楽天市場への出店方法完全ガイド|費用や審査基準も解説
2025.02.28
更新日: 2026.1.18
ネットショップを始める際、どのショップに出店するかはとても重要なことです。
楽天市場とAmazonは、日本国内で最も人気のあるECモールですが、どちらが自社のビジネスに最適なのか悩む方も多いでしょう。
この記事では、楽天市場とAmazonのメリットとデメリットを徹底的に比較し、あなたに最適なプラットフォームを見つけるお手伝いいたします。
目次

ネットショップを始める際、「まずどのモールに出店するか」は最初の重要な分岐点です。
ここでは、出店者目線で押さえておきたい楽天市場とAmazonの基本的な特徴を整理します。
楽天市場は、1997年にスタートした日本最大級のECモールです。
出店者はそれぞれ「自社のショップ」を持ち、店舗名・ロゴ・デザイン・メルマガなどを自由に設計できます。
一方で、ページ制作やバナー作成など「店舗運営の工数」が発生するため、
長期的なブランド育成や、独自の世界観を打ち出したい事業者と相性の良いモールです。
▶︎楽天市場の出店方法について詳しくはこちら
Amazonは、2000年に日本市場へ参入したグローバルECプラットフォームです。
ユーザーはカテゴリを問わずあらゆる商品を検索でき、シンプルな画面から素早く購入できます。
出店者側から見ると、「初期構築の手間が比較的少なく、スピード重視で販売をスタートしやすいモール」という位置づけになります。
▶︎Amazonの出品方法について詳しくはこちら
ネットショップ運営において、楽天市場とAmazonのどちらを選ぶべきかは、出店方式・商品ページの自由度・サポート体制・費用構造など複数の観点から判断する必要があります。出店者にとって押さえるべきポイントを整理しながら、両モールの特徴をわかりやすく比較します。
楽天市場は「出店型」で、自分の店舗を構えてブランドを育てる運営スタイルです。ページデザインの自由度が高く、店舗の世界観を表現しやすい一方で、制作や運用の工数が必要になります。
対してAmazonは「出品型」が中心で、商品単位で登録する仕組みのため、初期構築が簡単でスピード出品しやすいモデルです。ただしブランド訴求の自由度は低く、同一商品ページに競合が並ぶケースもあります。
楽天市場はHTML編集が可能で、画像・説明・レイアウトを自由に組み立てられます。そのため訴求力の高い商品ページをつくれる反面、専門スキルが求められる場合があります。
Amazonはテンプレート形式のページ構成となっており、ユーザーにとっては見やすく統一されていますが、ブランド表現の自由度は限定的です。
楽天市場では楽天ポイントが大きな集客源となり、ポイント倍率アップ施策を通じてリピーター獲得がしやすくなっています。
Amazonにもポイント制度はありますが、ユーザーは配送スピードや価格を重視する傾向が強く、楽天市場ほど「ポイントが購買要因」にならない場合が多いです。
楽天市場は専任ECコンサルタント(ECC)が担当として付き、売上改善・運営アドバイスなど二人三脚のサポートが受けられます。
Amazonは自動化されたサポートが中心で、出店者自身が改善策を主体的に立てる必要があり、運営の自由度は高い反面サポートは最小限です。
楽天市場は「月額固定費+販売手数料」のため、一定の費用負担が発生します。ブランド育成や幅広い商品展開を目指す店舗に向いています。
Amazonは販売手数料中心で、小規模出品者向けに月額費用のないプランもあり、初期投資を抑えたい場合に適した構造です。
楽天市場では頻繁にキャンペーンやセールが行われ、特にポイント還元キャンペーンが消費者に人気です。Amazonもプライムデーやブラックフライデーなどの大規模セールを開催し、グローバル規模で多くの消費者を引きつけます。
これにより、出店者は多くの販売機会を得ることができますが、競争も激化します。
このように楽天市場は「ブランド構築向きの出店モデル」、Amazonは「効率重視の出品モデル」という明確な違いがあります。出店者の目的によって、選ぶべきプラットフォームは大きく変わります。
▶︎楽天スーパーセールについて詳しくはこちら
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ここでは、下記の3つをそれぞれ解説します。
Amazonと楽天市場では、ユーザーが「買いやすい」と感じるポイントに明確な差があります。
Amazonは、検索から購入完了までが圧倒的にシンプルで直感的です。
商品情報の構成が統一されているため、どのページでも迷わず購入できます。
また、プライム会員の「当日配送・翌日配送」の利便性は、リピート率を高める大きな要素です。
一方、楽天市場は店舗ごとにページデザインが異なるため、情報量が多く、慣れないユーザーは迷いやすい場合があります。
その代わり、検索フィルターやカテゴリ機能が豊富で、細かな条件で商品を絞り込める点は強みです。
Amazonと楽天市場では「ポイントが貯まる仕組み」が大きく異なります。
Amazonは、商品ごとのポイント付与が限定的で、キャンペーン期間中のみポイント還元率が上がるケースが多い傾向にあります。
プライム会員や特定の決済手段で還元率が上がるものの、日常的に“常にポイントが貯まる”仕組みではありません。
一方、楽天市場は購入ごとにポイントが必ず付与されるのが最大の特徴です。
さらに、SPU(スーパーポイントアッププログラム)によって、楽天のサービスを併用すればポイント倍率が大幅に上がる仕組みがあります。
「日常的に確実にポイントを貯めたいユーザー」には楽天市場が向いている構造です。
Amazonはカスタマーサポートが非常に強力で、返品対応や交換対応が迅速です。
システム化された返品フローのおかげで、ユーザーがストレスなく問題を解決できます。
楽天市場は、各ショップが個別に対応を行うため、店舗によって品質に差が出る点に注意が必要です。
そのため、レビューやショップ評価を見て購入するユーザーが多く、店舗側には丁寧な顧客対応が求められます。

ここでは、楽天市場と比較したときのAmazonの強みと、出店時に注意すべきポイントを整理します。
Amazonは「効率性・スピード・物流」を強みに持つ一方で、競争の激しさやルール変更リスクも存在します。
Amazonの最大の強みはFBA(Fulfillment by Amazon)による圧倒的な物流力です。
FBAを利用することで、以下の運営業務をAmazonに委託できます。
これにより、出店者は商品開発や販売戦略に集中でき、少人数運営でもスケールしやすい仕組みとなっています。
さらにAmazonは世界中に展開しているため、国内市場だけでなく海外販売(Amazon Global Selling)への展開が容易です。
越境ECを視野に入れる事業者にとっては非常に大きなメリットといえます。
また、Amazonは購入者からの信頼性が高く、レビュー制度やカスタマー対応品質も安定しています。
初めてのEC購入でも安心感を与えやすく、転換率の高さにつながります。
Amazonはメリットが大きい反面、出店者にとってのリスクも存在します。

楽天市場は、Amazonと異なり「店舗を構築して運営する」という出店モデルを採用しています。
そのため、ブランドの世界観を作り込みたい事業者にとっては大きなメリットがあり、一方で運用コストやスキルが求められるという特徴もあります。
楽天市場の最大の強みは「ブランド構築力」にあります。
楽天市場はAmazonと異なり、ショップ単位でページデザインを自由に作り込めるため、以下のような表現が可能です。
さらに、楽天独自のポイントプログラム(SPU)や頻繁なキャンペーンにより、リピーターが増えやすい仕組みが整っていることも強みです。
特にSPUは、楽天カード・楽天モバイル・楽天銀行などを利用するほどポイント倍率が上がり、ユーザーの「楽天経済圏」へのロイヤリティ上昇につながります。
また、楽天市場ではメールマガジンを使った顧客アプローチが可能で、定期的に顧客へ情報発信できる点も大きなメリットです。
ユーザーとの接点を育てたい店舗にとっては非常に有利なプラットフォームといえます。
楽天市場にはメリットが大きい一方で、以下のような注意点もあります。

ECモールの選択は、事業者の目的・ブランド戦略・扱う商品の特性によって大きく変わります。
Amazonと楽天市場は「どちらが優れているか」ではなく、何を優先するかによって最適解が異なるプラットフォームです。
まずは、それぞれの特徴を踏まえて、どんな店舗がどちらに向いているのか明確に整理します。
Amazonは、とにかく効率・スピードを求める出店者に向いています。
Amazonが選ばれる理由
特に、在庫管理や発送業務をAmazonに任せるFBAは、EC経験の浅い企業でも運用しやすく、「とりあえず売ってみたい」「早く成果を出したい」という企業と非常に相性が良いプラットフォームです。
注意点として、価格競争が起きやすく、差別化しづらい環境である点は理解しておきましょう。
楽天市場は、店舗ごとの世界観づくりが可能で、ブランド価値を高めたい事業者に向いています。
楽天市場が向いている理由
Amazonが「買う場所」だとすると、楽天市場は「店にファンがつく場所」です。
特に、以下のような商品は楽天市場との相性が良い傾向があります。
一方で、デザインやマーケティングのスキルが必要なため、運営負担がAmazonより大きくなることは押さえておく必要があります。
最終判断は、下記3つを基準に決めるのが最も失敗しません。
この3つの答えがAmazon寄りならAmazon、世界観やリピート育成寄りなら楽天市場を選ぶと相性よく運用できます。
Amazonと楽天市場は、ともに日本を代表するECモールですが、その提供価値や強みは大きく異なります。どちらが優れているかではなく、自社のビジネスモデルや運営スタイルに合うかどうかが、出店判断の最も重要なポイントです。
楽天市場は、ショップごとに世界観を作り込める点が最大の特徴です。ページデザインの自由度が高く、ブランドのストーリーや商品の価値を丁寧に伝えられるため、ファンづくりやリピート育成を重視する事業者とは非常に相性が良いモールです。ポイント還元施策によるリピート促進や、メルマガによる顧客コミュニケーションができる点も強みとなります。
一方のAmazonは、圧倒的なユーザー規模と物流力を活かして、スピードと効率を優先したい事業者に向いています。特にFBAを利用することで、在庫管理から配送までを自動化でき、運営負荷を抑えながら販売を拡大できる点は大きなメリットです。価格競争が起きやすい環境ではありますが、迅速な配送とシンプルな購入導線により、初動から売れやすいという特徴があります。
本記事で比較した主なポイントを整理すると、以下のとおりです。
これらの違いを理解し、
を明確にしたうえでプラットフォームを選ぶことが、EC運営を成功させる第一歩です。
どちらか一方に絞るのではなく、戦略次第では両モールを補完的に使う選択肢もあります。
自社の強み・商品特性・運用体制を整理し、最も成果の出やすい環境を選びましょう。
関連記事:【2025年】楽天SEOとは?元楽天コンサルタントが施策13選を徹底解説
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楽天市場やAmazonへの出店を考えている方には、ピュアフラットが全面的にサポートします。
出店準備から運営サポートまで、経験豊富なプロフェッショナルが具体的な戦略を提案し、ビジネスの成功をサポートします。
楽天市場での商品ページ最適化やポイントキャンペーンの活用、AmazonでのFBA利用方法や広告戦略のアドバイスまで、各プラットフォームの特性を活かした運用が可能です。また、無料の店舗診断も提供しており、出店を検討中の方には特におすすめです。
ピュアフラットで、効率的かつ効果的にECビジネスを展開しましょう。
楽天市場とAmazonの初期費用は?
楽天市場の場合、初期登録費用6万円+月額費用がかかりますが、Amazonの場合は初期登録費用は無料で、月額費用のみの支払いで始めることができます。
日本の三大ネット通販は?
楽天市場・Amazonに続いて、Yahoo!ショッピングが日本で代表的なECモールです。
執筆者
柴田 達郎
EC業界歴15年。大手アパレル会社に入社後ECサイトをゼロから立ち上げを行い10億規模までスケール。
その後、大手美容家電メーカーに入社し、主にマッサージガンなど美容家電のECサイト運営責任者を担当。
多様なモールでの販売戦略、データ分析を通じた売上拡大、広告運用やCRMにおいても成果を上げ、売上数十億円達成。
編集者
井家大慈
2022年に食品メーカーへ入社し、1年で店舗運営責任者に昇格。EC事業部では販促施策、フルフィルメント改善、商品開発、広告運用、新規店舗出店など幅広く担当し、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10など複数のモールでの運営を経験。3年間で月商を15倍に成長させ、Qoo10では食品ながら他モールと同等の売り上げ規模を達成。EC業界の可能性を感じ、株式会社ピュアフラットへ入社。現在は食品、ヘアケア、家電、インテリア、生活雑貨など多様なジャンルのクライアントを支援し、売上拡大や課題解決に取り組んでいる。
監修者
高杉 史郎
PR会社にて大手企業の売上促進プロジェクトを多数担当し、事業部責任者として新規開拓とマーケティングに従事。
「本当にいいものをキチンと届けられる世の中を作りたい」という考えに共感し、ピュアフラットに入社。
企業のEC売上を飛躍的に伸ばし、MVPを受賞。EC未経験のクライアントに対しても 寄り添ったうえで成功に導けるサポートを心がけております。