楽天の商品画像の作り方とガイドライン解説!売れるポイントも紹介
2024.10.23
更新日: 2024.5.31
楽天市場でショップを運営する方へ向けて、2024年5月7日(火)に新しいプロモーションメニューが登場しました。
それが「RPP-EXP」です。
従来の検索連動型広告とは一線を画す「RPP-EXP」は、楽天市場外にも広告を掲載することができるサービスとなっています。
以前にも楽天市場外へ広告掲載するサービスはありましたが、「RPP-EXP」の掲載先に注目です。
楽天市場内でショップを運営する方は、ぜひ「RPP-EXP」を活用して売上向上を目指しましょう。
目次
RPP-EXPとは、楽天が運営する検索連動型広告のことを言います。
2024年5月7日(火)にリリースされたRPP-EXPは、楽天グループサービス以外のメディアに「広告画像+テキスト」形式で配信することができます。
仕組みとしては、RMS(楽天店舗運営システム)に登録している商品の中から、ユーザーの検索キーワードと関連性の高い商品を自動でピックアップ。
そこから広告として掲載してくれるという、画期的なサービスです。
今まではRPP広告と言い、楽天市場内で広告を掲載するサービスはありましたが、楽天市場外で広告を掲載することはできませんでした。
よって、楽天市場でショップを運営する方は、RPP-EXPを使わない手はないでしょう。
▶︎楽天のRPP広告について詳しくはこちら
続いて、RPP-EXP広告の掲載場所について解説します。
楽天グループ外での広告掲載場所は以下の通りです。
・Googleの検索結果「ショッピングタブ」「画像タブ」
・その他、Googleが掲載するWebサイト
つまり、RPP-EXPを活用することで、世界一の検索プラットフォームであるGoogleに広告を掲載することができるのです。
楽天グループ外での広告掲載ができるようになることで、楽天グループ外の購買意欲が高いユーザーにアプローチすることができ、ショップへの集客&認知拡大が期待できます。
RPP-EXP広告を活用することで、さまざまなメリットがあります。
【代表的なメリット】
・楽天外への認知拡大
・イベント商品・限定商品などのアクセス向上
・費用対効果の検証
いずれも店舗を運営する上で必要不可欠なポイントになりますので、ぜひとも押さえておきたいですね。
ではここからはひとつずつ具体的に見ていきましょう。
RPP-EXPを活用することで得られるメリット1つ目は、楽天グループサービス以外への認知が拡大することです。
Googleに広告を掲載できることで、店舗の市場拡大やブランド認知度向上は大きく期待できます。
楽天内では売れているけれど、楽天外では売れないという現象が、RPP-EXPを活用することで解消できる点は、最大のメリットと言えます。
RPP-EXPを活用することで得られるメリット2つ目は、イベント商品・限定商品などのアクセス向上が期待できる点です。
元々季節需要の商材やイベントアイテムなどを扱っているショップは、RPP-EXPを活用することで、非常に効率良くアクセスを増やすことができます。
タイミングに合わせて楽天グループサービス以外に広告を掲載することで、ショップの認知度が向上し、アクセス並びに売上アップに繋げることができるでしょう。
RPP-EXPを活用することで得られるメリット3つ目は、費用対効果を検証できることです。
ここで大切なポイントは、Google広告を経由して注文されたか否かの検証が可能になったことです。
実際、これまでも楽天市場のショップが各自でGoogleに広告を掲載することは可能でした。
しかし、この場合Google広告を経由してアクセス数が向上したのか、注文が入ったのかまで調べることはできず、単純に数字上だけの増減しか把握できませんでした。
つまり、各自でGoogle広告へ掲載料を支払っていても、Google掲載料に対しての費用対効果の検証ができなかったということとなります。
そこで今回登場したRPP-EXPは、ある一定の情報までGoogle広告に対する費用対効果を検証することができますので、非常に有益なサービスと言えます。
ただし、現状ではRPP広告のように商品別レポート&キーワード別レポートが出せないようになっていますので、その点だけ今後に期待しましょう。
▶︎楽天市場のROASについて詳しくはこちら
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ここからはRPP-EXP広告を利用するための手順や利用料金について解説していきたいと思います。
決して難しい作業ではありませんので、順を追って見ていきましょう。
広告掲載までの流れを解説します。
まずはRPP-EXPキャンペーン登録画面にアクセスし、以下の流れでRPP-EXP新規登録画面を表示します。
1.RMS(楽天店舗運営システム)トップ画面
2.広告・アフィリエイト・楽天大学
3.広告(プロモーションメニュー)
4.検索連動型広告-エクスパンション
5.キャンペーン
6.新規登録
【新規登録画面】
1.「キャンペーン名」に任意のキャンペーン名を入力
2.「キャンペーンステータス」にて「有効」を選択
3.「継続月予算(月額予算)」に広告予算を入力
4.「入札戦略」は「クリック重視(CPC設定)」もしくは「ROAS重視(ROAS設定)を選択し、値を入力
*配信開始時は、「クリック重視(CPC設定)」のみ選択可
以上のステップでRPP-EXPの新規登録は完了です。
尚、新規登録後の広告掲載内容は、RMSに登録している商品と掲載原稿は連動するため、あらためて画像入稿や原稿編集作業は基本不要となります。
RPP-EXP利用料金は、ユーザーによるクリックが発生した時に課金されるクリック課金型広告です。
つまり、広告費は広告が表示された時点では発生せず、クリックされた場合にのみ発生する仕組みとなっています。
例)クリック数が1,000、クリック単価が20円の場合
広告費用=10,000円(クリック数:1,000×クリック単価20円)
尚、クリック単価は自身で変更できますが、時期やタイミングによって相場がかなり変動しますので、こまめに確認して最適な単価調整を行いましょう。
ここまでRPP-EXP広告を解説してきましたが、既存のRPP広告との違いはどのようなものでしょうか。
大きな違いは楽天市場内のみでの検索連動型広告から、楽天市場外でも広告を掲載可能になった点です。
そして広告掲載範囲だけでなく、他にもいくつか違いがありますので、下記の比較表をご覧ください。
項目 | RPP-EXP | RPP |
入札方法 | ・クリック重視(CPC設定):¥10〜¥10,000 ・ROAS重視(ROAS設定):10%~1,500% |
・クリック重視(CPC設定):¥10〜¥10,000 |
掲載商品 | RMSに登録している全商品 | RMSに登録している全商品 |
キーワード登録 | 不可 | 可 |
パフォーマンスレポート内容 | キャンペーン別レポートのみ | ・キャンペーン別レポート ・商品別レポート ・キーワード別レポート |
RPP-EXPはキーワード登録が不可な分、パフォーマンスレポート内容がRPPに比べて一部のみの検証となります。
しかし、楽天市場外に広告掲載ができる点は店舗を運営する上で、非常に有益なサービスと言えるでしょう。
ちなみに現時点では入札方法である「ROAS設定」を選択することはできません。
過去30日間に広告経由での売上を15件〜20件以上獲得している場合のみ、「ROAS重視(設定)」への変更が可能となっています。
楽天市場の広告サービスには、ここまで解説してきたRPP-EXP、RPP以外にもう一つあります。
それが2023年11月に追加されたプロモーションサービス「TDA-EXP」です。
では、今回追加されたRPP-EXPとTDA-EXPの違いはなんでしょうか。
それは広告掲載先に大きな違いがあります。
RPP-EXP | TDA-EXP |
・Googleの検索結果「ショッピングタブ」「画像タブ」 ・その他、Googleが掲載するWebサイト |
・Facebook ・Instagram・Meta社が提携しているオーディエンスネットワーク |
RPP-EXPはGoogleに広告掲載が可能となり、TDA-EXPはMeta社の膨大なメディア利用者にアプローチすることができます。
上記の点から、2つのプロモーションサービスを上手に活用することで更なるプロモーション効果を期待できるでしょう。
▶︎楽天のTDA広告について詳しくはこちら
楽天グループから新たに登場したプロモーションメニュー「RPP-EXP」について解説してきました。
広告掲載先が楽天市場内だけでなく楽天市場外へと広がることで、ショップ運営者にとってはさまざまなメリットが期待できます。
ぜひ「RPP-EXP」を上手に活用していきましょう。
ショップを運営する上で、広告を上手に活用することは必要不可欠となります。
新規顧客の獲得から売上向上まで、ショップオーナーはさまざまな戦略を練ってショップを運営する必要があります。
しかし広告戦略を練るには専門知識が必要となり、上手に活用できないのも現実ではないでしょうか。
そういったお悩みをお持ちの方は、プロのコンサルタントに依頼してみてはいかがでしょうか。
「株式会社ピュアフラット」は元楽天メンバーがコンサルタントとして在籍しているため、広告運用の知見やノウハウが豊富にあります。
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これから広告を導入したい方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
RPP-EXP広告はいつから使えますか?
RPP-EXPは2024年5月7日にリリースされた、まだ新しい検索連動型広告です。
RPP-EXP広告はどこに掲載されますか?
RPP-EXP広告は、「Googleの検索結果」「その他Googleが提供するWEBサイト」に掲載されるので、楽天以外からの流入を獲得できます。