楽天市場のあす楽で売上を加速!設定方法から運用のコツ
2024.09.23
更新日: 2024.11.19
楽天で商品を出品するときに知っておきたいのが、楽天市場の「画像登録ガイドライン」です。
ガイドラインに沿った画像でないとペナルティを受けることがあるため、画像を作るときはしっかりとガイドラインをチェックしておく必要があります。
本記事では、楽天市場の画像登録ガイドラインについて解説します。
画像の作り方なども詳しく解説するので、ぜひ楽天の画像作りに役立ててください。
目次
楽天市場で商品画像を載せる場合、商品画像のルールである「商品画像登録ガイドライン」を守る必要があります。
商品画像登録ガイドラインは、検索結果ページのユーザビリティ向上のためと、訪問者の増加を目指して作られました。
商品画像作成の3つのルールについて詳しく解説します。
一つ目のルールとして、テキスト要素とみなされるものが、画像に対して20%以内に納めなければならないというルールがあります。
20%とは、「画像を縦に10マス、横を10マスの合計100マスとしたときに、20マスの範囲にテキスト要素を納めなければいけない」ということ。
テキストというと、文字やロゴなどのイメージがありますが、「商品画像以外のもの」と定義されています。
そのため、テキスト以外にもイラストや商品が写っていない写真なども含まれるため注意が必要です。
テキスト要素にみなされるものは以下のようなものがあります。
商品自体に写っているイラストや文字は対象とはなりません。
二つ目に、枠線を付けないというルールがあります。
以下のようなものが枠線に当てはまります。
一般的に枠線と見えないようなものでも、枠線がついていると判定されてしまうものがあります。
画像を囲む線だけでなく、テキストに色を付けた帯状の塗りつぶしなども枠線とみなされることもあります。
透かしやぼかしがついていてもNGとなるため、テキストに色を付けるときは枠線に当てはまらないか注意しながら作成するようにしましょう。
また、画像が重なり帯のように見えるものも、枠線とみなされることがあります。
3つ目は、画像の背景が白、または背景写真の2種類のみと決まっています。
白とは、白い背景のことで、カラーコードは「#FFFFFF」、RGB値では「R255、G255、B255」なので画像を作成するときに確認してください。
写真背景は、画像と一緒に撮った背景が写っている写真です。
実際に写真を撮った時の背景なら使用可能です。
また、自然に見える写真の合成も可能です。
しかし、商品に関連しないような不自然な背景の合成はNGとされます。
ここでは、楽天市場で売上につながる商品画像の撮り方についてご紹介します。
商品画像は、主に「商品写真」と「イメージ写真」があります。
二つの違いとそれぞれの撮り方や注意点についても解説するので、参考にしてください。
商品写真とは商品単体の写真のことで、商品の色や形、素材などを伝えられます。
まず、実物の色に近くなるように撮影します。
商品画像の色は、カメラで再現できる色の限界やユーザーのディスプレイ環境などにより異なるため、100%同じ色にすることは難しいといえます。
しかし、ユーザーが商品の色を分かるようにできるだけ実物の色に近づけて撮影することが大切です。
商品写真を撮るときはホワイトバランスを調節するようにしましょう。
また、「グレーカード」と呼ばれる被写体を使用すると正確な色をカメラに認識させることができます。
グレーカードは通販でも購入が可能です。
グレーカードを使って、ホワイトバランスを調節して商品を撮影してみましょう。
また、商品の特徴がわかるようにいろいろな角度から撮影してください。
商品の細かい部分まで分かるように撮影すると、ユーザーが商品についてイメージしやすくなります。
商品の細かい情報を伝える商品画像と違い、イメージカットは、ブランドの魅力や商品を使ったときのイメージを伝える画像です。
商品を撮影して後から加工する場合は、写真に余白を作っておくとデザインが作りやすくなります。
また、イメージ写真のコンセプトをあらかじめ決め、背景や小物にもこだわると統一感のあるイメージ写真を撮ることができます。
商品の撮影が出来たら、売上につながるような商品画像を作りましょう。
商品画像は分かりやすくシンプルに、商品の強みを伝える必要があります。
ここでは、商品画像の作り方について解説します。
楽天市場でサムネイルは必要不可欠で、商品を売るために重要な要素です。
楽天市場のサムネイルは、ユーザーが商品を検索したときに最初に目に入るため、クリック率(CTR)やアクセス数を増やし、売上を後押しする役割を担います。
サムネイルを作るときは、その商品の強みやアピールポイントをピックアップしましょう。
商品の強みや魅力がピックアップできたら、商品画像に反映させてください。
また、強みや魅力を見つけるときは、ライバル商品と差別化を測ることも重要です。
商品の強みや魅力をたくさん伝えようとしてテキストやイラストが多すぎると、逆に情報が多すぎて見づらくなってしまいます。
アピールするポイントを厳選してわかりやすくシンプルにすることで、一目見てどんな商品か伝わりやすくなります。
画像の雰囲気を統一することで商品がクリックされやすくなったり、売上につながりやすくなったります。
統一感のある画像にするために、以下のポイントを押さえて作ってみてください。
関連記事:楽天市場でショップページを作成したい方必見!初心者でも簡単にできる方法を紹介
商品画像ができたら、ガイドライン判定ツールを活用して判定を行いましょう。
ガイドライン判定は、楽天の店舗運営システムである「RMS」から行うことができます。
ガイドライン判定には個別判定と一括判定の2種類があるので、使い方を解説します。
商品画像編集画面に、「画像判定」のボタンがあるのでクリックします。
クリックすると別ウィンドウが開き、結果が表示されます。
判定には、「テキスト要素含有率」「枠線」「背景」の3つがあります。
◎の判定が出れば問題なく使用できます。
△の判定が出た場合は、わずかに条件を満たしていない画像のため、修正することが望ましいでしょう。
×が出た画像はそのまま掲載することはできません。
複数の画像の判定をまとめて行いたい場合には、一括判定もできます。
一括判定は以下の手順で行ってください。
一括判定は最大200件まで行うことができます。
商品画像が多い方は一括判定を利用してみてください。
関連記事:楽天RMSとはどんなサービス?3つの魅力とメイン機能を徹底解説
商品画像ガイドラインに違反しているのに、そのまま掲載を行っていると違反点数として5点のペナルティとなります。
商品画像の枚数は関係なく、一律5点です。
また、商品画像だけでなくペナルティの年間累積点数が一定を超えると、ランキングへの掲載制限や表示の順位が下がる可能性があります。
ガイドラインを知らずに商品画像を作成してペナルティを受けてしまわないように、今回ご紹介したガイドラインや作り方をしっかりチェックして作成を行ってください。
関連記事:楽天市場の出店規約で守るべき9項目|違反時のペナルティも紹介
楽天市場の画像作成ガイドラインについて詳しくご紹介しました。
楽天の商品画像を作るときは、必ずガイドラインに沿っているかチェックしながら作成を行ってください。
また、商品の撮り方や作り方もご紹介しました。
撮り方や作り方にこだわることで、商品のアピールポイントや魅力が伝わり、より売上につながりやすくなります。
ガイドラインを守り、クリックされやすい画像を作成して売上につなげていきましょう。
商品画像のガイドラインを守らないと、ペナルティを受けランキングから外されてしまうなどの可能性があります。
商品画像を自作される方は、ガイドラインに違反しないように注意しないといけません。
特に商品を多く取り扱う場合、毎回ガイドラインを遵守した画像を撮影・作成するのは時間がとられる作業ですよね。
そこで、ペナルティを受けるリスクを避けたり、効率よく運営したりするために、楽天に特化したコンサルティング会社の活用も視野に入れるといいでしょう。
ピュアフラットでは、商品撮影から商品ページ、バナー作成はもちろん、楽天市場で売れるノウハウを駆使して売上を伸ばすサポートを行います。
効率よく運営を行いたい、楽天で売上を伸ばしたいという方はぜひ気軽に無料でできる店舗診断から行ってみてください。
画像のガイドラインに違反してしまうとどうなりますか?
違反してしまうと違反点数が加点やスーパーSALEサーチからの削除、ランキング掲載の削除や広告削除などのペナルティが発生する可能性があります。
商品画像に写り込んだ文字もテキスト占有率に影響しますか?
商品の画像や背景のテキストは原則カウントされません。合成したテキストのみが、テキスト要素としてカウントされます。