楽天の商品画像の作り方とガイドライン解説!売れるポイントも紹介
2024.10.23
更新日: 2024.9.6
楽天市場のみならず、ECモールでビジネスをしているとどうしても手間がかかってしまうのが、出荷業務です。
週明けや連休明けなどは多くの注文に追われてしまうことも多く、出荷業務の手間を少しでも減らしたいと思う出店者も多いでしょう。
そこで、ぜひ活用していただきたいのが、楽天市場のRSL(楽天スーパーロジスティクス)です。
今回は、RSLを活用するメリットとデメリット、利用するための条件について紹介していきます。
出荷作業を少しでも円滑に行いたい方、リソース不足に悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
RSL(楽天スーパーロジスティクス)とは、楽天が日本郵便と提携し、楽天市場に出店している店舗向けに提供している物流アウトソーシングサービスです。
商品をRSLの倉庫に納品したら、後は注文が入ったときに出荷の指示を出すだけで顧客に荷物を発送してくれます。面倒な梱包作業や発送作業はRSL側が行ってくれ、配送は日本郵便が担当してくれます。
RSLの利用によって商品を保管するスペースを確保しつつ、物流の負担を軽減し、効率的に通販ビジネスを展開できるようになります。
RSLと似たようなサービスとして、大手ECサイトのAmazonが提供するFBA(Fulfillment by Amazon)があります。
RSLとFBAは、いずれも対象のプラットフォームに出店している店舗向けの物流アウトソーシングサービスですが、以下のような違いがあります。
RSLとFBAの違いを詳しく解説していきます。
RSLとFBAはいずれもマルチチャネルに対応しており、他モールや他のECサイトで入った注文に対しても発送できるようになっています。RSLの料金は一律で設定されていて、他モールや他のECサイトから入った注文を出荷する場合であっても、同一料金が適用されます。
楽天市場以外のモールやECサイトから入った注文に、高い手数料が適用されることはありません。また、料金体系が複雑になって混乱する心配はないでしょう。
一方、FBAの場合はAmazonからの注文と他モールからの注文では、適用される料金が異なります。
RSLとFBAでは、商品が出荷されるまでの時間が異なります。対応している配送形態と配送スピードは以下の通りです。
配送形態 | RSL | FBA |
---|---|---|
通常配送 | 遅くても翌日中に出荷 | 出荷日の約束は無し |
翌日配送 | 【当日15時30分までの出荷指示で翌日中にお届け】 土日祝日・年末年始等の出荷対応も可 |
【注文確定日から3日以内にお届け】 年末年始やAmazonのイベントなどがあると、翌日配送の出荷依頼ができないことがある |
当日配送 | 対応なし | 一部エリアに限り対応あり |
FBAは当日配送にも対応していますが、通常配送の出荷日に関する決まりはありません。翌日配送も「注文確定日から3日以内にお届け」と期間を長く設定しています。
RSLは楽天のロゴなし資材での出荷が標準サービスとして用意されています。他モールや他のECサイトから入った注文に対して、楽天のロゴが入った梱包資材で商品が届くようなことはありません。マルチチャネルを展開している店舗にとって非常に魅力的です。
一方、FBAの場合はAmazonのロゴが入っていない梱包資材で商品を発送してもらうには、申請が必要になるため手間がかかります。
RSLは日本郵便と提携しているサービスで、配送も日本郵便が請け負います。一方、FBAの配送はさまざまな配送業者が請け負っています。担当する業者によって配送のクオリティが異なるため、クレームやトラブルにつながることがあります。
全国6ヶ所のRSL(楽天スーパーロジスティクス)の拠点(物流センター)の詳細は以下の通りです。
都道府県 | センター名 | 住所 |
---|---|---|
千葉県 | RFC流山 | 千葉県流山市南261 GLP ALFALINK 流山3 |
RFC習志野 | 千葉県習志野市東習志野7丁目3-1 Landport東習志野 | |
神奈川県 | RFC中央林間 | 神奈川県大和市中央林間7丁目12-2 ニッセイロジスティクスセンター横浜町田 |
大阪府 | RFC枚方 | 大阪府枚方市長尾谷町1-2-1 GLP枚方Ⅲ |
RFC八尾 | 大阪府八尾市郡川1丁目557 GLP八尾Ⅰ | |
福岡県 | RFC福岡 | 福岡県糟屋郡粕屋町大字上大隈字部木原758 |
参考:拠点案内|Rakuten
ここからは、RSLを活用するメリットについて紹介します。
これからRSLの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
RSLを利用することで、楽天市場の「あす楽」サービスに対応することが可能になります。
「あす楽」は、指定された時間までの注文であれば翌日に商品が届くサービスで、迅速な配送が求められる顧客に対して大きなアピールポイントとなります。
ただし、倉庫の場所によっては対象外の地域もあるので注意が必要です。
特に、九州や北海道は対象外になるケースが多いです。
RSLでは、楽天が提供する高品質な物流サービスを利用することができます。
これにより、商品の保管から配送までの全てのプロセスが効率化され、顧客側も気持ちよく買い物をすることができ、出店者は安心して物流を任せることができます。
自社で物流を管理する場合、多くのリソース(人員や時間、スペースなど)が必要です。
それに伴った保管費用・人件費などもかかってきます。
そこで、RSLを利用することで、これらのリソースを他の重要な業務に割くことができ、効率的な販売が可能になります。
特にセール期間中の出荷作業に追われる心配がなくなるのは大きなメリットといえるでしょう。
RSLは365日出荷対応が可能です。
土日はもちろん、年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休であっても、出荷作業を行なってくれます。
これにより、休日やセールなどの繁忙期でも安定して商品を出荷することができ、顧客満足度の向上につながります。
RSLは楽天市場以外の注文にも対応しています。
これにより、他のECサイトや自社サイトでの注文も一元管理でき、物流の効率がさらに向上します。
また、RSLは楽天市場以外の注文の出荷であっても、同一料金で出荷を行うことができるので、コスト削減にもつながるでしょう。
RSLでは、商品の発送時にチラシや販促物を同梱することも可能です。
これにより、顧客に対して効果的なマーケティングを行うことができ、リピーターの獲得につながります。
チラシなどの販促物の同梱はオプションになりますが、費用対効果が見合っているのであれば利用をおすすめします。
また、注文によって同梱物の指定ができるので、新規顧客には〇〇、リピーターには〇〇、など顧客別に同梱物を変更することが可能となります。
不着返品とは、発送した商品がなんらかの都合で受け取ってもらえなかったり、返品されてしまうことをいいます。
RSLは不着返品の受け入れも行っています。
これにより、返品処理の手間が軽減され、迅速な対応が可能になります。
▶︎楽天市場への出店について詳しくはこちら
RSLに申し込んだ後は、導入から安定稼働まで選任担当によるサポートが受けられます。物流の部分を委託するのが初めての方でも、安心して利用できるようになっています。
物流の切り口から、現状分析や課題把握をして、業務負担軽減や売上アップに貢献してくれます。
RSL(楽天スーパーロジスティクス)を導入すると、RSLカルテが利用できるようになります。
RSLカルテは、RSLを導入した店舗が利用できるようになる専用の分析レポートです。下記の情報を、楽天RMS(Rakuten Merchant Server)からいつでも確認できます。
自社で物流を担っていると、情報をチェックするだけでもかなり手間がかかりますが、RSLを導入すると、さまざまなデータが取得しやすくなるため、物流課題の把握や特定、改善を効率的に行えるようになります。
ピュアフラットは、ECモール領域のマーケティング支援に特化した企業です。
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ここからはRSLのデメリットについて紹介します。
多くのメリットが存在するRSLですが、利用前にデメリットについても確認しておきましょう。
魅力の多いRSLですが、取り扱うことができない商品も存在します。
例えば、生鮮食品や一部の危険物、販売価格が30万円を超える高額商品などはRSLの物流サービスでは対応できません。
そのため、RSLの利用を始める前に、自社が販売しようとしている商品がRSLで取り扱い可能なのかきちんと確認しておきましょう。
RSLを利用するにはコストがかかります。
基本的には在庫保管料・出荷作業料・配送料の3つがかかってきます。
在庫保管料は商品の体積によって変動しますが、出荷作業料と配送料は商品のサイズによって変動します。
また、販促物の同梱オプションなども存在しているので、想定よりもコストがかかってしまうこともあるでしょう。
まずはコストシミュレーションを利用して、見積りを行うことをおすすめします。
RSLの利用を開始するには、申し込みから実際の利用開始までに時間がかかることがあります。
最低でも、申し込みから実稼働まで1.5ヶ月ほどの期間を要します。
そのため、すぐにサービスを利用したい出店者には合わない可能性があります。
必要な手続きや準備期間を考慮して、早めに計画を立てることが重要です。
RSLを利用するためには、まず楽天市場の出店者であることが基本的な条件です。
さらに、楽天市場の受注管理システム(OMS)の導入が必要となります。
OMSは注文を受けた際に、いつ、どの保管場所から出荷するのかを指示するシステムです。
これらを準備してからRSLの申し込みへと進むようにしましょう。また、生ものや30万円以上の高額商品、危険物、3辺の合計が160cm以上の大型商品の場合、取り扱いができないので注意が必要です。
詳細な条件については、楽天市場の公式サイトやサポートチームに確認することをお勧めします。
▶︎楽天市場で売上を上げる具体的な方法について詳しくはこちら
楽天スーパーロジスティクスの料金体系は、①保管料+②出荷手数料+③配送料の3種類で構成されています。
詳細は個別に見積もりが必要となりますが、以下の料金表を参考にしてみてください。
・楽天市場に出店していることが前提条件になります。
・倉庫との連携のための受注管理システムの導入が必要です。
※代表的な受注管理システム:BOSS、ネクストエンジン、クロスモール、助ネコ、通販する蔵など
⇒一方、FBAは受注管理システムの導入は不要です。
よく比較されるフルフィルメント by Amazon(FBA)。
今回はその中でも、他モールへの出荷に対応している「FBAマルチチャネルサービス」との違いを簡単にご説明できればと思います。
フルフィルメント by Amazon(FBA)とFBAマルチチャネルサービスの違いについて解説します。
FBAは主にAmazon向けの出荷を担当し、一方でFBAマルチチャネルサービスは他モールへの出荷も可能です。
まず、違いの一つは料金体系です。FBAではAmazon向けと他モール向けで料金が異なりますが、FBAマルチチャネルサービスでは楽天向け出荷も他モール向け出荷も同一料金となります。
これにより、複数のモールで販売する際に柔軟に対応できる利点があります。また、FBAマルチチャネルサービスは異なるモールの在庫管理や出荷業務を効率的に行うことができるのも特長です。
一方で、FBAに比べて手数料が高くなる場合もあるため、事業者は慎重に選択する必要があります。
フルフィルメント by Amazon(FBA)とRSLの違いの一つは配送スピードです。
FBAでは、通常配送では出荷日の約束がなく、遅くても翌日中に出荷されます。
一方、RSLでは翌日配送が可能で、注文確定日から3日以内に商品をお届けします。
ただし、年末年始やAmazonのイベントなどの繁忙期には、RSLでは翌日配送の出荷依頼ができない場合もあります。また、RSLでは当日15時30分までの出荷指示で翌日中にお届けすることも可能です。
スピーディーな配送を実現するためには、土日祝日や年末年始などの出荷対応も重要ですが、RSLを利用することで安心して配送を行うことができます。
フルフィルメント by Amazon(FBA)との違いについては、モール出荷向けの梱包資材に関する重要なポイントがあります。
FBAでは、マルチチャンネルでの出荷にロゴ無し資材を使用する場合、別途申請が必要となります。
2020年5月時点では、RSL標準サービスとして、ロゴ無し資材での出荷が可能となっています。この違いは、他モールでの出荷を行う際に留意すべきポイントであり、正確な情報を把握しておくことが重要です。
ロゴ無し資材を使用する際には、手続きや条件について詳細を確認し、円滑な出荷を実現することが求められます。
RSL(楽天スーパーロジスティクス)を利用するには、まず導入の手続きを行わなくてはいけません。RSLの導入は、以下のような流れで進めていきます。
導入が完了したら、以下の流れで稼働に向けた準備を進めていきます。
稼働に向けた準備は、専任の物流コンサルタントがついてサポートしてくれるので心配ありません。
また、サービスの利用開始後も安定して稼働できるようになるまでフォローしてくれます。
RSL(楽天スーパーロジスティクス)の料金は、以下の4つで構成されます。
例えば、10日間RSLで保管した靴を、80サイズで出荷する際にかかる費用は以下のとおりです。
料金 | 金額 |
---|---|
在庫保管料 | 19円 |
出荷作業料 | 80円 |
資材料 | 39円 |
配送料 | 380円 |
合計 | 518円 |
配送料以外にも、さまざまな料金がかかることになりますが、場所をとる在庫の保管や管理、手間のかかる出荷作業をリーズナブルな料金で請け負ってくれるのは魅力的といえるでしょう。
また、配送料も格安で、60〜100サイズの荷物であれば380円で発送できます。
正確な利用料金の算出には見積もりが必要になるので、事前に問い合わせて見積もりを作成してもらうようにしましょう。
実際にRSLのサービスを利用している楽天市場の出店者は、RSLの魅力をインタビューで以下のように語っています。
RSLは、楽天市場の出店者にとって非常に有用な物流サービスです。
迅速な配送や高品質な物流サービスを利用することで、顧客満足度の向上や業務効率の改善を行うことが可能となります。
ただし、コストや取り扱うことができない商品があるなどのデメリットもあるため、導入前にしっかりと検討することが重要です。
RSLをうまく活用することで、リソース不足を解消することができ、休日の配送も可能となることで顧客満足度も向上します。
ぜひRSLを活用して、楽天市場での売上向上を目指しましょう。
株式会社ピュアフラットでは、楽天市場をはじめ、AmazonやYahoo!ショッピングなど大手ECモールのコンサルティングを行っています。
元楽天のコンサルタントも多数在籍しており、サイト制作や商品ページの作成はもちろん、広告運用や楽天SEOまで売上向上のために必要なサポートをトータルで実施しています。
3,000店舗以上の豊富な支援実績を持っており、平均372%の売上アップ率を誇っています。
また、楽天市場に出店後売上が伸び悩んでいる方、楽天のショップ運用をどうすればいいかわからない方に向けて、店舗無料診断も行っています。
完全無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
RSLで注文した場合、何日で商品が届きますか?
RSLは「あす楽」に対応しているので、15時までの注文であれば翌日にお届けが可能です。(倉庫の場所によっては対象外の地域もあります)
RSLは離島料金がありますか?
沖縄や北海道などの離島であっても、全国一律料金となり、追加料金はありません。