楽天市場のあす楽で売上を加速!設定方法から運用のコツ
2024.09.23
更新日: 2024.5.21
楽天市場の自店舗内でSNSなどの外部リンクを無断で設定すると違反になることをご存知でしょうか。
楽天市場の店舗から楽天以外のリンク(別サイトなどの外部リンク)への誘導は原則禁止となっています。
しかし、必要条件を全て満たしていることや楽天市場が許可しているURLに関しては例外的にリンクを使用することが可能となります。
そこで今回は楽天の外部リンク申請について申請方法や細かいルール、注意点などを徹底解説します。
また、楽天店舗とSNSを効果的に運用するための楽天のSNS連携サービス「R-SNS」の申請についても知っておくことでより売上アップやブランディングの効果を期待できるでしょう。
楽天外部リンクの販促を有効に使いたい、R-SNSをしっかり活用したい方はぜひ最後までご覧ください。
目次
楽天市場の外部リンク申請とは、楽天の店舗ページなどに「楽天市場以外のURL(=外部リンク)」を記載するための許可申請のことです。
楽天では店舗ページなどに外部リンクを記載して誘導することは原則禁止されているため、自社サイトやSNSなどの外部リンクを記載したい場合は外部リンク申請が必要となります。
無許可で外部リンクを掲載した場合は楽天市場の違反点数制度対象となるため、外部リンクを掲載したい場合は必ず事前に申請をおこないましょう。
楽天の外部リンク申請について、以下3点について解説していきます。
・禁止されている外部リンクの例
・許可されている外部リンクの例
・外部リンクを掲載してはいけない場所
楽天で記載が禁止されている外部リンクについて、具体的にどのような行為が違反にあたるのか確認しておきましょう。
楽天で禁止されている外部リンクの例としては、主に以下のようなものがあげられます。
・楽天店舗ページに自社ECサイトのリンクを設置する
・楽天店舗ページにLINEやInstagram、X、YoutubeなどSNSのリンクを設置する
・商品ページに外部システムを用いたアンケートなどの入力フォームURLを設置する
・楽天店舗ページ上にアクセス数を調べるためのGoogle Analyticsのタグを設置する
上記に十分に注意しましょう。
楽天は原則外部リンクを掲載するには申請が必要ですが、例外的に一部のURLについては外部リンク申請せずに利用することが可能です。
外部リンク申請が不要で利用可能なURLとしては、大きく分けて以下の4つがあげられます。
1.主要配送会社のトップページ
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵政、福山通運、西濃運輸のトップぺージ
2.主要配送会社のお荷物追跡サービスページ(検索トップページ/お荷物伝票番号別ページ)
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵政、福山通運、西濃運輸、日本通運など配送会社のお荷物追跡サービスページ
3.楽天サービスドメインページ
楽天市場、楽天ブックス、楽天トラベル、みんなのレビュー、楽天市場特典付きキャンペーン、コンビニ受取サービスなど楽天サービスのドメインページ
4.公的サイト等のページ
消費者庁のリコール情報サイト
※上記は一部の例であり、また変更される可能性があります。
各ページで許可されたURLを正確に把握するためにも、詳しくは店舗運営Naviの「外部リンク 利用・申請マニュアル」をご確認ください。
(店舗運営Naviの閲覧にはRMSへのログインが必要です。ログイン後に上記テキストリンクをクリックしてください。)
外部リンクを記載してはいけない場所を正確に把握しておくことが意図せず違反してしまうことを防ぎます。
基本的に楽天内のページのみならずサービス全般においてNGであると覚えておくとよいでしょう。
・楽天の店舗ページ、商品ページ
・R-Mail、サンクスメール等のメール全般
・レビューへの返信内容
・R-Messe
・梱包資材、同梱物
梱包の資材や同梱物上でもNGです。
ただし、自社のURLについては楽天店舗URLや楽天の商品ページURLなどと併記すれば違反対象にはなりません。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
売上拡大に向けて、サイト構築から商品ページ作成・広告運用などの集客まで
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無断で外部リンクを掲載した場合は、違反点数制度というペナルティが課されます。
楽天運営からの修正依頼後も修正せずに違反し続けた場合、違反点数に応じて以下のような制限がかかるため注意しましょう。
【違反点数制度でかかる制限や義務】
・各種ランキングの掲載制限
・検索表示順位ダウン
・一部媒体掲載制限
・一時改装中処理
・違約金徴収
・契約解除
このようにランキングや検索順位の制限、違約金徴収などの売上に大きく影響する制限がかかり、最悪の場合は契約解除となります。
しかし、楽天では外部リンク違反を避けるためR-Storefrontなどで外部のURLを入力するとエラーとなる措置があらかじめ施されています。
外部リンクの記載については細かい制限が多くかなり厳しい罰則もあるため、外部リンクの取り扱いについては十分に注意しましょう。
▶︎楽天市場の出店規約について詳しくはこちら
ここからは楽天で外部リンク申請をおこなうための具体的な手順を解説します。
楽天で外部リンク申請をおこなう手順は、以下の4ステップです。
・申請許可の条件を確認
・RMSから申請フォームを提出
・申請結果を確認する
・SNSの外部リンクはR-SNSを申し込む
外部リンクを申請するにあたり、まずはガイドラインで定められた外部リンク申請許可の必要条件を紹介します。
申請したいページが以下の条件を満たしているかについてあらかじめ確認しておきましょう。
申請ページが申請許可に必要な条件を満たしていることを確認したら、次は以下の手順で実際に申請フォームを提出しましょう。
1.RMSで各種申請・設定変更のページを開き、外部リンク申請欄の「申請」ボタンをクリックします。
RMSトップ>店舗様向け情報・サービス>各種申請・設定変更>外部リンク申請
2.外部リンク管理メニューから「申請」ボタンをクリックします。
3.申請フォームの各項目を選択または入力します。
・カテゴリー
どのような目的や機能をもったページなのかを選択します。
・サイト名
申請ページのサイト名を記入します。
・サイト管理者
申請サイトの運営・管理状況に合わせて以下のいずれかを選択します。
「自社管理」:サイトの制作・運営が自社の場合に選択します。
「他者管理」:サイトの制作・運営が他者の場合に選択します。
(制作・運営を他者へ依頼・委託している場合も自社を選択します。)
・申請単位
申請方法に合わせて以下のいずれかを選択します。
「単一ページ」:申請URLのみリンク可にしたい場合に選択します。
「URL以下」:申請URL以下のページも含めてリンク可にしたい場合に選択します。
(YouTubeは単一ページのみ許可など、単一ページでの申請が基本です。)
・申請URL
申請ページのURLを正確に記入します。
・サンプルURL
申請URLをクリックしてもページが表示できない場合に、ページ内容が確認できるサンプルURLやテストURLを記載します。(「URL以下」申請の場合など)
・ログイン用ID/パスワード等
申請ページや画面遷移の確認にIDやパスワードが必要な場合に記載します。
・サイトの説明、申請理由
「誰に」「何のために」「どこに」設置する外部リンクなのかを説明します。
申請結果を確認する
申請フォームを提出後は、楽天による審査を経て結果の通知が届きます。
なお審査結果は一般的に、申請後5営業日以内に以下の件名・アドレスでRMS登録アドレス宛にメール通知されます。
メール件名:【楽天市場】外部リンク申請審査結果のお知らせ(店舗URL)
送信元アドレス:support@rakuten.co.jp
また、申請結果はRMSの申請履歴ページからも確認できるため、メール受信が出来ない場合でも活用できます。
▶︎RMSについて詳しくはこちら
SNSの外部リンクは楽天のSNS連携サービス「R-SNS」へ申し込む必要があります。
R-SNSとは、SNSを楽天店舗で活用できるようにする月額3,000円(税別)の有料オプションサービスです。
店舗運営に活用できるSNSは以下の4つが対象となります。
・LINE公式アカウント
・Instagram
・Facebook
・楽天ROOM
※X(旧Twitter)は対象外です
※LINE公式アカウントについては、「有料プラン」や「プレミアムID料金」「追加メッセージ料金」といったオプションがあります。
R-SNSの申し込みは、RMSの「R-SNSの利用申込」画面から簡単におこなえます。
RMSトップ>メール・SNSマーケティング>>R-SNS>R-SNS利用申込/契約状況確認から各SNSの申請希望をしてください。
R-SNSを利用することで、SNSアカウントの開設(LINE公式アカウントのみ)から運用サポートまで、店舗運営とSNSを連携させるさまざまなサービスを受けられるようになります。
▶︎R-SNSについて詳しくはこちら
商品をアピールするにあたり動画を利用することは非常に有効です。自社サイトやSNSアカウント、YouTubeから楽天市場店舗への外部リンクは楽天より許可が降りれば利用が可能です。
しかし、楽天市場店舗からYouTubeのリンクは掲載NGとされているため、YouTube以外の動画の利用法について紹介します。
ここからは楽天市場のページに動画を設置する方法をご紹介します。
R-Cabinetとは、楽天市場で画像の登録や管理が簡単にできる、画像・動画管理機能です。
主な機能として、画像のフォルダ管理、FTPによる大量画像登録、画像削除、登録画像の検索/並べ替え、画像の編集(画像名称変更/サイズの縮小)などがあります。
アップロードの手順としては、
RMS > 店舗設定 4.画像・動画登録 > 動画管理
から動画のアップロードをおこない、「貼り付け用HTMLソース」をコピーします。
また、アップロードできる動画ファイルの1ファイルのサイズは200MBまでとなっております。
200MBという容量はかなり画質が低い動画しかアップできないため、「商品画像の部分に入れたい」というケースで用いるのが良いでしょう。
R-Cabinetにアップロードした動画HTMLソースは、そのファイルを楽天GOLDにHTMLを貼り付けます。
HTMLファイルとしてファイル内に貼り付け、ファイル名は任意で「video.html」などと名前を付けると管理しやすくなります。
楽天GOLDにファイルをアップロードできたら、商品ページ内に設置していきます。
下記コードを参考に、「PC用商品説明文」に記述してください。
▼商品ページに設置するiframeのコード
<iframe src=”https://www.rakuten.ne.jp/gold/店舗ID/上記の②でGOLDにアップしたHTMLファイル名” frameborder=”0″ width=”695″ height=”390″ scrolling=”no”></iframe>
※width、heightの数値は任意で変更してください。iframeを使うことで、動画を埋め込むことが可能になります。
今回は楽天市場の外部リンク申請について、記載が禁止されている外部リンクの具体例から外部リンク申請の方法まで解説しました。
違反に気を配る必要があり、ルールの規約の量が多く複雑であったり基準がわかりづらい点には注意が必要です。
弊社は「外部リンク申請が難しいので手伝ってほしい」「自社サイトのアピールはどのようにしたらいいか」など、お客様の要望に合わせて最適な支援を行っています。ぜひ、お気軽にご相談ください。
外部リンクを上手く活用し、ユーザーへの販売促進を狙っていきましょう。
楽天市場では外部リンク申請をはじめ、店舗運用をするにあたってルールをしっかり把握する必要があります。
弊社は楽天市場の内部まで知り尽くした元楽天コンサルタントが在籍していますので、お客様の特性や目指したいゴールに沿って、最適な支援をしていきます。
楽天市場で効果的に売り上げを上げていける確固たるノウハウを活かし、業界トップクラスの広告運用効果で数多くの支援実績を得ています。
また、無料診断を行っておりますので、いきなりの契約に抵抗がある方でも現状の課題についての相談も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
楽天で購入した顧客に商品を発送するとき、同梱物に外部リンクを記載してもいいですか?
楽天市場の「外部リンク禁止」は楽天の各ページのみならず、同梱物や梱包資材も対象となりますので、十分に注意が必要です。
外部リンク申請をしなかった場合、記載できるURLは?
外部リンク申請をしなかった場合、掲載可能なURLは楽天指定のもののみです。「https://link.rakuten.co.jp/~」から始まるURLのみ記載ができます。