利用料、売上手数料などが基本的な費用となります。

 

一方で、Amazonは、月額費用と売上に応じた手数料が主な費用です。

 

楽天市場の出店料は一度だけの支払いであり、その後は月々のシステム利用料が発生します。

 

Amazonでは、月額費用が固定されており、売上に応じて追加の手数料が発生します。

 

この点で言えば、楽天市場は初期費用が高く、Amazonは月々の運営費用が高くなる可能性があります。

 

また、楽天市場では楽天ポイントや楽天ペイなどの独自のサービスを利用することで、費用が追加される場合があります。

 

Amazonでは、Amazon Primeなどの独自サービスがありますが、これによる追加費用は一般的には発生しません。
 
 
▶︎Amazonの出店についてはこちら

Yahoo!ショッピング

楽天市場とYahoo!ショッピングも、出店費用にはいくつか違いがあります。

 

楽天市場は、出店料と月々のシステム利用料、売上手数料が基本的な費用です。

 

一方、Yahoo!ショッピングは、月額費用と売上に応じた手数料が主な費用となります。

 

Yahoo!ショッピングでは、TポイントやYahoo!ウォレットなどの独自サービスがありますが、これによる追加費用は一般的には少ないです。

また、楽天市場とYahoo!ショッピングには、出店費用についていくつか違いがあります。
 

楽天市場では出店料、月額のシステム利用料、さらに売上に応じた手数料が主要な費用要素となっています。
特に、楽天市場では出店プランに応じて固定費が大きく変わるため、自社のビジネス規模や販売戦略に応じた選択が重要です。
 
一方で、Yahoo!ショッピングは出店料が無料である点が大きな特徴です。
出店者は月額の固定費と売上に基づいた手数料のみを支払うので、特に中小企業や初心者にとって敷居が低いと言えます。
 
また、Yahoo!ショッピングではTポイントやYahoo!ウォレットといった独自のサービスを活用できるメリットがあり、これらのサービスを利用したプロモーションにかかる費用は比較的抑えられています。
これらの独自サービスを駆使することで、顧客のリピート率向上や新規顧客の獲得につながり、最終的なコストパフォーマンスを高めることが可能になります。
 
 
▶︎Yahoo!ショッピングの出店についてはこちら

楽天市場の出店費用を削減する方法

ここからは、楽天市場の出店費用を少しでも削減する方法を紹介します。
下記事項を参考に、少しでも利益率を上げて出店できるようにしましょう。

キャンペーンや割引を活用する

楽天市場では、定期的に出店キャンペーンや割引プランが提供されています。

 

これらを活用することで、出店料や月々のシステム利用料を大幅に削減することが可能です。

 

特に新規出店者向けのキャンペーンは非常にお得な場合が多いです。

 

しかし、これらのキャンペーンや割引は期間限定であり、条件も厳しい場合があります。

 

そのため、楽天市場の公式サイトや関連情報をしっかりとチェックし、申し込み期限や条件を確認することが重要です。

 

さらに、キャンペーンの内容を理解し、自分のビジネスモデルにどれだけ適用できるかを評価することで、最大限の削減効果を狙えるでしょう。

効率的な運営でコストを削減

楽天市場での運営には多くの費用が発生しますが、効率的な運営を心掛けることでこれらの費用を削減することが可能です。

 

例えば、商品の在庫管理をしっかりと行うことで、長期保管料を削減することができます。
 
具体的には、在庫のターンオーバー率を高める戦略を考え、不要な在庫を持たないようにすることが有効です。
 
また、楽天市場内での広告やプロモーションを効果的に行うことで、売上を上げ、結果的に手数料負担を軽減することができます。
 
さらに、顧客レビューや評価を活用して自然な口コミを生成し、広告費用を削減する方法もあります。
 
以上のように、楽天市場での出店費用は多岐にわたりますが、計画的かつ効率的な運営によって、これらの費用を削減することが十分可能です。

まとめ

楽天市場へ出店するうえで様々なコストが発生しますが、具体的にどういった種類があるのかを理解しておかないと資金繰りがうまくできません。

 

無理なく広告費などのコストに回すために、店舗運営にかかる固定費とランニングコストがいくらなのかはおさえておきましょう。

 

なお、株式会社ピュアフラットでは店舗様の売上に直結する様々な支援を行っております。検索結果に商品が上位表示される楽天SEOや広告運用など、幅広くサポートできますのでぜひお気軽に下記からご相談ください。

 
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楽天の出店手数料に関するよくある質問

  • 楽天市場の出店プランを教えてください。

  • 楽天市場には大きく、下記3つのプランがあります。 1.がんばれ!プラン:初心者向け 2.スタンダードプラン月商140万円以上を目指したい事業者向け 3.メガショッププラン:商品登録数や画像容量に上限を無くしたい方向け それぞれ月額料金やシステム利用料が異なるため、本コラムを参考に適したプランを選択してください。

  • 楽天に出店すると手数料が高いというのは本当ですか?

  • 楽天市場へ出店するにあたって、月間売上高の2.0〜7.0%のシステム利用料などさまざまな手数料が発生します。 一つの目安として、がんばれ!プランとスタンダードプランで発生する手数料は下記の通り。 ・がんばれ!プラン:約11~12% ・スタンダードプラン:約9% 商品によっても手数料は異なりますが、約1割ほど発生するものだとおさえておきましょう。

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