楽天市場への出店方法完全ガイド|費用や審査基準も解説
2025.02.28
更新日: 2026.1.24
2024年7月1日より導入された「最強配送ラベル」
この記事では「最強配送ラベル」について徹底解説していきます。
「あす楽とは何が違うの?」
「最強配送ラベルのメリット・デメリットは?」
「取得するための条件は?」
あらゆる角度から「最強配送ラベル」についてお伝えしていきますので、楽天出店者、もしくは今後楽天で出店を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
最強配送ラベルとは、「配送品質向上制度」の基準を満たした商品に付与されるラベルのことです。
最強配送ラベルが付与されることにより、顧客の利便性と満足度が上がるだけでなく、楽天市場の集客力アップへとつながります。
最強配送ラベルは2024年7月1日より新しく導入された制度です。
また、最強配送ラベルの導入に伴い、「あす楽ラベル」は廃止となります。
最強配送ラベルの取得には「配送品質向上制度」の基準を満たすことが条件となりますが、そもそも「配送品質向上制度」とはどのようなものでしょうか。
「配送品質向上制度」は配送の品質向上に重きを置いた制度となります。
この制度は、優れた配送サービスを実現している出店者の商品に「最強配送の認定ラベル」を付与する取り組みです。認定を受けるには、楽天が定めた厳格な基準を満たす必要があります。
主なメリットは以下の2点です。
この制度は、Yahoo!ショッピングの「優良配送」制度と同様のコンセプトで、楽天市場全体の利便性と顧客満足度の向上を目指しています。
安全かつ確実に商品を届けることを目指すための制度となっており、スピーディな配送を強調する「あす楽」とはサービス内容に違いがあります。これについては後述します。
楽天市場が始めた最強配送について、今、大きく3つの課題が見つかっています。
それは、
です。順番に見ていきましょう。
まず、検索順位への影響についてです。楽天は「最強配送ラベルがついているお店は検索で上位に出やすくなる」と明らかにしましたが、実際はまだそれほど変わっていません。
検索してみると、最強配送ラベルがついている商品はまだ少なく、これまで通り売れている店の商品が上位に出ています。
なぜこうなっているのでしょうか。大きな理由が2つあります。
1つ目は、最強配送ラベルをもらえる基準が厳しいことです。特に土日も配送できる体制を整える必要があり、多くの店舗が「すぐには難しい」と考えているようです。人を増やしたり配送の仕組みを変えたりするには時間がかかるため、多くの店舗は少しずつ準備を進めています。
2つ目は、顧客がこの制度をまだよく知らないことです。楽天も様子を見ながら、ゆっくりと広めているように見えます。
次に、あす楽との違いが分かりにくい問題です。「あす楽」は「早く届く」だけのサービスですが、最強配送は「配送サービス全体の質が良い」ということを示すラベルです。
しかし、この違いが顧客にはよく分かっていません。特に「最強配送なら日時を指定しなくても翌日に届く」と勘違いしている人が多いようです。
最後に、検索のしづらさという問題です。今は「最強配送の商品だけを探す」ということができません。他のショッピングサイトを見ると、ヤフーショッピングでは優良な配送の店が上に表示されますし、Amazonではプライム商品だけを探せます。
最強配送ラベルが検索順位に大きく影響するのはこれからかもしれませんが、楽天は「このラベルは商品の表示順位を決める要素の1つになる」と説明しています。
まだ対応していない店舗は、早めに準備を始めることをお勧めします。
最強配送の商品だけを探せるようになれば、ラベルを持っている商品はより見つけやすくなるでしょう。
今はまだ課題もありますが、この制度は楽天市場で今後重要になっていく可能性が高いため、その変化には注目が必要です。
このラベルを獲得する最大の意義は、配送品質の高さを客観的に証明し、楽天市場内での商品の競争力を高めるという点にあります。導入によって、主に以下のような効果が期待できます。
まず、検索順位の向上に貢献します。
最強配送ラベルは、楽天市場の検索アルゴリズムにおいて、検索順位に影響する要素の一つとされています。
ラベルが付与された商品は、ラベルがない商品と比較して、検索結果の上位に表示されやすくなります。
これにより、商品へのアクセス数が増加し、結果的に売上向上に直結する可能性があります。
他の店舗との競争においても、有利な位置を確保するために、このラベルの獲得が非常に重要です。
次に、ユーザー体験の向上とCTR(クリック率)の改善が期待できます。
最強配送ラベルが表示された商品は、ユーザーに対してその店舗が信頼性の高い配送を提供しているとの印象を与えます。
また、商品ページにおいて明確なお届け可能日が表示されるため、ユーザーは買い物をする際の計画を立てやすくなります。
これらの要素の相乗効果で、ユーザーの購入意欲を刺激し、サイト全体のCTRの向上に寄与する可能性があります。
逆に言えば、最強配送ラベルに対応していない商品は、間接的に競合商品にアクセスが集まることで、CTRが低下し売上が減少する恐れがあります。
このように、最強配送ラベルは、楽天市場での成功を左右する重要な要素と言えるでしょう。
最強配送ラベルの導入は、楽天市場を利用する顧客にとって、さまざまなメリットがあります。
具体的には、オンラインでのショッピング体験が大幅に向上することが期待されます。
まず、商品の配送速度がわかりやすく表示されるため、ユーザーは「今から注文したら、いつ商品が届くか」を簡単に判断できます。
これにより、急ぎで必要な商品を探している際に、最短で届けてくれる店舗を素早く見つけられます。結果として、買い物の計画が立てやすくなり、ストレスフリーでショッピングを楽しめるようになります。
また、配送オプションが明示されることで、商品を購入する際の決め手として配送速度を重視するユーザーが増えるかもしれません。特に、緊急性が高い商品やギフトなど、早急に必要とされるアイテムを扱う店舗にとって有利に働きます。
このように、最強配送ラベルは、顧客の選択基準に影響することが予想されます。地理的な近さ・サービスの速度も販売競争の要素に加わることを覚えておきましょう。
最強配送ラベルを取得するには3つの条件があります。
上記3つの条件を満たさないと「最強配送ラベル」を取得できませんので、一つずつ詳しく見ていきましょう。
最強配送ラベル取得条件の1つ目として、楽天SKUへの対応が必要となります。
SKUコードとは、商品ごとではなく、異なるサイズや色などのバリエーション一つ一つに対して発行される在庫管理コードです。
SKU単位で管理することで、同一商品のバリエーションを1つのページに集約できます。これにより、ユーザーはページを移動せずに色やサイズを比較・選択できるため、スムーズな購入を後押しする効果があります。
関連記事:【最新版】楽天市場のSKUプロジェクトとは?徹底解説
最強配送ラベル取得条件の2つ目として、お届け日表示機能へ対応することです。
お届け日表示機能に対応することにより、ユーザーは最短指定可能日を検索できるので、大変便利なサービスとなります。
そのためにはひとつのSKUに対して発送元の住所と出荷リードタイムの登録が必要です。
お届け日表示機能を導入することで、再配達の負担を減らす取り組みにもつながり、ユーザーと配達員双方にとってロスのない荷物の配達を可能にします。
最強配送ラベル取得条件の3つ目は、店舗と商品の基準をクリアすることです。
店舗基準と商品基準は以下の通りとなります。
【店舗基準】
ただし、予約販売のように発売日が先の商品であったり、名前刻印やオーダーメイドなどの場合は特例として審査が免除されます。
【商品基準】
*年末年始ならびに月1回は休業設定可
*土日祝日は最短注文締切時間を午前9時に設定可
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ここまで最強配送ラベルの仕組みについて見てきました。
では実際に最強配送ラベルが付与されることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットは以下の3つが挙げられます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
最強配送ラベルの有無は、検索順位の上位に入るか否かの一要素になる可能性が高いと言われています。
ユーザーにとっては検索上位の商品は一番に目につきますし、最強配送ラベルが付いていることによって店舗に対して安心感や信頼感へとつながります。
最強配送ラベルの有無は売上につながりますので、ぜひラベルの取得を目指したいところです。
検索結果に同じ商品が並んだ時、最強配送ラベルがついた商品はユーザーの目を引きます。
このラベルは、楽天の厳しい基準をクリアした「高品質な配送の証」として機能するため、初めてショップを訪れるユーザーに対しても安心感を与えます。結果として、ラベルのない商品と比較して最終候補に残りやすくなり、成約率の向上が期待できます。
最強配送ラベルがつくということは、競合との差別化を図るには非常に効果的であり、自社の商品を選んでもらうための有効な戦略といえるでしょう。
最強配送ラベルを取得するには、楽天が定める厳しい条件をクリアする必要があります。
たとえば、「納期遵守率96%以上」や「6日以内のお届け件数80%以上」といった高い水準を維持していることは、ユーザーにとって「いつでも予定通りに荷物が届く」という大きな安心感につながります。
ユーザーが制度の詳細をすべて把握しているわけではありませんが、ラベルが掲示されているだけで店舗への信頼感は格段に高まり、安心して購入できるようになります。
店舗への信頼度が増すことで店舗への評価が高くなり、結果として着実に新規顧客獲得へとつながるでしょう。
関連記事:楽天市場での成功ノウハウ9つ!ここでしか見られない成功事例も掲載

最強配送ラベルは売上向上に直結する強力な武器ですが、獲得にあたっては運用面での負担やコストを正しく把握しておく必要があります。特に以下の2点は、事前に検討すべき重要なポイントです。
1. SKUプロジェクトへの対応と設定工数
最強配送ラベルを表示させるためには、SKU単位での商品管理への移行が必須となります。これまで旧形式で運用していた店舗にとっては、商品データの移行や納期情報の再設定など、初期段階でまとまった作業工数が発生します。
2. 配送体制の構築と管理コストの増加
365日出荷や迅速な配送を実現するには、従来のオペレーションを抜本的に見直す必要があります。
このように、新オペレーションの構築にはシステム構築面・人件費面での投資が伴います。
しかし、今後の楽天市場においてユーザーの支持を得るためには、最強配送ラベルへの対応は欠かせません。「管理コスト」と「将来的な売上アップ」のバランスを考慮し、柔軟に体制を整えていくことが求められます。
楽天市場はもともと、あす楽というサービスを提供していましたが、最強配送の提供に伴いあす楽のサービスが廃止となりました。
「最強配送」も「あす楽」も、どちらも便利な配送オプションですが、それぞれに特徴や利用条件の違いがあります。
ここからは、両者の特徴や利便性を比較し、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく説明します。
「最強配送」のサービスの大きな特徴は、ユーザーが翌日以降の受け取り日時を自由に指定できる点です。
これにより、利用者は自分のスケジュールに合わせて商品の受け取りを調整でき、柔軟で便利な配送体験が得られます。
たとえば、日中は不在がちで、特定の日にしか受け取れない場合でも、簡単にその日に合わせて配送を指定できます。
また、この「最強配送」ラベルがつくことで、店舗は、信頼性が高く、しっかりした配送サービスを提供していることをユーザーに伝えられます。
ラベルを取得した店舗は、検索結果で上位に表示される可能性が高くなり、クリック率(CTR)の向上が期待できます。
これは、配送品質を重視する商品カテゴリー、たとえばギフトや生鮮食品などにおいて、特に大きな効果を発揮します。
さらに、このサービスは、配送品質向上を目的としているため、一定の基準をクリアした店舗のみがサービスを提供できるという点も特徴です。
「あす楽」は、2024年6月まで提供されていた即日配送サービスで、購入者が注文した翌日に商品が自動的に届くというシンプルなサービスでした。
このサービスの魅力は、ユーザーが配送日を指定する手間が掛からないため、最短で商品を受け取りたい場合に非常に便利な点です。
特に、急なギフト需要や、急に必要になった日用品など、素早く商品を手に入れたい場合に重宝されていました。
ただし、あす楽には対応エリアや利用条件があり、すべての商品が対応しているわけではありませんでした。
また、配送業者の都合により翌日に配送できないこともあり、100%確実に翌日に届くわけではない点がデメリットでした。
最強配送とあす楽は、それぞれ異なる特徴を持っており、どちらがメリットが多いかは扱う商品やターゲットとなる顧客層に左右されます。
最強配送は、ユーザーが自分の都合に合わせて配送日時を自由に選べるため、特に受け取りの柔軟性が求められる商品に適しています。
たとえば、日中は不在がちな多い人や、商品を受け取るタイミングを自分で決めたいという人にとって、このサービスは大きなメリットがあります。
一方、あす楽は、スピード重視のユーザーに向けたサービスで、主に特に商品をすぐに手元に届けたいという需要に応えるものでした。
例えば、急ぎのギフトや消耗品など、注文してすぐに使いたい商品には最適でした。
しかし、あす楽にはエリア制限があったため、すべてのユーザーがこの恩恵を受けられるわけではなく、対応エリア外のユーザーにとってはメリットのない利用しづらいサービスでもありました。
それに比べると最強配送は、柔軟な配送日時の指定ができるという点で、より多くの消費者に対応できるサービスです。
一方、あす楽の強みは「とにかく早く届く」という即時性にありましたが、現在は終了しています。
「楽天最強翌日配送ラベル」を商品ページに表示させるためには、システムでの事前準備と、楽天の基準に適合する配送フローの構築が欠かせません。
以下に、具体的な導入までの進め方をまとめました。
認定を受けるためには、まず、楽天市場の管理画面(RMS)にて、配送スケジュールに関連する以下の項目を設定します。
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| 休業日(旧:カレンダー)の管理 | 発送業務を行わない日を登録し、ユーザーへ提示 |
| 当日発送の締め切り時刻 | 当日中に出荷できる最終注文時刻を明示 |
| 最短到着予定日の公開 | 購入前に「いつ届くか」を自動表示する機能をONにする |
上の設定は、楽天市場のシステムが「この商品は確実に翌日配送が可能か」を自動判定するための重要なデータとなります。正確な情報を入力することが、ラベル取得への最短ルートです。
認定を得るには、システム上の設定だけでなく、出荷に関わる一連のフローを最適化しておく必要があります。
特に在庫状況の把握や受注処理をスムーズに連携させ、作業ミスを起こさない工夫が求められます。
具体的には、一元管理システムの導入による業務のデジタル化が有効です。これにより、受注から発送までのリードタイムを最短に抑えられます。
また、「楽天スーパーロジスティクス(RSL)」などの外部配送サービスを活用するのも有効な手段です。自動出荷の仕組みを取り入れることで、人的なミスや遅延を防ぎ、確実に「翌日お届け」を実現できるでしょう。
「楽天最強翌日配送ラベル」を取得し、維持していくには、各種公式プラットフォームを最大限に活用し、盤石な体制を整えることが重要です。
店舗運営の司令塔となる「楽天RMS」は、出店者になくてはならない管理システムです。
商品情報の更新や在庫の同期、受注から配送完了までのステータス管理に加え、データ分析や販促設定まで多岐にわたる機能を備えています。最強配送の条件となる納期情報の正確な登録も、このシステムがフォローします。運営効率を高めたうえで、顧客満足度の向上を目指します。
「RSL」は、楽天が運営する発送代行サービスで、物流の質を担保する強力な仕組みです。
商品の保管から出荷作業までを楽天が一手に引き受けるため、店舗側は物流業務の負担から解放されます。自動出荷の仕組みにより、迅速かつ正確な配送が約束されるため、ラベルの維持に必要な高い配送水準をクリアし続けることが可能になります。
これら公式ツールを戦略的に連携させることで、少人数でも質の高い配送体制を構築でき、店舗側は売上の最大化に集中できるのです。
自社内での努力に加え、物流を担う外部企業と足並みを揃えることが「楽天最強翌日配送ラベル」を安定的に運用する鍵となります。
迅速かつ確実な出荷を実現するには、パートナー選びが重要です。単に委託するだけでなく、API等を利用して自社の受注システムと業者の配送ソフトを同期させ、情報をリアルタイムで共有できる体制を整えましょう。これにより、発送のタイムラグを最小限に抑えられます。
また、一社に依存しすぎると、災害時などの不測の事態に物流が止まるリスクがあります。複数のルートを確保し、リスク分散を図ることで、どのような状況下でも納期を守る体制を維持できます。事前に緊急時のマニュアルや代替ルートを協議しておくことも、信頼獲得には不可欠です。
円滑な連携を続けるためには、以下のポイントを意識した関係作りが求められます。
さらに、配送の遅延率や商品の毀損率などのデータを定期的にチェックしましょう。数値をベースに改善策を議論し、パートナーと共に配送の質を磨き上げることが、結果として顧客からの高い評価につながります。
楽天の規定基準をクリアし認定されると、いよいよ「楽天最強翌日配送ラベル」の運用が始まります。
認定を受けた後は、この実績を単なる表示に留めず、売上を最大化するための武器として活用しましょう。
店舗のトップページや特集ページで「最強配送認定ショップ」であることを大々的に告知し、初見のユーザーへ信頼性を訴求します。商品ページ内でも、納期情報の近くなど視認性の高い位置にラベルを配置し、検討中の顧客へ確かな安心感を与えてください。
また、SNSやリスティング広告、RMP(楽天マーケティングプラットフォーム)などの外部システムにおいても、「翌日配送」の強みを前面に押し出すことで、お急ぎ便を求める層を確実に集客できます。
さらに、サンクスメール等に認定実績を添えることで、リピート購入の促進にもつながります。
最強配送ラベルは、単なる信頼の証ではなく、成約率を飛躍的に高めるマーケティングツールとして機能します。
楽天市場の検索結果において、このラベルは強力な目印となり、数多の商品の中からユーザーの目を引く「一等地」を確保できるのです。露出機会の増加はアクセス数の向上に直結します。
さらに「早く届く」という確約が、購入を迷っている顧客への決定打となり、クリック率や購買転換率(CVR)の飛躍的な改善が期待できるのです。
楽天市場の最強配送ラベル獲得へ向けて、「配送品質向上制度」への対策は避けて通れません。
ただし、「配送品質向上制度」の基準は大変厳しいものです。
では具体的にどのような対策をするべきか、詳しく見ていきましょう。
配送品質向上制度の基準をクリアするための対策以下の通りです。
場合によってはこれまでの配送体制の見直しが必要となることもあります。
では具体的にどのように対策を取るべきか、一つずつ見ていきましょう。
対策1つ目は、土日対応の外部倉庫への委託です。
土日休みの企業の場合、最強配送ラベル取得の条件である365日発送には対応できません。
その場合、土日も発送してくれる外部倉庫に委託する必要があります。
外部倉庫は依頼できる範囲も選択でき、配送だけの依頼ができる倉庫もあれば、受注管理から在庫管理、配送業務まで一貫して依頼できる倉庫もあります。
もちろんコストは発生しますので、利益とのバランスを考えて外部倉庫への委託を検討するとよいでしょう。
対策2つ目は、楽天スーパーロジスティクス(RSL)の活用です。
楽天スーパーロジスティクスとは、楽天が運営する出店者向けの物流システムです。
荷受けから保管、在庫管理、梱包、出荷、配送手続きすべてを委託できます。
楽天スーパーロジスティクスに委託することによって、最強配送ラベルの条件である365日出荷を実現してくれます。
ただし、冷凍や冷蔵商品のお取り扱いは不可となっていますので、その点は注意しましょう。
関連記事:楽天のRSLとは?楽天スーパーロジスティクス?活用方法と料金を紹介
対策3つ目は、楽天市場と提携するBOSSの利用です。
BOSSとは楽天市場が提供している受注管理システムであり、楽天スーパーロジスティクスと連携させることで、自動出荷が実現します。
BOSSは、楽天スーパーロジスティクスを利用しなくても、自社の倉庫から出荷する場合や、楽天以外の外部倉庫からの出荷にも対応してくれます。
よって、最強配送ラベルの取得を目指すなら、BOSSの活用は有効です。
対策4つ目は、土日祝日対応の体制整備です。
自社で土日祝日対応するには、休日対応のための人員の確保が必要となります。
アルバイトだけでなく、社員の配置も必要な場合もありますので、人件費や社員の負担が増えることは避けられません。
季節限定などの特定の日に配送を要求される商品の多くは、最強配送ラベルの例外条件に該当します。
例えば、母の日やクリスマスなどの大きなイベントでは、商品の需要が急激に増加し、配送キャリアの能力が限界に達することがあります。このような状況では、商品を翌日に配送することが非常に難しくなります。
これらの商品は、予約期間中に受けた注文が「6日以内お届け件数比率」の基準を満たせない可能性が高いため、例外条件として設定しています。
具体的には、季節イベントの直前期間と予約期間を例外として認めており、この期間に受けた注文は「最強配送ラベル」の条件から除外されます。
この方針により、店舗は大量の注文を効率的に処理でき、ユーザーにとっても明確な期待管理が可能になります。
楽天市場の配送品質制度は、2024年も運用を続けながら調整が行われています。当初の厳格な基準だけでは対応が難しい現場の声を受けて、より現実的な制度へと改善が進められているのです。
特に大きな変更点は、商品の特性に応じた例外規定の導入です。すべての商品に同じ配送基準を求めるのではなく、商品の性質や特徴によって、合理的な例外を認めるようになりました。
以下に、最強配送ラベルの対象外の可能性がある商品を一部ご紹介します。
| 商品カテゴリ | 商品の具体例 | 例外対象となる理由 |
|---|---|---|
| 季節性などの特定の日に必要な商品 | バレンタインデー、ホワイトデー、母の日、父の日、敬老の日、ハロウィン、クリスマス、おせちなど | 特定の日に多くの配送が集中し、予定納期を設定できない場合があるため |
| 発売予定の新商品 | 新作DVD、春夏/秋冬の新作アパレル | 販売前に注文を受け、発売までにリードタイムが必要で短納期出荷が不可能なため |
| 配送日が変動する超大型商品 | 家具、大型家電 | 配送キャリアの配達ルート調整により配送リードタイムが確定せず、予定納期を設定できないため |
| 名入れ・オーダーメイド商品 | 名入れ・刻印商品、衣類オーダーメイド、印刷サービス | オーダー内容によって製作期間が変動し、ユーザーとのコミュニケーションにより納期が変わる可能性があるため |
| ふるさと納税返礼品 | すべてのふるさと納税返礼品 | ふるさと納税は商品代金ではなく寄付金であり、通常の購買とは異なるため |
| 納期が変動する商品 | 収穫や水揚げを伴う果実や魚、苗木、加工が必要な商品 | 天候や生育状況に依存するため、収穫や水揚げが不安定で、予めお届け日を設定できないため |
実際の店舗運営では、これらの変更点を把握することが重要です。制度が日々進化していることを踏まえ、楽天から発信される最新情報をこまめにチェックすることをお勧めします。
このように柔軟な対応を取ることで、より多くの出店者が参加しやすい制度として成長しているといえるでしょう。

「最強配送」運用時に、以下のようなトラブル事例が報告されています。
「楽天最強翌日配送ラベル」が表示されているにもかかわらず
●荷物が届かない
●到着が遅れる
出荷作業が正しく行われているのにトラブルが生じた際は、主に以下の原因が考えられます。
特に多いのが、配送日時の指定漏れです。
「指定なしが一番早い」と誤解しているユーザーも少なくありませんし、システム上、最短指定がないと翌日配送に振り分けられないケースがあります。
また、ギフト注文などで送り先が通常の登録住所と異なる際、その住所が翌日配送の対象外エリアであれば、ラベルの効果は適用されません。
こうしたトラブルの多くは、制度に対するユーザーの認識不足が原因です。
店舗側の過失でない場合は、最強配送のルールを説明した公式ガイドへのリンクを添えるなど、丁寧かつスムーズな情報提供を心がけ、ユーザー側に理解を求める対応が重要です。
楽天市場の最強配送ラベルについて解説してきました。
最強配送ラベルを取得することで、さまざまなメリットがあると共に、デメリットもあります。
しかし、デメリット面をクリアすることで、新規顧客の増加や、売上アップが見込めます。
今後の売上向上のために、最強配送ラベルの取得を目指しましょう!
楽天市場で最強配送ラベルを取得するにはさまざまな対策が必要です。
取得するための基準の一つに、出荷件数が月に100件以上という条件があります。
しかし、最強配送ラベルを取得したくても、売上が伸び悩んでいる場合は、取得は困難となります。よって、まずは売上を伸ばすことが必須です。
しかし、どのようにして売上を伸ばせばよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
その場合、売上を伸ばすにはプロのコンサルティング会社に依頼することが最善の道と言えるでしょう。
数あるコンサルティング会社の中でも特におすすめなのが、「ピュアフラット」です。
「ピュアフラット」には楽天市場に対するプロフェッショナルが在籍しており、売上アップを実現します。
売上アップに必要なことは正しいノウハウです。
この正しいノウハウを知っていれば、売上を伸ばすことは決して難しいことではありません。
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無料相談内でも、有益な情報を得られ、売上アップへの道を見出してくれます。
いまなら店舗無料診断も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
楽天の最強配送はいつから始まりますか?
2024年7月1日から正式にスタートしますが、2023年4月からSKUへの対応が始まっており、2023年6月からはお届け可能日の表示に関する対応を進められています。
最強配送ラベルのメリットは?
楽天最強配送ラベルを取得することで、検索順位の向上や競合との差別化、ショップの信頼度向上などが見込めます。
執筆者
柴田 達郎
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。
編集者
井家大慈
2022年に食品メーカーへ入社し、1年で店舗運営責任者に昇格。EC事業部では販促施策、フルフィルメント改善、商品開発、広告運用、新規店舗出店など幅広く担当し、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10など複数のモールでの運営を経験。3年間で月商を15倍に成長させ、Qoo10では食品ながら他モールと同等の売り上げ規模を達成。EC業界の可能性を感じ、株式会社ピュアフラットへ入社。現在は食品、ヘアケア、家電、インテリア、生活雑貨など多様なジャンルのクライアントを支援し、売上拡大や課題解決に取り組んでいる。
監修者
高杉 史郎
PR会社にて大手企業の売上促進プロジェクトを多数担当し、事業部責任者として新規開拓とマーケティングに従事。
「本当にいいものをキチンと届けられる世の中を作りたい」という考えに共感し、ピュアフラットに入社。
企業のEC売上を飛躍的に伸ばし、MVPを受賞。EC未経験のクライアントに対しても 寄り添ったうえで成功に導けるサポートを心がけております。