楽天の商品画像の作り方とガイドライン解説!売れるポイントも紹介
2024.10.23
更新日: 2024.7.4
楽天市場で出店をする際、広告出稿を検討する店舗の方は非常に多いです。楽天市場にはさまざまな種類の広告メニューが存在しますが、その中のひとつ「CPA広告(効果保証型広告)」を目にしたことはあるでしょうか?
CPA広告とは、文字通り広告出稿による効果が保証されている広告です。楽天市場の広告の中で唯一「完全成果報酬型」かつ費用対効果が明確であるという特徴があります。
この記事では、CPA広告のメリットやデメリット、さらには効果的な活用方法を解説します。広告運用初心者でも始めやすい広告メニューのため、この記事を通してぜひCPA広告に詳しくなりましょう。
目次
CPAとは、「Cost per Acquisition」の略称です。CPA広告とは、広告出稿による効果が保証されている広告で「効果保証型広告」とも呼ばれています。
楽天市場にはCPA広告のほかにも「RPP広告」や「クーポンアドバンス広告(CA広告)」などさまざまな広告メニューが存在します。その中でもCPA広告は「成果報酬型」で、広告経由で売上が発生した場合のみ広告費を支払うという特徴的な料金システムになっています。
ほかの広告メニューにはないCPA広告ならではの特徴は、料金システム以外にもあります。以降の見出しでメリット・デメリットと併せて確認していきましょう。
楽天CPA広告は、売上が発生すると初めて費用が発生する成果報酬型の広告システムです。
この広告システムでは、楽天市場内外でのさまざまなメディアに自動的に商品が配信されます。
具体的には、商品の選定から配信までがRMSによって自動で行われ、広告主は配信先を指定することはできません。
配信される商品は、楽天市場内の「ジャンルTOP」や「特集・イベントTOP」などのページ、さらには楽天グループが提供するその他サービスやメールマガジンにも掲載されることがあります。
また、CPA広告の配信方法には「コンテンツマッチ」と「ユーザマッチ」という二つのタイプが存在します。
広告のターゲティングがさらに精密に行われ、特定の商品やサービスに興味を持つユーザー群に効果的にリーチすることが可能となります。
重要なのは、ユーザーがこれらの広告を経由して商品を購入した場合のみ、売上の20%が広告料として発生する点です。
広告主にとって無駄な広告費がかからないため、非常に経済的です。
これらの特徴から、楽天CPA広告は広告主にとってリスクが少なく、かつ効率的な広告運用が期待できる強力なツールと言えるでしょう。
CPA広告出稿の主なメリットは下記の4点です。
・費用対効果が明確
・無駄な費用が発生しづらい
・簡単に広告配信設定ができる
・楽天サーチ以外からの流入が見込める
広告出稿による費用対効果が明確で簡単に広告出稿ができ、さらにはユーザーの流入経路が広がります。そのため、広告出稿初心者の方にこそ、ぜひ導入を検討してほしい広告メニューとなっています。
ここでは、4つのメリットについてそれぞれ詳しく解説します。
CPA広告のメリットのひとつめは、「費用対効果(ROAS)が明確」であるということです。明確であるといえる理由は、CPA広告の広告費用発生の仕組みにあります。
CPA広告は、広告経由で発生した売上に対してその20%の費用が請求されます。そのため、ROASの計算式(広告経由の売り上げ÷広告費×100)に当てはめた時に、500%の費用対効果が保証されている広告といえるのです。
「自分の店舗にどの広告配信がマッチしているのか分からない…」という方にとっても、CPA広告は始めやすい広告メニューです。
CPA広告は成果報酬型の広告です。広告経由での売上が発生した場合にのみ費用(売上の20%)が発生するため、無駄な費用が発生しづらいというメリットがあります。
例えば、CPA広告経由で15,000円の売上が発生した場合、その広告の費用対効果は下記の通りです。
(15,000円÷3,000円)×100%=500%
確実な費用対効果が見込める「効果保証型広告」のため、出店したばかりの店舗などでも始めやすい広告であるといえます。
簡単に広告配信設定ができるという手軽さも、CPA広告のメリットとして挙げられます。
楽天のCPA広告は、RMS内の「広告(プロモーションメニュー)」から楽天のCPA広告を選び、広告配信ステータスを有効にするだけで24時間以内に広告配信を開始できます。そのため、広告出稿に不慣れな初心者の方でも安心して導入することができます。
原稿の入稿や事前の手続きなどの面倒な作業が不要で、何回かクリックをするだけで配信設定が完了することは、広告配信へのハードルを下げる要素のひとつでしょう。
クーポンアドバンス広告、RPP広告などとは異なる大きなメリットとして、「楽天サーチ以外からの流入が見込める」点が挙げられます。
楽天市場内のユーザーだけでなく、楽天市場外のユーザーにアプローチすることで、アクセスの母数を増加が期待でき、CPA広告を配信していない店舗と差をつけることができます。
CPA広告を配信して仮に売上が上がらなかったとしても、CPA広告は成果報酬型のため、一度試してみることをおすすめします。
▶︎楽天のRPP広告について詳しくはこちら
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CPA広告出稿の主なデメリットは下記の3点です。
・掲載保証がない
・広告予算を設定できない
・クリック後720時間以内の購入全てが広告費の対象
手軽に広告出稿ができる分、店舗側で自由に管理・カスタマイズできる部分が少なくなっているともいえるでしょう。特に「広告予算を設定できない」という点においては、自分でこまめに広告配信設定を変えて調整していく必要があります。
ここでは、3つのデメリットについてそれぞれ詳しく解説します。
CPA広告は、広告掲載枠を購入しているわけではないため、広告掲載が保証されていません。
また、配信先(コンテンツマッチまたはユーザマッチ)や掲載場所、掲載期間などを店舗側で管理することができません。「どこに・どのくらいの期間」広告が掲載されているのか決められないということはデメリットであるといえるでしょう。
CPA広告は、広告予算を設定できません。予算上限を設定する機能が無いということは、クーポンアドバンス広告やRPP広告とは違うCPA広告ならではのデメリットです。
ひと月あたりの広告予算が決まっている場合には、自分でこまめにCPA広告の実績を確認したり、広告配信をする商品を絞ったりすることで広告費用を調整しましょう。
CPA広告は、広告をクリックしてから720時間以内の購入全てが広告費の対象となります。720時間は日付に換算すると30日、つまり約一ヶ月間となります。
商品AのCPA広告をクリックして購入し、720時間以内にリピート購入をした場合、リピート購入時にも広告費用が発生してしまいます。さらには、広告をクリックした商品以外の通常かご商品にも広告費用が発生します。CPA広告導入時に見落としてしまいがちなデメリットのため、注意してください。
このデメリットへの対策は、利益率が低い商品は除外設定をして、過剰に広告費が発生しないようにしておくことです。
前述で述べたように、楽天CPA広告の費用体系は、広告を通じて実際に売上が発生した場合のみ費用がかかります。
広告経由で購入された商品の売上の20%が広告料として発生します。
例えば、ユーザーがCPA広告をクリックして3万円の商品を購入した場合、その売上から6,000円が広告料として請求されます。
重要なのは、広告をクリックしてから720時間(30日以内)に購入された商品すべてが課金の対象になる点です。
広告をクリックしたユーザーが複数の商品を購入する場合、それぞれの商品に対して20%の広告料が発生することになります。
楽天CPA広告の出稿方法は、初めての方でも簡単に行える手順で構成されています。
※除外商品の設定:
もし特定の商品を広告から除外したい場合は、「除外商品」タブを選択し、対象商品のデータをCSV形式でアップロードします。
上記の方法で楽天CPA広告の出稿が完了します。
商品画像や商品詳細の確認を行い、適切な設定を施すことで、広告の効果を最大限に引き出すことができます。
CPA広告の効果をより発揮させるためには、「手軽に広告出稿ができる」という強みを活かすことはもちろん、広告出稿をしただけで満足してしまっている競合店舗を出し抜くための「+α」を工夫しましょう。
より効果的にCPA広告を運用するポイントは下記の3点です。
・イベントなどを活用して出稿する
・利益率が高い商品で出稿する
・クリック率を意識したクリエイティブで出稿する
ひとつひとつは単純と思える作業かもしれませんが、3点全てが売上効果アップのために大切なポイントです。それでは順番に解説します。
お買い物マラソンやセール期間など、多くのユーザーの購買意欲や楽天市場自体への注目度が高まっているイベント時を活用して、CPA広告を出稿するとよいでしょう。広告を出稿する際は、やみくもに出稿するのではなく、利益率が高い商品に限定するとさらなる費用対効果アップが狙えます。
CPA広告は、配信開始・配信停止どちらも24時間以内に可能なため、期間を限定した広告出稿をしやすい特徴があります。
▶︎楽天スーパーセールについて詳しくはこちら
利益率が高い商品、一時的に露出させたい商品などに絞って広告を出稿することをおすすめします。
「広告の出稿を絞る」とは、特定の商品を広告・課金対象から除外する「除外登録」をすることです。CPA広告では除外商品を50,000件まで登録することができます。
除外商品の登録はRMS内の「除外商品管理」のページから簡単に行うことができるため、利益率が20%未満の赤字商品については必ず登録するようにしましょう。
「クリエイティブ=広告に使用する商品のサムネイル画像」です。広告を見たユーザーが思わずクリックしたくなるようなクリエイティブを用意しましょう。
ユーザーのクリック率を高めるクリエイティブ作成のポイントは下記の通りです。
・商品の撮り方(構図)を工夫する
・訴求力のあるテキスト(文章)を入れ込む
ただし、楽天市場の商品画像登録にはガイドラインが存在するため、テキストを入れる際にはガイドラインを必ず確認しましょう。
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楽天CPA広告を運用する際にはいくつかの重要な注意点があります。
ここでは、下記の3点をそれぞれ詳しく解説します。
楽天CPA広告で注意すべき点は、利益率の低い商品を適切に管理することです。
この広告モデルでは、商品売上の20%が広告費として引かれます。
そのため、特に利益率が20%未満の商品を出稿すると、実質的に利益が出ないか、もしくは損失を生じる可能性があります。
運用を効率的に行うためには、これらの商品を事前に「除外商品」として登録し、広告対象から外すことが推奨されます。
楽天のRMSでは、「除外商品管理」機能を使って簡単に設定が可能です。
除外設定を適切に行うことで、広告予算の無駄遣いを防ぎ、より高いROIを目指しましょう。
楽天CPA広告を運用する際、広告予算の上限を設定することができません。
他の多くの広告プラットフォームと異なる特性であるので注意が必要です。
販売される商品の20%が広告費として自動的に課金されるため、予想外の高い売上が発生した場合、予算を大幅に超える広告費が発生するリスクがあります。
日常的に売上の監視を行い、想定外の広告費用の発生を避けるために適切な対策を講じることが重要です。
楽天CPA広告は、配信先が指定できないことも注意しておきましょう。
この広告形式では、配信先の選択権が広告主には与えられておらず、自動的に楽天のシステムによって商品が選ばれ、配信されます。
具体的なターゲットや特定の場所への広告配信を望む場合に制限があるということです。
結果として、広告がどこに、どのように表示されるかは予測が難しくなります。
そのため、幅広いユーザーにリーチする一方で、特定のセグメントやターゲットに焦点を当てたキャンペーンは実施しにくいのが現状です。
楽天CPA広告以外でも利用できる広告オプションはあります。
ここでは、下記の3つの主要な広告形態をそれぞれ紹介します。
RPP広告は検索連動型であり、ユーザーが検索したキーワードに基づいて広告を表示します。
特定の商品やサービスに対する需要が既にあるユーザーにリーチするのに有効です。
▶︎RPP広告について詳しくはこちら
クーポンアドバンス広告では、クーポンを使用して顧客の購買意欲を引き上げることが可能です。
特定のキャンペーンやセール期間中に特に効果を発揮します。
▶︎クーポンアドバンス広告について詳しくはこちら
TDA広告(ターゲティングディスプレイ広告)は、楽天の広範なデータを活用してターゲットユーザーに最適化された広告を表示するタイプです。
より精度高くユーザーの興味・関心に合わせた広告を展開することができます。
これらの選択肢を適切に使い分けることで、CPA広告と合わせて効果的なマーケティング戦略を展開することも可能です。
▶︎TDA広告について詳しくはこちら
今回は楽天のCPA広告(効果保証型広告)について解説しました。
費用対効果が明確であるなどメリットが大きい分、デメリットもありますが、楽天市場で出店をしている方にはぜひ活用してもらいたい広告のひとつです。
広告出稿やその後の運用について、専門のコンサルタントに相談したいという方は、ぜひピュアフラットにご相談ください。楽天市場の内部まで知り尽くしたプロのコンサルタントがあなたのパートナーになります。
CPA広告は、ほかの広告よりも比較的簡単で手軽に運用することができる広告です。さらには「効果保証型」の通り、費用対効果500%が保証されているため、ぜひ活用していきたい広告のひとつであるといえます。
ピュアフラットでは、楽天市場をはじめとしたECマーケティング支援を積極的に行っております。契約後の売上アップ率は372%という高実績で、ECマーケティングにおいて必要な業務をフルサポートすることが可能です。
初回相談は無料で行っているため、効果的なCPA広告の運用方法について知りたい方は、ぜひ一度ピュアフラットにご相談ください。
楽天のCPA広告で購入があった場合、どのくらいの費用がかかりますか?
広告経由で生じた売上の20%を成果報酬として支払います。
CPA広告を出稿しましたが、表示されていません。
CPA広告は広告枠を購入しているわけではないので、掲載の保証はありません。 そのため、出稿したとしても表示されないことがあります。